お薦め ページ


メニュー

ハワイ島 遊覧飛行ツアー

ハワイ島 B&B・ホテル

ハワイ島 不動産情報

ハワイ島 情報・観光ガイド

ブログ(Blog)

その他

関連サイト

: カテゴリー :

通信

2007年11月10日

ATコマンド (AT command)

まず、「ATコマンド」と言った場合、 コンピュータ業界において、私が知っている限りで2つの意味がある ひとつが、マイクロソフト(Microsoft) Windows で タスクをスケジュールするコマンド。 で、もうひとつが モデムで利用されているATコマンドである。 今日は、モデムで利用されているATコマンドについて ブログしてみる。

私がモデムを触りだしたころは、 300bpsの電話カプラがあったり、 パソコン通信をするにしても、 1200bpsのモデムが主流だったりした時代だ。 その当時、2400bpsのモデムが発売されると 「超高速」と言われていた。 ちなみに、その2400pbsのモデムは その当時で約8万円していた。

そんなことはさておき、 今日のお題の「ATコマンド」とは、 その当時、モデム業界では有名だった Hayes Computer Products社が開発した モデムを制御するためのコマンド体系のこと。 事実上、デファクト・スタンダードとなり、 その後、ほとんどのモデムが このHayes社の「ATコマンド」を採用することとなった。

最近は、まずモデムを使うこともなくなってきたし、 モデムを使うにしてもWindows等からダイアルアップしていると モデムを直接制御することがないので、ATコマンドのことなど まったく知る必要がないと思う。 しかし、現在でもモデムには、この「ATコマンド」が採用されているし、 その他、モデムのようにシリアルポート上のデバイス、 たとえば、ZigBee のようなデバイスを制御するのにも このATコマンド体系が利用されていることが多いようだ。

「ATコマンド」とは、 コマンドがすべて「AT」という接頭語から始まるようになっている。 たとえば、モデムから123-4567へ電話をかける場合には
ATDT123-4567
といった感じ。 頭の「AT」が接頭語、 次の「D」がダイヤル(Dial)の D 。 「T」はトーン回線であることの指定。 だから、もし、パルス回線から電話をかける際には コマンドが「ATDP」となる。

ATコマンドについては、 121ware「ATコマンド一覧」 とか NEC COMSTARZ ROUTER「ATコマンド一覧」 とかいったページにまとめられている。 しかし、ATコマンドは、メーカーや機種によって方言がたくさんあり、 こまかい部分は互換性がないので、 最終的には、実際に使っている機器のマニュアルを調べないといけない。

【参考リンク】

カテゴリー: 通信     22:46 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月31日

クリスマス・ペア 対 ハロウィン・ペア の 電話線対決

ちょうど、ハロウィンの日なので、 電話線とハロウィンの関係についてのネタ。

「クリスマス・ペア 対 ハロウィン・ペア の 電話線対決」 とか言うと、 なんか、サンタさん と トナカイさんペア 対 魔女さん と クモさんペア が プロレスでもしているような感じなのだが、 あくまでも まじめな電話線についてのお話。

thchFAQ の 「 How do I Install Telephone Wiring? 」 のページに 電話線のことについて、いろいろ記述されている。 その中の 「 The Christmas and Halloween Standard for Telephone Wiring 」 という項目で、 クリスマス と ハロウィン と 電話線のことが書かれている。

面倒なので その部分を全部引用させていただくと、
Many existing homes have only 2 pair (4 wire) telephone wiring. The first telephone line is connected to the Christmas pair. This wire pair is called the Christmas pair because one wire is Green and the other wire is Red.

In the Christmas pair, the Green wire is Tip and the Red wire is Ring.

The second telephone line is connected to the Halloween pair. This wire pair is called the Halloween pair because one wire is Black and the other wire is Yellow.

