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中村天風

2007年12月30日

中村天風 心身統一法の「六つの力」 と 7つの習慣の「自然から授かった四つの側面」

中村天風氏が説く「心身統一法」では 生命要素として「六つの力」が必要であるとしている。

一方、スティーブン・R・コヴィー 氏による 「7つの習慣 ― 成功には原則があった!」 では、「自然から授かった四つの側面」について書かれている。

今日のブログでは、これらを対比して、 その内容について考えてみたい。

中村天風氏の 「ほんとうの心の力」 の「六つの力」(p46) には
「心身統一法」というひとつのドクトリン(教義)は、 健康と運命とを完全にする生命要素というものをつくることを、 そのプリンシプル(根幹)にしているのであります。
とある。 ここでいう「生命要素」とは 健康や運命を両立的に完成するのに必要な「生命の力」であり、 それを6種類に分けている。 その「六つの力」とは
  • 体力
  • 胆力
  • 判断力
  • 断行力
  • 精力
  • 能力
である、と説いている。

この考え方は、 スティーブン・R・コヴィー 氏による 「7つの習慣 ― 成功には原則があった!」 の 第七の習慣に通ずるところがあると思える。 その章「再新再生の四つの側面」(p433) の始めの部分を引用させていただくと
第七の習慣は個人のPCである。 それは、あなたの持つ自分自身という最も大切な資源を維持することであり、 つまり自分の中にある自然から授かった四つの側面 『肉体的側面、精神的側面、知的側面、社会・情緒的側面』のそれぞれを 再新再生させることである。
となっている。

中村天風氏が説く生命要素として「六つの力」も コヴィー 氏による「自然から授かった四つの側面」 のどちらも、初めに「体力」もしくは「肉体的側面」を挙げているのが特徴的である。 結局のところ「体が資本」ということのようだ。

ちなみに、上記「7つの習慣」の引用中にある、 「個人のPCである」の「PC」とは 本書の63ページに解説があるとおり、 「 Performance Capability 」 の頭文字であり、 「目標達成能力、またはそれを可能にする資源」 のことである。

カテゴリー: 7つの習慣 , 中村天風     22:46 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月26日

江原啓之氏による「運命 と 宿命」

昨日のブログで 「運命」「天命」「宿命」 についての中村天風氏による定義を調べてみたが、 それでは、江原啓之氏はどのように定義しているのか?


江原啓之氏の著書 『江原啓之 本音発言』 の巻頭にある「スピリチュアル基礎用語」の説明によると、
「宿命」とは
国籍や性別、家族など、生涯変えることのできない人生の要素。

「運命」とは、
自分の努力や周囲の協力で変えることのできる要素。


また、次ページの「スピリチュアリズム 八つの法則」から 「運命の法則」を引用させていただくと、
運命とは変えられないものではなく、 自分の力で作り上げていくもの。 たましいを磨く努力によって人生を切り拓くことができる。 一方、国籍や性別など自分の力では変えられないのが宿命。 ケーキにたとえるなら、宿命がスポンジで運命がクリーム。 スポンジの特性に合わせてクリームでデコレーションするように、 どんな宿命であろうと、自分の努力で運命を拓けば人生を輝かせることができる。
とある。 生まれつきで変えられないことも確かにあるが、 ほとんどのことは自分で変えられる、ということのようだ。

さて、大変ややこしいが、中村天風氏と江原啓之氏の言葉の定義を比べてみると、

国籍や性別など、生涯変えることのできない絶対的な人生の要素のことを、 中村天風氏は「天命」と呼び、江原啓之氏は「宿命」と呼んでいる。

一方、自分の努力や周囲の協力で変えることのできる相対的な要素のことを、 中村天風氏は「宿命」と呼び、江原啓之氏は「運命」と呼んでいる。

この様に、重要な用語も著者により異なることを念頭において それぞれの著作を読みこなす必要があるようだ。



カテゴリー: スピリチュアル・生き方 , 中村天風     22:02 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月25日

