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石井裕之

2007年4月 4日

「心のブレーキ」の外し方 (8)「フェイク・イット!」

石井裕之氏の著作 『「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー』 最終章である 第7章「フェイク・イット!」についての考察。

この 『「心のブレーキ」の外し方』 の最終章ということで、 前の章の最後に出てきた 「どうやったら、根拠のない自信がもてるのか?」 という疑問への解答が お店を始めたばかりの架空の店長さんとの 会話形式でつづられている。 その様子については実際の書籍を購入して 読んでいただくこととして、 その内容を私なりに要約してみよう。

実績がないと自信がもてない。 でも自信がないと実績があげられない。 世の中、新しいことを始めようと思うと こういう状況が多々ある。 しかしこれでは「ニワトリとタマゴ」で いつまでたっても先に進まない。

このような状況を打破するために 石井裕之氏が提案する方法とは、 ひとことで言うと「『ハッタリ』をかます」 ということ。 例えば、まだ売上の上がっていない商売でも「ウチは大繁盛」とハッタリをかます。 しかし、この場合、この『ハッタリ』を 自分に信じこませようとすると 現実との矛盾に苦しむことになる。 そこで、『ハッタリ』とは所詮「ウソ」なのだから、 「ウソ」は「ウソ」として 堂々とその「ウソ」を演じればよい、ということだ。

つまり、ここでは 「ウソ」を承知で 自分で 理想の自分を演じる。 それを続けているうちに、演技だった『ハッタリ』が本物になる。 このことを、石井氏は 「Fake it until you make it!」 と言っている。 つまり、「ハッタリが本物になるまでは、 いつまでも ずっと演じていればいい」ということである。 最初から自信のある人はいない。 みんな初めはニセモノ。 でも、それがやがて本物になってゆく。 これが、根拠のない自信をもつ極意だ。

以上のように 『「心のブレーキ」の外し方』 について、内容を詳細に吟味してきたが、 この先について研究・実践した場合は、 著者である 石井裕之氏が提供している 「ダイナマイトモチベーション 6ヶ月プログラム」 にトライしてみると もっとモチベーションを上げることができるかもしれない。

【参考リンク】

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2007年4月 3日

「心のブレーキ」の外し方 (7)「実績や経験に頼らない」

石井裕之氏の著作 『「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー』 の第6章「実績や経験に頼らない」についての考察。

この章では まず「目標を実現できない人の特徴」というセクションがある そこの始めの部分を少々引用させていただくと、
広い人脈をもっている人。
知識や経験を豊富にもっている人。
自分のこれまでの実績に自信のある人。

これらの人たちには、大きな目標を実現することができません。
というセンセーショナルな書き出しとなっている。 一般的には上記のような条件は 成功するための 必要条件と思われている。 しかし、潜在意識の観点からするとそうでもないらしい。 その理由について、「人脈」「知識・経験」「実績」の それぞれについて説明している。

「人脈」についての潜在意識的問題点、それは、 自分が新しい自分に生まれ変わろうとする時、 まわりの「人脈」が それを引き戻そうとすることだそうだ。 その原因は、以前のブログ 『「心のブレーキ」の外し方 (2)「スタートは、できるだけ丁寧にゆっくりとやる。」』 で取り上げた 「潜在意識には、『現状維持メカニズム』がある」 というのが関係している。 自分自身の潜在意識にも、この『現状維持メカニズム』があるが、 「人脈」である周りの人々の潜在意識にも この『現状維持メカニズム』があり、 彼らには まったく悪意はないのだが、 それが あなたの変化を妨げようと作用してしまう。

「知識・経験」についての潜在意識的問題点、それは、 知識や経験が豊富な人は、 新しいことを学んでも、 既に自分が知っている何かに置き換えてしまって、 その新しいことを 新しいこと そのもの として学ぶことができないこと。 このことが、潜在意識とどう関わるか、というと、 新しい情報や経験を学んだ際に、 顕在意識のレベルでフィルターをかけてしまい、 それらが強力な力をもつ潜在意識にまでは 届かなくなくなってしまう。 これはつまり、 新しいことを学んでも 成長していないことになってしまう。

