石井裕之氏の著作
『
「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー』
の第3章「あなたの中にいる“たくさんのあなた”に心を配る。」についての考察。
潜在意識には いろいろな役割を担った部門が沢山ある。
これらが集まって、一人の人間の潜在意識と司っている。
ところが場合によっては、それらの部門の間で矛盾が起こることがある。
例えば、現状を打破して会社務めを辞めて起業しようと考える部門と、
経済的安定を目指す部門が、潜在意識の中で葛藤を起こし始め、
それが自己矛盾となることがある。
通常はこのような自己矛盾が潜在意識の中でいくつも起きて、
それらがバランスしたところが、今現在の「自分」となっている。
潜在意識の特徴のひとつとして「全体性」というのがある。
「潜在意識の世界では、何かひとつだけが飛び抜けて成長するということはありえない」
そうだ。つまり、
「成長するときには、全体がそろって仲良く成長する」
ということになる。
潜在意識とは部分的に成長させることは不可能で、
潜在意識の能力全体を底上げしなければならない、ということである。
しかし、潜在意識がもつ全ての部門について成長を促すというのは、
時間的にも実現不可能と感じられる。
それについては
この『
「心のブレーキ」の外し方』p62には
意識の世界では、
どれだけ時間をかけ、どれだけお金をかけ、
どれだけ上手にやったかが結果を左右するのだと考えるのが常識でしょう。
しかし、潜在意識の世界では、ただ
「どれだけ真剣に心を向けたか」が全てなのです。
中略
潜在意識の世界では、「真剣に心を向ける」ということ以上に確かな「実体」はないのです。
と書いてある。
この章の最後の節「私たちはつながっている!」では、
ユングの「集合的無意識」について書かれている。
これについては、p67 に、
「物質的な身体を超えて、私達はつながっている」
中略
潜在意識の「全体性」の原則は、あなた個人の内面だけでなく、
人間全体をも貫いているということです。
中略
だからこそ、
「周りの人たちがハッピーになれなければ、あなた自身のハッピーになれない」のです。
とある。
このように、第3章「あなたの中にいる“たくさんのあなた”に心を配る。」では
潜在意識ならびに人間個々としての「全体性」の原則、
について解説してあった。
結論として、
「常に人生全般に心を配る。常に回りの人に心を配る」と
いうことが重要なようだ。
【参考リンク】
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石井裕之
22:07
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石井裕之氏の著作
『
「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー』
の第2章「なぜ、感情やヤル気は長続きしないのか?」についての考察。
モチベーションを持ち続けられる人とそうでない人とではどこが違っているのか?
石井氏によると、モチベーションを持ち続けられない人は
ある勘違いをしているそうだ。
それは、
「感情というものは、放っておいても持続するものだ」
という勘違い。
しかし、人間とは忘れやすい動物である。
だから、
「感情というものは、放っておいたら消えるものである」
ということをしっかりと認識すること。
では、消えてゆく感情(モチベーション)をどうやったら定着させることができるのか?
その唯一の方法は「その感情を行動に変えること」だそうだ。
その理由は、
感情が受動的なもの、つまり、
感情とは何かによって感じさせられているに過ぎないので
その何かが無くなってしまうと、その感情も消えてなくなってしまう。
一方、
行動を起こすと言うことは能動的な体験、つまり、
自分の意志による行動なので、そのことを自分自身に定着させることが可能となる。
この意見には賛成だ。
例えば、私の場合、こうやって、読んだ本について
ブログを書くという能動的な体験を通して
その本の内容を自分自身に定着させることができると思っている。
結論としては、
外部から受けた感情やモチベーションを持続したい場合は、
それが消えてなくなってしまう前に、
自分の意志でそれらを 何らかの行動・アクションに置き換えるべき、
ということのようである。
【参考リンク】
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石井裕之
22:00
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昨日のブログで紹介した、
『
「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー』
の内容について考えてみる。
7つある章(セラピー)の第1章は
「スタートは、できるだけ丁寧にゆっくりとやる。」
となっているが、その部分について。
この本のタイトルにもある、「心のブレーキ」とは、
例えば、 目標を立てて それに向かって頑張ってゆこうと思ってはいるのに、
どうしてもヤル気が出なかったり、最初の一歩が踏み込めなかったり。
あるいは、どうにか始めてはみたものの 三日坊主になってしまったり。
と言うようなことを指している。
考えてみれば、こういう経験は誰にでもあると思う。
その原因が「潜在意識の現状維持メカニズム」にあるのだそうだ。
現状維持メカニズムとは、
急激な環境の変化から自分を守るために
現状を維持しようとする働き。
例えば、健康な人間が
暑ければ汗をかいたり、寒ければ毛穴を閉じたりしながら
無意識のうちに体温を一定に保つように調整しているような働きを指す。
同様に、今までしていなかった何か新しい行動を起こそうとすると、
潜在意識が現状を維持しようとして、
どうにか その新しい行動を阻止しようと 自動的に働き出してしまう。
そのため、新しいことはなかなか始められないし、
始めることができてもすぐに続かなくなってしまう。
では、どうしたらこの潜在意識の問題を解決できるのだろうか?
それは、「潜在意識を新しい自分に徐々に慣らしていけばよい」
ということだそうだ。
しかし、新しい行動を起こすと潜在意識はそれを阻止しよう働き出す。
これに打ち勝つためには、
「最初の一歩にこそ、一番大きなエネルギーが必要」
と言うことを認識すること。
こう書くと 何でも始めから沢山やってしまえばよいように聞こえるが、
実はその逆で、始めるに当たってのエネルギーは必要だが
物事の「スタートは、できるだけ丁寧にゆっくりとやる」ことが重要だ。
これはちょうどこの章のタイトルにもなっているフレーズである。
物事を始めようとして、いきなりトップギヤで発進してしまうとエンストを起こしてしまう。
例えば、筋力トレーニングを始めたとすると、
初日からやりすぎてしまうと、潜在意識だけでなく、
体自身が筋肉痛という形でブレーキをかけてきて続かなくなる。
また、ダイエットをするとリバウンドが来るのも 典型的な例の一つだ。
そのため、最初の成果は本当に目に見えないくらいに僅かなほうがよい。
禁煙をする場合でも、急に全く吸わなくするのではなく、
徐々に本数を減らして行く方が現実的だ。
このように、
最初の小さな一歩の中に目標実現の種がある、と考えて
スタートは たっぷり時間をかけて丁寧に始めることが重要だそうだ。
【参考リンク】
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22:06
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この『
「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー』は
パーソナルモチベーター、セラピスト、催眠療法家である石井裕之氏による著書。
フォレスト出版 お得意の 目立つピンク色の表紙をしている。
この本は一言でいうと 「潜在意識の現状維持メカニズム」 についての本。
石井氏によると、この「潜在意識の現状維持メカニズム」が「心のブレーキ」になっている、という。
そのブレーキをどうしたら外すことができるのか、がこの本の主題になっている。
著者である 石井裕之氏は
『
「コールドリーディングマスター講座」石井道場』
を開催したり、
『
ダイナマイトモチベーション 6ヶ月プログラム』
を
フォレスト出版 から提供している。
この
『
「心のブレーキ」の外し方』
にもCDが付属されているが、
内容は、『
ダイナマイトモチベーション 6ヶ月プログラム』の
1枚目のCDがそのまま収録されているようだ。
本の内容とも重なっている部分が多く、おそらく、この本は
『
ダイナマイトモチベーション 6ヶ月プログラム』への
導入目的で書かれたように感じた。
本の内容は 副題に「仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー」とあるように
7つの章からなっている。
- スタートは、できるだけ丁寧にゆっくりとやる。
- なぜ、感情やヤル気は長続きしないのか?