In the Halloween pair, the Black wire is Tip and the Yellow wire is Ring.
となっている。

よく、壁のジャックから、電話機やFAX機などにつなぐ フラットな形のモジュラー・ケーブルの場合、 4芯なら、それぞれの導線に 黒、赤、緑、黄色 の色がつけてある。 これらの電話線の結線は、2つのペアに分けられる。

まず、第一のペアが 緑色 と 赤色 と決められているのだが、 この 緑色 と 赤色 の配色というのが ちょど、クリスマスの色 となっている。

そして 第二のペアが 残った 黄色と黒色になる。 これが、クリスマスに対応するということで、 ハロウィン・ペア と呼ばれている。

これをまとめてみると、
  • クリスマス・ペア(Christmas pair)
    • 緑(+: Tip )
    • 赤(-: Ring )
  • ハロウィン・ペア(Halloween pair)
    • 黒(+: Tip )
    • 黄色(-: Ring )
となる。

ハロウィンといえば、 黄色よりオレンジ(橙)色のほうが、もっとハロウィンらしいのだが、 そこは、ご愛嬌。 特に、これが6芯ケーブルの場合、 上記の4本に加えて、オレンジ(橙)色 と 青色 が加わってくる。 このような場合、「ハロウィン・ペア」というコトバで覚えておくと、 本当に間違えてしまいそうなので、その点、注意が必要である。

と言うことで、 クリスマス・ペア と ハロウィン・ペア との対決は、 アメリカでは、クリスマスは祝日であるが、 ハロウィンはお休みでない、ということからしても クリスマス・ペアの勝ち、ということにしておこう。

【参考リンク】

カテゴリー: ケーブル・コネクタ , 通信     22:46 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月30日

モジュラー・ケーブル

単純なことだが、壁のジャックから、 電話機やFAX機、あるいは パソコンのモデムまでを つなぐケーブル、いわゆる普通の電話線のことを何と言うべきか? 通常この手のケーブルのことを「モジュラー・ケーブル」と呼んでいる。

これに関しては、マイクロソフトの 「 パソコン用語 - モジュラ ケーブルとは 」 ページに
一般的なモジュラ ケーブルとは、 いわゆる "電話線" のことで、 電話機と電話回線をつなぐために使われるケーブルのことをいいます。

また、パソコンではモデムと呼ばれる周辺機器を使って、 電話回線からインターネットに接続することができます。 このときにパソコン (モデム) と電話回線をつなぐために モジュラ ケーブルが使用されます。
と説明されている。

通常の電話回線であればモジューラー・ケーブル内の導線は 1組(2芯)で十分だ。 これは、「 USOC (Universal Service Order Code) 」の 規格でいうところの「 RJ11 」となる。

ここで「通常の電話回線」と、言ったが、 では、「通常の電話回線」ではないものとは何か? 例えば、会社などで利用されているビジネスホンや 多機能なホームホン用の電話機などでは、 2組(4芯)の導線でなければ機能しないモノもある。 この場合、「 USOC 」の規格でいうところの「 RJ14 」となる。

上記の 2芯(RJ11) でも 4芯(RJ14) でも、 電極の数が違うだけで、コネクタ自身の物理的形状は変わらないので、 どちらのケーブルも同じジャックに差し込むことができる。 そのため、4芯のケーブルであれば、 外側の1組(2本)が利用されないだけなので、 2芯ケーブルとしても利用可能であるが、 一方、その逆は無理である。

【参考リンク】

カテゴリー: ケーブル・コネクタ , 通信     22:22 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月26日

イーサーネット・ケーブル用の「8P8Cモジュラー・コネクタ」は「RJ45」なのか?

昨日のブログでも書いたとおり、 「 USOC (Universal Service Order Code) 」による RJの規格というのは、コネクタの形状だけでなく結線も含めた規格であるため、 イーサーネット・ケーブルのモジュラー・コネクタを「 RJ45 」と 呼ぶのは正しくないことになる。