最後に、「自分のこれまでの実績に自信のある人」についての 潜在意識的問題点、それは、 時間の概念がない潜在意識にとっては、 過去の実績など どうでもよい、ということ。 過去に偉業を達成した人は、どうしてもその過去の栄光にすがることが多い。 しかし要は、過去の実績や栄光は必要なく、 今現在の 実績を上げられる能力や それに対する自信が重要となる。 それであれば潜在意識も十分に認識することができる。 潜在意識にとってはその自信に根拠があろうがなかろうが関係ない。 過去の実績からくる自信ではなく、 過去の実績がないにもかかわらず 今の自分の力に自信がもてるとしたら、 それこそが本物の自信だと言える。

そして、この章の締めくくりとして石井裕之氏は、
潜在意識を活用して、夢や目標を実現するためには、 人脈も知識も経験も実績も必要ない。 ただ、「自分にはできるんだ!」という 根拠のない自身があればいい。
と述べている。 夢実現のためには、自信をもって行動に移すこと。 結局は、やるかやらないかだ、ということ。 では、どうやって、この根拠のない自信がもてるのか? この疑問に対する答えが、 次の最終章で明らかにされている。

【参考リンク】

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2007年4月 2日

「心のブレーキ」の外し方 (6)「過去も未来も変える力」

石井裕之氏の著作 『「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー』 の第5章「過去も未来も変える力」についての考察。

この章では、潜在意識におけるいくつかの特徴について触れられているが、 前置きとして、潜在意識とは(顕在)意識と全く別の概念で捕らえなければならない、 ということを力説している。

まず潜在意識のひとつめの特徴として、 「潜在意識には時間の概念がない」ということが挙げられている。 時間の概念とは(顕在)意識の世界での概念であり、 潜在意識にはそれがない。 あえて言うなら 現在の出来事はもちろん、それに加えて、 過ぎ去った過去も、今後起こる未来の出来事も 全てが「今この瞬間」に凝縮されていると言うことだ。 このことは、過去も未来も、「今この瞬間」の自分によって変えることが出来る、 ということになる。

例えば、現実の世界での過去の事実は変えることができない。 しかし潜在意識ではそれをどう捉えるか、ということが重要であり、 その捉え方を変えることができれば、過去の出来事も潜在意識的には 変えることができるということだ。 もっと具体的に言えば、過去の失敗を後悔の対象とするのか、 それとも逆に学ぶべき経験と捉えることができるのか、の違いだ。 このことから、潜在意識においては、過去の事実をも変えることが可能だ、と言える。

過去と同様に未来も変えることができる。 潜在意識の世界では、未来も「今この瞬間」にあり、 そしてそれは、「今この瞬間」の自分次第で変えることができる。 例えば、「私が成功した」のではなく、「成功が私に来た」と考える。 これは、私が成功する前に、 既に存在した成功が私の方へやって来た、ということだ。 この様に 潜在意識的な未来とは 「今の自分の在り方に ふさわしいモノが引き寄せされてくる」 と解釈できる。

潜在意識のふたつめの特徴は、 「潜在意識には 『ないもの』 が理解できない。」 というルール。 たとえば、 「勇気が『ない』からチャレンジでき『ない』」と言った場合、 潜在意識はその意味を理解することができず、 動き出すことができない。 一方、「勇気をもてばチャレンジできる」という 言い方に変えれば、潜在意識もその意味を理解し、 チャレンジできる勇気を与えてくれるようになる。 この様に、できないことを挙げるのではなく、 「何ならできるのか?」を考え、それを言葉にすること。 すると、それを聞いた潜在意識が そのことを実現するために動き始める。

この章の最後に石井裕之氏が述べているのが、 上記の 「潜在意識には『今、この瞬間』しかない」、 「潜在意識には 『ないもの』 が理解できない。」 というふたつの原則に基づいた生き方とは、 「どんな状況にあっても、今できること だけを考え、それを実行する」 ということ。 過ぎたことを悔やんだり、先のことを心配したり、 できないことに思いを巡らせるのではなく、 今、この瞬間に焦点をあてて、 どんなに小さなことでも できることを考え、それを実行してゆくこと。 これが潜在意識を活用するための生き方だ、と述べておられる。

