2008年2月23日
sambaの SWAT以外の GUIツール
sambaのオリジナルのGUI管理ツールは SWAT(Samba Web Administration Tool) であるが、他のGUI管理ツールも存在しているようだ。それについての解説が ITpro の 「マスターLinux設定ツール samba編」 にある。 これはあくまで Linux の一種である Fedora Core の設定ツールの画面であり、 samba オリジナルの SWAT とは別物である。 samba関連のページをググっていて このページを発見したのだが、 当初は これが SWATの画面かとかん違いしてしまった。
比較してみると Fedora Core 付属の設定ツールの方が SWATより 直感的でわかりやすそうである。 さすが Fedora Core である。
【参考リンク】
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2008年2月22日
SWAT を使っての実際のsambaの設定
sambaの設定は、 CUIでは smbpasswd でのユーザーとパスワードの登録、 smb.confファイルの編集、により行うことができるが、 これと同じことを SWAT(Samba Web Administration Tool) で行うとどうなるか やってみる。まず、smbpasswd の代わりが 「PASSWORD」ボタン。 このボタンをクリックすると 「ローカルマシンのパスワード管理」画面になる。 ここで [ユーザ名 :]欄に ユーザーIDを、これは UNIX(FreeBSD)上に登録されているものを入力。 そして[新パスワード :]と[新パスワードの再入力 :]欄に samba用のパスワードを指定する。 ここで注意として、ユーザ名 が UNIX(FreeBSD)上に登録されていない場合、 画面上には何も表示されないが、実際には何も登録されていない。 実際に登録が成功した場合には「Added user yotsumoto.」のように表示される。
もし、既に登録されているかどうか確認してみたければ 「ユーザーの有効化」を行ってみるとよい。 既に登録されていれば、「Enabled user yotsumoto.」のようなメッセージが表示され、 未登録であれば、「Failed to find entry for user yotsumoto.」と表示される。
このようにパスワードの登録が済んだ状態で、 以前のブログ 「sambaで デフォルト smb.conf によるホーム・ディレクトリ アクセス」 でレポートしたとおり、登録したユーザーの ホーム・ディレクトリへのアクセスが可能となっているハズ。
次に、新規の共有ディレクトリの追加。 この場合、「SHARES」ボタンをクリックして 「ファイル共有 パラメータ」の画面へ移動する。 「ファイル共有の作成」ボタンの横の欄に、 新規の共有ディレクトリの名称を入力してから 「ファイル共有の作成」ボタンをクリック。 すると、画面表示が広がって「基本オプション」や「セキュリティ オプション」等 多数のオプションが指定できるようになる。 ここで、「基本オプション」にある 「path」欄に 実際に共有したいディレクトリのパスをタイプ。 「セキュリティ オプション」の「read only」欄を「No」へ変更。 それから、なぜ「EventLog Options」にあるのか不思議なのだが 「available」欄を 「Yes」に変更する。 こうしないとこの共有が有効になってくれない。 最後に「変更を反映」ボタンを押すと登録される。
もちろん、この設定の前に 共有しようとするディレクトリに 該当ユーザーの読み書きの権限を 与えておく必要がある。
【参考リンク】
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2008年2月21日
SWAT(Samba Web Administration Tool) での設定方法
sambaのオリジナルのGUI管理ツール SWAT(Samba Web Administration Tool) の操作方法について開いたSWATの画面の上には8つのボタンがあり それぞれ
- HOME
- GLOBALS
- SHARES
- PRINTERS
- WIZARD
- STATUS
- VIEW
- PASSWORD
ほとんどの画面には 「標準表示」ボタン と 「詳細表示」ボタン とがあり、 通常は「標準表示」が選択されている。 よほどの特殊な設定でなければ 「標準表示」のままで問題ないであろう。
また、SWATを利用する際の注意点として、 swatが起動すると、/usr/local/etc/smb.conf にある コメント行等の余分な記述が 全て削除されてしまうので注意が必要。
SWATを利用して作成された smb.conf では、 多数あるパラメータは 値がデフォルト値であれば その記述が省略されてしまう。 例えば、workgroup名にしても デフォルト値である「WORKGROUP」を指定しておくと smb.conf内にはその記述が省略されてしまう。 全てのパラメータとその値を確認したければ、 それぞれの画面で「詳細表示」を選択すればよい。 各パラメータの詳細については、 各項目の左側にヘルプへのリンクもあるし、 日本語については マニュアル「smb.conf ? Samba システムの設定ファイル」 に詳しい説明されている。
「VIEW」ボタンをクリックすると「現在の設定」ページなる。 このページでは 現在の smb.conf を内容を表示してくれる。 これはちょうど testparm コマンドから出力されるものと同じだ。 また、「完全表示」ボタン があり、これをクリックすると testparm コマンドに -v オプションを付けた場合の パラメータの詳細が表示される。
「STATUS」ボタンをクリックすると「サーバの状態」ページなり、 sambaシステムのバージョン、 smbd、nmbd、winbindd の 現在の状況表示や、起動、停止、再起動が出来る。 また、「接続中のクライアント」「接続中の共有」「使用中のファイル」の 様子も表示され、 接続中のクライアントは 強制的に切断することもできる。
【参考リンク】
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2008年2月20日
FreeBSDにおける SWATの起動
FreeBSDで sambaのウェブ・ベースの管理ツールである SWAT(Samba Web Administration Tool) を起動する方法について。 例えば、sambaの本体とも言える smbd や nmbd は デーモンとして起動されているが、 この swatはデーモンとしてではなく、 intd から 起動することが推奨されているようである。まず、/etc/services に