- あなたの中にいる“たくさんのあなた”に心を配る。
- 迷ったときに役立つ“たったひとつの言葉”
- 過去も未来も変える力
- 実績や経験に頼らない。
- フェイク・イット!
読みやすく書かれているので、私はすでに二回読んだが、
これからも繰り返し読みたい本だ。
【参考リンク】
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石井裕之
22:52
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以前のブログ
「
purl.org とは」
で、purl.org は ウェブ・アドレスのリダイレクト・サービスをやっていることをレポートした。
そのリダイレクト・サービスを実際に体験したので、
今日は そのレポート。
まず、
「
Creating Your First PURL」
ページの説明によると、
先にuser登録をし、その後、リダイレクト・アドレスの登録が行う 流れだ。
user登録には
「
User Registration Form」
へ行き、そこで、必要事項を記入する。
ここで最低限 必要な 入力項目は
E-mail Address, ID, Password, Password Hint
となっている。
次に、
「
PURL Creation Form」
ページに行く。
ID欄 と Password欄 を
上記、User Registration Form で登録した ID と Password とで埋める。
そして、
「PURL」欄に 先頭に「/NET/」をつけて、好きなアドレスを作成する。
例えば、「/NET/yotsumoto」のようにする。
最後の「URL」の欄に、自分のウェブページのアドレス等、
飛び先となる アドレスを記入してから 「Create PURL」ボタンをクリックする。
このように purl.org に 実際に登録を行ってみたが 何の問題もなく登録できた。
その結果、現在のところ
「
http://purl.org/net/yotsumoto」
のアドレスを指定すると、自動的に
私のブログのトップページのアドレス
「
http://www.skymerica.com/blog/yotsumoto/」
へ リダイレクトすることなる。
上記フォーム「PURL Creation Form」に表記されていた、
PURLアドレス「http://purl.oclc.org/」でも動作する。
つまり、
「
http://purl.oclc.org/net/yotsumoto」
でも 問題なくリダイレクトできる
この様にしておけば、
もし仮に、今後、私のブログのアドレスが変更されることがあったとしても、
「http://purl.org/net/yotsumoto」 の飛び先を変更すれば良いことになる。
既に
RSS 1.0 の仕様書 (http://purl.org/rss/1.0/spec) ページ のような
メジャーな規格でも利用されているので、
今後 PURL.org が なくなることは まず ないだろう。
【参考リンク】
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Internet Service
22:41
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昨日のブログで、女子フィギュアスケートについて書いたが、
近年の女子フィギュア界の躍進は目を見張るものがある。
一昔前の女子フィギュアの選手といえば、
渡部絵美、伊藤みどり くらいしか思いあたらなかったのが、
最近では
荒川静香、村主章枝、安藤美姫、浅田真央 と
素人の私でも、何人も挙げられるほど
選手層が厚くなってきている。
これについては、一昨年、こちらシリコンバレーの日本語チャンネルでも放送された
NHKクローズアップ現代
「
女子フィギュア 大躍進の秘密」
が思い出される。
この番組では
「なぜ日本の女子フィギュアは これほど強くなったのか」という謎に迫り、
その結論として、日本スケート連盟の12年にも及ぶ長期戦略と
その仕掛け人である
城田憲子
日本スケート連盟フィギュアスケート強化部長
の取り組みを伝えていた。
ウィキペディア「城田憲子」によると
独自の強化育成方針に従い、
「全国有望新人発掘合宿(野辺山合宿)」や
「強化合宿」を通した選手全体の底上げに取り組み、
日本フィギュア界の礎を築いた。
とある。
最近では
スケート連盟の不正経理等の問題の方ばかりが取りざたされているが、
日本女子フィギュアスケート界に
10年前にはありえなかったような
有望な人材が多数集まり、選手層が厚くなったのは
紛れもない事実である。
スポーツに限らず、いかなる分野であっても、
将来の人材育成という点で
女子フィギュアスケート界から学ぶ点が多々あると思う。
【参考リンク】
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スポーツ
22:26
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私は別段、フィギュアスケートが好きな訳でもないのだが、
自分の過去のブログを振り返ってみたら、
昨年も
「
荒川静香 と 村主章枝」
という題でブログを書いてしまっていた。
ということで、2007年フィギュアスケート世界選手権が終わり、
女子シングルで 安藤美姫選手が金メダル、
浅田真央選手が銀メダル と 今年も日本女性が活躍した結果となった。
私はこのフィギュア世界選手権の様子を
アメリカのスポーツ専用チャンネルESPNで観戦させていただいたが、
アメリカのメディアから見た東京の様子や
日本人選手の様子などは興味深かった。
残念ながら銀メダルになったが
ESPNでも浅田真央選手には高い注目が集まっており、
彼女の表情がしばしば映し出されていた。
【参考リンク】
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スポーツ
22:09
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以前のブログ
「
大晦日」
とか
「
独立記念日のバーベキュー・バーティー」
で 紹介した
いつもお世話になっている方が、
この度、お引っ越しをされたということで、
ご新居お披露目 兼 お誕生日パーティーに お招きいただいたので参加してきた。
パーティーが行われるご新居は
サンノゼ(San Jose)から 太平洋側のサンタクルーズ(Santa Cruz)へ通じる
ハイウェー17号線を途中で降りて、
そこからさらに 山奥に入ったところ。
率直な感想として、
「シリコンバレーにもこんな山道があるんだ」とか
「こんなとこに人間が住んでんのかよ?」と
驚けるほどの山奥。
いくつもの山と谷を越え、その山道は曲がりくねり、
アップ・ダウンの勾配もきつい。
道幅も車一台分しかない。
