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Wiki

2008年1月22日

trac(トラック) とは

Trac(トラック) とは スウェーデンにある EdgeWall Software が開発した プロジェクト管理ツールとバグ追跡のためのツール。 Python で作成された Web アプリケーションであり、 ソフトウェア開発のプロジェクト管理に特化しているそうだ。 日本では、 「インタアクト社」 が 日本語化して Trac-ja としてリリースしている。

trac の 詳しい内容については インタアクト社 の 「公開資料(Trac-ja)」 ページにある。 このページによると、trac は
  • Wiki
  • Subversion リポジトリブラウザ
  • バグトラッカ (チケットシステム)
から構成されているようだ。

上記のうち、3番目のような機能やシステムのことを 「バグ管理システム」もしくは、 バグトラッキングシステム(Bug Tracking System:BTS)とも呼ぶが、 それについては、 ウィキペディア「バグ管理システム」にまとめてある。

【参考リンク】

カテゴリー: Wiki     22:53 | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月21日

MediaWiki とは

Wiki(ウィキ)と言えば 「ウィキペディア」であるが、 そのウィキペディアが使っているソフトウェアが「MediaWiki」である。

MediaWiki」は 元々はウィキペディアのために書かれたものだ。 現在、このMediaWikiは非営利法人ウィキメディア財団の様々なプロジェクトや、 その他の多くのウェブサイトで利用されている。 PHPで書かれており、GPL ライセンスで配布されている。 データベースとしてMySQLまたはPostgreSQLが必要。

この 「MediaWiki」は ウィキペディアに使われているため、非常になじみ深いし、 使っているサイトも多いのでバグなども少ないと思われる。 しかし、今後自分でインストールして使ってゆくのであれば、 できればRubyで書かれたものにしてみたい、という思いがあるので、 もう少し他のWikiシステムについて研究してみることにする。

【参考リンク】

カテゴリー: Wiki     22:42 | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月20日

ウィキ(Wiki) システムを調査する

今までにも個人的に ウィキ(Wiki) システム を利用してきたし、 よく参照する ウィキペディア も一種の巨大ウィキ・システムだ。 最近は、いろいろ新しい ウィキ(Wiki) システム も誕生してきているようだし、 個人的な新規のプロジェクトで ウィキ(Wiki)のようなツールを使ってみたいので、 ここで改めて、ウィキシステムについて調査してみることにする。

まずは、現在 自分で探しているシステムの要件を挙げてみる。
  • 記事の書き込みや管理が簡単なこと(Wikiの基本機能?)
  • 記事間のリンクが簡単なこと(これまたWikiの基本機能?)
  • 外部サイトの画像や動画が貼り付けられること。
  • 日本語(UTF-8)が問題なく利用できること(今では当然か)
  • できれば記事についてコメントが投稿できること。または、そのようなプラグインが簡単に利用できること
  • プログラムやHTML等のソースコードを簡単にキレイに埋め込みできること
  • データベースが不要か、もしくは 単純なもの(将来のお引越しが簡単なように)
  • フォーラム(BBS)のような機能があって、だれでも書き込みができると なお嬉しい。
  • 今後、Rubyの勉強がしたいので、できれば Rubyで記述されたものであると さらに嬉しい。
  • 上記の用件が満たされれば、なにもWikiである必要はなく、 どんなコンテンツマネージメントシステム(CMS:Content Management System) でもよい。
といったところ。

では、ウィキ(Wiki) について、毎度のことならが、 ウィキペディア「ウィキ」に詳しく解説してある。 このページには、「代表的なウィキの種類」という一覧表が作られている。

このリストの中でも、最も注目するべきなのは「MediaWiki」であろう。 それから、純粋なウィキ・システムではないが、 最近では trac というのもよく目にする。 これはウィキというより、プロジェクト管理ツールの中にウィキが含まれているようだ。 これについても詳しく調査してみたい。

【参考リンク】

カテゴリー: Wiki     22:12 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年9月11日

