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2007年8月22日

メールサーバーのブラックリスト

メール関連のブログが続いているので ついでにもう少し。 スパムの踏み台にされているようなメール・サーバーを ブラック・リストとして管理し、 メールのフィルタリングに役立つように そのブラック・リスト・データを公開しているサイトが 世界にはいくつかある。

例としては、 「SpamCop.net」や 「Spamhaus.org」 など、探せば他にもたくさん見つかると思う。 そして、この手のブラック・リストを管理する日本のサイトが 「RBL.JP」である。 ここでサイトの名前に「RBL」という名称が使用されているが、 これは、この手のリストのことを 「Realtime Blackhole List」と呼ぶので、 その頭文字からきている。

ブラックリストとは反対に、 信頼の置けるメールサーバーのデータを集めた ホワイトリストを提供するサイトもあり、 日本では、「racl.jp」が そのサービスを行っている。

前述の「RBL.JP」は、 いろいろな便利なツールも多数提供しているので 使ってみるとよい。 メール・サーバーの管理者ならもちろんだが、 そうでない人でも、 最近どうも自分が送るメールが相手に受け取ってもらえないとか、 不達になる、といった場合に利用してみるとよい。

例えば、このRBL.JPの 「第三者中継チェック」 ページに 送信用メールサーバーのアドレスを入れると、 スパム・メールの いわゆる「踏み台」になる可能性について 19項目にわたりチェックしてくれる。

また、 「ブラックリストデータベースチェック」 ページでは、送信用メールサーバーのアドレスを入れて、 世界の主なブラックリスト・データベースに そのメールサーバーが 登録されていないかをチェックしてくれる。

【参考リンク】

カテゴリー: Mail     22:31 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月21日

Comcast.net へのメールが不達になる問題について

メール関連のブログが続いているので、ついでにもうひとつ。 コムキャスト(Comcast.net)宛てへのメールが届かない、という トラブルに関する覚書。

Comcast.net宛てメールの不達問題について Help & Support ページに 「When I try to email a Comcast.net address, I get a bounce back message containing a 521 error message, which links to this page. 」 というタイトルのページがある。

その内容をここに引用させていただくと、
You have been blocked from emailing the Comcast network because we have determined that your mail server does not properly identify itself when attempting to connect to the Comcast mail servers. This process is known as Reverse DNS and associates your mail server's IP address into a domain name for Comcast to know who is attempting to send email into our network. Individuals who send spam commonly hide their Reverse DNS to avoid being detected when sending email.
となっている。 要約すると、「コムキャストは 送信元のメールサーバーの身元が明確にならない場合、 そのメールをブロックする。 身元の確認には、送り元メールサーバーのIPアドレスから リバース(逆引き)DNS を用いている。 これは、スパム・メールの送り手は通常、 追跡から逃れるために、 リバース(逆引き)DNSを隠しているからである。」 という感じ。

さらに、 「How do I get this resolved?」つまり、 その解決方法として、
Your mail server's IP address is not blocked by Comcast. As soon as your mail administrator properly configures Reverse DNS on your mail server, you will be able to email the Comcast network again. When contacting your email administrator, you should include the error message contained in the email that alerted you to this problem. This error message contains important information to help your email administrator resolve this issue.
と説明されている。要約すると、 「コムキャストとしては、あなたのメール・サーバーのIPアドレスをブロックはしていない。 あなたのメール管理者がメール・サーバーを逆引きDNSに適切に登録しさえすれば、問題は解決する。 メールの管理者へお願いする再には、 このエラーメッセージも一緒に含めてください。」 と言った感じ。

もちろん、メールが届かない原因は、上記の問題だけではないが、 少なくともこのように、アメリカのISPでは、日本のISPも そうなのかもしれないが、 逆引きDNSが適切と登録されていないメールサーバーからのメールを 受け付けてくれなくなってきているようだ。

【参考リンク】

カテゴリー: Mail     22:14 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月20日

DNSゾーンデータファイルのリロード方法

最近のブログで、SPFレコードについてレポートしているが、 実際にSPFレコードを更新するためには 該当するドメイン用のゾーンデータファイルの TXTレコードの書き換えを行うことのなる。 その後、その変更を有効にするためには、 ネームサーバ BINDのデーモンである namedに そのゾーンデータファイルの再読み込みをさせなければならない。 その方法が何通りかあるので、調査してみる。