この問題については、いろいろなサイトでも指摘されているが、 まず、いつものとおり、 ウィキペディア「8P8C」の内容を確認してみる。
8P8Cモジュラープラグとジャックは 連邦通信委員会(FCC)の Registered jack RJ45 規格に非常に酷似している。 しかし、真のRJ45は 8P8C モジュラーコネクタとは完全な互換性はない。 真のRJ45はケーブルに結線されるのは2つだけで、 他は抵抗器で短絡されており8つのピンを全部使っていないし、 横に出っ張りがあって、8P8C のジャックには入らないようになっている。
と説明されている。 このように、純粋なRJ45 と 8P8Cモジュラーコネクタ とは、 非常に似てはいるものの、両者の物理的な形状も異なっているのである。 純粋なRJ45のコネクタには、「キー」と呼ばれる 横方向に出っ張りがついていて 純粋なRJ45のオス側コネクタは、 Ethernetハブ等に付いている 8P8Cモジュラージャックには挿入することができない。 これについては、 Modular Jack Styles に、その図がある。

そして、「 8P8C 」が「 RJ45 」と間違って呼ばれるようになる経緯について ウィキペディアでは
真の電話用RJ45のジャックを設置した業者はその内部の機構を理解していたが、 顧客はジャックの形状を見て、 「それが"RJ45"と呼ばれるのだ」と解釈した。 そして、電話以外でも同じような形状のプラグとジャックが使われているのを見て、 それらも "RJ45" と呼んだ。このため、8P8C が "RJ45" と呼ばれるようになった。
と説明している。

わたしも このブログを書くために、このように詳しく調査するまでは、 「 8P8C 」のモジュラー・コネクタの形状のことを 「 RJ45 」と呼ぶ、と思い込んでいた。 しかし実際問題として、「 8P8C 」のモジュラー・コネクタが 「 RJ45 」という名称で 多くのショップで販売されているのも事実であるし、 インターネット上のいろいろな書き込みを見てみると、それを前提としていることがわかる。 つまり、8P8Cモジュラー・コネクタのことを、「 RJ45 」と呼ぶことが 現在では完全に一般化されているのである。

自分的な結論としては、8P8Cのモジュラー・コネクタを購入したりする際には、 上記の状況を十分に踏まえて、 「 RJ45 」という記述が、Ethernetで利用できる8P8Cモジュラー・コネクタのことを 指しているのか、または、純粋にオリジナルの「 RJ45 」のことを指しているのかを 判断しなければならない、ということのようだ。

【参考リンク】

カテゴリー: ケーブル・コネクタ , 通信     22:12 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月25日

Registered Jack ( RJ11, RJ14, RJ25, RJ45 ... )

昨日のブログで「 USOC (Universal Service Order Code) 」について調査したが、 この USOC で規格された電話用のコネクタが、 いわゆるモジュラ・ジャック、モジュラ・プラグであり、 その名称が「 RJ11 」とか 「 RJ14 」「 RJ25 」、 または「 RJ45 」のように「 RJ 」から始まっている。 この「 RJ 」は「 Registered Jack 」の頭文字からきているようだ。

詳しくは、 ウィキペディア「Registered_jack」に説明があるが、 とくに英語版 Wikipedia「Registered jack」 の方に より詳しい説明がある。そこに
A Registration jack (RJ) is a standardized physical Network Interface, both jack construction and wiring pattern.
とあるとおり、この RJ の規格には、 コネクタの物理的形状に加えて、結線の方法も含まれている。 よって、厳密には、コネクタの形状を見ただけでは、 それが どのRJ規格かは 判断できないことになる。 つまり、同じコネクタを使っていても、 結線が異なれば、異なったRJ規格となる、ということだ。

モジュラーコネクタには、 position(ポジション) と呼ばれる接続位置と そこに実際に接続されるconductor(コンダクタ:導体)とからなっており、 必ずしも、全てのポジションにコンダクタが備わっているとはかぎらない。 具体的には、日常よく目にする2線式の電話線に利用されるモジュラーコネクタには、 6つのposition(ポジション) があるが、 そのうち中央の2本だけが接続されており、 これを「 6P2C 」と表現し、その規格名が 「 RJ11 」となる。 日本語では、「 6極2芯 」とも表現するようだ。 よって、同じコネクタの形状でも接続されている導線の数が変われば 規格の名称も異なることになり、 「 6P4C (6極4芯) 」が「 RJ14 」、 「 6P6C (6極6芯) 」が「 RJ25 」 となる。