ドメイン名の横取り事件

あるサイトのインターネット・アドレス(ドメイン名)が横取りされてしまった。

このブログでも何度も取り上げている PukiWiki の公式サイト PukiWiki.org である。 この PukiWiki.org の問題については、 このブログでも「Pukiwiki本家サイトのアクセス不能について」として取り上げたことがあった。 ことの経緯まではわからないが、結果的に このアドレスの所有権を奪われてしまったようだ。 現在、PukiWiki の公式サイトは、 http://pukiwiki.sourceforge.jp/ に変更されている。 この件についての詳しいことは、そこの 「DNS名 PukiWiki.org の喪失について」に書かれている。

ちなみに、PukiWiki.org は、今どうなったかと言うと、 実際にこのアドレスにアクセスしていただくとすぐに判ることだが、 Sedo というドメイン名競売サイトから「売り」に出されている。

このブログを読まれている方の中にも 会社を経営されていたり、ボランティア・NPO団体のウェブページを 管理・運営されている方もおられると思う。 ドメイン名の更新手続きに問題があり、 今まで利用していたアドレスを横取りされてしまう可能性は誰にでもある。 そうなるとウェブ・ページのアドレスはもちろん、 Eメールのアドレスも使用不可能となってしまう。 ビジネスとしては大変 大きな損失だ。

そういう、最悪の事態を避けるためにも、 今一度、ドメイン名の有効期限の確認と、 そのドメイン名のレジストラ(登録会社)からの コンタクト用Eメール・アドレスがどのEメール・アドレスに なっているのか。 そのEメール・アドレスへの通知メールを間違いなく取得できるのか、 をもう一度ご確認いただきたい。 お使いのドメイン名登録会社が、まともな会社であれば、 期限切れの前に何度もEメールで通知が送られてきているはずである。

カテゴリー: Internet , Wiki     23:10 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月15日

CSSでの失敗談(1)

前回の『「PukiWiki/mbstring無しのPHPでの動作」による解決策(2)』 まで、PukiWiki におけるカレンダー機能プラグインのインストールについて 書いてきたが、おまけで、その際の失敗談をもう一つ。

このプラグインのインストールには、 cal.css という独自のスタイルシートを追加する必要があるのだが、 その方法の説明は 「PukiWikiのCSS(skin/default.ja.css)に追加(コピー&ペースト)して下さい 」 とあるので、それに従って skin/default.ja.css ファイルの最後に cal.css の内容を追加したら何の問題もなかった。 このときは、手元の全てのブラウザ(IE6, Firefox, Opera7)でテストを行った。

また、そのインストール方法の説明には、 「@import url("cal.css"); っていう手も無いわけではありませんが... 」 とあるので、今後、他のプラグインをインストールした時の事も考えて、 追加したcal.cssの内容を「@import url("cal.css"); 」という一文に置き換えてみた。 そして再びテストしてみても問題なく動作していた。 但しこの時は手抜きテストで、たまたま開いていたIE6のみでテストを行っていた。

その後しばらくしてから、Firefox と Opera7 とでは、 うまく表示されないという現象に気づいた。 よくよく調べてみると、 「@import」 はCSSファイル内で記述する場所により動作が異なることが判明した。 IE6では、何処にあっても動作したが、 Firefox と Opera7 では、定義を始める前に「@import」行を書いておかないと 正常に読み込んでくれていないようだ。

規格の原典 にあたってみると、
The '@import' rule allows users to import style rules from other style sheets. Any @import rules must precede all rule sets in a style sheet. The '@import' keyword must be followed by the URI of the style sheet to include. A string is also allowed; it will be interpreted as if it had url(...) around it.
のように、確かに、「他のスタイル・ルールより前に記述しておく必要がある」となっている。 Firefox と Opera7 は、厳密にこれに準拠しているのに対し、 一方IE6は、よく言えば寛大に、悪く言えばいい加減に、この規格に対応しているようだ。

今回は、上記のような経緯から、たまたまIEのみで確認してしまっていた。 こんなところにバグが潜む原因があるようだ。 私は、まだまだ、修行が足りないようである。

カテゴリー: HTML/CSS , Wiki     22:33 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月 5日

「PukiWiki/mbstring無しのPHPでの動作」による解決策(2)