まず、最も原始的な方法。 それは、named を再起動すること。 最も確実だが、変更のたびに再起動していては、チョット大変。

次に、別の古典的な方法。 「ps」コマンドを使って namedのPID番号を調べて、
# kill -1 番号
とする方法。

BIND 8 であれば「 ndc 」コマンドが付属しているハズなので、 それを利用して、
# ndc reload
とすると、ネームサーバーをリロードしてくれる。

また、BIND 9 以降であれば、 「 rndc 」コマンドが付属しているハズなので、 ndcコマンドと同様に
# rndc reload
とするとよい。

カテゴリー: DNS・URL・URI , Mail     22:26 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月19日

SPFレコードの実際の記述方法

SPFレコード記述については、 いくつかのサイトの例題を見てきたので、 それらを真似をするだけで おそらく問題ない。 しかし、実際に 文法なり メカニズムやモディファイヤを おさえておきたい場合の情報源をまとめておく。

SPFレコードの実際の書き方やその文法については、 ウィキペディアの 「Sender Policy Framework」 や、@ITの 「Sender ID:送信者側の設定作業」 に詳しくまとめられている。

また、質問に答えると自動的にSPFレコードを作成してくれる SPFレコード構築用のウィザードが、2つほど見つかった。 ひとつが、以前にも利用した マイクロソフト(Microsoft)の 「Sender ID Framework SPF Record Wizard」。 もうひとつが openspf.org の 「The SPF Setup Wizard」 こちらのウィザードでは、BIND(named) の設定例だけでなく、 tinydns (djbdns) の設定例も表示される。

最も基本的な記述方法は、
  • 「v=spf1」で書き始めること。
  • 「ip4:」に続けてサーバーのIPアドレスを記述すること。
  • 上記「ip4:」を必要なだけ列挙すること
  • 最後に「~all」で終わる
といったところ。 例としては、
v=spf1 ip4:76.96.28.0/23 ip4:76.96.30.0/24 ~all
といった感じ。 あとは、これを基本として、 上記の参考サイトを勉強しながら 追加・変更してゆくこと。

DNSのゾーンファイルのアップデートが終了したら、 「openspf.org」の 「Tools」 で紹介されているツールで 設定にエラーがないかどうかを確認する。

【参考リンク】

カテゴリー: Mail     22:10 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月18日

Gmail をつかった SPFの実態調査

「 SFP:Sender Policy Framework(センダー・ポリシー・フレームワーク)」が 実際にメールが受信される再にどのように評価されているのかを Gmailを例にとって検証してみる。

Gmailには「ヘッダー情報を表示」というオプションがあり、 それを選択すると、受け取ったそれぞれのメールのヘッダー情報をみることができる。

まず、SFPレコードを全く指定していないメール・サーバーから送られてきている例としては、
Received-SPF: neutral (google.com: 205.178.146.61 is neither permitted nor denied by best guess record for domain of xxx@xxx.com) client-ip=205.178.146.61;
Authentication-Results: mx.google.com; spf=neutral (google.com: 205.178.146.61 is neither permitted nor denied by best guess record for domain of xxx@xxx.com) smtp.mail=xxx@xxx.com
という2行がメールのヘッダー情報内に見つかる。 「xxx@xxx.com」の部分が 送信者の用メール・アドレス。 SPFの評価の結果として「 neutral 」となっている。

一方、SFPレコードが適切に設定されているメール・サーバーから送られてきている例としては、
Received-SPF: pass (google.com: domain of xxx@xxx.com designates 76.96.62.40 as permitted sender) client-ip=76.96.62.40;
Authentication-Results: mx.google.com; spf=pass (google.com: domain of xxx@xxx.com designates 76.96.62.40 as permitted sender) smtp.mail=xxx@xxx.com
のような2行となり、 SPFの評価の結果が「 pass 」となっている。

その他の場合として、結果が「 softfail 」となる場合もある。

このように、Gmailはアカウントも作りやすいので、 SFPレコードに関するテストを行いたい場合には、 gmailのアカウント作り、そのアカウントへメールを出してみて メールのヘッダー情報を見てみることにより、確認することができる。