一方、Ethernet(イーサーネット)のケーブルには、 電話線のモジュラーより一回り大きな「 8P8C (8極8芯) 」のモジュラーが利用されている。 これをよく 「 RJ45 」と呼んでいるようだが、 厳密には正しくないようだ。 これについては改めて調査しようと思う。

【参考リンク】

カテゴリー: ケーブル・コネクタ , 通信     22:17 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月24日

USOC ( Universal Service Order Code - ユニバーサル・サービス・オーダ・コード )

電話線や、Ethernetのケーブルの両端には、 RJ11 とか RJ45 とか呼ばれる モジュラ・プラグ(コネクタ)が使われているが、 これらのモジュラ・プラグが使用されているケーブルを自分で作成したり、 加工する必要がある際に、配線の規格が問題になる。

そこで 私が日ごろ利用している ケーブル・テスタに書かれているのが
  • T568A
  • T568B
  • USOC
言うコトバである。 それぞれ、モジュラ配線における結線の方法についての名称のようである。 ここでは まず、「 USOC 」について調べてみる。

「 USOC 」とは、調べてみると、 「 Universal Service Order Code(ユニバーサル・サービス・オーダ・コード) 」 の頭文字となっている。 Black Box「データ通信用語辞典」 によると、
コネクタ、ケーブル、およびインタフェースに関する電話会社の標準.
となっている。 また、これに関しては、 通信興業株式会社 LAN用語の解説「RJ-45orRJ-11」 のページにも解説がある。

英語のページを検索してみると、
Access Communications 「USOC - Universal Service Ordering Codes」 ページには、
The Universal Service Ordering Code (USOC) system was introduced by AT&T in the 1970's as a means of identifying telecommunication services and equipment. Some of these codes were later adopted by the FCC and are now (usually incorrectly) used universally to describe telephone jacks such as RJ11 and RJ45.
とあるし、 Wikipedia「Registered jack」 には、
Registered Jacks were introduced by the Bell System in the 1970s under a 1976 FCC order ending the use of protective couplers. They replaced earlier, bulkier connectors. The Bell System issued specifications for the modular connectors and their wiring as Universal Service Ordering Codes (USOC), which were the only standard at the time.
とある。

まとめてみると、「 USOC (Universal Service Order Code) 」とは、 1970年代に AT&T が 新しい電話用配線システムの 規格して独自に企画したもののようだ。 その当時は、アメリカに電話会社が1つしか存在していなかったので、 AT&T の規格 イコール アメリカの規格となったようだ。

【参考リンク】

カテゴリー: ケーブル・コネクタ , 通信     22:29 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年7月18日

「ZigBee(じぐびー)」とは

「ZigBee(じぐびー)」と呼ばれる ワイヤレス技術がある。 これについて調査してみる。

「ZigBee(じぐびー)」と よく対比されるのが「Bluetooth(ブルートゥース)」であるが、 これらは非常に似通った同種類の短距離無線通信技術である。 ZigBee は Bluetooth よりも低速で伝送距離も短いが、 代わりに省電力で低コストという利点がある。

その辺について e-Words「ZigBee」 から引用させていただくと、
データ転送速度は最高250kbpsで、最大伝送距離は30m、 一つのネットワークに最大で255台の機器を接続できる。 アルカリ単3乾電池2本で約2年駆動するという低消費電力が最大の特徴で、 転送速度が遅くてもかまわない家電の遠隔制御などに応用される見通し。
とある。ただし、「一つのネットワークに最大で255台の機器を接続できる。」と言う点については、 ウィキペディアの ページでは、
ひとつのZigBeeネットワークには、最大で65,000個のZigBee端末を接続することが出来る。
とある。はたして、どちらが正解であろうか?