そんな山道を 30分以上走って、やっとご新居に辿り着いた。
ご新居は、小高い山の中腹にあって、さすがに敷地も広大。
といっても その 周りは全て森林。
見晴らしのいいデッキから眺めてみると、
何マイルも先に、ポツリ、ポツリ と お隣の家の屋根が木々の間から見えるくらい。
ほんとに ここだけ時間が止まっているような 感覚になってしまう。
私が到着した後にも 何人かの方々が到着されたが、
ほとんどの場合、到着した方の第一声は、
「私、道 間違ったと思った!」
誰でも そう 思うわな。
このパーティーでは、何組かのご家族が参加されたので、
子供達も沢山集まった。
その子供達のために
「ピニャータ割り」が行われた。
「ピニャータ」とは、
メキシコの子供のお祭りに使われる、
中にお菓子やおもちゃなどを詰めた紙製のくす玉人形のこと。
この人形を木など高いところから吊り下げて
それを目隠しをした子供が棒でたたいて割って
中に詰めておいたキャンディやおもちゃを拾う、
というもの。
こちらでは、よく このような子供達が集まるイベントで行われているのだが、
日本では馴染みのないこの「ピニャータ」は
私も、アメリカに来てから初めて知った。
夕方になって、
帰りの山道が 心配だったので
日が落ちる前に 早めに引き上げさせていただいた。
なんと言っても、貴重な体験をありがとうございました。
【参考リンク】
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個人ネタ
22:12
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今回のフォーラムの内容は、「抗癌剤」について。
「いい抗癌剤」の定義が
それぞれのおかれた立場
(大学研究者、企業研究者、臨床医、癌患者、起業家、投資家、等)で変わるのではないか、
という観点から、それぞれの立場のパネリストに「抗癌剤」について語っていただいた。
パネリストの中には、スカイプで遠方から参加される方もおられ、
音響のセッティングがチョット大変だった。
いろいろな意見が、それぞれの立場から述べられたが、
その中でも印象に残ったやりとりがあった。
癌患者からの意見として あるケースでは、
抗癌剤を投入しても、延命する確率が統計上4ヶ月であった。
もちろん その薬を投入することにより強い副作用も起こるし、
その分の費用もかかる。
経済的にも肉体的にも苦しい思いをして、
生き延びられるのは「たった4ヶ月」しかない。
これが、癌患者からの率直な意見。
一方、薬を作る立場から。
少しでも役に立つ薬を開発するために、
一流の研究者がチームを組み、
広い砂浜の中から一粒のダイヤモンドを探し出すような
研究を日夜続けているわけである。
それだけの研究をしても成果が出てくる保証はないのである。
ということで上記の「延命4ヶ月」の件にしても、
創薬研究者の立場からすると
「4ヶ月も」延命できる薬が開発できたということは
モノ凄い成果なのである。
このように「延命4ヶ月」という一つの例をとってみても、
立場がかわると見方もかわる、という確かな証拠となった。
また、残念なことに 今までずっとJBCにご協力いただいていた
丸紅の松原弘行さんが、この3月をもって東京に異動することとなり、
これがこちらでの最後のJBCフォーラムとなった。
松原さんには私も個人的にいろいろとお世話になってきた。
非常に残念なことにではあるが
松原さんが今後もご活躍されることを期待したい。
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JBC/LSJ
22:16
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バイオの世界では「EM」というモノが流行っているらしい。
当初は農業分野での土壌改良材だったのが
今日では、化粧品、健康飲料や健康食品から
環境浄化にまで幅広く使われるようになってきている。
この「EM」とは
英語の「Effective Microorganisms (エフェクティブ・マイクロオーガニズムス)」の頭文字
であり、日本語では「有用微生物群(ゆうようびせいぶつぐん)」という。
これは琉球大学農学部の比嘉照夫教授により開発された微生物資材。
そして このEMの技術を推進しているのが
「
EM研究機構」という会社。
これも一種の大学発ベンチャー企業といえるだろう。
ではこの「EM」とは 一体 何なのか、という点について
「
EM研究機構」の
「
EMとは ?」のページから
その説明を引用させていただくと、
通常、微生物は単一種類で扱われるのが普通ですが、
EMには嫌気、微好気の複数の微生物が、
基質を交換しあいながら共存しています。
そのため、単一種類に較べ幅広い対象に有効で、
現場に使用した場合、多種の微生物がすぐに発酵の過程に進む事ができます。
この、複合共生の微生物資材という点が、EMの最大の特徴です。
使用されている微生物は、酵母菌や乳酸菌など、
食品加工に使われる安全で有用な種類ばかりで、
複数の機関がEMの安全性を確認しております。
とある。
チョットこれだけを読むと、
微生物の専門家でない私など
判ったような 判らないような 気になるが、
要は、従来 酵母菌 とか 乳酸菌 とか
一種類ずつ研究されていた微生物を
一緒に混合することにより、
単一の微生物では得られなかった新たな働きが得られる、
ということなのだろう。
そのために、どの微生物 と どの微生物 を
どのように どのくらいづつ 混合したら、どのような働きが得られるのか。
というところが この EM技術の 根幹なのであろう。
EMについて私に教えてくださった
知り合いの方のお話によると、
比嘉教授が このEMの作用を発見したのは偶然だったそうだ。
EM技術発見前までの比嘉教授は
微生物について 一種類ずつ 研究されておられたそうだ。
ところが、部下の手違いで、
研究で使い終わった微生物を いくつかの種類混ぜ合わせて
廃棄してしまったそうだ。
ところが、廃棄していたところに生えてきた
植物がやたらと元気が良い。
それを疑問に思った比嘉教授は、その原因を追求していくと、
結論として、いくつかの微生物を混ぜ合わせることにより
それぞれ一種類の微生物では実現できなかった新たな効果を
得ることができる、ということを突き止めたそうだ。
よく聞く話だが、偉大な発見は
単なる偶然から生まれてくることが多い。
【参考リンク】
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BIO
22:05
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RSS 関連の調査をしていると、
よく「purl.org」というドメイン名を見かける。
例えば、「RSS 1.0 specification」の リンク・アドレスは
「http://purl.org/rss/1.0/spec」となっている。
はたして、この「purl.org」は 何処のドメイン名なのか?