前回の『「PukiWiki/mbstring無しのPHPでの動作」による解決策(1)』の続き。 「mbstring無しのPHPでの動作」に紹介してある解決策に関して、 プラグイン cal.inc.php の作者が「ここで書かれている方法では動きません」と 回答しているのはなぜなのか、という問題。

結論から言ってしまうと、 この解決方法で使用されている mbstring.php はサブセットであり、 mbstringモジュールが提供している関数の全てに対応していないから。 例えば、 mb_convert_kana() という関数は mbstring.php には実装されていない。 そのため、「mbstring無しのPHPでの動作」の策を講じても問題解決にはならない、ということである。

しかし、ここでの私の目標は mbstringモジュールの完全互換を達成することではなく、 cal プラグインがとりあえず走ってくれればよいだけである。 そこで何とかならないかやってみた。

まず、calプラグインでどれくらいmbstringモジュールの関数を使っているか調べてみる。 mbstringモジュールの関数は必ず「mb_」から始まっているので、pluginディレクトリから
%grep -n mb_ cal*
の様に grepコマンドで、ファイル名が「cal」から始まるファイルの中で、 「mb_」から始まる語句を検出し、結果に行番号をつけて表示する、 という検索を掛けてみる。 その結果、使われている関数は、 mb_strpos(), mb_substr(),mb_convert_encoding() そして mb_convert_kana() の 4つであることがわかった。 このうち、mbstring.php に実装されていないのは、 mb_strpos() と mb_convert_kana() の2つである。 実際に実行してみると、問題となるが mb_convert_kana() の方だけであるようだ。 そこで mbstring.php ファイルの最後に
// mb_convert_kana -- カナを("全角かな"、"半角かな"等に)変換する
function mb_convert_kana($str, $to_encoding, $from_encoding = '')
{
        return $str;     // 注: 何も変換しない
}
というように、mb_convert_kana() を実際は何も変換しない関数として追加した。 もぐらたたき的な対策ではあるが、これにより現在のところ大きな問題もなく cal.inc.phpプラグインが動作している。

カテゴリー: Wiki     20:18 | コメント (1) | トラックバック (0)

2005年7月30日

「PukiWiki/mbstring無しのPHPでの動作」による解決策(1)

前回「cal.inc.phpプラグインのインストールにおける大きな問題とは 」で、問題点が何であったかに触れた。では、その解決策とは。

PukiWiki/mbstring無しのPHPでの動作によると、
PukiWiki1.4からは、PHPがmbstring付きでビルドされていることが前提となっています。 しかしながら,RedHat8,9では、標準では mbstringが入っていません。 リビルドできる環境なら問題ないですが、 レンタルサーバなどで困難な場合に対応して、Jcodeを使用したmbstring互換関数を 7/3版の1.4rc3からサポートするようになっています。
とある。このページでの説明に従って、必要な設定をしてみることにする。 まず、注意事項として、
mbstring.php は、TOMOさん作のjcode.php を利用して文字コード変換を行います。 そのため、mbtring extension の代わりに使う場合は別途 jcode.php をインストールする必要があります。
とあるので、指示に従い jcode.php をインストールすることにする。 現在のバージョンは jcode_1.35a となっているようだ。 インストール手順としては、
  1. http://www.spencernetwork.org/jcode/ より、jcode_1.35a.zip をPC上にダウンロード。
  2. PC上で jcode_1.35a.zip を解凍
  3. PukiWikiのルートにディレクトリ付きでアップロード。
  4. PukiWikiの lib ディレクトリにある pukiwiki.php 内で自動的に判断して mbstring.phpを読み込むようになっているかを確認する。 (PukiWiki 1.4.5_1 では、既に記述してあるので不要。)
  5. lib ディレクトリにある mbstring.php 内で
    define('JCODE_DIR', './jcode_1.34/');
    とある一行を、
    define('JCODE_DIR', './jcode_1.35a/');
    に変更する。
簡単に解説すると、現在のPukiWikiでは、起動時 pukiwiki.php で、 mbstringモジュールが組み込まれているかどうかを確認している。 もし、組み込まれていない場合は、別に用意してある mbstring.php という ファイルをインクルードするようにしてある。この mbstring.php の中では もともとmbstringモジュールが提供している関数と同じ名前の関数を 用意しており、それらの関数の中からjcodeの機能を呼ぶことにより その機能を実現している。 このメカニズムにより、mbstringモジュールが組み込まれていないPHP環境での mbstring関数群の代替役を果たしている。