使用する周波数帯域は、2.4GHz帯、915MHz帯、868MHz帯 の3つがあるが、 日本国内では、2.4GHz帯しか利用できないようだ。 これらの周波数帯と利用可能地域、転送レートをまとめてみると、
  • 2.4GHz(2.4〜2.4835GHz)帯(日本を含む全世界)250Kbps
  • 915MHz(902MHz〜928MHz)帯 (米国)40Kbps
  • 868MHz(868.0〜868.6MHz)帯 (欧州)20Kbps
となる。転送レートに違いがあるのは、変調方式の違いによる。

また、「ZigBee(じぐびー)」という名称の由来については、沖電気の サービス紹介「ZigBee」
Zig(ジグザク)+Bee(ミツバチ)の造語。 ミツバチ同士がミツを求めて情報交換する行動が、 ZigBeeのネットワーク内に複雑に配置された装置類が自律的に連携、 動作する形態に類似していることから名付けられた名称です。
とある。さらに、
ZigBeeはKoninklijke Philips Electronics N.V.の登録商標です。
とも注意書きがあるとおり、「ZigBee(じぐびー)」という名称は、 フィリップスの登録商標のようだ。

【参考リンク】

カテゴリー: 通信     22:17 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月15日

電波時計の受信には なぜ 時間がかかるのか

最近ちょうど電波時計を入手したのだが、 実際に 時間情報を受信させてみると、 結構 時間がかかっている。 その理由を探ってみた。

日本標準時プロジェクト」 のサイト内には、 「標準周波数局の諸元」 というの掲載されている。それによると、 変調波が 1 Hz (秒信号) となっている。 これは単純に言うと、1秒間で1ビット、 つまり 1 bps の転送レートということになる。 最近のインターネットのDSLのスピードが 1Mbps とか 光ファイバーだと 100Mbps と言われているのと比較すると、 どれだけ「ゆっくり」としたスピードかが判る。

また、 「長波JJY送信方法」 に 電波に乗せられている情報の詳細が記載されている。 それによると、 この標準電波に載せて送らなければならない情報は、
  • 時: 4時間制日本標準時 ( 6 bit, 累積 6 bit)
  • 分: 日本標準時の分 ( 7 bit, 累積 13 bit)
  • 通算日: 1月1日を1とした通算の日 ( 10 bit, 累積 23 bit)
  • 年: 西暦年の下2桁 ( 8 bit, 累積 31 bit)
  • 曜日: 日曜〜土曜を0〜6に割り当てた値 ( 3 bit, 累積 34 bit)
  • うるう秒情報: うるう秒の有無と正負の別 ( 2 bit, 累積 36 bit)
  • パリティ: 時と分に対応し、それぞれ1ビットの偶数パリティ ( 2 bit, 累積 38 bit)
  • 予備ビット: 将来の拡張性用。夏時間が採用されるとこのビットを利用するようだ。 ( 2 bit, 累積 40 bit)
  • 停波予告ビット: 保守作業等で標準電波の停波が予定されるときの情報( 6 bit, 累積 46 bit)
と、このように、全体のビットの合計は 46ビット。 つまり、標準電波上で これだけの情報を 送信(受信)するのに、 最低46秒は必要となる、ということだ。 実際問題として、私の電波時計では、時刻情報の取得に3分から5分ほど掛かっている。

【参考リンク】

カテゴリー: 便利グッズ・ガジェット , 通信     22:53 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月14日

電波時計 と アメリカの標準電波送信所

昨日のブログで、日本の標準電波送信所についてレポートしたが、 最近、日本で発売されている電波時計も 北米対応になってきているようだ。 それでは アメリカでの標準電波は、どうなっているのであろうか?

日本では標準電波の管理を 「独立行政法人情報通信研究機構 (NICT:National Institute of Information and Communications Technology)」 が行っている一方 アメリカでは 「NIST(National Institute of Standards and Technology)」 という組織が それを行っている。

アメリカの標準電波送信所のコールサインは「WWVB」。 コロラド(Colorado)州 フォート・コリンズ(Fort Collins)にある。 「Google Map」 で全米の地図を開いてみるとわかるが、アメリカ大陸のほぼ中央に位置している。 シリコンバレー(Silicon Valley)からすると、東北東くらいの向きになる。 ということは、電波時計を家の中で置いておく場合は、 東向きの窓際に置いておいた方が良いことになる。

この標準電波送信所「WWVB」について詳しくは、 「NIST Radio Station WWVB」 に掲載されている。 このページによると、発信周波数は60kHz。 ということは、昨日のブログで紹介した 日本国内に2つある標準電波送信所のうちの1つ、九州北部の 「はがね山標準電波送信所」 と同じ周波数ということになる。 また、空中線電力も 50kW と同じである。