カテゴリー: Mail     22:35 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月17日

SPFレコードの nslookup コマンドによる調査方法

SPFレコード は DNSのテーブルに TXTレコード として記述することになっている。 そのため、その内容を確認するには、 昨日のブログで紹介した、 マイクロソフト(Microsoft)の 「Sender ID Framework SPF Record Wizard」 などを利用しなくても、「nslookup」や「dig」、「host」と いった DNSを調査するコマンドを利用することによっても調査することができる。

DNS関連の 情報を調査するコマンド「nslookup」は FreeBSD や Linux では もちろん、Windows XP でも利用できるコマンドだ。 では例として、昨日のブログでも調査した 「 comcast.net 」を調査してみる。 まずは、FreeBSD上から
% nslookup
> set type=TXT
> comcast.net
Server:         68.87.76.178
Address:        68.87.76.178#53

Non-authoritative answer:
comcast.net     text = "v=spf1 ip4:76.96.28.0/23 ip4:76.96.30.0/24 ip4:76.96.60.0/23 ip4:76.96.62.0/24 ?all"
と、このように、当たり前だが 昨日のブログと同じ内容が表示される。 用は、「set type=TXT」と、タイプを「TXT」型にするだけ。

同じことを「 dig 」コマンドを使って行ってみると、
% dig -t TXT comcast.net

; <<>> DiG 9.3.4-P1 <<>> -t TXT comcast.net
;; global options:  printcmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 33987
;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 0

;; QUESTION SECTION:
;comcast.net.                   IN      TXT

;; ANSWER SECTION:
comcast.net.            300     IN      TXT     "v=spf1 ip4:76.96.28.0/23 ip4:76.96.30.0/24 ip4:76.96.60.0/23 ip4:76.96.62.0/24 ?all"

;; Query time: 62 msec
;; SERVER: 68.87.76.178#53(68.87.76.178)
;; WHEN: Fri Aug  8 13:13:53 2007
;; MSG SIZE  rcvd: 125
となる。 残念ながら、Windows XP には「 dig 」コマンドは付属していないようだ。

同様に「 host 」コマンドからでも情報を得ることができる。
% host -t TXT comcast.net
comcast.net descriptive text "v=spf1 ip4:76.96.28.0/23 ip4:76.96.30.0/24 ip4:76.96.60.0/23 ip4:76.96.62.0/24 ?all"


【参考リンク】

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2007年8月16日

「SPF」および「Sender ID」の SPFレコード実例

最近このブログで話題にしている SPFレコードを 新たに作成する前に、 昨日のブログでふれた、マイクロソフトの 「Sender ID Framework SPF Record Wizard」 をつかって、実際のSPFレコードの記述例をみてみる。

このウィザード・ページの Step 1 では、現実のドメイン名を入力すると、 その ドメインの 現在の SPFレコード の内容を表示してくれる。 まず、「Sender ID」の推進役の「 microsoft.com 」は、
v=spf1 mx include:_spf-a.microsoft.com include:_spf-b.microsoft.com include:_spf-c.microsoft.com include:_spf-ssg-a.microsoft.com ~all
となっている。 チョットだけ解説すると、 「 v=spf1 」というのがバージョンを示している。 そして、「mx」が microsoft.com のMXレコードに登録されている IP を参照すること。 さらに「 include: 」が その後に続けて記述されている ホストを参照する、ということ。 そこで、「 include: 」されている例として「 _spf-a.microsoft.com 」は、
v=spf1 ip4:216.99.5.67 ip4:216.99.5.68 ip4:202.177.148.100 ip4:203.122.32.250 ip4:202.177.148.110 ip4:213.199.128.139 ip4:213.199.128.145 ip4:207.46.50.72 ip4:207.46.50.82 a:delivery.pens.microsoft.com a:mh.microsoft.m0.net ~all
となっており、ここの「 ip4: 」は直接 IPアドレスを示しており、 「 a: 」は、これに続けて記述されているホストの「Aレコード」(IPアドレス)を参照することを意味している。

では次に「 google.com 」は、
v=spf1 include:_netblocks.google.com ~all
それから、「 gmail.com 」は、
v=spf1 redirect=_spf.google.com
となっており、「 redirect= 」というモディファイヤが記述され、 全てを「 _spf.google.com 」に任せるということだ。 ここでの注意点は、 最後に 「~all」とか「?all」とかが付いていないこと。 では、そのリダイレクト先の「 _spf.google.com 」は、
v=spf1 ip4:216.239.32.0/19 ip4:64.233.160.0/19 ip4:66.249.80.0/20 ip4:72.14.192.0/18 ip4:209.85.128.0/17 ip4:66.102.0.0/20 ip4:74.125.0.0/16 ip4:64.18.0.0/20 ip4:207.126.144.0/20 ?all
となっており、「 ip4: 」が列挙されている。

