2007年9月15日
無料のアンチウイルス・ソフトウェア「avast!」
PCを使っていると、今では アンチウイルス・ソフト無しでは 危なっかしくてネットにもつなげない状況となってしまっている。 アンチウイルス・ソフトをインストールするにしても、メジャーなモノは、 どれも毎年 ライセンス料を払い続けなくて使えなくなってしまうものばかりで、 非常にもったいない話だ。 しかし現在では、条件を満たせば 無料で利用できるアンチウイルス・ソフトウェアも いくつか存在している。 そのひとつが、 「avast!」 だ。チェコ共和国に本社を置く 「ALWIL Software a.s. 」が 1988年から提供してきている アンチウイルス・ソフトウェアが「avast!」だ。 たくさんの種類があるが、その中でも 「 avast! 4 Home Edition 」は 非商用の個人使用に限り、無料で利用することができる。 実際に試用してみたが、 有料バージョンである「 avast! 4 Professional Edition 」に比べると 若干 機能が制限されてはいるものの、ファイルのリアルタイム監視 等、 基本的な機能はおさえてあるので、 個人ベースで使用するのであれば、十分だと思う。 一応、日本語にも対応している。
無料登録については、 「avast! 4 Home Edition の登録」ページ から、メールアドレス、氏名、住所を記入すると、 ライセンスキーがメールで送られてくる。 それから、そのライセンスは1年間有効だとういうことだ。 これについては、このページに
avast! 4 Home Edition はインストール後60日間デモモードで稼働します。 登録後電子メールで無料ライセンスキーを取得します。 このライセンスキーは1年間有効です。 1年が過ぎたら再登録をしてください。と 説明されている。
「avast!」では、いくつか特殊な用語を使っている。 例えば、常駐保護プログラムのことを「プロバイダ」と呼んだり、 更新されるウイルス定義ファイルのことを「 VPS 」と呼んだりしている。 また、ウイルスを隔離する領域のことを 「Chest(チェスト)」と呼び、 ウイルスが発見された場合など 処理の選択肢として「 チェストへ移動 」というのを 選ぶことができる。
【参考リンク】
カテゴリー: Security , Software 22:12 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年6月 3日
ウィンドウズ上での md5ハッシュ値 チェックソフト
以前のブログで、ファイルのダウンロード時に MD5ハッシュ値(いわゆるMD5チェックサム)の確認方法について調査した。 FreeBSD 上では、標準で「md5」というコマンドが存在するので 何ら新しいソフトウェアをインストールする必要はなかった。 では、ウィンドウズ上にファイルをダウンロードした際には どうやってMD5ハッシュ値を調べたらよいのだろうか?これについては、 @IT の 「ハッシュ値を利用してファイルの同一性をチェックする」 という記事に詳しい解説がある。 この記事では、Windows上で動作する フリーソフトということで GUI用ツール 「HashTab Shell Extension」 と コマンドライン用ツール 「Availability and description of the File Checksum Integrity Verifier utility」 の2種類を紹介している。 ちなみに、後者 コマンドライン「FCIV」 の方は 本家マイクロソフト(Microsoft)のサポート・ページからダウンロードできるものだ。
今回は、GUI用ツール Beeblebrox.org の 「HashTab Shell Extension」 の方を試してみよう。 Beeblebrox.org サイトの説明を引用させていただくと、
This is a Windows shell extension that adds a tab to the file properties page. The new tab is called "File Hashes" and it displays the MD5, SHA1 hashes of the file's contents as well as the CRC-32. It also has a field where you can paste in the text of a hash for comparison. This is useful for when download sites display hashes of a file and you want to check the hash after you download. See the HashTab page for more info...となっている。 つまり、ファイルのプロパティ表示に「ハッシュ値」という タブが新たに加わり、そのタブ内で MD5, SHA1, CRC-32 の3つの ハッシュ値を表示してくれるらしい。