しかし、cal.inc.phpの作者である upk氏は、この「mbstring無しのPHPでの動作」に紹介してある解決策に関して、 「ちなみに、ここで書かれている方法では動きません」と回答している。 果たしてそれはなぜなのか? これについては、次回のブログで。

カテゴリー: Wiki     20:57 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年7月29日

cal.inc.phpプラグインのインストールにおける大きな問題とは

以前のエントリー「 PukiWikiでのカレンダー機能自作プラグインのインストール 」の最後で、「大きな問題にぶつかった」と書いたが、今回はそれについて。

以前から解説しているカレンダー機能を実現するプラグイン「cal.inc.php」 ページのコメント欄に、私が遭遇した問題と同じ現象について、 このプラグインのユーザーのBobさんからの質問と、それに対する作者upkさんからの回答の記述がある。 少し長いがそのまま引用させていただく。
  • コマンドを入力すれば正常に見る事はできますが、編集する際に実行ボタンを押すとFatal error: Call to undefined function: mb_convert_kana() in (中略)\plugin\cal_edit.inc.php on line 415といったメッセージが出てきて編集が反映されません。ご教授お願いします。 -- Bob 2004-08-06 (金) 18:39:21
    • PHP4.0.6以降からサポートされているマルチバイト文字列関数(mbstring)のなかの関数で、これは、Windowsなら php.ini の1行を有効にすれば終わるのですが、Unix系サーバの場合だと、PHPをビルドした際に、この機能を有効にしていない場合に、このようなエラーが出ます。現状の対応としては、PHPを再ビルドするしか方法はありません。詳細は、pukiwiki.org:PukiWiki/mbstring無しのPHPでの動作 などを参照して下さい。ちなみに、ここで書かれている方法では動きませんので、他のページも参考にしながらPHPをビルドして対応して下さい。-- upk 2004-08-06 (金) 23:35:32
    • あと、PHPをビルドする際にはpukiwiki.org:RedHatも参考にすると良いと思います。-- upk 2004-08-07 (土) 09:29:08
つまり、私が同じ現象に遭遇したということは、 私がこのプラグインをインストールしようとしていたサーバーの PHPが「マルチバイト文字列関数(mbstring)」付きでビルドされていない、 ということである。 このサーバーのISPは、もちろんアメリカのISPなので、 アメリカ人には不要と思われる マルチバイト文字列関数(mbstring) が 組み込まれていなくても当然ともいえる。

さて、この問題への対応方法については次回のブログとしよう。

カテゴリー: Wiki     20:59 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年7月28日

Pukiwiki本家サイトのアクセス不能について

アメリカ時間の7月27日頃から、Pukiwikiの本家サイト http://pukiwiki.org/ にアクセスできなくなった。 実際の状況を確認しようと、いろいろブラウズしてみたが この件についての記事を見つけることはできなかった。

このブログを書くにあたり、調べたいこともいくつか在ったので困っていたのだが、 ふと、Mixiのことを思い出した。 Mixiにだったら、PukiWikiに関するコミュニティーが存在し、 かつ、そこではPukiwiki本家サイトに関する情報があるかもしれないと思った。

Mixiにログインし、コミュニティーの検索をしてみると、 「ぷきうぃきだお - PukiWiki -」という コミュニティーが見つかった。 案の定、本家サイトのアクセス不能に関する記事が掲示板に書き込まれていた。 それによると、DNSのトラブルで、ウェブサイト自身は動作しており、 http://221.245.246.245/ とIPアドレスをそのまま叩けばアクセス可能である、 とのことであった。