swat 901/tcp # samba web configuration toolという1行が存在していることを確認する。 最近のFreeBSDであれば、この記述は含まれているハズ。
それから /etc/inetd.conf の
#swat stream tcp nowait/400 root /usr/local/sbin/swat swatの行の先頭の「#」を外してやる。
それから /etc/defaults/rc.conf にある
inetd_enable="NO" # Run the network daemon dispatcher (YES/NO).の行を /etc/rc.conf にコピーし、
inetd_enable="YES" # Run the network daemon dispatcher (YES/NO).と変更して保存。 あとは、リブートすると 次にFreeBSDが起動してきた際に SWATが利用可能となっているハズだ。
再起動後、Windows等のウェブ・ブラウザーから 例えば、FreeBSDマシンの名前が「subaru」だとすると アドレスに
http://subaru:901/と指定する。 すると User名とパスワードを尋ねてくるので FreeBSDのスーパーユーザーのIDとパスワードを入力すると SWATの画面に入ることができる。
【参考リンク】
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2008年2月19日
smb.conf の設定方法
FreeBSD上に samba を portsからインストールした後、 README.FreeBSDドキュメントに従って smb.conf.default を /usr/local/etc/smb.conf へコピーした。 さて、これから この smb.conf を編集することになる。smb.conf は構文は、まずセクションと 各セクションの中で定義されるパラメータ から構成される。
デフォルトのsmb.conf の中でも [global]、[homes]、[printers] という 3つの特殊なセクション は既に定義してある。 とくに [global]セクションでは サーバ全体、 もしくは各セクションで項目が定義していないときの 既定値として適用されるパラメータの定義を行っている。 [global]セクションで提示しておかなくてはならないパラメータは 「workgroup」くらいであろう。 それ以外はパラメータはデフォルトのままでも とりあえずは動作する。
新規の共有ディレクトリを定義するには 新たなセクションを記述すればよい。例えば、[DATA]のように。 そしてここで絶対に必要になるのが「path」パラメータ。 これがないと、ファイル・システムのうち、どこを共有したいのかわからない。 /home/data を共有したければ、pathパラメータは 「 path = /home/data 」のような記述になる。 それから、もし、そのディレクトリに書き込み権限が必要であるならが 「read only」パラメータを 「 read only = No 」のように指定しなければならない。 この 「read only」パラメータのデフォルト値は「yes」になっているからだ。
上記の共有ディレクトリの記述の例を実際に記述してみると、
[DATA] path = /home/data read only = Noのようになる。この記述を smb.conf に追加すると 例えば sambaサーバーの名前が subaru ならば Windows 側からは「\\SUBARU\DATA」でアクセスできる。
ただし この場合、 sambaサーバーへ接続しているユーザーは ディレクトリ「/home/data」へのアクセス権を 持っていなければならない。 このように 共有ディレクトリのアクセス権については、マニュアル 「smb.conf - Samba システムの設定ファイル」 に
サーバより与えられたアクセス権は、 ホストシステムより指定の UNIX ユーザ (またはゲストユーザ) に与えられたアクセス権によって 制限されることに注意して欲しい。 サーバはホストシステムが許可する以上のアクセス権を許可することはできない。とある。 つまり、共有ディレクトリのアクセス権は 基本的にsambaサーバー側の それぞれのディレクトリに 指定する必要があることになる。
【参考リンク】
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2008年2月18日
smb.conf の testparm による設定確認方法
samba は 設定ファイルである「smb.conf」の内容を読み込んで動作するので そこに誤りがあっては正常に動作してくれない。 そのため、この smb.confファイルの構文をチェックする 「testparm」というコマンドが用意してある。まず、インストール後、何も編集していない デフォルトのsmb.confファイル対して testparm を実行してみる。 この時、rootになる必要はないようだ。
% testparm Load smb config files from /usr/local/etc/smb.conf Processing section "[homes]" Processing section "[printers]" Loaded services file OK. Server role: ROLE_STANDALONE Press enter to see a dump of your service definitions [global] workgroup = MYGROUP server string = Samba Server log file = /var/log/samba/log.%m max log size = 50 dns proxy = No [homes] comment = Home Directories read only = No browseable = No [printers] comment = All Printers path = /var/spool/samba printable = Yes browseable = Noのように 当たり前のことだが エラーなく表示される。
また、-v オプションを指定すると smb.conf の中で指定されていないパラメータのデフォルト値を表示するようになる。 これは非常に長いリストになる。
【参考リンク】
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2008年2月17日
sambaで デフォルト smb.conf によるホーム・ディレクトリ アクセス