まず、単純にブラウザーで「http://purl.org/」に行ってみる。
すると、「PURL」とは「Persistent Uniform Resource Locator」の頭文字で
ウェブの世界でいうところの「リダイレクト」をサービスとして提供している、
と説明されている。
このサービスでは、例えば「RSS 1.0 specification」のアドレス
「http://purl.org/rss/1.0/spec」へブラウザーで行こうとすると、
自動的に「http://web.resource.org/rss/1.0/spec」へリダイレクトされる。
そして、この PURLサービス を提供しているのが
「
OCLC(Online Computer Library Center)」
という組織である。
「
OCLC(Online Computer Library Center)」 とは、
アメリカ合衆国を中心として世界各国の大学や研究機関で構成された
情報資源の共有化と図書館費用の削減を目的とした
非営利・メンバー制のライブラリーサービス機関である。
世界112の国と地域の57,000館以上の図書館がOCLCに参加している。
またOCLCは共同目録「
WorldCat」サービスを提供している。
この「
OCLC(Online Computer Library Center)」
について 日本語では
「
紀伊國屋書店『OCLCの概要』」
で紹介されている。
【参考リンク】
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Internet Service
,
RSS
22:42
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以前のブログ
「
RSS とは」
でも触れた通り、ひとことで「RSS」といっても
沢山のバージョン毎の微妙な違いは複雑怪奇と言わざるを得ない。
それらを ひとつずつ解き明かしてゆこうと思っているが、
まずは、「RSS 1.0」
別名「
RDF
Site
Summary」と呼ばれている
RSS の具体的な仕様について調査してみる。
「RSS 1.0」の仕様書のオリジナルは、
「
RDF Site Summary (RSS) 1.0 Specifications」
にあるが、
ありがたいことに その日本語翻訳版が、
「
(財)情報処理相互運用技術協会(INTAP)」
ページ
にある。
ただし、これらは、あくまでも 純粋な仕様書なので、全ての項目について
網羅的に記述されている。
「RSS 1.0」を一から勉強したいのであれば、
おなじみ「
The Web KANZAKI」の
「
RSS -- サイト情報の要約と公開」
に要点がまとめあるので、そちらの方が便利だ。
細かい仕様については、上記の仕様書を参照するとして、
ここでは、RSS 1.0 を記述する際の
その基本的な構造を示しておく。
- <?xml version="1.0"?>
- rdf:RDF
- channel
- title
- link
- description
- items
全体が「rdf:RDF」の名前空間を定義で囲ってあり、
その中にまず「channel」要素がある。
そして、「channel」要素に引き続き、
「item」要素が 必要なだけ続けて記述される。
これらの説明についても、
「
RSS -- サイト情報の要約と公開」
に 図解してある。
それから上記1行目は 実際には
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
のように encoding を指定するのが一般的のようだが、
通常「UTF-8」を指定する。
しかし、必ずしも「UTF-8」とは限らない。
例えば、私のこのブログ・サイトでは、
「EUC-JP」となっている。
これは、Movable Type では、
RSSページの作成にも
サイト本体の Charset をそのまま利用しているためだ。
【参考リンク】
カテゴリー:
RSS
22:03
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今回のブログも また RSS 関連だが、
「Dublin Core(ダブリン・コア)」について調査してみよう。
例によって、ウィキペディアによると
Dublin Core(ダブリン・コア) とは
Dublin Core Metadata Initiative で提唱している、
メタデータ記述に使う語彙の通称。
略称DC。
その語彙が共通の認識となるように、
慎重な設計がされた基本語彙セット および
それらをサポートするメタデータ語彙が公開されている。
とある。
ここで言う、
「
DCMI (Dublin Core Metadata Initiative)」とは、
ウェブ上のリソースを記述する共通のメタデータ標準などを開発、促進する組織 となっている。
また、Dublin Core(ダブリン・コア)の名前は、
1995年3月に米国オハイオ州のダブリン(Dublin)で開催された
OCLC/NCSA Metadata Workshopでの討議結果を
"Dublin Core metadata"と呼んだところに由来しているそうだ。
「Dublin Core(ダブリン・コア)」には、15の基本要素タイプ(語彙)があり、
これを「Dublin Core Metadata Element Set」といい、「DCMES」と表記する。
この DCMES についての解説のオリジナルは
「
Dublin Core Metadata Element Set, Version 1.1」
ページにあり、
日本語での解説は、KANZAKI.com の
「
Dublin Core: メタデータを記述するボキャブラリ」
ページに詳しく説明されている。
このDCMES は RSS (RDF Site Summary)の公式モジュールとして採用されているらしい。
「Dublin Core Metadata Element Set」の15の要素は次のとおり。
- Title : タイトル
- Creator : 制作者
- Subject : テーマ
- Description : 詳細
- Publisher : 提供者
- Contributor : 協力者
- Date : 日付
- Type : タイプ
- Format : フォーマット
- Identifier : 識別子
- Source : ソース
- Language : 言語
- Relation : 関連
- Coverage : 範囲
- Rights : 権利
【参考リンク】
カテゴリー:
RSS
22:48
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最近 RSS や RDF について調査をしていて いろいろな新しい言葉がでてくる。
昨日の「OPML」に似た言葉で 「OWL」という言葉にも出くわすことがある。
さて、この「OWL」とは何なのか?
わからない時は、例のごとく ウィキペディアで調査。
すると
「
OWL」
のページでは
OWLは「Web Ontology Language」の略語であり、
インターネット上に存在するオントロジーを用いて
データ交換を行うためのマークアップ言語。
OWLはRDFの語彙拡張であり、
DAML+OILに由来している。
OWLはRDFなどの他の構成要素とともに
セマンティック・ウェブのツール群として位置づけられる。
とある。
また、
KANZAKI.com の
「
ウェブ・オントロジー言語OWL」
には、
RDFモデルとRDFスキーマによるリソースの叙述という基本ツールを使って、
ウェブに存在するものごとの分類体系(クラス)やその関係、
さらにはそれを推論していくためのルールを定義する
オントロジー言語OWLが2004年2月にW3C勧告となりました。
と説明されている。
上記の説明では どちらにも「オントロジー」という言葉が用いられている。
では、「オントロジー(ontology)」とは。
これまた、ウィキペディアで調査で調査してみると、
もともとは、哲学用語で存在論のことを指すらしいが、
コンピュータの世界では、
ウェブをはじめとした文書検索において、従来の方法では単語単位での一致か、
よくても類義語を含む文書を検索するのが限度であった。
ここにオントロジーの概念を導入する。
それぞれの文書の内容を説明する意味情報(メタデータ)を各文書に付加し、
メタデータを記述する用語を定義する構造を構築する。
この構造がオントロジーとなる。
また、KANZAKI.com の
「
ウェブ・オントロジー言語OWL」
には、
ウェブでのオントロジーとは、バーナーズ=リーらの言葉を借りれば、"「分類体系」と「推論ルール集」"、です。
[中略]
オントロジーは、セマンティック・ウェブをグローバルで誰もが利用可能なものにするための要となる部分なのです。
とある。
要するに、いわゆる「セマンティック・ウェブ」を実現するための重要な技術のひとつらしい。
ところで、
「OWL」は「Web Ontology Language」の略語であるハズなのに、
なぜ「WOL」ではないのだろうか?
