2007年12月23日
タイヤ・シーラント剤注入時のノズル切断の失敗
昨日のブログでタイヤ・シーラント剤注入について 写真でレポートしたが、 その際に、黄色いシーラント剤がノズルから 漏れている写真があったと思う。 今日のブログは、その理由のタネ明かし。まず、先日のブログであげた 「 タイヤ・シーラント剤 Victor Automotive Products 社 の EZ Seal Tire Sealant V605 の使い方 」 では既に訂正してあるのだが、 実は、オリジナルの自分の訳に間違いがあって、 実際のタイヤ・シーラントの注入作業の際に、 その情報に基づいて作業してしまったのが今回の原因である。
具体的な問題の箇所は、使用方法の3番目で、
Remove red cap and cut 1/4" off nozzle. Insert nozzle into valve and squeeze recommended amount of sealant into tire(see chart). A small hose may be placed over nozzle and valve to aid installation if needed.というとこころ。 ここで、切り取る部分の寸法が「1/4"」とあるのに、 頭の中のイメージでは「1/2"」と思い込んでいた。 だから、自分の手元の日本語訳のメモにも「12mm」と書いてしまっていた。 実際は、「6mm」とするべきであったのに。
(赤いキャップを外して、ノズルの先頭を6mmほど切り落とす。 ノズルをタイヤのバルブに挿入して、別表を参考に適量のシーラントを搾り込む。 必要であれば、小さいホースを利用する。)
結局、6mm としなければならないところを 12mm にしてしまったものだから、 タイヤのバルブの口に、ノズルが入りきれず、 無理やり手で押さえつけながらシーラントを注入する羽目になってしまって、 あんなに漏れてしまった訳だ。 実際のところたいへん苦労した。
今回は 比較的単純な作業であったが、 細かいところにも注意が必要であると反省した次第である。 とくに、日米におけるこの単位の問題、例えば今回の インチとcmに関わる 勘違いは アメリカに何年住んでいても なくなることはない。
聞いた話なので、ホントとかウソか判らないが、 以前、アメリカとソビエトの宇宙ステーションのドッキングが失敗たそうで、 その原因は、インチとcmとの単位の取り違えミスだったそうだ。 このように、優秀な頭脳を駆使した世界的なプロジェクトでも間違えるくらいなのだから、 私のような一般庶民が間違えるのは当然ともいえる(と自己弁護してみたりする)。 世界全体でみてみると、この手の間違いによるコストと時間の損失の総計は膨大だと思う。 できれば早くアメリカも国際標準のメートル法を採用してほしいところだ。
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2007年12月22日
タイヤ・シーラント剤注入作業 写真レポート
まずは、今回利用する材料やツール。 右側が 今回注入するタイヤ・シーラント剤の Victor Automotive Products 社の 「 EZ Seal Tire Sealant V605 」。 真ん中のが、昨日のブログでレポートした バルブ・コアを取り外すためのツール 「 Four-Way Valve Tool M8835 」。 そして、最も左のが 予備のバルブ・コア 「 Valve Core M8831 」。 これは、もし作用中に、取り出したバルブ・コアをなくしてしまった場合、 タイヤに空気を入れることができない、ということになってしまうので、 高価なものでもないし、1つ予備を買っておいた。
それから、後ろに見えるのが、今回シーラント剤を注入する問題のタイヤだが、 説明書どおり、バルブの部分を最も下にして駐車している。 その際、シーラント剤注入中に漏れても大丈夫なように、 新聞紙を敷いておいて、その上に駐車した。 バルブのキャップも既に外してから撮影している。
タイヤからバルブ・コアを外したところ。 この時、勢いよく空気が抜けてくるのでご注意を。 手前のツールが、バルブ・コアを取り外すためのツール 「 Four-Way Valve Tool M8835 」 写真はちょっとピンボケですが、ご勘弁を。
実際にタイヤ・シーラント剤をバルブに注入しているところ。 ペーパーナプキンの上に黄色い薬剤が漏れているのがわかる。 なぜ、こんなに漏れているかは、明日のブログで暴露する予定。
シーラント剤の注入が終わったら、バルブ・コアを元に戻す。 それから、タイヤに空気を入れる。 使っているのは、車の12Vで動作する電動ポンプ。 これがないと空気入れるのが大変。 電動ポンプを使うには、車のエンジンをかけておかなければならない。
シーラント注入作業が終了した後、 EZ Seal Tire Sealant V605 の使用方法にあるとおり、 すぐに そこら辺を 10Kmほど走ってきて、 シーラント剤をタイヤ内部に拡散させた。
それから、もうひとつ。 今回の場合、スローリークは 以前のパンク修理跡付近からであると推察されたので、 気休めかもしれないけれど、 このシーラント注入作業の後 何日間かは、 駐車する際には、 パンク修理跡が真下にくるように駐車するように心がけた。