昨日のブログ 「 FreeBSD での samba インストール直後の設定 」 でレポートした設定の後の sambaの実際の接続実験について。 ここでは、sambaマシンもWindowsマシンも 自宅内の同一ネットワーク・セグメント上にあることを前提として まずは繋がることを目標としてセットアップしてみる。既に、デフォルトの smb.conf は /usr/local/etc/ にコピーされているので この段階では、smb.confを全く変更することない状態で sambaの実験を行ってみる。 実は、デフォルトの smb.confでは、 各ユーザのホーム・ディレクトリにアクセスできるような [homes] の設定が既になされている。
但し、このままでは sambaとして ユーザー名とパスワードの 認識できないので、その部分だけ先に設定をしておく。 例として、FreeBSD上で 既に yotsumoto というユーザーIDが登録されており ホーム・ディレクトリも存在しているとして、 これを samba に認識させてみる。 そのためには、スーパーユーザーから、
# smbpasswd -a yotsumoto New SMB password: abcd Retype new SMB password: abcd Added user yotsumoto.とする。 ちなみに、「-a」は ユーザー追加のオプション。
ちなみに、この段階で /usr/local/etc/samba/smbpasswd ファイルの中身を見てみると
# cat smbpasswd yotsumoto:100:D2812E7E4718C48DE68AA26A841A86FA:3AC85449E4A6F6A4508B3A7904E37E54:[U ]:LCT-47BFA953:のようになっている。
では、実際にWindowsから接続してみる。 もし まだsambaを起動していなければ、スーパーユーザーから
# /usr/local/etc/rc.d/samba startとして起動する。
それでは Windowsの方から 「スタート」-「ファイル名を指定して実行」として samba マシンの 名前を入力する。 この際、マシン名の前に「¥」マークを2つ付けるのをお忘れなく。 ここでは例として 「subaru」というマシン名だったとして
\\subaruとしてみる。また、マシン名の変わりに IPアドレスでもよい。 例えば、
\\192.168.1.100のように。 すると、接続用のウィンドウが開く そこのユーザー名の欄に 上記の smbpasswd で指定した ユーザーID、今回の例では「 yotsumoto 」を パスワードの欄には「 abcd 」をタイプして。 「OK」ボタンをクリックすると、 Windows上のエクスプローラが開いて FreeBSD上のホーム・ディレクトリの内容が確認できる。 デフォルトの設定では書き込みもできるハズだ。
【参考リンク】
- Sambaで始めるWindowsファイルサーバー入門「自分のホームディレクトリに接続しよう」
- smbpasswd - ユーザーの SMB パスワードを変更する
- FreeBSD 6.1/i386 note「samba 3.0.23」
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2008年2月16日
FreeBSD での samba インストール直後の設定
FreeBSD上で portsにより samba を 「make install」した後の設定について。まず、/usr/ports/net/samba3/files に README.FreeBSD というドキュメントがあるので その内容を見てみることにする。
ドキュメントには、まず、
1. Copy /usr/local/etc/smb.conf.default to /usr/local/etc/smb.conf, and edit it.とあるので、その通りに
# cp /usr/local/etc/smb.conf.default /usr/local/etc/smb.confとコピーする。ただし、このままでは、リード・オンリーなので、
# chmod u+w /usr/local/etc/smb.confとして、書き込み可能としておく。 この後、smb.conf の内容を編集しなければならないが、 それについては、別ブログとしよう。
次に、
2. Put string 'samba_enable="YES"' into your /etc/rc.conf.とあるので、/etc/rc.conf を編集して
## for net/samba samba_enable="YES"という行を追加する。
3番目として
3. Type '/usr/local/etc/rc.d/samba.sh start' or reboot.とある。つまり、samba を起動させるために PCをリブートするか、 もしリブートすることなく起動させたい場合には、上記のスクリプト(コマンド)を実行する。 しかし、このドキュメントでは スクリプト名が「samba.sh」となっているが、 実際は「samba」となっているので、
/usr/local/etc/rc.d/samba startとする必要がある。
その他 README.FreeBSD にいろいろな説明があるが、 ドキュメントの最後に
Japanese users, please, take a look onto japanese/samba3 port instead - it comes with additional multibyte characters support.とある。 日本語環境では、/usr/ports/net/samba3/ の代わりに、 /usr/ports/japanese/samba3 で make した方がよいかもしれない。
【参考リンク】
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2008年2月15日
samba の FreeBSD へのインストール
samba を FreeBSD へインストールしてみる。 今回は、基本的にFreeBSDがもつ ports を利用して インストールする。FreeBSDのportsの場合、/usr/ports/ 下に準備してある 導入ソフトウェア用のディレクトリへ移動してから、 「make install」とするだけで あとは自動的に ソースコードのダウンロードから コンパイル、インストールまでを行ってくれる。 現在の sambaの場合、net の下にある 「samba3」ディレクトリで makeすればよい。
# cd /usr/ports/net/samba3 # make install
すると「Options for samba 3.0.28,1」という 以下のような