【参考リンク】

カテゴリー: 石井裕之     22:53 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月 1日

「心のブレーキ」の外し方 (5)「迷ったときに役立つ“たったひとつの言葉”」

石井裕之氏の著作 『「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー』 の第4章「迷ったときに役立つ“たったひとつの言葉”」についての考察。

まず、潜在意識の重要な特徴として 「意識が、考えるのをとっくにやめてしまった後も、 潜在意識は、ずっと答えを求め続ける」 とある。そして 「意識と違って潜在意識は、答えが見つかるまで、決してストップしない」 ということが紹介されている。 この潜在意識の特徴を踏まえた上で、 「決して答えが出ない質問を潜在意識に投げかけたら、一体、どうなってしまうのか?」 ということを考えてみる。

潜在意識には、事の善悪、重要性、優先順位などの概念がないので、 くだらない無意味な質問や答えが出ない質問に対しても、 一生懸命にその答えを探し続けようとする。 そのような質問が増えてくると、さすがの潜在意識も疲れ果ててしまう。 その結果、本来 潜在意識の能力を発揮すべき有意義な活動に対して エネルギーを割けなくなってしまう。 これが、ヤル気のでない人の典型的なパターンだ。

この原因は、そのヤル気が出ない人が使っている言葉にある。 例えば、「どうして僕は、何をやってもダメなんでしょうか?」 といったことを意識で考えてしまう。これは答えの出ない質問である。 しかし、潜在意識は この質問の答えを休む暇もなく一生懸命に探しつづけ、 エネルギーを無駄に浪費してしまう。

この問題の解決策は、「答えの出る質問をすること」。 先ほどの質問なら、 「僕には、何ならちゃんとできるでしょうか?」という質問に変えてみる。 これなら、いくつも答えが見つかる。 答えが見つかったところで、潜在意識は答え探しをやめることができる。

このように、顕在意識で考える言葉をポジティブな言葉に変えて、 答えがみつかる質問にすることで潜在意識は無駄な検索をする必要がなくなり、 その分のエネルギーをもっと重要な働きに振り向けることができるようになる。

また別の観点からも同じような問題が起こることがある。 人生、生きていると いろいろなチャンスが巡ってくる。 これには もちろん失敗のリスクもある。 さて、このチャンスに対して「Yes」と言うか「No」と言うか。 リスクを恐れて「No」と言った場合、次の瞬間から 「もし、Yesと言っていたら、大成功していたかもしれないぞ」 という思い(答えのない疑問)が 潜在意識の中で働き続けることになってしまう。

反対に、「Yes」と言って、その結果、大失敗をしてしまい 後悔することになるかもしれない。 しかし、潜在意識からすると、 「それは失敗だった」という明らかな結果が出ているので、 その後、答えのない疑問を探す 無駄なエネルギーの浪費を する必要がない。この方が はるかに生産的である。

ということで石井氏のお薦めは、迷ったら「Yes」と言うこと。 「やってれば、成功したかもしれない」という甘い幻想に 潜在意識のリソースを浪費するくらいなら、 むしろチャレンジして堂々と苦い失敗に直面したほうがよい。 と石井氏は結論づけている。

【参考リンク】

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2007年3月31日

「心のブレーキ」の外し方 (4)「あなたの中にいる“たくさんのあなた”に心を配る。」

石井裕之氏の著作 『「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー』 の第3章「あなたの中にいる“たくさんのあなた”に心を配る。」についての考察。

潜在意識には いろいろな役割を担った部門が沢山ある。 これらが集まって、一人の人間の潜在意識と司っている。 ところが場合によっては、それらの部門の間で矛盾が起こることがある。 例えば、現状を打破して会社務めを辞めて起業しようと考える部門と、 経済的安定を目指す部門が、潜在意識の中で葛藤を起こし始め、 それが自己矛盾となることがある。 通常はこのような自己矛盾が潜在意識の中でいくつも起きて、 それらがバランスしたところが、今現在の「自分」となっている。