それでは私も使っている「 comcast.net 」は、
v=spf1 ip4:76.96.28.0/23 ip4:76.96.30.0/24 ip4:76.96.60.0/23 ip4:76.96.62.0/24 ?all
となっている。

日本の「 yahoo.co.jp 」は、
v=spf1 include:spf01.yahoo.co.jp include:spf02.yahoo.co.jp ~all
となっていて、「include:」している。 その例として「 spf01.yahoo.co.jp 」は、
v=spf1 ip4:124.83.147.0/24 ip4:124.83.153.0/24 ip4:124.83.155.0/24 ip4:124.83.165.0/24 ip4:124.83.168.0/24 ip4:124.83.170.0/24 ip4:124.83.178.0/23 ip4:124.83.181.0/24 ip4:124.83.195.0/24 ip4:124.83.200.0/24 ip4:124.83.212.0/24 ip4:202.93.80.0/23 ip4:202.93.83.0/24 ip4:202.93.84.0/23 ip4:202.93.86.0/24 ip4:202.93.88.0/24 ip4:202.93.90.0/24 ip4:203.141.34.0/24 ip4:210.80.241.0/24 ip4:211.14.23.0/24 ~all
と、なっており、たくさんの 「 ip4: 」が定義されている。 ちなみに、日本のヤフー「 yahoo.co.jp 」には このようにSPFレコードが定義されているが、 米国ヤフーの「 yahoo.com 」には、SPFレコードが定義されていない。

【参考リンク】

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2007年8月15日

Sender ID とは

昨日のブログでもふれた 送信ドメイン認証技術である「 SPF 」と深い関わりのある技術に 「 Sender ID 」という技術がある。 これは、マイクロソフト(Microsoft)が提唱していた技術 「Caller ID for E-Mail」と SPF とを統合した技術だ。

ただし、「 Sender ID 」については マイクロソフトが特許を持っている部分があり、 そのライセンスについて業界では大きな議論を呼んでいた。 しかし マイクロソフトは その後 多くの批判にあい、 その結果、Sender ID のライセンスに対しては、 料金 または その他の特許使用料を要求しないことを明確にすることによって、 現在のところ問題は解決されたようだ。

現在では、マイクロソフトは 「Sender ID ホームページ」 というサイトで、「 Sender ID 」の普及に努めている。 ここには、「 Sender ID 」に関する詳しい説明や関連ドキュメントに加えて、 英語ではあるが、 「Sender ID Framework SPF Record Wizard」 というウィザード・ページがあり、そこで、ウィザードに答えるだけで SPFレコードの作成が自動的にできてしまう。

また、具体的なSPFレコードの記述方法や公開方法、また、 オリジナルの「SPF」と「Sender ID」の違いなどについては、 @IT の 「Sender ID:送信者側の設定作業」 ページに詳しく解説されている。

【参考リンク】

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2007年8月14日

SPF (Sender Policy Framework) とは

「 SFP:Sender Policy Framework(センダー・ポリシー・フレームワーク)」とは、 メールの送信元アドレスの偽装を防止する技術のひとつで、 SMTPによるインターネットのメール配送を拡張し、 送信ドメインを認証する技術である。

Pobox.com社の創設者Meng Wong氏が提唱した方式だそうで、 無差別に大量に送られる広告メール(SPAMメール)の 抑止につながるとして期待されている。

e-Wordsの「SPF」ページから SPFの説明を引用させていただくと、
あるドメインのメールを送信することができる正規のサーバのIPアドレスをリストして管理する。 そのドメインと無関係なメールサーバを利用して送信元を偽ったメールを送信しようとすると、 受信側でそのことを検出して自動的に受け取りを拒否することができる。 これにより、SPAM業者が 大手プロバイダなどの有名なドメイン名を含むメールアドレスを利用することを防ぐことができるようになる。 ただし、多くの企業やプロバイダが参加しなければ効果が上がらず、 また、SPAM業者が自前ドメインのメールを送信することは防げない。 受け取りを拒否するドメインのブラックリストを用意するなど、別の対策を併用する必要がある。
となっている。 具体的には、上記の 「メールを送信することができる正規のサーバのIPアドレスをリスト」 するのは、DNSのTXTレコードを用いている。