シーラント剤が、注入後 10Km走ったくらいで完全に乾くとは思えない。 その後しばらくの間は、駐車中に、まだ乾いてないシーラント剤が タイヤの中で最も下の部分にジワジワと溜まってくるだろう、 と予測した。 であれば、以前のパンク修理跡を真下にして駐車しておくことにより、 その部分が、シーラント剤が一番厚くなってくれるような気がしたからだ。
【参考リンク】
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2007年12月21日
バルブ・コアを取り外すツール 「 Victor M8835 4 Way Valve Repair Tool 」
このツールも 「 Victor Automotive Products 」 の製品なのだが、タイヤ・シーラント剤とは違って 「 MONKEY GRIP 」というブランドで販売されている。 これも、タイヤ・シーラント剤と一緒にWalmartで購入したのだが、 他のカーショップでも、タイヤ関連のコーナーに行くと、 この黄色いパッケージがたくさん壁に掛かっている。
このツール、「 4 Way Valve Repair Tool 」とあるとおり、 4つの機能があるハズだ。 そこで能書きをみてみると、
- Removes Core (コアの取り外し)
- Taps Internal Threads (内側のネジ山のタップ)
- Taps External Threads (外側のネジ山のタップ)
- Reams Internal Bore (内側の穴を大きくする)
【参考リンク】
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2007年12月20日
タイヤ・シーラント剤 Victor Automotive Products 社 の EZ Seal Tire Sealant V605 の使い方
昨日のブログで紹介した Victor Automotive Products 社の 「 EZ Seal Tire Sealant V605 」 を 早速使ってみようと思う。 そこで、容器のラベルに書いてある Instructions と それに対する私なりの日本語訳をメモとして ここに書いておく。- Park vehicle with tire valve positioned at bottom of rim.
(タイヤのバルブが真下にくるように駐車する)
- Remove Valve core, using Victor V714 Valve Tool,
turning core counter clockwise to fully deflate tire.
(ツールを使って コアを反時計回しに回してバルブ・コアを取り外す)
- Remove red cap and cut 1/4" off nozzle.
Insert nozzle into valve and squeeze recommended amount of sealant into tire(see chart).
A small hose may be placed over nozzle and valve to aid installation if needed.
(赤いキャップを外して、ノズルの先頭を6mmほど切り落とす。 ノズルをタイヤのバルブに挿入して、別表を参考に適量のシーラントを搾り込む。 必要であれば、小さいホースを利用する。)
- Clear valve stem with a shot of air and replace valve core.
(エアーを吹き付けバルブの幹をきれいにしてからバルブ・コアを元に戻す。)
- Re-inflate tire to manufacturer's recommended pressure.
(規定の空気圧になるまでタイヤに空気を入れる)
- Drive vehicle 5-10 miles to distribute sealant inside tire.
(シーラントをタイヤの内部全体に行き渡らせるように10Kmほど車を走らせる。)
【参考リンク】
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2007年12月19日
タイヤ・シーラント剤 Victor Automotive Products 社 の EZ Seal Tire Sealant V605
ちなみに、ここの写真には、 amazon.com には全く同じモノがなかったので、 参考のため、類似品を挙げておいた。
手にとって見ると、 透明なプラスチックの容器の中に、 黄色でドロドロっとした液体が入っている。 容器の口がとんがっているので、ここから、 タイヤのバルブの中に液体を注入するようだ。 ボトルの能書きには、
- 16 Fl Oz Bottle (473ml)
- Seals Punctures up to 1/4"
- Prevents Slow Leaks
- Improves Tire Life
ここで内容量が 「 16 Fl Oz (473ml) 」となっている。 「 Fl Oz (fluid ounce) 」とは、アメリカで用いられている容積を表す単位だが、 日本人にとっては非常に判りにくい単位だ。 日本語だと「 液量オンス 」と訳されるようだ。 単位に慣れないオンスとつくだけで、十分ややこしいのに、 さらに厄介なのは、アメリカとイギリスで微妙に量が違う、ということ。
- イギリスの 1 Fl Oz = 28.4130625 ml
- アメリカの 1 Fl Oz = 29.5735295625 ml