潜在意識の特徴のひとつとして「全体性」というのがある。 「潜在意識の世界では、何かひとつだけが飛び抜けて成長するということはありえない」 そうだ。つまり、 「成長するときには、全体がそろって仲良く成長する」 ということになる。 潜在意識とは部分的に成長させることは不可能で、 潜在意識の能力全体を底上げしなければならない、ということである。

しかし、潜在意識がもつ全ての部門について成長を促すというのは、 時間的にも実現不可能と感じられる。 それについては この『「心のブレーキ」の外し方』p62には
意識の世界では、 どれだけ時間をかけ、どれだけお金をかけ、 どれだけ上手にやったかが結果を左右するのだと考えるのが常識でしょう。
しかし、潜在意識の世界では、ただ 「どれだけ真剣に心を向けたか」が全てなのです。
中略
潜在意識の世界では、「真剣に心を向ける」ということ以上に確かな「実体」はないのです。
と書いてある。

この章の最後の節「私たちはつながっている!」では、 ユングの「集合的無意識」について書かれている。 これについては、p67 に、
「物質的な身体を超えて、私達はつながっている」
中略
潜在意識の「全体性」の原則は、あなた個人の内面だけでなく、 人間全体をも貫いているということです。
中略
だからこそ、
「周りの人たちがハッピーになれなければ、あなた自身のハッピーになれない」のです。
とある。

このように、第3章「あなたの中にいる“たくさんのあなた”に心を配る。」では 潜在意識ならびに人間個々としての「全体性」の原則、 について解説してあった。 結論として、 「常に人生全般に心を配る。常に回りの人に心を配る」と いうことが重要なようだ。

【参考リンク】

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2007年3月30日

「心のブレーキ」の外し方 (3)「なぜ、感情やヤル気は長続きしないのか?」

石井裕之氏の著作 『「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー』 の第2章「なぜ、感情やヤル気は長続きしないのか?」についての考察。

モチベーションを持ち続けられる人とそうでない人とではどこが違っているのか? 石井氏によると、モチベーションを持ち続けられない人は ある勘違いをしているそうだ。 それは、 「感情というものは、放っておいても持続するものだ」 という勘違い。 しかし、人間とは忘れやすい動物である。 だから、 「感情というものは、放っておいたら消えるものである」 ということをしっかりと認識すること。

では、消えてゆく感情(モチベーション)をどうやったら定着させることができるのか? その唯一の方法は「その感情を行動に変えること」だそうだ。 その理由は、 感情が受動的なもの、つまり、 感情とは何かによって感じさせられているに過ぎないので その何かが無くなってしまうと、その感情も消えてなくなってしまう。 一方、 行動を起こすと言うことは能動的な体験、つまり、 自分の意志による行動なので、そのことを自分自身に定着させることが可能となる。

この意見には賛成だ。 例えば、私の場合、こうやって、読んだ本について ブログを書くという能動的な体験を通して その本の内容を自分自身に定着させることができると思っている。

結論としては、 外部から受けた感情やモチベーションを持続したい場合は、 それが消えてなくなってしまう前に、 自分の意志でそれらを 何らかの行動・アクションに置き換えるべき、 ということのようである。

【参考リンク】

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2007年3月29日

「心のブレーキ」の外し方 (2)「スタートは、できるだけ丁寧にゆっくりとやる。」

昨日のブログで紹介した、 『「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー』 の内容について考えてみる。 7つある章(セラピー)の第1章は 「スタートは、できるだけ丁寧にゆっくりとやる。」 となっているが、その部分について。

この本のタイトルにもある、「心のブレーキ」とは、 例えば、 目標を立てて それに向かって頑張ってゆこうと思ってはいるのに、 どうしてもヤル気が出なかったり、最初の一歩が踏み込めなかったり。 あるいは、どうにか始めてはみたものの 三日坊主になってしまったり。 と言うようなことを指している。 考えてみれば、こういう経験は誰にでもあると思う。 その原因が「潜在意識の現状維持メカニズム」にあるのだそうだ。