中村天風氏による 「運命」「天命」「宿命」 の定義

「運命」「天命」「宿命」という言葉は 似通った言葉であるが、時と場合によって 使い分けられているようだ。 そこで今回は中村天風氏による これらの言葉の定義を調べてみよう。


中村天風氏の著書 「ほんとうの心の力」 の18ページにこのことがまとめられている。 それによると、
かわしきれない運命は「天命」という。 絶対的なもので、これは人力ではどうにもしようがないもの。
この例として、 「女が女に生まれ、男が男に生まれること」、 「昔に生まれるか、現代に生まれるか、はたまた、末の世に生まれるか」、 のように、 どうともすることができないこと。

一方、
宿命というのは、人間の力で打ち拓いていくことができるもの。 絶対的でない、相対的なものなんだ。
とある。

また、中村天風氏は 「天命」と「宿命」をまとめて「運命」と呼んでいるようである。

知人に このことを話したら、 「宿命って、変えられるの? 何か変な感じ」 と言われたこともある。 確かに、漢字から受ける感じでは そんな気もしないではない。 では、他の人の定義も調べてみよう。

カテゴリー: 中村天風     22:43 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月24日

中村天風「君に成功を贈る」

中村天風氏の 「君に成功を贈る」 を入手した。 この本の帯びには 『魂に直接に語りかけてくる54項目の「人生成功の哲学」を解き明かす。』 とある。

この本も例のごとく中村天風氏の 説法記録となっており、 内容は、
  • 幸福な人生をつくる
  • 強い命をつくる
  • 価値高く生きる
  • 思いどおりの人生に生きる
  • 敵をも味方にする
  • 笑いの人生に生きる
  • 人生、極楽の秘訣
のようになっている。

また、この 「君に成功を贈る」 の巻末には「天風成功金言・至言100選」 「日常の心得」というページが設けられている。 特に「日常の心得」として、
  • 寝ぎわの心がけ
  • 目ざめ直後の心がけ
  • 日常の心がけ
  • 有事の心がけ
として、合計13項目が4ページに渡って挙げられている。

この13項目のうち、ここでは 5番目と6番目を引用させていただくと
(五) 感謝一念
不平不満を言わず、「正直・親切・愉快」(三行)を生活のモットーとする。

(六)三つの禁止(三勿)
「今日一日、怒らず、恐れず、悲しまず」の実行
となっている。 これは以前 カンブリア宮殿に出演された 全日空会長 大橋洋治氏も引用されておられた 「三勿三行(さんこつさんぎょう)」である。

【参考リンク】

カテゴリー: 中村天風     22:08 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月21日

三勿三行(さんこつ さんぎょう)

カンブリア宮殿 「ピンチをチャンスに変えて困難を乗り切れ!!」に 全日空会長 大橋洋治氏 が 出演されていた。

シリコンバレーでも日本のテレビ番組が レンタルビデオで見ることができたりする。 最近、テレビ東京の「カンブリア宮殿」という番組が 面白いらしい、ということがわかったので 借りてみてみた。

私が借りてきたDVDは、 厳しい環境におかれる航空業界で 米同時多発テロ や 競争相手であるJALとJASが統合するなどの 逆境を見事に乗り切ってきた 全日空会長の 大橋洋治氏 の出演だった。

拝見させていただいた中で出てきた言葉に 「三勿三行(さんこつさんぎょう)」 というものがあった。
三勿三行(さんこつさんぎょう)

三勿とは三つのしてはいけないこと、怒ること、怖れること、悲しむことである。
三行とは三つの実行すべきことで、正直、親切、愉快にである。
これをDVDでみていた際に、 中村天風氏の教えに非常に近いと感じた。

調べてみると、 例えば、中村天風ファンクラブの 「心身統一法」 の解説ページに 「三勿三行(さんこつさんぎょう)」が解説されていた。 おそらく、大橋洋治氏も 中村天風氏の本を読んでおられるか、 または、天風会員なのかもしれない。

【参考リンク】

カテゴリー: 中村天風 , 起業・経営     22:24 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月 6日