また、マイクロソフト(Microsoft)が提唱していた技術 「Caller ID for E-Mail」と このSPF とを統合した 「Sender ID」という技術と深い関わりがある。

【参考リンク】

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2007年8月13日

OP25B(Outbound Port 25 Blocking) とは

スパム・メール や ウイルス・メール が 問題となりだしてから久しいが、 この対策の一環として、ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)の中には 「 OP25B(Outbound Port 25 Blocking) 」と言う対策をとっているところがある。

メールの送信には 通常TCPの25番ポートが利用されているが、 ISPの会員ユーザーが、外部のメールサーバーを利用して スパム・メールやウイルス・メールを送信することを防止するために、 25番ポートと外部との通信をブロックしてしまうことを 「 OP25B(Outbound Port 25 Blocking) 」と言っている。

自分が加入しているプロバイダーが この OP25B を行っている場合、 通常そのプロバイダーが提供しているメールサーバーを利用しているかぎり問題は起きないが、 どうしてもそのプロバイダーが提供しているメールサーバーではない 外部のメールサーバーを利用しなければならない場合には、 その外部のメールサーバーが 「サブミッション・ポート」と呼ばれる 25番以外の受信してくれるポートを準備している必要がある。 また、メールを送信する側のソフトウェアの方も、 それに対応した設定を行う必要がある。 通常、サブミッション・ポートは587番になっている。

【参考リンク】

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2007年1月21日

アウトルック2000 (Outlook 2000) での 個人用フォルダ ファイルサイズ制限への対策

前回ブログ 「アウトルック2000 (Outlook 2000) での 個人用フォルダ ファイル の圧縮方法」では 2GB のファイル・サイズ制限の対策として、 メッセージを削除して、 ファイル・サイズを小さくする方法を示した。 しかし場合によっては、過去のメッセージを削除せず、 記録として保存しておきたい場合もあると思う。

アウトルックでは 個人用フォルダ・ファイルを いくつでも作成できる。 ここで議論してきている 2GB のファイル・サイズ制限は あくまでも 1つのファイルあたりのサイズの制限、ということなので 個人用フォルダ・ファイルを いくつも作って、 格納するメッセージをそれぞれに分散してしまえば 1つの 個人用フォルダ・ファイルが 2GB を超えることはなくなる。

ということで、 新規の 個人用フォルダ・ファイル を作成する手順は、
  1. アウトルックのメニューから [ファイル(F)]−[新規作成(w)]−[個人用フォルダ・ファイル(.PST)(F)] を選択。
  2. 通常、現在利用している「 Outlook Today-[個人用フォルダ] 」を 収納しているファイル「outlook.pst」が存在しているディレクトリが開かれるので、 そこで 新規のファイル名を指定する。 ここでは、例として「old_data.pst」としておく。
  3. 「個人用フォルダ」作成ウィンドウが開くので その画面の「名前」欄に フォルダ一覧に表示される名称を指定できるので、 ここでは「過去データ記録用フォルダ」としておく。
  4. その他の項目、「暗号化の設定」では「圧縮可能な暗号化」を、 また パスワード欄は 空白のままでも問題ない。 後は「OK」ボタン。
  5. フォルダ一覧に 今 作成したフォルダが表示されるので、 そのフォルダを選択してから右クリック。 「フォルダの作成(N)」を選択して 新しいフォルダを作成してゆく。 もちろん管理しやすいように、いくつフォルダを作ってもよい。 お勧めとしては、今まで利用してきた「 Outlook Today-[個人用フォルダ] 」 の下にあるフォルダと同じ名前にすることである。 ここでは 例としてそのフォルダの名前を「IT関連」としておく。
  6. 従来の個人フォルダから新たに作った 過去データ用のフォルダ へメッセージを移動させる。 ここでの例では 「 Outlook Today-[個人用フォルダ] 」の下にある「IT関連」というフォルダをあけて メッセージを日付順に並べる。 ある程度古いメッセージを全て選択する。 選択したメッセージの上にマウスを合わせてから右クリック後、 「フォルダへ移動」を選択。 フォルダの一覧ウィンドウの中から 「過去データ記録用フォルダ」の下にある「IT関連」を選んで[OK]ボタン。 これでメッセージが移動できる。
  7. このような作業を繰り返し、古いデータを 移動させた後、 前回ブログ 「アウトルック2000 (Outlook 2000) での 個人用フォルダ ファイル の圧縮方法」 の方法で、「 Outlook Today-[個人用フォルダ] 」ファイルを強制的に圧縮する。