【参考リンク】
- fixaflat.com
- Victor Automotive Products
- EZ Seal Tire Sealant V605
- Wikipedia「Fluid_ounce」
- ウィキペディア「液量オンス」
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2007年12月18日
パンク修理用のスプレー「fix a flat」
このスプレーがあるとパンクの際に、 パンクしたタイヤに接続して注入するだけで、 パンク修理ができてしまう。 加えて、スプレーから空気も注入されるので、 別途 空気入れを準備する必要も必要ない、と説明されている。 優れものである。 そのため、 昨日のブログでも書いたとおり、 私も遠出の際に車に積んでおくことにしている。
しかし、あくまでもこれは、 非常時用のパンク修理剤だと思っている。 例えば、プロのタイヤ屋さんのブログ タイヤガーデンツジガイト「当店のパンク修理 ~PROの こだわり~」 によると、 この手のスプレー式のパンク修理剤を薦めていない。 同ページにタイヤ内部の写真も公開されているが、
この液体を注入されると(画像)のように タイヤ内・ホイールが真っ白に汚れるばかりで、 エア漏れ(パンク)が止まったという結果を あまり聞いた事はありません! それどころか、タイヤ・ホイールに付着した液体で タイヤ・ホイールをダメにしてしまう事もあります。と説明されている。 ということは、これは あくまでも緊急用として利用するべきで、 スローリークの修理に利用するのは不適切のようだ。
ちなみに私の手元にある 「 fix a flat 」は、 数年間に購入したものだが、 Pennzoil-Quaker State Company の製品であると ラベルに書かれている。 しかし 2002年に、シェル石油 が Pennzoil-Quaker State Company を買収したことにより、 現在では SOPUS Products. の製品となっている。 ちなみに、「SOPUS」 とは 「 Shell Oil Products US 」 からきている。
【参考リンク】
- fixaflat.com
- Pennzoil
- pennzoil-quakerstate
- shell
- タイヤガーデンツジガイト「当店のパンク修理 ~PROの こだわり~」
- Wikipedia「Pennzoil」
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2007年12月17日
タイヤのスローリーク対策
我が家の車では、先日のブログ 「 車のタイヤの空気漏れ 」 で ふれたとおり、過去のパンク修理跡付近から ゆっくりと空気がもれる、いわゆる「スローリーク」の問題が起きていた。 この問題には、どのように対応したらよいのか?ここで、発想の壁となっていたのが、 以前のパンク修理跡からの空気漏れだということ。 つまり、以前のパンク修理跡が空気漏れの原因だとすると、 どうしても その部分の修理をもう一度やり直さなければいけない、 と自分では勝手に思い込んでいたこと。
そこで発想を転換して、 場所を正確には特定できない小さなパンクが 新たに起きたと解釈する。 すると、解決策がおのずと見えてきた。
このような場合、チューブレス・タイヤでは 外からではなく、内側からシールする必要がある。 つまり、「外科的処置」ではなく、「内科的処置」をする必要がある、 ということだ。 タイヤにおける「内科的処置」とは、 タイヤのバルブから薬剤を内部に注入するタイプのシーラント剤を使って修理することになる。
さて、では具体的にどんなシーラント剤を買ってくればよいのか? 手元には、長距離ドライブ時にトランクに入れておくことにしている 非常用のスプレー式のパンク修理剤等もあるのだが、 はたしてこれは使えるのか?
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2007年11月11日
車のタイヤの空気漏れ
思い返してみると、この右前のタイヤ、 以前に釘を踏んでパンクさせてしまい、 修理したことがある。 その際使ったのは、 Victor Automotive Products の Professional Tire Repair Kit 「Victor V110」。 確か以前にウォルマートで買ってきたと思う。 上の amazon.com の製品は、自分が使ったものと まったく同じものが amazon.comに なかったので 類似品の「Victor V104」の写真。
この タイヤ修理キットには 丸い棒やすり、 ベタベタの薬品がくっついた黒い紐が何本か、 それに、このベタベタ紐をタイヤに押し込むための 特殊工具が付属している。 これらの道具の使い方の詳細については、 いづれ別ブログで書いてみようと思っているのだが、 ともかく、これを使って修理した後、 空気の漏れは止まってくれた。
しかし修理後、2年くらいは大丈夫だったのだが、 ここにきて、空気が漏れ始めてしまったようだ。 だいぶ古くなったとは言え、タイヤ自身はまだ使えそうなので、 タイヤ4本一斉に交換するにはチョットもったいない気がする。 さて、このような場合、どのようにするのがベストなのか、 これからもう少し調査してみよう。
【参考リンク】
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