また、その掲示板の続きには、
hostsファイルに以下の1行を加えると、いつも通りに見られるようになります。

221.245.246.245 pukiwiki.org

ただし、見終わったらコメントアウト(行頭に'#'を追加)しておかないと、 DNS情報復旧+IPアドレス変更になった時に見られなくなって悩みます(笑)
と言うことも記述されていた。 これで現在、私のPCからはPukiwikiの本家サイトにアクセスできるようになっている。

MixiのようなSNSのコミュニティーは、 こういう場合にも役立つということを今日は学んだ。 ちなみに、いい機会なので、このコミュニティー「ぷきうぃきだお - PukiWiki -」にも参加することにした。

カテゴリー: Mixi , Wiki     22:20 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年7月27日

PukiWikiでのカレンダー機能自作プラグインのインストール

まず、PukiWiki における自作プラグインのインストール方法の一般論について。 これに関しては、PukiWiki本家サイトのFAQの中に説明があり、 FAQ/33「プラグインは、どうやって導入するんですか?」 に解説してある。

要は、PukiWikiのルート・ディレクトリ下にある pluginディレクトリに保存(アップロード)するだけ。 注意点は、ファイル名を「xxxx.inc.php」のような形にすることと、 パーミッションも、他のプラグイン同様にあわせて 644 にすること。

前回から解説しているカレンダー機能を実現するプラグイン 「cal.inc.php」も基本的には同様である。 このプラグインのページをよく読めばわかることではあるが、 プラグインの関連ファイルを圧縮してある最新版アーカイブ cal-20041116.zip をPCにダウンロード、解凍する。 その際、./plugin/ ./skin/ というディレクトリが出来るので、 その下のファイル群をサーバー上のPukiWikiのルート・ディレクトリ下にあるそれぞれのディレクトリにアップロードする。 ./skin/ 下の cal.css に関しては、同じディレクトリにある pukiwiki.css.php の 最後尾に追加(コピー&ペースト)する。

また関連する必須ファイルとして、public_holiday.php と cal.cls.php というファイルが挙げあれている。 現バージョンでは、cal.cls.php は上記アーカイブに同梱されているので、特に気にする必要がない。 一方、public_holiday.php は別にインストールする必要があるので要注意。

私はまず、基本的な部分のみで動作確認しようと、必須ファルのみのアップロードでテストし、 どうにか 基本プラグインcalによるカレンダーの表示までは成功にこぎつけた。 次に、そのまま調子に乗って cal_tbl の試験を行った。 すると画面が真っ白になり何も表示されなくなってしまった。 結局は qreki.phpファイルがなかったのが理由だと判明したのだが、 それが判るまで結構時間を食ってしまった。 関連ファイルの説明には、 「cal_disp.inc.phpとcal_tbl.inc.phpを稼動させる場合、qreki.php - 太陰太陽暦(旧暦) ファイルが必要」 と記述されていたのだ。ご注意いただきたい。

上記で「基本プラグインcalによるカレンダーの表示までは成功にこぎつけた」と書いたが、 実はその過程で別の大きな問題にぶつかった。 それについては、次回のエントリーとしよう。

カテゴリー: Wiki     17:07 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年7月26日

PukiWikiでのカレンダー機能を実現する 自作プラグイン

前回のエントリー、「PukiWikiでのカレンダー機能 標準プラグイン 」の続きで、自作プラグインの調査について。

実用的なカレンダー機能をPukiWiki上で実現するために、 PukiWikiの本家サイト にある 自作プラグイン ページにあるリストを一通り眺めてみた。

調査の結果、使えそうかな、と思ったのは、 「cal.inc.php」というプラグインで、 1.4.4 対応で「カレンダー兼スケジューラプラグイン」と説明されている。

実際の掲載先は製作者である 斎藤さんの「cal.inc.php - カレンダー兼スケジューラ」解説ページ にある。 このページには cal というメインになるプラグインの実際の動作サンプルも見ることができるが、 一ヶ月分のカレンダーの中に登録しておいた予定やイベント情報が表示されている。 クリックすると、詳細情報のページへ飛ぶことになっている。