[X] LDAP With LDAP support [ ] ADS With Active Directory support [X] CUPS With CUPS printing support [X] WINBIND With WinBIND support [ ] ACL_SUPPORT With ACL support [ ] FAM_SUPPORT With File Alteration Monitor [ ] SYSLOG With Syslog support [ ] QUOTAS With Disk quota support [X] UTMP With UTMP accounting support [X] MSDFS With MSDFS support [ ] PAM_SMBPASS With PAM authentication vs passdb backends [ ] CLUSTER With experimental cluster support [ ] DNSUPDATE With dynamic DNS update [ ] EXP_MODULES With experimental modules [X] POPT With system-wide POPT library [ ] MAX_DEBUG With maximum debugging [ ] SMBTORTURE With smbtortureウィンドウが表示され、オプションが選択できるようになる。 今回のインストールではデフォルトのままで「OK」ボタンとする。 すると、
===> NOTICE: This version of port has changed location of Samba password ===> NOTICE: (smbpasswd) directory. Files in '/usr/local/private' ===> NOTICE: have moved to '/usr/local/etc/samba'. ===> Vulnerability check disabled, database not found ===> Found saved configuration for samba-3.0.28,1 ===> ------------------------------------------- ===> Run 'make config' to (re)configure the port ===> ------------------------------------------- => samba-3.0.28.tar.gz doesn't seem to exist in /usr/ports/distfiles/. => Attempting to fetch from http://us1.samba.org/samba/ftp/./.というメッセージを表示後、samba-3.0.28.tar.gz のダウンロードが始まり、 その後、自動的にコンパイルが始まった。
しばらくコンパイルやリンクを行った後、 Installが始まる。 まず、
Installing bin/smbd as ///usr/local/sbin/smbd Installing bin/nmbd as ///usr/local/sbin/nmbd Installing bin/swat as ///usr/local/sbin/swat Installing bin/winbindd as ///usr/local/sbin/winbindd ====================================================================== The binaries are installed. You may restore the old binaries (if there were any) using the command "make revert". You may uninstall the binaries using the command "make uninstallbin" or "make uninstall" to uninstall binaries, man pages and shell scripts. ======================================================================と表示されて、smbd, nmbd, swat, winbindd の4つが ディレクトリ /usr/local/sbin にインストールされたことがわかる。
その後、netコマンドをはじめ、いくつかのコマンドが /usr/local/bin にインストールされる。
Installing bin/wbinfo as ///usr/local/bin/wbinfo Installing bin/smbclient as ///usr/local/bin/smbclient Installing bin/net as ///usr/local/bin/net Installing bin/smbspool as ///usr/local/bin/smbspool Installing bin/testparm as ///usr/local/bin/testparm Installing bin/smbstatus as ///usr/local/bin/smbstatus Installing bin/smbget as ///usr/local/bin/smbget Installing bin/smbcontrol as ///usr/local/bin/smbcontrol Installing bin/smbtree as ///usr/local/bin/smbtree Installing bin/tdbbackup as ///usr/local/bin/tdbbackup Installing bin/nmblookup as ///usr/local/bin/nmblookup Installing bin/pdbedit as ///usr/local/bin/pdbedit Installing bin/tdbdump as ///usr/local/bin/tdbdump Installing bin/tdbtool as ///usr/local/bin/tdbtool Installing bin/smbpasswd as ///usr/local/bin/smbpasswd Installing bin/rpcclient as ///usr/local/bin/rpcclient Installing bin/smbcacls as ///usr/local/bin/smbcacls Installing bin/profiles as ///usr/local/bin/profiles Installing bin/ntlm_auth as ///usr/local/bin/ntlm_auth Installing bin/smbcquotas as ///usr/local/bin/smbcquotas Installing bin/eventlogadm as ///usr/local/bin/eventlogadm ====================================================================== The binaries are installed. You may restore the old binaries (if there were any) using the command "make revert". You may uninstall the binaries using the command "make uninstallbin" or "make uninstall" to uninstall binaries, man pages and shell scripts. ======================================================================上記のような注意書きが表示される。