この理由については諸説あるようだ。
例えば、
「クマのプーさんに登場するOwl(フクロウ)が自分の名前を「WOL」と書くことにちなんで名づけられたとされる」
とか、
「すでにデータ工学の分野で研究が行われている別のWOLという言語と同じ名前になるのを避けるため」
とか、
「発音のしやすさと智恵の象徴フクロウとの語呂合わせなどから、OWLという名前となった」
どれが本当かは不明だが、ともかく、
「Web Ontology Language」のことを「OWL」ということは確かだ。
【参考リンク】
カテゴリー:
RSS
22:23
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RSSリーダーについて調査していると、
「OPML」という言葉で出くわした。
今回のブログでは、この「OPML」について調査してみた。
「OPML」とは「Outline Processor Markup Language」の頭文字で、
日本語では「アウトライン・プロセッサ・マークアップ言語」という。
ウィキペディアによると、
XML 1.0をベースとして記述されたマークアップ言語の一つで、
文書のアウトライン構造の情報を異なるOS・環境間で交換可能にするための規格である。
とある。
本来は、XMLに文書のアウトライン構造を格納するためのフォーマット仕様のようだが、
最近は RSSリーダー等での利用が増えてきているようだ。
それについては
複数のWebサイトの情報をリストとして表現することも可能で、
最近ではRSSリーダーにおいて、
複数のRSSフィードのリストをOPML形式でインポート・エクスポートすることが可能になっている。
とある。
【参考リンク】
カテゴリー:
RSS
22:59
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前回 2月2日に行われた
『
JTPAオンラインサロン 「梅田望夫氏とLingrで語る」』
では Lingrの技術的問題で途中断念することになってしまっていたが、
今回はそのリベンジということで再度挑戦。
前回からの この1ヶ月半の間に
バグを出し切って、万全を期しての再挑戦。
サロン開始の時間がきて、Lingrに多くの人が集まってきても
前回とは違い、問題なく Lingr は動きつづけていた。
その様子を自分のPC上から眺めていたのだが、
他人数でのテキスト・チャットの場合、
どうしても、レスポンスにタイム・ラグが生じてしまう。
また、現場スタッフが4〜5人いたのだが、
それぞれの画面上での表示も微妙に異なっていた。
これは、Lingrの同期処理が セッション毎にヅレがあるためのようだ。
このような状況のため、沢山の人が一気に書き込みをすると、
誰が、誰の書き込みに レスしているのかを 追っかけるのが難しく、
話の流れがつかみにくかった。
このような状況で、オンライン・サロンを
進める 梅田さんは大変だったようだ。
では、Lingr上で展開されたやりとりは、
具体的にどんな内容だったか、というと、
それについては、私がここで あーだ、こーだ、書くより、
「
2007/3/17 梅田望夫 Lingrイベントまとめ」
というページを見て頂いた方がよい。
このページ、Lingrでの梅田さんとの やりとりの様子が大変よくまとめられている。
ここまで キレイにまとめるのは大変だったと思う。
まとめられたユースケさん、ご苦労さまでした。
【参考リンク】
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22:49
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RSS関連技術を調査していて気付いたのだが、
MovableTypeのテンプレートに「RSD(rsd.xml)」というのが定義されている。
何のことかわからなかったので少し調査してみた。
まず、そのモノが何であるかは
本家本元を調べてみるのが一番だと思い、
MovableTypeの開発元である。
「
シックス・アパート」のサイト
をあたってみた。すると
「
Movable Type マニュアル「テンプレートの種類」」
ページの インデックス・テンプレートのところに
この 「RSD(rsd.xml)」についての記述があった。
それによると、
Really Simple Discoverabilityの略で、
外部のサービスがユーザーの作成したブログの情報を利用したいとき、
必要な情報をツールが自動的に取得できるように提供しているファイルです。
通常はここに手を加える必要はありません。
とある。
この説明を読むと、外部サービスにブログ情報を提供するための
API(Application Program Interface)情報を提供するためのモノのようだ。
確かに、RSDテンプレート内を解析してみると「api」というタグが見受けられる。
そして なんとなく「MetaWeblog」と「Blogger」に対する情報提供を定義しているように見える。
ここで、「MetaWeblog」とか「Blogger」とか 出てきたが、
これについては、同じくMovable Type マニュアルの
「
XML-RPC API」
のページに記述がある。それによると、
「Blogger」については
Movable Typeは、Blogger XML-RPC APIを適用できる箇所に対し完全に実装しています。
Movable Typeがサポートしないメソッドは、getTemplateとsetTemplateの2つだけです。
これは、Movable TypeとBloggerとではテンプレートのシステムが異なるためです。
とあり、また「MetaWeblog」については
また、Movable TypeはmetaWeblog XML-RPC APIを適用できる箇所に対しサポートしています。
さらにMovable Typeは、エントリーに割り当てたカテゴリーを扱うための独自のメソッドを2つ備えています。
とある。
さらにこのマニュアル・ページにはサポートするAPI が一覧になっている。
ここに定義されている API を利用して、
外部から ブログに 新たに記事を投稿したり、既存記事の変更・削除、
既存の投稿記事リストの取得ができたりするようだ。
【参考リンク】
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RSS
22:03
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Atom とは
昨日のブログ
「
RSS」
で調査した RSS と同様に
Webサイトの見出しや要約などのメタデータを構造化して記述するXMLベースのフォーマット。
主にサイトの更新情報を公開するのに使われている。
この仕様のことを
「Atom配信フォーマット(Atom Syndication Format)」
と呼んでおり、既にIETF(Internet Engineering Task Force)において
「
RFC4287」として仕様が公開されている。
これは、RSSには異なるバージョンが存在(対立)したり、
RDFのXML構文が若干煩雑だったりというややこしさを理由に、
RSSの考え方は継承しつつ、新たなフォーマットを構築しようという活動から
生まれたものである。
このように「Atom配信フォーマット(Atom Syndication Format)」が
RSSと基本的役割が重なっている一方、RSSと異なる試みとして、
ウェブ上のコンテンツを編集するために
Atom対応のソフトウェアの統一的な呼び出し規約
「Atom出版プロトコル(Atom Publishing Protocol)」を規定している。
これは通称「Atom API」または「AtomPP」とも呼ばれる事がある。
ウェブログツールなどのプログラムがAtomAPIを実装することにより、相互に連携しやすくなる。
【参考リンク】
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RSS
22:01
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昨日のブログで 調査した
RSS 0.9 と RSS 1.0 は 「RDF Site Summary」の頭文字から命名されている。
では、ここで使われている「RDF」とは何であろうか?