【参考リンク】

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2007年1月20日

アウトルック2000 (Outlook 2000) での 個人用フォルダ ファイル の圧縮方法

マイクロソフト(Microsoft)の アウトルック2000 (Outlook2000) における 2GB ファイルサイズ制限問題 に対する 具体的な対応方法について。

この 2GB という数字は 少し古いソフトにはよくある技術限界である。 それについては マイクロソフト(Microsoft)のサポート オンラインの 「どのように PST を最適化するが Outlook 2000 で提出します。」 ページに解説されている。 このページは、最初に注意書きがあるとおり、 英語のページを機械翻訳しており、日本語訳に問題がある。 読んでお判りのとおり、タイトルからして おかしな日本語になっている。 英語のオリジナルのページは 「How to compact PST files in Outlook 2000」 である。

まず、メッセージの容量を少なくするために 不要なメッセージは削除する。 しかし、アウトルックでは メッセージを削除しても 「削除済みアイテム」フォルダに溜まっているだけなので それらのメッセージを実際に削除する必要がある。 そのためには、
  1. アウトルックのフォルダ一覧が表示されていない場合、 「表示」メニューからフォルダ一覧を選択して表示させる。
  2. フォルダ一覧の中から 「削除済みアイテム」フォルダを選択して右クリック。
  3. 「”削除済みアイテム”フォルダを空にする」を選択。
という操作を行う。 ところが これだけでは .pstファイルのサイズは変化しない。 そこで、.pstファイルのサイズを強制的に圧縮してやる必要がある。 その方法は
  1. アウトルックのフォルダ一覧が表示されていない場合、 「表示」メニューからフォルダ一覧を選択して表示させる。
  2. フォルダ一覧の中から 圧縮したい個人用のフォルダを 1つ選択してから右クリック。
  3. 表示されたメニューから 一番下の 「個人用のフォルダのプロパティ」をクリックする。
  4. 「個人用のフォルダ プロパティ」ウィンドウが表示された段階で 「全般」タブを選択して画面右下の「詳細」ボタンをクリック。
  5. 画面中央の「今すぐ圧縮」ボタンをクリックすると すぐに圧縮処理が開始される。


最後に、前回ブログ 「アウトルック2000 (Outlook 2000) での 個人用フォルダ ファイル のサイズ確認方法」 で示した方法で 実際の .pstファイルのサイズを確認すればよい。

【参考リンク】

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2007年1月18日

アウトルック2000 (Outlook 2000) での 個人用フォルダ ファイル のサイズ確認方法

前回のブログ 「アウトルック2000 (Outlook 2000) の 2GB ファイルサイズ制限」 で 個人用フォルダ ファイルのサイズを確認した方がよい、 と書いたのだが、その具体的な方法について まとめておく。

対象は マイクロソフト(Microsoft)の アウトルック2000 (Outlook2000)。
  1. アウトルックのフォルダ一覧が表示されていなければ、それを表示させる。 表示させる方法は、「表示」メニューからフォルダ一覧を選択。
  2. フォルダ一覧から 個人用のフォルダ を 右クリックする。 通常「 Outlook Today-[個人用フォルダ] 」と表示されている。
  3. 表示されたメニューから 一番下の 「個人用のフォルダのプロパティ」をクリックする。
  4. 「個人用のフォルダ プロパティ」ウィンドウが表示される。 画面 左下の「フォルダ サイズ」ボタンをクリック。
  5. 新たに「フォルダ サイズ」ウィンドウが表示される。 その中の「フォルダとサブフォルダの合計」欄の値が フォルダ サイズ となる。