それから
Installing scripts in /usr/local/bin Installing /usr/local/bin/smbtar Installing /usr/local/bin/findsmb ====================================================================== The scripts have been installed. You may uninstall them using the command "make uninstallscripts" or "make install" to install binaries, man pages and shell scripts. You may recover the previous version (if any by "make revert". ======================================================================のように スクリプト smbtar と findsmb がイントールされる。
次に、
Installing /usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source//codepages/lowcase.dat as ///usr/local/lib/samba/lowcase.dat Installing /usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source//codepages/upcase.dat as ///usr/local/lib/samba/upcase.dat Installing /usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source//codepages/valid.dat as ///usr/local/lib/samba/valid.dat ====================================================================== The dat files have been installed. You may uninstall the dat files using the command "make uninstalldat" or "make uninstall" to uninstall binaries, man pages, dat files, and shell scripts. ======================================================================datファイルが /usr/local/lib/samba/ にインストールされる。
そして、SWAT 関連のメッセージ・ファイルが
Installing /usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source//po/de.msg as ///usr/local/lib/samba/de.msg Installing /usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source//po/en.msg as ///usr/local/lib/samba/en.msg Installing /usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source//po/fi.msg as ///usr/local/lib/samba/fi.msg Installing /usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source//po/fr.msg as ///usr/local/lib/samba/fr.msg Installing /usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source//po/it.msg as ///usr/local/lib/samba/it.msg Installing /usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source//po/ja.msg as ///usr/local/lib/samba/ja.msg Installing /usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source//po/nl.msg as ///usr/local/lib/samba/nl.msg Installing /usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source//po/pl.msg as ///usr/local/lib/samba/pl.msg Installing /usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source//po/tr.msg as ///usr/local/lib/samba/tr.msg ============================================================================== The SWAT msg files have been installed. You may uninstall the msg files using the command "make uninstallmsg" or "make uninstall" to uninstall binaries, man pages, msg files, and shell scripts. ==============================================================================のように /usr/local/lib/samba/ に、 また、SWATで 利用される html や gif ファイルが /usr/local/share/swat/ 以下にインストールされる。