「RDF」とは、「Resource Description Framework」の頭文字からきている。
この「RDF」に関して e-Wordsには、
情報についての情報(メタデータ)の表現方法についての枠組み。
RDFで記述される情報は書籍における図書カタログのようなもので、
コンピュータが扱う情報の分類や検索などの自動化・効率化を図ることができる。
Apple社によって提案されたMCFをNetscape Communications社が買い取り、
XMLをベースとしたものに改良して標準化団体W3Cに提案した。
1999年2月に正式な勧告となった。
とある。
また、ウィキペディアによると、
Resource Description Framework (RDF) とは、
ウェブ上にある「リソース」を記述するための統一された枠組みであり、
W3Cにより規格化がなされている。
RDFは特にメタデータについて記述することを目的としており、
セマンティック・ウェブを実現するための技術的な構成要素の一つとなっている。
となっている。
「RDF」について語る際に、必ず出てくる言葉がいくつかある。
それが、「主語(subject)」、「述語(predicate)」、「目的語(object)」
であり、これら3つの要素のことを「トリプル(triple)」と呼ぶ。
「RDF」では主語となるリソースを述語と目的語によって表現する。
RDFが定義しているのはこのトリプルに基づく抽象構文であり、
具体的な構文としてはXMLを利用したRDF/XMLが別に定義されている。
実際に記述する際には、主語はURIで示されたリソースか空白ノード。
述語はURIで、そして 目的語は
Unicodeの文字列、URIで示されたリソース、空白ノード のいずれかになる。
これらを具体的に記述する場合、共通に使える語彙の定義が必要になる。
RDF自体はそのような語彙の共通に使える取り決めはないが、
「
Dublin Core」
といったメタデータ記述に使う語彙が定義されている。
この「
Dublin Core」は
RSS(RDF Site Summary)公式モジュールとして採用されている。
【参考リンク】
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RSS
22:24
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これからRSSについて少し調査してみようと思う。
まず最初に RSSとは 何ぞや、というところから。
まず「RSS」 とは、ということで その定義は
ウィキペディアによると、
RSSは、ブログなど各種のウェブサイトの更新情報を簡単にまとめ、配信するための幾つかの文書フォーマットの総称である。
とあり、e-Wordsによると
Webサイトの見出しや要約などのメタデータを構造化して記述するXMLベースのフォーマット。
主にサイトの更新情報を公開するのに使われている。
となっている。
それでは「RSS」って、何の頭文字ですか? と訊かれると困ってしまうのが この「RSS」。
歴史的背景から バージョンについても非常に複雑で、
バージョンの数字の大きいものが上位互換性を持った後継規格というわけではない。
そのため各バージョンによって同じ「RSS」でも その名称が異なっている。
それについてウィキペディアによると、
- RDF Site Summary(RSS 0.9とRSS 1.0)
- Rich Site Summary(RSS 0.91)
- Really Simple Syndication(RSS 2.0)
と分類されている。
このように、同じ「RSS」でも 3つの名称が定義されている、というか
無理やり当てはめられている。
それぞれについて詳しくウィキペディアに解説してある。
それによると、
最初のRSSであるRSS 0.9は、
1999年にネットスケープにより開発され、
これはコンテンツのメタデータを記述する包括的な仕様「RDF」をベースにしたものだったため
「RDF Site Summary」と呼ばれた。
その後、独自のXMLフォーマットを用いて要素を拡張し RSS 0.91 とし、
「Rich Site Summary」と呼ばれた。
その後 RSS 0.9 時代につかわれていたRDFを再び採用し、
RSSが持つ「メタデータ記述」としての側面を主眼に置いたフォーマットを採用した
RSS 1.0 がRSS-DEVワーキンググループよりリリースされた。
RSS 0.9 − RSS 1.0 の流れとは別に、
RSS 0.91 を基に UserLand Softwareは RSS 0.92, RSS 0.93, RSS 0.94 と拡張を続けた。
さらに それらとの互換性をもった RSS 2.0 が
「Really Simple Syndication」と名づけられてリリースされた。
以上のように複雑な 経緯を経て、現在のところ系列としては大きく2つに分かれて、
- RDF構文を用いた RSS 0.9 と RSS 1.0 。
- XMLを用いている RSS 0.91 とそれ以降の RSS 0.94 までのフォーマットに対する上位互換の RSS 2.0 。
となっている。
このように「RSS 0.9」と「RSS 0.91」とは、
バージョン番号でいうと、たった 「0.1」しか違っていないが、
全く違うものである。
また、「RSS 2.0」は「RSS 1.0」の次のバージョンのように思われるが、
これまた、全く別のものである。
この辺も、RSSの取り扱いで注意が必要な点である。
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RSS
22:01
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JTPAツアー4日目。
例年のごとく、土曜の夜から、日曜の朝まで、
みんな ほとんど寝ない状態だったので
どこまでが3日目で、どこからが4日目かの
区切りが難しいところだが、
ともかく、この日曜日の朝が ツアーの行程が終了して解散となる。
この日(夜)の 大きな問題点は、
この日から アメリカの夏時間が始まること。
昨年までは、夏時間の始まりは4月の第一日曜日だったのが、
今年からは 3月の第二日曜日、つまり、
今年2007年は 3月11日 からとなってしまった。
ご存知の通り、夏時間が始まる際には、
時計を1時間 進めなければならない。
もっと具体的に言いうと、3月11日(日曜日)の 午前2時(早朝)になったら、
時計を 1時間進めて午前3時にする、ということだ。
夏時間のために時計を1時間進める、ということは、
これを忘れてしまうと、
バスの集合時間に遅刻してしまうことになり、
ひいては日本へ帰る飛行機に乗り遅れてしまうことになる。
これは大変ということで、
みんなが起きていた 深夜(早朝)2時に、
みんなに時計を1時間進めるように通達した。
これで一安心と思いきや、
翌朝、バスの出発時刻になっても
姿を現さない参加者が多数いた。
各部屋へ電話をしてみると、まだ寝ていたいたようだった。
あとで理由を聞いてみると、
ホテルの部屋の目覚まし時計の時間を
1時間進めるのを忘れて寝てしまった、とのことだった。
次回も同様の事態が起きる可能性が高いので、
来年からは何らかの対策が必要かもしれない。
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22:13
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JTPAツアー3日目は、例年どおり、
朝から ホテルに缶詰になって
セッションが夕方まで続く。
土曜日である3日目の朝は、
「IT業界で働く」と題して、
シリコンバレーを代表する IT関連の 7人にお集まりいただき、
2時間半に渡るセッションとなった。
ただし、講師側からは、
「IT関連のエンジニアを 土曜日の(早)朝に集合させるとは非常識だ」、
という意見が多々挙がった。
確かに、それは ごもっともな ご意見。
次回からは スケジュールをよく考える必要がありそうだ。
午後は、「起業/スタートアップで働く」のセッションを経て
「総括&フィードバック」となった。
この総括では、参加者ひとりひとりに、
このツアーで学んだことを1分間づつ話してもらった。
発表順番を席の順にすると、
後の方では、マトモ?な ことしか言わなくなるので、
それでは面白くないということで、
今回から、発表順番は くじ引きとした。
夕方からは、ツアー参加者レセプションを兼ねて
渡辺千賀さんの「ヒューマン2.0」出版パーティーが行われた。
場所は、サンノゼ(San Jose)の ダウンタウン。
ホテルからは車でも20分はかかる。
ツアー参加者は、
今までのセッションでパネラーになっていただいた方々に
ご協力いただいて、それぞれの車に乗せていただき
会場まで移動することになった。
それから、このパーティーの際に私にとっては大変なサプライズがあった。
というのも、パーティー開始に先だち、
会場にお集まりの皆さんへ、ツアー参加者の紹介をしていたのだが、
その時、急に わたしが ツアー参加者の皆さんから花束を贈呈されてしまった。
大変ビックリしたのと、大変 恐縮してしまった。
それにしても、皆さん、ありがとうございました。
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22:35
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JTPAツアー2日目の この日の主なスケジュールは、
Google社見学、渡辺千賀さんシリコンバレー・ウルトラクイズ、
Oracle社見学。
ホテルに戻ってからは、
アメリカの大学への留学生による「アメリカの大学で学ぶ」セッション。
JBC(Japan Bio Community)の方々による「バイオ・ライフサイエンス業界で働く」など。
今年のツアーでは 念願であった Google本社 を訪問することができた。
グーグル社内見学に加え、
日本語チームの研究・開発に関するプレゼンなどもあったが、
内容は、以前のブログ
「
Google Japan Open House」
で紹介した テクニカル・プレゼンテーション に近かった。
午後からは、渡辺千賀さんの ミステリー・ウルトラクイズ・ツアー。
バスの車中で、千賀さんが シリコンバレーに関する問題を出し、
ツアー参加者が答えて行くというもの。
「アメリカ横断ウルトラ・クイズ」のノリで、