考えてみると、日本の場合、 狭い国土に対し、2ヶ所の標準電波送信所があり、 それぞれが、空中線電力 50kW の出力である。 一方、アメリカの方は 広い国土にもかかわらず、 コロラド(Colorado)にある1ヶ所の標準電波送信所で 全米をカバーしよう、ということになる。 しかも空中線電力は、2つある日本の送信所の片方の送信所と同じ。 つまり、日本の半分ということになる。 感覚的に、広大なアメリカ大陸全体をカバーするなら、 もうチョット電波の出力を上げてもいいんじゃない、 っていう気がする。

【参考リンク】

カテゴリー: 便利グッズ・ガジェット , 通信     22:47 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月13日

電波時計 と 日本の標準電波送信所

先日の6月10日は「時の記念日」だったそうだが、 最近ちょうど電波時計を入手したので、 それについて調査してみた。

「電波時計」は最近 非常に普及してきたので 既にお使いの方も多いと思うが、 ご存知の通り、基準となる電波を受信して、 時刻の修正を行い、常に正確な時刻を刻み続ける時計のことである。

では一体、その電波は誰がどこから発信しているのか、という疑問がわいてくる。 調べてみると、日本国内での標準電波の発信は 「独立行政法人情報通信研究機構 (NICT:National Institute of Information and Communications Technology)」 が行っている。 実際には2つの標準電波送信所があり、 1つは、「福島局」と呼ばれている 福島県田村市都路町と双葉郡川内村境界の 大鷹鳥谷山(おおたかどややま)山頂の 「おおたかどや山標準電波送信所」。 もう一つは、「九州局」と呼ばれている 佐賀県佐賀市富士町と福岡県前原市境界の 羽金山(はがねやま)山頂の 「はがね山標準電波送信所」 である。

コールサインは「JJY」 空中線電力は それぞれ 50kWとなっている。 周波数は、福島局が「40kHz」、 九州局が「60kHz」となっており、 これは、電波の分類としては長波となる。 ちなみに通常のAMラジオの周波数が530kHz〜1600kHz であるから、どれだけ低い周波数であるかがわかる。

【参考リンク】

カテゴリー: 便利グッズ・ガジェット , 通信     22:54 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月 3日

スカイプキャスト(Skypecast) の Mac問題

最近 スカイプキャスト(Skypecast) ネタが続いているので ついでに もう一つ。 いままでの スカイプキャストについての 説明は Windows版 Skype の バージョン 3.0 以降を前提にしている。

このブログを書いている段階では、 Mac版 Skypeには バージョン 3.0 は まだ リリースされていないようだ。 そのために 今まで 調査してきた スカイプキャスト の機能の全てを Macの上で実現することはできないようだ。

では全くだめか、と言うとそうでもない。 Mac版Skypeからスカイプキャストに 接続してみると繋がることは繋がっていて 話をすることは可能である。 以前のブログ 「 スカイプ キャスト(Skypecast) 参加に関する裏技 」 で紹介した SkypeOutからかける方法でも接続は行われ 音声での会話はできる。 ただし、あくまでも通常の「会議通話」ということで接続されており、 発言権の操作等の機能がまったく利用できない。 つまり、スカイプキャストに関連する表示が全くないために、 操作ができないだけでなく、 自分に発言権があるのかどうかさえもわからない状態となる。

これは、特にスカイプキャストを主催する場合に致命的な問題といえる。 現在のところ、スカイプキャストを主催する場合には、 Windows版のSkypeを使う必要があるようだ。 Mac版のSkypeの バージョン3.0が早くリリースされるのが待たれる。

【参考リンク】

カテゴリー: 通信     22:16 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月31日

スカイプ キャスト(Skypecast) 参加に関する裏技

以前のブログで スカイプ キャスト(Skypecast) への ご招待方法を書いたが、 それよりも もっと簡単に スカイプ キャストに接続する方法がある。

まず、以前ブログで紹介した 参加方法では、 アドレスのウェブページを開いた後、 そこで、再度、SkypeID でログインしてからでなければ 実際のスカイプ キャストに接続することができない。 これは二度手間となって 大変 煩わしい。 実際、この スカイプ キャスト に 何人かの方に 実験として参加していただいたのだが、 この SkypeIDでログインする段階でつまづかれている。