それから
Installing bin/recycle.so as ///usr/local/lib/samba/vfs/recycle.so Installing bin/audit.so as ///usr/local/lib/samba/vfs/audit.so Installing bin/extd_audit.so as ///usr/local/lib/samba/vfs/extd_audit.so Installing bin/full_audit.so as ///usr/local/lib/samba/vfs/full_audit.so Installing bin/netatalk.so as ///usr/local/lib/samba/vfs/netatalk.so Installing bin/fake_perms.so as ///usr/local/lib/samba/vfs/fake_perms.so Installing bin/default_quota.so as ///usr/local/lib/samba/vfs/default_quota.so Installing bin/readonly.so as ///usr/local/lib/samba/vfs/readonly.so Installing bin/cap.so as ///usr/local/lib/samba/vfs/cap.so Installing bin/expand_msdfs.so as ///usr/local/lib/samba/vfs/expand_msdfs.so Installing bin/shadow_copy.so as ///usr/local/lib/samba/vfs/shadow_copy.so Installing bin/readahead.so as ///usr/local/lib/samba/vfs/readahead.so Installing bin/CP850.so as ///usr/local/lib/samba/charset/CP850.so Installing bin/CP437.so as ///usr/local/lib/samba/charset/CP437.so Installing bin/script.so as ///usr/local/lib/samba/auth/script.soのように /usr/local/lib/samba/ の vfs/ や charset/ 、auth/ に 各種 .so ファイルがインストールされる。
その後、
/bin/cp -p "/usr/ports/net/samba3/work/smb.conf.sample" "/usr/local/share/examples/samba"とあるように、smb.conf ファイルのサンプルが /usr/local/share/examples/samba にコピーされていることがわかる。
最後に、
install -o root -g wheel -m 555 "/usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source/script/mksmbpasswd.sh" "/usr/local/bin/make_smbpasswd" install -s -o root -g wheel -m 555 "/usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source/nsswitch/nss_winbind.so" "/usr/local/lib/nss_winbind.so.1" install -s -o root -g wheel -m 555 "/usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source/nsswitch/nss_wins.so" "/usr/local/lib/nss_wins.so.1" install -s -o root -g wheel -m 555 "/usr/ports/net/samba3/work/samba-3.0.28/source/bin/pam_winbind.so" "/usr/local/lib"シェルスクリプト make_smbpasswd が、/usr/local/bin/ に また いくつかの shared object が /usr/local/lib/ にインストールされる。
最後の注意書きとして、再び
=============================================================================== NOTICE: This version of port has changed location of Samba password NOTICE: (smbpasswd) directory. Files in '/usr/local/private' NOTICE: have moved to '/usr/local/etc/samba'. ===============================================================================と記述されている。これにより、 Samba password (smbpasswd) が /usr/local/etc/samba に作られることがわかる。 ちなみに、インストール直後には このディレクトリには何もファイルが作られていない。
次の注意書きが
=============================================================================== Samba3 *package* now doesn't include ADS support due the portability problems with Kerberos5 libraries on different installations. You need to compile port yourself to get this functionality. For additional hints and directions, please, look into the README.FreeBSD file. ===============================================================================とある。ここで言う「ADS」とは「Active Directory support」このことであろう。