「心身統一法」(心と身体の積極化) その2

昨日のブログからの続きで、 「財団法人天風会」のサイトで 「心身統一法」の実践方法の紹介として、 『実践哲学、中村天風「心身統一法」(心と身体の積極化)』というページの 内容について引き続き考えてみる。

この思考の革新を、中村天風は「観念要素の更改」と言い、 その基本は、潜在意識から、怒り、悲しみ、妬み、恨み、などの心を 消耗させる消極的な観念を取り去ることと教えているのです。
ここで潜在意識について述べられているが、 ナポレオン・ヒルの 「思考は現実化する」 でも 「第12章 潜在意識は海面下の王国である ---成功のための第11のステップ---」でも詳しく取り上げられている。 ここでも「七つの消極的な感情(絶対に使ってはならないもの)」として 恐怖・嫉妬・憎悪・恨み・貪欲・迷信・怒り が挙げられている。 また、潜在意識についてはジョセフ・マフィーの書籍にも詳しく書いてある。 これらの考え方が、洋の東西を問わず、共通性があるようだ。
最近プラス思考という言葉が定着し、 潜在意識のもつ意味も一般に理解されるようになってきました。 しかし、いったん事あるときには、頭では いくらプラスに考えようとしても、 なかなかそう簡単にはいかないのが現実です。 常日頃、心配事や悩みなどの消極的思考が潜在意識に蓄積されていると、 いくら表面的に積極的行動をとっても、 それらの消極的なマイナス因子に振り回されてしまうからです。
一昔前に比べれば「プラス思考」とか「積極的思考」とかいう言葉を 巷でも良く聞くようになったと感じる。 しかし、実際問題として、ここに書いてあるとおり、 本当の意味での「プラス思考」とか「積極的思考」は なかなか実践できないのが現実ではないだろうか。 私もその例外ではないのだが。

財団法人天風会では、心と身体を積極化する具体的方法として、 中村天風が創案した鏡を使った自己暗示法や、 心の安定を図る瞑想法、 ストレスや精神的ショックなどによる自律神経への失調を防ぐ体勢の取りかた、 「呼吸操練」と呼ばれる呼吸法やユニークな統一式運動法など、 日常的に誰もが簡単に実行できる中村天風「心身統一法」を、 多くのかたがたに広く提示しております。
他の成功法則本にも、 「考え方を積極化しましょう」とか 「潜在意識を利用しましょう」ということは多々書かれているが、 具体的にどうしたらよいかが書かれている書籍は なかなか見当たらない。 ここで紹介されているとおり、 中村天風氏によって、それらの具体的な方法が「心身統一法」として 既に確立されているようなので それについて今後、調査・研究してゆきたいと思う。

【参考リンク】

カテゴリー: 中村天風     22:24 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月 5日

「心身統一法」(心と身体の積極化)その1

財団法人天風会」のサイトで 「心身統一法」の実践方法の紹介として、 『実践哲学、中村天風「心身統一法」(心と身体の積極化)』というページある。 このページの内容を読みながら、中村天風の「心身統一法」を再度 考えてみる。

このページの初めには
人間の思考を自然の営みに同調させるとは、具体的にはどういうことでしょうか。 それは、大自然の限りない生命力、 どんなときにも生き抜こうとする命の積極的な力に、 人間としての命を共鳴させるということです。 それはつまり、自分の思考を積極化するということです。
とあるが、中村天風の教えも、 他の成功法則本と同様 「自分の思考を積極化する」というのが基本のようである。

さらに続けて、
中村天風は、 「思考が人生を創り、感情が運命を左右する。 だからこそ思考を積極化することが人生を創り変えることに通じ、 感情を統御することが自らの運命を自らの手で拓くことになる」 と説いています。
とある。この文章は2つのことが書かれているので、それぞれに分けてみると
  • 思考が人生を創り、思考を積極化することが人生を創り変えることに通じる
  • 感情が運命を左右する。感情を統御することが自らの運命を自らの手で拓くことになる
になる。