もっと簡単な方法がないかを探してみる。 そこで、スカイプ キャスト への接続時の挙動をみてみる。 この時、間違いなく SkypOut から電話をかけている。 例えば「+99001110009727685」といった感じ。 これって実在しない電話番号である。 このように スカイプ キャストでは、 それぞれのセッションに実在しないある特殊な電話番号を割り振って その番号に対して SkypOut することにより 接続をコントロールしているようである。

次に「このSkypecastに参加」のリンクアドレスの内容を解析してみると 例えば
skype:+99001110009727685?call&token=879881&topic=%E3%80%8C%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC+%EF%BC%92%EF%BC%94%E6%99%82%E3%80%8D
のようになっている。 この最初の部分は「skype:」となっており、 ブラウザーから skype を起動することを表しているようだ。 さらにその後に「+99001110009727685?call」と 続くが、これは Skypeに対して 「+99001110009727685」にコールしろ、という命令のようだ。

では、この番号に直接 SkypeOut したらどうなるのだろうか? 実際にやってみると、ウェブページからの接続の場合と同様に スカイプ キャスト へ問題なく接続できた。

ということで、 「このSkypecastに参加」のリンクアドレスの内容から 「skype:」と「?call」の間の番号を 参加者に伝えて、 その番号に対して SkypeOut してもらうように お願いするとよいようだ。

【参考リンク】

カテゴリー: 通信     22:45 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月29日

スカイプ キャスト(Skypecast) を主催する

スカイプ キャスト(Skypecast) に主催者として接続すると 以前のブログ 「スカイプキャスト(Skypecast)に参加する」 で紹介した 参加者画面とほぼ同じ画面になる。 しかし、よく比べてみると 主催者としての機能が追加されており、 表示も微妙に異なっている。

スカイプキャストを作成したユーザーで そのスカイプキャストに接続すると 「Skypecast(2) スカイプキャストのトピック名」のように表示された 別のタブが開く。 このタブの上部には、 「あなたはこのSkypecastの主催者です」と表示されている。 ちなみに、他の参加者の場合、この部分に「発言してください」と表示されている。

接続した画面は 上から「発信中」「待機中」「傍聴中」に大きく分かれていて それぞれに、すでに接続されている人のスカイプ名が表示されるのは 一般の参加者と同じ。 通常であれば、参加者全員が「発信中」の欄に表示されるハズだ。

この「発信中」の欄に表示されている 主催者である自分以外の参加者の名前にカーソルを合わせると その右横に「傍聴中に変更する」というボタンが表示される。 このボタンを押すと、その人を強制的に「傍聴中」に移行させることができる。

この時、主催者である自分のSkype画面で、 「傍聴中」欄に移った参加者の名前にカーソルを合わせると その右横に「発言権を与える」ボタンが表示されるようになる。 このボタンをクリックすると、その参加者を「発信中」に戻すことができる。

またこの時、「傍聴中」に移行されたその参加者の画面右上には 「発言権を要求する」ボタンが表示される。 このボタンを押すことによって その参加者が発言を要求していることを 主催者を含めた他の参加者へ示すことができる。 ちなみに 参加者が この「発言権を要求する」ボタンを押すと、 「待機中」に移動する。 この時、主催者の画面でも その参加者は「待機中」欄に見える。 そして、その参加者の名前にカーソルを合わせると 「発言権を与える」ボタンが表示される。 このボタンをクリックすることにより、 その参加者に発言権を与えることができる。

今までの説明は、一人の参加者に対する 操作方法であるが、ある 表示欄にいる全員を対象に 操作することもできる。 主催者の画面上で 「発信中」「待機中」「傍聴中」の表示にカーソルを合わせると その右横に 発信中:「全員を傍聴中に変更する」 待機中:「全員に発言権を与える」 傍聴中:「全員に発言権を与える」 というボタンが表示される。 これらのボタンをクリックすることにより、 その欄に属する全員に対して操作することができる。