それから
===> Installing rc.d startup script(s) ===> Compressing manual pages for samba-3.0.28,1 ===> Registering installation for samba-3.0.28,1 ===> SECURITY REPORT: This port has installed the following files which may act as network servers and may therefore pose a remote security risk to the system. /usr/local/bin/smbspool /usr/local/bin/smbtree /usr/local/bin/smbcontrol /usr/local/bin/nmblookup /usr/local/bin/testparm /usr/local/sbin/winbindd /usr/local/bin/smbget /usr/local/bin/profiles /usr/local/lib/nss_wins.so.1 /usr/local/bin/smbstatus /usr/local/bin/pdbedit /usr/local/bin/net /usr/local/bin/wbinfo /usr/local/bin/smbcacls /usr/local/bin/smbclient /usr/local/sbin/swat /usr/local/sbin/nmbd /usr/local/bin/eventlogadm /usr/local/bin/rpcclient /usr/local/bin/ntlm_auth /usr/local/sbin/smbd /usr/local/bin/smbpasswd /usr/local/bin/smbcquotasと、どんな実行ファイルがインストールされたかが一覧されている。
This port has installed the following startup scripts which may cause these network services to be started at boot time. /usr/local/etc/rc.d/samba If there are vulnerabilities in these programs there may be a security risk to the system. FreeBSD makes no guarantee about the security of ports included in the Ports Collection. Please type 'make deinstall' to deinstall the port if this is a concern.とあるので、ディレクトリ /usr/local/etc/rc.d/ の下に「samba」というスクリプトが インストールされたことがわかる。 FreeBSDでは、ディレクトリ /usr/local/etc/rc.d/ の下にある スクリプトが 起動に自動実行されることになっている。
そして、最後の最後に
For more information, and contact details about the security status of this software, see the following webpage: http://www.samba.org/と表示されて samba 3 の「make install」が終了した。
【参考リンク】
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2008年2月14日
「samba(サンバ)」とは
「samba(サンバ)」とは、 FreeBSDを含めたUNIX系のOSで Windows NT/2000互換のファイルサーバ/プリント・サーバ機能を 実現するためのオープン・ソース・ソフトウェアである。 FreeBSD と Windows 間で ファイルを共有する必要が出てきたので、 この sambaについて調査してみることにする。Sambaについての情報は、 まず、ご本家が 「Samba.org」。 そして日本のサイトが 「日本 Samba ユーザー会 Web サイト」 にある。しかし、このサイトも内容を 「日本 Samba ユーザー会 Wiki サイト」 に徐々に移行しているようだ。 このページの バージョン情報によれば、 現在は バージョン 3.0.XX が安定バージョンのようである。 また、バージョン4がすでに開発されており、 トライアルバージョンがリリースされている模様。
この「Samba」という名前は、
Microsoft Windows で使用されている ネットワークファイルシステム「SMB (Server Message Block)」に、 2 つの母音を入れて作られている。 Samba はもともと「smbserver」と呼ばれていたが、SMBserver の商標をもつ Syntax 社[2]から 登録商標であるとの通告があったため、名前が変更された。とある。
実際のSambaの機能としては、 「ファイル・サーバ機能」、「プリント・サーバ機能」 「Windowsドメインコントローラ」、「Active Directory ドメインメンバ」、 それからUNIX 側から Windows や Samba の共有フォルダに接続するための クライアントソフトウェア群である「smbclient」。 などである。 また、上記機能の派生品として「Samba4wins」というモノもあるそうだ。 これについては、 「Samba4winsのインストールと設定」 に
ドイツのSerNetという組織により、 開発中のSamba 4.0系列のソースコードからWINSサーバ部分を抜粋して 実行可能な形式としたsamba4winsというプロダクトがリリースされています。とある。
Sambaの設定には smb.confというテキストファイルを編集する必要があるのだが、 これをGUIで編集できる SWAT(Samba Web Administration Tool) と呼ばれる ウェブ・ベースの管理ツールもある。
【参考リンク】
- Samba.org
- 日本 Samba ユーザー会 Web サイト
- 日本 Samba ユーザー会 Wiki サイト
- ウィキペディア「Samba」
- Open Tech Press「Sambaの設定にSWATを利用する」
- Samba4winsのインストールと設定
- MIRACLE LINUX 「Samba 3.0がやってきた」
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