これら2つの文章を読んでみて、それぞれに当てはまる 成功法則本が 自然と自分の頭のなかに浮かんできた。

はじめの 「思考が人生を創り、思考を積極化することが人生を創り変えることに通じる」 って、なんとなく「思考は現実化する」というのと表現としても似ているし、 内容としても、ちょうど ナポレオン・ヒルの 「思考は現実化する」 に相通ずるところがある。 一方、もうひとつの 「感情が運命を左右する。感情を統御することが自らの運命を自らの手で拓くことになる」 とは、ちょうど スティーブン・R・コヴィー 氏による 「7つの習慣 — 成功には原則があった!」 の考え方に一致する部分が多く感じられる。

【参考リンク】

カテゴリー: 中村天風     22:00 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月 4日

中村天風の「心身統一法」

中村天風氏は 基本的な教え として「心身統一法」を説いている。 これについては、「財団法人天風会」のサイトで 詳しく解説されているが、それによると、

心身統一法は、波乱万丈な人生を送った末病を得た青年 中村三郎が、 インドの山中でヨガの聖者カリアッパ師に師事し、 厳しい自然環境の中で修行を重ねて得た悟りを基底にして、 人間の活きるべき生活科学として実践体系化したものです。

その根本は、まず「われは今、宇宙(自然界)の中にいる」という生命的存在としての覚醒と、 「われは又、宇宙(自然界)の叡智(えいち)とともにあり」という人間としての自覚を、 われわれの心に深く「柔らかな哲学」としてインプットすることから始まります。

中村天風は、本来自然物である人間は、 自然環境・エコロジーに内在する「真・善・美」の調和を追求し、 調和へのそのプロセスを活き方の指針とすることにより、 人間本来の命の力、エネルギー、潜在能力を煥発することができると、 ヒマラヤ山中の自然の中での長い肉体的訓練と哲学的思惟の結果感得したのです。

その自らの心と身体を実験台にして実践をした結果は、絶望的な病から解放され、 人間本来の健康と幸福を甦らせることが出来たということでした。

『心身統一法』は、人間の思考を大自然の営みに同調させることで心の安定と安心を得、 あらゆる環境変化に対する「創造的な変化対応力」を身に付けて 心身ともに幸福で健康になることのできる実践的方法なのです。
ということで、チョット長いが『 中村天風「心身統一法」について』のページを全文引用させていただいた。

これを読むと、人間も自然の中の一部であり、 自然に逆らっては生きてゆけない、ということを言っているように感じる。 今後、中村天風氏の著作を読みながら、「心身統一法」の詳細について調査してゆきたいと思う。

【参考リンク】

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2006年11月21日

中村天風「運命を拓く—天風瞑想録」

この本は、同じタイトルで単行本であった 「 運命を拓く—天風瞑想録」 の文庫版。 中村天風氏の本は高価な本が多い中、 文庫本としては普通の値段ではあるが、 580円で これだけの内容を手に入れられるのであれば、 これは正に お買い得。

この「 運命を拓く—天風瞑想録」は、中村天風氏の生前、夏季修練会において、 ご自身の悟りを中核として宇宙・生命・人間・人生について講述されたものを まとめたものである。 従来であれば、天風会員でしか触れることのできなかった 中村天風氏の悟りの言葉を、ほぼ そのままのかたちで読むことができる。

この本では「天風小伝 ---まえがきに代えて」という章で 約20ページにわたり中村天風氏の 生まれや 家族構成、 如何にして修行し、悟りを開き、 そしてその悟りを人々に薫陶を与えるまでになったかについて 詳しく記述してある。 その後、この本では序章を含めると14の章により 中村天風氏の悟りを説いている。

天風師の語り口を忠実に表現してあるので、 言葉に難しいところもあるが、 天風氏の基本的な考え方が網羅されている本だと思う。 値段もお手ごろなので、 中村天風氏の本をまず一冊読んでみようという方には お勧めの一冊だと思う。

【参考リンク】

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2006年11月20日

中村天風「ほんとうの心の力」

この本は、2006年6月に出版された中村天風氏の本である。 しかし、中村天風氏が亡くなってから すでに40年近く経っているのに、 なぜ 新たな書籍が出版されるのか。