また、ひと月を一覧表形式で表示できる cal_tbl や、 予定がある日のみを一覧表形式で表示できる cal_disp というコマンドも用意されており、 機能が豊富である。

実を言うと既にこのプラグインのインストールを終え、実際に使い始めているのだが、 使ってみると、標準プラグインであるcalendar2に比べると断然使いやすい。 今後、このプラグインをインストールするにあたり、 苦労した点などについて書いてレポートしてゆきたい。

カテゴリー: Wiki     21:40 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年7月24日

PukiWikiでのカレンダー機能 標準プラグイン

以前、「PukiWikiインストール 」のエントリーで、 PukiWikiをインストールしたところまで書いたが、その続き。

私は以前から PukiWiki を利用しているのだが、 今回インストールしたサイトでは特に、 イベント等のスケジュールを管理ができるようにしてみたかった。 そのため、その方法をいろいろ探してみた。

まずは、 1.4標準のプラグイン ページから使えそうなプラグインを調べてみた。 私がやりたい事に近そうなのが、 等の標準プラグインだった。 ドキュメントによると、
より高機能なcalendar2プラグインがあるため、あえてcalendarプラグインを使う必要性はほとんどなくなった。
とある。 説明に従い、calendar2プラグインをテストサイトで使っていろいろ試してみた。

まず、データの持ち方。 PukiWikiの場合、ページの下にそれに属するページというふうにデータを保存・構築してゆくことができるが、 このカレンダー・プラグインもその手の形式でデータを保存するようになっている。 例えば基準となるページ、「暦」というページを作成して、そこに
#calendar2
の様に1行だけ記述する。 「ページの更新」をしてみると、今月のカレンダーが表示される。 そのカレンダーには左右に矢印のリンクが付いていて、前月・翌月を表示することもできる。

そこから新規のスケジュールを記述するために、カレンダー内の日付をクリックする。 すると、「暦/2005-07-24」のような新規ページを自動的に作成することになるわけだ。 あとは、その新規ページにWikiの書式に従い、何でも記述できることになる。

使ってみて、確かにWikiらしく、データの自由度は高いが、 どうも使い勝手がイマイチであった。 ということで、標準プラグインをあきらめ、 自作プラグインの方を探してみることにした。

カテゴリー: Wiki     18:13 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年7月22日

ApacheでのBASIC認証のための .htaccess ファイル

以前のブログ「PukiWikiインストール 」にて、PukiWikiをインストールしたところまで書いた。 PukiWikiの環境設定等については改めて触れることにして、 今回は Apacheでの「BASIC認証」について。 PukiWikiにも認証機能はあるのだが、今回はあえて、 Apache側で「BASIC認証」を設定することにした。

ISPがホスティングにApacheを使っている場合、 一般的に、各ディレクトリに 「.htaccess」というファイルを置き、 そのファイルにApacheのいろいろな指示子を記述することにより、 そのディレクトリ以下に対する動作を指定することができる。 BASIC認証機能もこの方法により実現できる。

では、実際に BASIC認証 を実現するための「.htaccess」の例としては、
AuthType Basic
AuthName "SKYMERICA Staff Room"
AuthUserFile /usr/home/yotsumoto/webpass
Require valid-user
のような感じ。これを認証を掛けたいディレクトリに置く。

AuthType 指示子で 認証方式が BASIC認証 であることを宣言する。

AuthName指示子について。
通常のブラウザで、BASIC認証のページにアクセルすると、 ブラウザが用意している認証用のウィンドウが出てくる。 例えば、MicrosoftのInternet Explorerでは、「ネットワーク パスワードの入力」というウィンドウ・タイトルで そこに、サイト、領域の各表示と、ユーザー名、パスワードの各入力欄、 それから、「このパスワードを保存する」というチェック・ボックスが表示される。 AuthName とは、このBASIC認証用ウィンドウでの「領域欄」に表示される内容を指定するためのものである。 単にログインする領域を識別するために表示されるので、中身は何でも構わない。

AuthUserFile がパスワードファイルを示していて、 何対かのユーザー名と暗号化されたバスワードからなっている。

Require には、ユーザー名を列記したりもできるが、 最も簡単なのは、「valid-user」と指定して、 パスワードファイルに記載されている全ユーザーを対象とすること。