現状維持メカニズムとは、 急激な環境の変化から自分を守るために 現状を維持しようとする働き。 例えば、健康な人間が 暑ければ汗をかいたり、寒ければ毛穴を閉じたりしながら 無意識のうちに体温を一定に保つように調整しているような働きを指す。 同様に、今までしていなかった何か新しい行動を起こそうとすると、 潜在意識が現状を維持しようとして、 どうにか その新しい行動を阻止しようと 自動的に働き出してしまう。 そのため、新しいことはなかなか始められないし、 始めることができてもすぐに続かなくなってしまう。

では、どうしたらこの潜在意識の問題を解決できるのだろうか? それは、「潜在意識を新しい自分に徐々に慣らしていけばよい」 ということだそうだ。 しかし、新しい行動を起こすと潜在意識はそれを阻止しよう働き出す。 これに打ち勝つためには、 「最初の一歩にこそ、一番大きなエネルギーが必要」 と言うことを認識すること。 こう書くと 何でも始めから沢山やってしまえばよいように聞こえるが、 実はその逆で、始めるに当たってのエネルギーは必要だが 物事の「スタートは、できるだけ丁寧にゆっくりとやる」ことが重要だ。 これはちょうどこの章のタイトルにもなっているフレーズである。

物事を始めようとして、いきなりトップギヤで発進してしまうとエンストを起こしてしまう。 例えば、筋力トレーニングを始めたとすると、 初日からやりすぎてしまうと、潜在意識だけでなく、 体自身が筋肉痛という形でブレーキをかけてきて続かなくなる。 また、ダイエットをするとリバウンドが来るのも 典型的な例の一つだ。 そのため、最初の成果は本当に目に見えないくらいに僅かなほうがよい。 禁煙をする場合でも、急に全く吸わなくするのではなく、 徐々に本数を減らして行く方が現実的だ。

このように、 最初の小さな一歩の中に目標実現の種がある、と考えて スタートは たっぷり時間をかけて丁寧に始めることが重要だそうだ。

【参考リンク】

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2007年3月28日

石井裕之 「心のブレーキ」の外し方 (1)

この『「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー』は パーソナルモチベーター、セラピスト、催眠療法家である石井裕之氏による著書。 フォレスト出版 お得意の 目立つピンク色の表紙をしている。 この本は一言でいうと 「潜在意識の現状維持メカニズム」 についての本。 石井氏によると、この「潜在意識の現状維持メカニズム」が「心のブレーキ」になっている、という。 そのブレーキをどうしたら外すことができるのか、がこの本の主題になっている。

著者である 石井裕之氏は 『「コールドリーディングマスター講座」石井道場』 を開催したり、 『 ダイナマイトモチベーション 6ヶ月プログラム』 を フォレスト出版 から提供している。 この 『「心のブレーキ」の外し方』 にもCDが付属されているが、 内容は、『 ダイナマイトモチベーション 6ヶ月プログラム』の 1枚目のCDがそのまま収録されているようだ。 本の内容とも重なっている部分が多く、おそらく、この本は 『 ダイナマイトモチベーション 6ヶ月プログラム』への 導入目的で書かれたように感じた。

本の内容は 副題に「仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー」とあるように 7つの章からなっている。
  • スタートは、できるだけ丁寧にゆっくりとやる。
  • なぜ、感情やヤル気は長続きしないのか?
  • あなたの中にいる“たくさんのあなた”に心を配る。
  • 迷ったときに役立つ“たったひとつの言葉”
  • 過去も未来も変える力
  • 実績や経験に頼らない。
  • フェイク・イット!
読みやすく書かれているので、私はすでに二回読んだが、 これからも繰り返し読みたい本だ。

【参考リンク】

カテゴリー: 石井裕之     22:52 | コメント (0) | トラックバック (1)

 
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