もちろん 実際の .pstファイルのサイズを ウィンドウズ エクスプローラー で確認してもよい。 その場合は、上記の手順のうち 「個人用のフォルダ プロパティ」ウィンドウが表示された 段階で「全般」タブの中の「詳細」ボタンをクリック。 「パス」欄にあるのが 実際の .pstファイル へのパスである。 この.pstファイルのサイズを ウィンドウズ エクスプローラー で確認してみると 上記の「フォルダとサブフォルダの合計」欄の値と 若干 異なっていることが多い。

どちらにしても、ファイル サイズが 2GB に近づいてきたら 早めに 対応をするべきである。

【参考リンク】

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2007年1月17日

アウトルック2000 (Outlook 2000) の 2GB ファイルサイズ制限

マイクロソフト(Microsoft)の アウトルック2000 (Outlook2000) で 利用されている「個人用フォルダ」は 通常、C:\Documents and Settings\ 以下ディレクトリの 深い深い場所に「outlook.pst」という ファイル名で格納されている。 このファイルには サイズが 2GB までという制限値がある。

この問題については マイクロソフト(Microsoft)のサポート オンラインの 「[OL2002] 個人用フォルダの2GBのファイルサイズ制限について」 に
個人用フォルダ ファイル、およびオフライン フォルダ ファイルには 2 GB のサイズ制限値があり、 Outlook は、ユーザーが 2 GB のサイズ制限値を超えることを防げません。 その結果、ファイルサイズが 2 GB の制限値を超えてしまい、 ファイルが利用できなくなる場合があります。 2 GB のサイズを超えてしまった場合は、個人用フォルダ ファイル (*.pst) や オフライン フォルダ ファイル (*.ost) を 修復するための受信トレイ修復ツール (scanpst.exe) を使用しても、 修復する事は出来ません。
と 説明されている。

現在でも Outlook 2000 を使っている方もおられるだろうし、 事実、私の周りにも 結構たくさん いらっしゃる。 個人のメッセージングでの利用で 2GB といえば、 十分すぎる容量で、制限値に達することなど 当初は考えられなかったかもしれないが、 メッセージを整理することもなく、もう5年以上も使っていると そろそろ 2GB に達してしまいそうな方も おられると思う。 制限値を超えてしまうと、たいへん面倒なことになってしまうので、 今一度、個人用フォルダ ファイルのサイズを確認された方がよいと思う。

【参考リンク】

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2005年9月14日

アウトルック(Outlook) のデータ・バックアップ (3)

前回の「アウトルック(Outlook) のデータ・バックアップ (2) 」で マイクロソフトが提供しているバックアップ ユーティリティについて書いた。 たまたま、この日、ある会社でメールソフトにアウトルックを使っておられる方のPCに、 この バックアップ ユーティリティ をインストールする機会があったので、 その時の体験について。

具体的には、OSはWindows2000のPCで、 そこにMS-Officeのプロフェッショナル版がインストールされているような環境。 結局、3台のPCに、このアウトルック用バックアップ・ユーティリティ を インストールしたのだが、1台だけうまくインストールできなかった。 調べてみると、Windowsへのログイン名の所属グループが そのPCのAdministrators グループになっておらず、 MS-Officeのディレクトリへの書き込みパーミッションがないのが 原因のようだった。

それではと思い、一度ログオフしてから、ログイン名 Administrator で ログインし直した。それから、 バックアップ・ユーティリティを インストールしてみたが問題なくインストールできたし、 その後、アウトルックを立ち上げて[ファイル]メニューを確認したが、 ちゃんとバックアップ・ユーティリティが登録されていた。

これで一件落着と思いながら、Administrator からログオフしてから、 再び、ユーザーのログイン名でログインし直した。 そしてアウトルックを立ち上げてみると不思議にも、 [ファイル]メニューの下に、バックアップ・ユーティリティが 見つからないのである。 インストールの際に各ユーザー毎の情報が設定される可能性があったので、 そのまま、再度、バックアップ・ユーティリティ の インストールを試したみた。 すると、「既にインストールされているから、先にアンインストールしろ」という 感じのメッセージ出てきて、その先には進めないのである。 問題の根は深そうである。

その後いろいろやって、どうにか解決できた。 結局、このユーザーをPCのAdministratorsグループに所属させてから バックアップ・ユーティリティをインストールし、どうにか動き出した。 時間もなかったので、その後、正確な検証を行ったわけではないが、 今日の結論としては、アウトルックのバックアップ・ユーティリティは、 Administratorsグループに所属しているユーザーしか使えない、 ということになった。