この 「ほんとうの心の力」 の 目次には、
本書は中村天風の著作物および講演録より言葉を抜粋引用したものです。 引用に当たっては、意味を損なわない範囲で、 文章の再編集、語句の言い換えをしている個所があります。
とあり、まえがき にも、 出版社と「財団法人天風会」が 言葉の選定を行ったことが記されている。

書籍自身の大きさは単行本サイズ、 ビニール・カバーもされているので持ち運びに便利。 文字のフォントも非常に大きいし、 基本的に見開き2ページに1項目となっているので大変 読みやすい。

この 「ほんとうの心の力」 は 私としては 中村天風 氏の本として初めて読ませていただいたのだが、 その際に感じたのが、 今まで読んできたり、聴いてきたりした 斎藤一人氏との共通性だった。 おそらく斎藤一人氏は中村天風氏から相当に強い影響を受けているのであろう。 口語調における語り口が重なるところもあるし、 挙げている例などにも類似性が感じられた。

一方、中村天風氏と斎藤一人氏の違いもある。 中村天風氏は 幼少期より英国人から英語を習い、 アメリカのコロンビア大学で研究を行ったこともあるだけあって 講演録などにも「コンバージョン」や「ミステイク」、 「ドクトリン」や「プリンシプル」のような 英語(カタカナ英語)が多用されているが、 斎藤一人氏の方は、講演中に自ら英語は苦手である と言っているとおり、 著作の中に英語が入っていることはめったにない。 その点、長嶋茂雄氏のあの「ナイスですネ」的な独特の話し方は 実は中村天風氏からの影響を少しは受けているのではないかとも思った。

【参考リンク】

カテゴリー: 中村天風     22:09 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月19日

中村天風(なかむら てんぷう)

私も 鹿児島大学シリコンバレーオフィスの活動もしているし、 以前のブログにも書いたとおり、 同オフィスのオープニング・セレモニーには 鹿児島大学の卒業生である 京セラの稲盛和夫名誉会長にお越しいただいたりしている。 その稲盛名誉会長の 思想・行動に多大な影響を与えたのが 中村天風(なかむら てんぷう)氏であり、 そのことについて この 「稲盛和夫と中村天風 — 一度限りの人生、生き方、自分流」 に 詳細に描かれている。

中村天風氏の影響を受けたのは 稲盛和夫氏に限らず、 その他たくさんの著名人がおり、それらについては、 「中村天風ファンクラブ」の 「天風ファンのページ」に まとめられている。 例えば、総理大臣であった、松方 正義、原 敬 等の政界人。 軍部からも 山本 五十六、東郷 平八郎、 財界からも 浅野セメント創業者の 浅野 総一郎そして、松下幸之助氏 など。 その他 宇野 千代、 スポーツ界では、双葉山、長嶋茂雄、広岡達朗らも 中村天風 からの 薫陶を受けているそうである。

そんな 中村天風 氏の略歴を 著作「ほんとうの心の力」 から 引用させていただくと、
中村天風 氏は 1876年(明治9年)7月30日、東京府豊島郡(現東京都北区王子)で生まれる。 本名、中村三郎。1904年(明治37年)、日露戦争の軍事探偵として満州で活躍。 帰国後、肺結核を発病したことから人生を深く考え、真理を求めて欧米を遍歴する。 その帰路、ヒマラヤの麓でヨガの聖者カリアッパ師の指導を受け、病を克服。 帰国後は実業界で活躍するも、1919年(大正8年)、社会的地位、財産を放棄し、 「心身統一法」として、真に生きがいのある人生を生きるための実践哲学についての講演活動を始める。 同年、「統一哲医学会」を創設。政財界の有力者をはじめ数多くの人々の支持を受け、 天風哲学として広く世間に認められるようになる。 1968年(昭和43年)12月1日逝去、享年92歳
とある。

上記の「統一哲医学会」が、現在は、 「財団法人天風会」となっているようであり、 既になくなられた 中村天風 氏の教えを広める活動が続けられている。 また、中村天風氏 自らの書籍や 講話CD・ビデオが 多数発売されている。

【参考リンク】

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