2007年9月 8日
Globalsat(グローバルサット)
GPS関連の機器の製造では、 「 Globalsat Technology Corporation 」 という会社がある。 この会社のGPS機器には、昨日のブログで紹介した 「 SiRF 」社の 「 SiRFstar III」 が採用されているようだ。「 Globalsat Technology Corporation 」とは、 台湾の台北に2000年に設立された会社だ。 そして、このGlobalsat が 2004年に 北米に進出してきて設立されたのが 「USGlobalsat, Incorporated」だ。 北米でのオフィスは「 City Of Industry 」という、ロサンゼルス近郊の都市にあるようだ。
製品としては、
- カーナビゲーション
- GPS Watch(腕時計型)
- GPS Tracking (車や人の追跡)
- GPS Data Logger (移動行程の記録)
- Bluetooth GPS Receiver
- Cable GPS (USBやRS232Cによる接続)
- SD GPS / CF GPS (SD や コンパクト・フラッシュ 型 )
- GPS Engine Board
- GPS Modules
【参考リンク】
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2007年9月 7日
SiRF Technology (サーフ・テクノロジー)
SiRF社は、1995年2月に設立され、 GPS、拡散スペクトラムRF、半導体、ソフトウェア、通信技術などの 幅広い知識と経験を有したファブレスな通信チップ会社だ。 SiRF社の GPSテクノロジ−やその他の革新的な無線技術は 様々なコンシュ−マ−向け製品で使用されている。北米に限らず、ヨーロッパやアジアにもオフィスがあるようだが、 本社の住所を調べてみると 「 217 devcon Drive, San Jose CA 95112 」 となっている。 場所としては、シリコンバレーの中心地。 サンノゼ(San Jose)空港に近い、ハイテク系の会社が立ち並んでいる一角だ。
代表的な製品として、GPSレシーバー用チップの 「 SiRFstar III」。 このチップが、Sony、Garmin、TomTom、Magellan 等の カーナビ や GPS携帯端末 等、たくさんの製品に組み込まれているようだ。
【参考リンク】
- SiRF
- Wikipedia「 SiRF 」
- Google Map「 217 devcon Drive, San Jose CA 95112 」
- IFS「SiRF Technology社」
- Wikipedia「SiRFstar III」
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2007年8月27日
renata batteries (レナータ・バッテリーズ)
「renata batteries」とは、 マイクロ・バッテリー、いわゆるボタン電池を製造している会社。 スイスのメーカーで、時計で有名な「SWATCH」のグループ会社だ。腕時計の電池を交換しようと、いろいろ探していたら、 「renata」というメーカー名にぶち当たった。 今までに聞いたことのないメーカー名だったので 怪しいメーカーじゃないかと調査してみたら、 有名な時計メーカーである「SWATCH」のグループ会社であることがわかった。
腕時計には、どうしても腕時計用のボタン電池が必要となるので、 時計メーカーは自分のところで使う電池を 自社生産したり、子会社で製造したりしていることが多い。 有名な時計メーカーである「SWATCH」が 傘下に 時計用電池の専業メーカーを従えていてもなんの不思議もない。
さらに、SWATCHグループ について調査してみたら、 OMEGA(オメガ) も LONGINES(ロンジン) も RADO(ラドー) も SWATCHグループ であることがわかった。 「SWATCH」というと、「ちょっと安めの時計」というイメージがあったが、 実は、グループ内に多くの高級ブランドを抱えているようだ。
【参考リンク】
- renata batteries
- The Swatch Group Ltd
- Swatch Group Japan
- Swatch公式サイト(英語)
- Swatch公式サイト(日本語)
- OMEGA(オメガ)
- LONGINES(ロンジン)
- RADO(ラドー)
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2007年7月 3日
DisplayLink 社
最近、「USBグラフィック・アダプタ」について 研究してきているが、いろいろ調べてみると、 どうも、その製品のほとんどが、 「 DisplayLink 」 という会社のチップを使っているらしいことがわかった。この手の「USBグラフィック・アダプタ」で問題となるのが、 USBのバスのスピードだ。 USB 2.0 が いくら高速になったといっても、そのスピードは、480Mbit/秒。 バイトに直すと、60MB/秒 となる。 これは、グラフィックの表示には力不足とされるPCIバスでさえも 133MB/秒 あるのに対し、 USB 2.0 は、その半分以下の転送レートとしかないことになる。 これでは、最近の動画のような高速を要するグラフィックを 実用に耐えうるレスポンスで表示するのは不可能だ。
この問題点を解決したのが、DisplayLink社の技術だ。 PCの内部から、USBへグラフィックのデータを送り出す前に 特殊なデバイス・ドライバでデータの圧縮を行ってから送り出す。 ここまではソフトウェアの技術。 一方、USBバス上を送られてきたデータを、 受け取るUSBコントローラ、 圧縮されているデータの解凍、 抽出されたデータに従ったVRAMへの展開処理、 VRAMの値を基にVGA信号やDVI信号を生成。 以上の処理を1チップで実現している。 このように、両端でデータの圧縮と解凍を行うことにより、 USB 2.0 のバス・スピードの足りない分を補っている。 この件に関しては、ITmedia の 「ぼくらは「USB-RGB」を誤解していたかもしれない」 にも解説がある。
実際に DisplayLink社からリリースされているのが DL-120 と DL-160 という2種類のチップ。 これらのチップの違いは、 DL-120 の方が、対象が一般向けということで、 解像度が、SXGA (1280 x 1024)、SXGA+ (1400 x 1050) までとなっている。 一方、DL-160 の方が、パフォーマンス・ユーザー向けということで、 解像度が、UXGA (1600 x 1200)、WSXGA+ (1680 x 1050) までとなっている。 また、これらのチップは低消費電力なので、小さいLCDディスプレイと共に実装すれば、 USBからのバス・パワーだけで USBディスプレイとして 動作することが可能である。
これらのチップを利用して 市場にリリースされている製品の一覧が、DisplayLink社の 「where to buy」 ページにまとめてある。 ここには、先日のブログ 「USB グラフィック・アダプタ」で紹介した製品の多くが リストされている。 その他、USB接続機能を内蔵したLCDディスプレイ や USBポート・リプリケーター、USBドッキング・ステーション等もある。
この DisplayLink の本社は やはり シリコンバレー(Silicon Valley)。 住所をみると、Palo Alto の California Ave となっている。 その他、米国内ではシアトル、イギリス、台湾にオフィスがある。
【参考リンク】
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