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2005年9月10日

アウトルック(Outlook) のデータ・バックアップ (2)

前回の「アウトルック(Outlook) のデータ・バックアップ (1)」からの続き。

マイクロソフトは、アウトルック(Outlook) 用の 「バックアップ ユーティリティ」アドイン・ツールを用意している。 このページからファイル(pfbackup.exe)ダウンロードできる。 インストレーションは通常のアプリケーションと同様に、このファイルを実行するだけ。 インストール完了後、アウトルックを起動すると、 [ファイル]メニューに[バックアップ]というコマンドが追加されている。

この新たに追加された[バックアップ]コマンドを実行すると ダイアログ・ボックスが表示され、 データのバックアップについての設定や、その実行を指定できる。 ここでバックアップの実行を指定すると、 すぐにバックアップが始まるわけではなく、 Outlookを終了した時点で自動的にバックアップが 始まるしくみになっている。

細かな設定は[オプション]ボタンから、オプション画面を開くとよい。 そこでは、何日毎にアラームするか、バックアップするフォルダの指定、 バックアップ先の場所、等を指定できる。 ここで指定したファイル名で毎回バックアップするので、 自動的に履歴管理などをする機能はない。 必要な場合は、手動か、またはその手のツールを使って 履歴管理をするべきであろう。

また、この[バックアップ]コマンドから、バックアップファイルを直接開くことができる。 障害が発生した際は、この機能を使って、 バックアップファイルから必要な部分だけ ドラッグ&ドロップでコピーできたりする。

このツールの使い方に関しては、@IT の Outlookデータ・バックアップ・ツールを活用する に詳しく解説してある。 アウトルックをお使いの皆さんは、是非参考にされて、 メールデータのバックアップ対策をされることをお薦めする。

【参考リンク】

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2005年9月 7日

アウトルック(Outlook) のデータ・バックアップ (1)

私自身は普段 アウトルック(Outlook) を利用していないのだが、 普段Outlookを利用されているある方のPCの引越しと、 それとは別件で、Outlookをお使いの方からデータのバックアップについての ご質問をいただいたのでそれについてチョット調べてみた。

ここでの注意点は、今回取り上げるのは Outlook であって、 Outlook Express ではない、ということ。 Outlook Express は Windowsにおまけで付属してるメールソフト、 一方、今回取り上げる Outlook は Microsoft Office の一員である。 この2つ、名前と画面まわりは非常によく似ているが、 データの格納方法は全く異なっているので注意が必要である。

Outlookの場合、会社などで Microsoft Exchange Server 環境で使用している場合は、 サーバー上のメールボックスにデータを保存することができるが、 通常の個人的な利用方法では、基本的に Outlook のすべてのデータは 個人用フォルダ ファイル(.pstファイル)という1つのファイルに保存されている。 全てのデータが1個のファイルに保存されるということは、 バックアップ等は単純になるが、その反面、 もし、このファイルが壊れると、 全てのデータが取り出せなくなってしまう、という危険性も含んでいる。

では、どのファイルをバックアップしたらよいか、ということになる。 Outlook のフォルダ一覧に表示した際のデフォルト表示名は、"個人用フォルダ" と表示されている。 これを右クリックし、ショートカット メニューの 「"個人用フォルダ" のプロパティ」をクリックする。 すると「個人用フォルダ プロパティ」ウィンドウが新たに開くので、 画面下にある「詳細」ボタンをクリックする。 新たに開いたウィンドウの「パス」の欄にあるのが バックアップを取るべきファイルのパス(名前)である。

実際にバックアップする場合は、上記のファイル1つを 別のディレクトリや別のメディア上にコピーしておけばよい。 但しこの際、アウトルックを閉じた状態でバックアップを取らなければならない。 アウトルックが開いている状態、 つまり、このファイルをオープンしている状態でバックアップを取ると、 データ内部に矛盾が生じてしまい、リストアしてもデータが取り出せない可能性が生ずる。

バックアップをこまめに、かつ、正確にとるには、 アウトルックを終了する時点でそのバックアップをとるべきであるが、 そうとは判っていても、なかなかできないのが現実である。 そんな悩みを解決してくれるアドイン・ツールをマイクロソフトが 用意してくれている。 それについては、次回のエントリーとさせていただこう。

【参考リンク】

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