「シリコンバレー横断ウルトラ・クイズ」といったところ。
この日、バスが何処を走るかも、一部のJTPAスタッフにしか通知されておらず、
ほとんど「ぶっつけ本番」の企画。
千賀さんが 出題した数ある問題のうち、例えば、こういうのがあった。
ある普通の一軒家の前にバスを停めて、
「さて、この家のガレージから起業した、現在 有名な会社は
何と言う会社でしょうか?」
という感じ。
こんな問題、誰もわかるワケないよな。
で、正解は。。。 来年も同じ問題を出すかも知れないので、
ここでは伏せておこう。
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22:11
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今年もJTPAによるシリコンバレーツアーが
四日間(実質は丸三日間)にわたり行われた。
今日はその第一日目。
今回も 昨年同様、
サンフランシスコ(San Francisco)空港 (SFO)に集合となっていた。
昨年は、
「
第4回JTPAシリコンバレーツアー 初日」
にもあるように、予期せぬトラブルが発生して
旅行会社の方に助けていただくこととなってしまった。
今年は、昨年のような事態にも対応できるように準備しようと思っていたが、
その矢先、参加者の方が一人、遅れて到着するとの情報が入っていたので、
予定通り車を別に一台 用意した。
ツアー参加の皆さんが集まった後、
ギリギリまで待ってはみたが、別便の参加者は
やはり間に合わなかったので
先に到着した参加者の方々にはバスに乗っていただいた。
私はひとり空港に残り、その方をピックアップしてからバスを追いかけた。
結局、スタンフォード大学のオーバルにて
他参加者と合流することができた。
JTPAツアーも回を重ねているので、
このようなイレギュラーにも対応ができるようになってきた。
今回のツアーから始めた新しい企画がいくつかある。
その中のひとつが、ホテル到着後の初めのセッションで、
自己紹介を行うことだ。
大学のツアーと異なり、日本各地から集まってくるJTPAのツアーでは、
ツアーに参加して初めて顔を合わせた方々が多い。
もちろん、事前にできるだけ交流がもてるような活動や
ミーティングは行っているのだが、それにも限界がある。
そこで、今年からは、一番初めのセッションで自己紹介をすることにした。
また、もうひとつの試みとして、セッション会場では
机(テーブル)を廃止して椅子だけにした。
これはできるだけ講師と参加者との距離感をなくそう、
という試みである。
実際に、自己紹介の際にやってみた。
確かに距離感はなくなったが、私としてはどうしても
参加者どうしの一体感が感じられなかった。
原因は、質問をする際に、質問者の顔が他の参加者から見えないことだと感じた。
そこで、その後の 梅田さんのセッションからは、
20人+講師(梅田さん)で丸い輪をつくって座る形とした。
この形式なら、質問している様子が、他の参加者からもよくわかり、
より議論が深まったようだ。
結局、この後の全てのセッションはこの形式となった。
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22:51
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この日、JUNBAの理事会、JUNBA総会、レセプションが
九州大学カリフォルニアオフィスで行われた。
まず、JUNBA理事会前に、同じ場所で理事会が行われ、
それに引き続き、JUNBA総会が行われた。
今年度に制定されたJUNBA会則の規定により、
年一回の総会を開くことになっているので、
今回はその総会の第一回目。
ちょうど年度末ということなので、
今年度の活動報告と、来年度の
JUNBA並びに 関係大学の活動計画が発表された。
その後、JUNBA会長である
大阪大学の室岡義勝先生が
この3月をもってご帰任されるということで、
その送別会を兼ねて、
JUNBAのレセプション・パーティーとなった。
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JUNBA
22:53
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以前、このブログで紹介した 多湖輝氏の
『
「運を引き寄せる人」の小さな習慣』
から、運を引き寄せる日々の習慣 について考察してみる。
この本は、
30のお話が6つの章にまとめられている。
そのうちの第1章は「なぜか運を呼びこむ人、逃がす人の差とは」と題されている。
多湖輝氏は その第1節 「運を引き寄せる人が持っている感覚」で
運を引き寄せる人は、日々の生活の積み重ねの中で、その力を得ている。
日々の生活の積み重ねとは、「習慣」のことである。
と、この本の題名にもあるとおり、
運が日々の「習慣」によってもたらされていると述べている。
自然と危険を避け、自分が有利になる行動を無意識のうちにとる。
運のつく人は、日々の習慣により、
そんな特別な感覚や本能を開発しているようだ。
また、習慣は行動や物の見方、考え方に影響を与えるようだ。
その例として、ドイツ人が几帳面と言われていることがあげられている。
ドイツの家庭では、小さいころから整理整頓を厳しくしつけており、
整理整頓が習慣化されているそうだ。
一国の子供の大半がそのようにしつけられると、
それが習慣化され、ひいてはそれが国民性ともなるようである。
この機会に、日ごろ自分が繰り返している行動、
つまり自分の習慣を省みたり、
また、周りの 仕事ができる人 や 成功している人の
習慣を分析してみるのも
運を引き寄せるヒントになるかもしれない。
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本・書籍
22:03
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以前に、アサヒビール会長
樋口 広太郎 氏の「チャンスは貯金できない」を
紹介させていただいたが、
その中に「元気のでる仕事術」ということで、
アサヒビールの「仕事十則」が挙げられていたので
それについて。
アサヒビールを再建された
樋口 広太郎 氏による「仕事に取り組む姿勢」について、
有名な「仕事十則」を
チョット長いが参考のために引用させていただく。
《仕事十則》
- 基本に忠実であれ。基本とは、困難に直面したとき、
志を高く持ち、初心を貫くこと。
常に他人に対する思いやりの心を忘れないこと。
- 口先や頭の中で商売をするな。心で商売せよ。
- 生きた金を使え。死に金を使うな。
- 約束は守れ。守れないことは約束するな。
- できることと できないことを はっきりさせ、
「YES」「NO」を明確にせよ。
- 期限のつかない仕事は「仕事」ではない。
- 他人の悪口をいうな。悪口が始まったら耳休みせよ。
- 毎日の仕事をこなしていくとき、「今、何をすることが一番大事か」と
いうことを常に考えよ。
- 最後までやり抜けるか否かは、最後の一歩をどう克服するかにかかっている。
これは集中力をどれだけ発揮できるかによって決まる。
- 二人で同じ仕事をするな。お互いに相手がやってくれると思うから
「抜け」ができる。
一人であれば緊張感が高まり、集中力が生まれてよい仕事ができる。
これは、樋口氏自身が10個にまとめた訳ではなく、
月1回の全社員向けビデオ朝礼で話された内容を
アサヒビール社内でまとめたものだそうだ。
良く読み返してみると、今の自分には
まだまだ足りない部分が沢山あることがよくわる。
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起業・経営
22:15
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最近、ハンド・アセンブルのブログを何本か書いてきたが
種を明かすと、
はじめは、実際にハンド・アセンブルしていたのだが、
少し複雑になってくると、ハンド・アセンブルするのが面倒くさくなり
部分的にアセンブラを使うことにした。
以前は、マイクロソフト(Microsoft)のMASMも使っていたので、
家のどこかを探せば見つかるとは思ったのだが、
それを見つけ出す気力もなくて、
何か簡単にアセンブルする方法はないかと探してみた。
そこで見つけたのが、
「
Light Macro Assembler」
である。
マイクロソフト(Microsoft)のMASMと互換性のある
アセンブラ・ソフトらしい。
売り物のソフトではあるが、
親切にも体験版がダウンロードでき、
100 行未満のプログラムであれば、問題なく動作するようだ。
早速ダウンロードして、
サンプルの「helloc.asm」を参考にしながら
今までハンド・アセンブルしていたソースを書いてみた。
その結果が
.model tiny ; COM 形式には TINY モデルを指定
.code ; セグメントの開始
org 100h
mov dl, 53h ; 「S」の字の ASCII文字コード を DLレジスタにセット
mov ah, 02h ; 出力に1文字出力するファンクションコールを指定
int 21h ; MS-DOSファンクションコール
xor dl, 20h ; 大文字/小文字を変換
int 21h ; MS-DOSファンクションコール
int 20h ; プログラムの終了
end
となった。
このソースを「disp3.asm」として保存後、
アセンブル および リンク してみる。
この時の注意点は、.com モデルをリンク際には、「/C」オプションが必要なこと。
C:\LASM>lasm disp3
Light Macro Assembler for x86 Version 2.35C 【体験版】
Copyright (C) Tama Software Ltd., 1991-2003. (http://www.tamasoft.co.jp/)
disp3.asm
?_DUMMY ........ 0 bytes (DGROUP)
_TEXT .......... 269 bytes (DGROUP)
Total .......... 269 bytes
C:\LASM>lil disp3 /c
Light Linker Version 2.40F
Copyright (C) Tama Software Ltd., 1991-2003.【体験版】
実行ファイル disp3.com を作成しました.