実際に Beeblebrox.org ダウンロードする際には64bitバージョンもあるので、どちらかを選択できる。 32bitバージョンの方の「hashtab_setup.exe」を ダウンロードしてみたが サイズは 187KB であった。 あとはこの「hashtab_setup.exe」を実行すると 「HashTab 1.14 for x32」セットアップ・ウィザードが起動する。 インストールが終了すると、次に瞬間から利用することができる。 適当なファイルを右クリックして、プロパティを表示させると、 「ハッシュ値」という新しいタブが追加されている。
おどろいたことに、表示が日本語になっている。 言語の設定をみて表示が変わるようにしてあるのであろう。 また、サイズの大きなファイルを指定すると、当然だが計算に時間がかかる。 その様子が「ハッシュ値の取得状況」として画面下にグラフとして表示される。 MD5, SHA1, CRC-32 の それぞれの計算値の下には 空欄があり、その欄へ既知のハッシュ値をカット&ペーストして 横にある「比較」ボタンをクリックすると 比較結果を教えてくれる。
ウィンドウズ上でファイルをダウンロードする機会の多い方は インストールしておくと便利なソフトだと思う。
【参考リンク】
- ウィキペディア「MD5」
- @IT「ハッシュ値を利用してファイルの同一性をチェックする」
- Beeblebrox.org「HashTab Shell Extension」
- マイクロソフト(Microsoft)「Availability and description of the File Checksum Integrity Verifier utility」
カテゴリー: Security , Software , Windows 22:15 | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年5月27日
md5 と ソフトウェアのダウンロード
ソフトウェアをダウンロードする際に、 「 .md5 」 という拡張子が付いたファイルが 同一ディレクトリに置いてあったりすることがある。 これはファイルをダウンロードする際に そのファイルが破損していないことを 確認する為に用いられるものである。通常この「 .md5 」 という拡張子が付いたファイル(値)は ダウンロード用のファイルから算出された MD5ハッシュ値(いわゆるMD5チェックサム)である。 ファイル配布元が提示しているMD5ハッシュ値と ダウンロード後に こちらで算出した値が同じであれば ダウンロードしたファイルが破損していないことの証明になる。
具体的に FreeBSD に関して言うと、 FreeBSDには md5 というコマンドがあり これで 任意のファイルの MD5ハッシュ値 を算出できる。 例えば、
% md5 /etc/rc.conf MD5 (/etc/rc.conf) = 155ee1e19f478808925cbbf8873608e1のような感じ。
md5 以外として PGP や gpg、 最近では sha256 とかも 同様につかわれているようだ。
【参考リンク】
カテゴリー: FreeBSD , Security , Software 22:50 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年12月18日
マイクロソフト オフィス の パスワード復旧
知人の方から、 マイクロソフト オフィス の ワード(Word) や エクセル(Excel) の パスワードで保護された文書(ファイル)で、 設定したパスワードを忘れてしまって開けないのだが、 どうにかする方法を知らないか、というご質問を受けたので、 それについて調べてみた。少しググってみた結果、 マイクロソフト オフィス に 対応するパスワード復旧ソフトがみつかった。 エルコムソフト社( ElcomSoft Co. Ltd) の、Advanced Office Password Breaker という製品。 日本語のでのダウンロードは、 アルテック(Altech Engineering Co.,Ltd.)のダウンロードサイト から行えるようである。
と、いろいろ調査しているうちに依頼人から、 いろいろなパスワードを打ち込んでいたら開くことができた、 という連絡をもらったので、このソフトを実際に試しては みなかったが、折角途中まで調査したので、 その結果をブログに残しておくことにしたい。
ちなみに 毎日コミュニケーションズのニュースに、 このElcomSoftの デジタルミレニアム著作権法(Digital Millenium Copyright Act:DMCA)違反 に関する記事 があるので、ご興味のある方は読まれたし。
カテゴリー: Security , Software 22:49 | コメント (0) | トラックバック (0)