このような内容の .htaccessファイルを 認証を掛けたいディレクトリに置くだけで、 ブラウザが用意している認証用ウィンドウが表示されるハズである。 但し、まだパスワードファイルを作ってないので、ログインはできない。 では次回はパスワードファイルの作成方法についてとしよう。

カテゴリー: Apache , Wiki     20:51 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年7月19日

PukiWikiインストール

前回のエントリー「ウィキウィキ(WikiWiki)」に引き続き、実際のPukiWikiインストール手順について。

PukiWikiの ダウンロードインストール の方法については、PukiWikiオリジナルのサイトに詳しく説明されている。 現在の最新バージョンは、1.4.5 となっている。

今回インスールしようとしたサーバーには FreeBSDが実装されており、そこに、Apache + PHP が動作している。 また、Telnetでもログインできるようになっていた。

PukiWikiインストールには、
  • 配布ファイルをそのまま設置サーバーへ放り込み、サーバー側で解凍、設定を行なう
  • 配布ファイルをローカルにダウンロードし、ローカルで解凍、設定したのち、FTPでサーバーに対しファイル転送を行う
という2通りの方法がある。 今回の場合、ファイルのパーミッションの設定が不必要になるので、 サーバーにTelnetでログインしてインストール作業を行った方が断然早い。

インストール作業と大げさなことを言っているが、実は、 配布ファイルである tar.gzファイルをダウンロードしてきて、 それをサーバー上で解凍するだけ。 コマンド2〜3行で、とりあえず動作させることができてしまう。

実際の問題としては、Telnetでログインしている状態、 つまり、グラフィックなウェブブラウザが使えない状態で、 如何にして httpサーバー上のファイルをダウンロードしてくるか、 の方が問題である。この様な場合、「wget」というコマンドが便利である。 具体的に今回行った作業履歴としては、
 % cd ダウンロードしたいディレクトリ
 % wget http://osdn.dl.sourceforge.jp/pukiwiki/12962/pukiwiki-1.4.5_1_notb.tar.gz
 % tar pzxf pukiwiki-1.4.5_1_notb.tar.gz
 % mv pukiwiki-1.4.5_1_notb pukiwiki
ここでの注意点は、tarコマンドにpオプションを追加して解凍すること。 このpオプションというのがパーミッションをそのままの状態で解凍するためのオプション。

後は、pukiwiki.ini.php という設定ファイルを修正するだけ。

カテゴリー: Wiki     19:11 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年7月18日

ウィキウィキ(WikiWiki)

先日、PukiWikiをインストールする機会があったので、それについての防備録。

まず、ウィキ(Wiki) あるいは ウィキウィキ(WikiWiki) とは。

その名前にも「ウィキ(Wiki)」とついている フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 からの定義を引用させていただくと
ウィキ(Wiki) あるいはウィキウィキ(WikiWiki)とは、ウェブブラウザを利用してWWWサーバ上のハイパーテキスト文書を書き換えるシステムの一種である。このシステムに使われるソフトウェア自体や、このシステムを利用して作成された文書群自体を指してウィキと呼ぶこともある。ウィキでは通常、誰でも、ネットワーク上のどこからでも、文書の書き換えができるようになっているので、共同作業で文書を作成するのに向いている。この特徴によって、ウィキはコラボレーションツールであるとも評される。ソフトウェアとしては、初めに登場したプログラムに改良を加えたり参考にしたりして、現在では多くのウィキが出回っている。
となっている。 この フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 自身が、ウィキ(Wiki)の一種である、「MediaWiki」を利用して構築されている。

上記の様にいくつもある ウィキ(Wiki) の中で、 今回私がインストールしたのが PukiWiki である。 詳しくはオフィシャルサイト http://www.pukiwiki.org/ に全て記述されているが、 基本的に、PHPが実装されているサイトであれば、何処でも動作する。 非常にお手軽、かつ、強力なツールである。

カテゴリー: Wiki     22:48 | コメント (0) | トラックバック (0)

 
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