C:\LASM>
とすると、disp3.com が出来上がっている。
出来あがった disp3.com の内容を
Windows用バイナリエディタ
「
Stirling(スターリング)」
で確認してみると、
「B2, 53, B4, 02, CD, 21, 80, F2, 20, CD, 21, CD, 20」
となっており、ハンド・アセンブルした内容と一致していることが
確認できる。
ウィンドウズ・ユーザーでアセンブラを試してみたいなら
お手軽なので、Light Macro Assembler の体験版はお薦めである。
【参考リンク】
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プログラミング
22:01
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前々回のブログまでの マシン語プログラム実験の続編として、
実際にプログラムを暴走させたらどうなるかを試してみよう。
暴走させる最も簡単な方法は、CPUにHOLTをかけること。
そうすると、基本的にCPUの動作を停止してしまうので
プログラムとしては反応しなくなり、リセット以外の道は
なくなるはずである。
では、実際に実験してみる。
80x86系CPUにおける「HLT」命令の 16進コードは「F4」である。
前回のように Windows用バイナリエディタ
「
Stirling(スターリング)」
を起動して、そこに「F4」と入力する。
これを適当なディレクトリに「HLT.com」というファイル名でセーブする。
このファイルをDOS窓のプロンプトからタイプして実行してみる。
案の定、DOS窓は何も反応しなくなった。
この実験は Windows 2000 上で行ったのだが、
当たり前のことではあるが最近のOSはさすがで、
当の DOS窓 はハングしてしまったが、ウィンドウズ自身は
全く問題なく動作していた。
これを実際のMS-DOSの上で実行したら、PC自身をリセットするしかない。
自分が PC-9801上で8086アセンブラのソフト開発していた頃には、
果たして何度 リセットボタンを押したことか、と昔を思い出してしまった。
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プログラミング
22:16
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この日のニュースレター編集会議では、
来週3月8日から始まる第5回JTPAシリコンバレーツアー直前ということもあり、
最終打ち合わせとなった。
ツアーのスケジュールを見直し、微妙な時間の変更、
情報漏れのチェック、スタッフ間の連絡方法の確認などを行った。
今回のツアーで昨年との違いのひとつは
セミナールームでの椅子の配置。
これについては以前のブログ
「
Banquet, Classroom, Theater」
で解説しているが、
昨年までは いわゆる「クラスルーム(Classroom)」という
学校の教室のように四角い長机に椅子をつけていた。
これだとセミナー参加者がメモをとったりしやすい反面、
後ろの方だと、講演者からの距離が遠くなってしまう、
というデメリットがあった。
そのため今回は、参加者とパネラーとの距離感を
もっとなくそうということで、
机をなくした いわゆる「シアター(Theater)」形式とすることにした。
また今回のツアー中の土曜日(3月10日)には、
ツアー参加者のレセプションを兼ねて、
渡辺千賀さんの「ヒューマン2.0」出版記念パーティーが予定されている。
皆さん、そちらにも是非お越しください。
【参考リンク】
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JTPA
22:19
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最近、せっかく アセンブラをやってきているので、
もう少しだけ、変更してみる。
前回のブログの最後に示した アセンブラのソースでは
単に「mov」命令を使っているだけで、
それでは能がないので、
4行目の「mov dl, 73h」を「or dl, 20h」と変更してみる。
「
ASCII文字コード」を見てみると判るが、
アルファベットの大文字と小文字は、コードで 20h の差があることがわかる。
大文字を小文字に変換するためには コードで 20h を足す、
つまり、00100000B を or してやればよいことになる。
これで、1行目に設定した文字を小文字に変更することがきる。
すると アセンブラのソースは
mov dl, 53h ; 「S」の字の ASCII文字コード を DLレジスタにセット
mov ah, 02h ; 出力に1文字出力するファンクションコールを指定
int 21h ; MS-DOSファンクションコール
or dl, 20h ; dlの文字を小文字に変換
int 21h ; MS-DOSファンクションコール
int 20h ; プログラムの終了
となる。
「or dl, 20h」はコードにすると「80, CA, 20」となるので、
コード全体としては、
「B2, 53, B4, 02, CD, 21, 80, CA, 20, CD, 21, CD, 20」
となる。
これを実行してみるとうまくゆくが、
結局、実行結果は前回と全く変わらないことになる。
試しに、2バイト目の値を「J」を表す「4A」に変更してから
実行してみると、結果は
Jj
となる。
ただし、この方法だと、最初に設定した文字が小文字なら、
そのまま小文字が2回続けて表示されることになる。
それではつまらないので、もし小文字を設定した場合には
小文字と大文字が表示されるようにしてみる。
これは、4行目の「or dl, 20h」を
「xor dl, 20h」に変更するとよい。
コードとしては、「80, F2, 20」となるので、
コード全体としては、
「B2, 53, B4, 02, CD, 21, 80, F2, 20, CD, 21, CD, 20」
となる。
これを実行すると、
大文字の場合はその小文字が、小文字の場合は大文字が続けて表示されるようになる。
ここ何回かのブログでウィンドウズ・ユーザーが
マシン語を体験できる方法を紹介してみたが、
これ以上複雑なことを マシン語でプログラムしようと思ったら
ハンド・アセンブルではなく、素直にアセンブラ・ソフトウェアに
任せた方がよいであろう。
【参考リンク】
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プログラミング
22:47
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