このように多くの人数による会議をモデレートするには、 よくできた 操作性だ。

【参考リンク】

カテゴリー: 通信     22:28 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月27日

スカイプ キャスト(Skypecast) 作成の実際

スカイプ キャスト(Skypecast) を主催するには スカイプ キャストを作成する必要がある。 そのために 「Skypecastの作成」 ページに行く必要がある。 この時まだウェブ上でサインインしていない場合は、 サインインの画面になる。

このページでの入力項目は以下のとおり。
  • トピックの「名前」と「概要」の入力欄がある。 「概要」欄は、枠が大きなわりに文字数に20文字までの制限があるようだ。 また、トピック名も20文字までとなっている。
  • それから言語の選択。これを読んでいる皆さんは「日本語」を選択する必要があると思う。
  • 種類の欄が「公開」と「隠し」とから選択できる。 「隠し」を選択すると、Skypecastディレクトリにもライブタブにも表示されなくなる。
  • 「開始時刻」欄で、「すぐに開始」と「後で開始」とが選択できて、 「後で開始」の場合、その日時を指定できる。
  • 「キーワード」欄。 種類を「隠し」とするなら入力の必要なし。
  • 「継続時間」の設定。選択肢が 15分〜5時間。 継続時間は最長 5時間 となっているので、 それ以上長い会議はできないということだ。
  • 「ピクチャ」欄。 このスカイプ キャストで使用する画像が いくつかのジャンルから選択できる。 新たな画像のアップロードもできる。
  • 最後に「関連Webアドレス」
これらの項目を入力後、「次へ」ボタンをクリックする。 すると確認画面になるので、 「Skypeキャストコミュニティガイドライン」に 「同意する」ボタンをクリック。

出来上がったスカイプ キャストの トピック名、主催者名が表示される。 さらに 「この保護リンクを使って、隠しSkypecastに友達を招待します:」 という説明付きで
https://skypecasts.skype.com/skypecasts/skypecast/detailed.html?id_talk=877398&hash=5fffc36cc88e27620dce
のようなリンクが表示される。 と言っても、実は このページ自身の アドレス を示している。 つまり、このページが開けたら、この スカイプ キャスト に参加できる、 ということなので、URLを 参加してほしい人に伝えればよいわけだ。 その証拠に、このページの下には 「このSkypecastに参加」 という リンクがあり、これをクリックすると 自動的に Skypeが起動して ここで 作成した スカイプ キャスト に参加できる。

【参考リンク】

カテゴリー: 通信     22:57 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月25日

スカイプ キャスト(Skypecast) 作成のコンセプト

スカイプキャストの作成にとりかかる前に、 理解しておいたほうがよいコンセプトがあるので、 今回のブログは それについて。

このスカイプキャストは 一度登録したら づ〜〜っと使える、というものではなくて、 会議一回ごとに 作成してゆかなければならないものだ、ということに注意。 ただし、実際の作成の説明でふれるが、 過去に作成したスカイプキャストを元にして新しい会議を登録できるので 同様の会議を定期的に開催してゆく場合は、 開催時間だけを変更して行けばよいだけなので、 初回ほど手間はかからない。

次に、実際の作成画面を見てみればわかることだが、 会議の継続時間は最長 5時間 となっている。 つまり、それ以上長い会議は設定できないわけだ。

前にも書いたが、スカイプキャストでは、 「公開」と「非公開」が選択できる。 「公開」にすると、このスカイプキャストは 「ライブ」タブ や スカイプキャスト ホームページ に表示され、一般からの参加可能となる。 また、「非公開」の場合、スカイプキャストに パスワード等がつくわけではないのだが、 そのスカイプキャストへ参加するためのアドレスを 誰も知る方法がないので、結果的に、 そのアドレスを教えた人しか参加できなくなる。

何回かテストしてみてわかったのだが、 一度登録してしまうと、変更ができない項目がいくつかある。 例えば「公開・非公開」の選択などは後では変更できない。 登録するときは、キチンと内容をよく確認した方がよさそうだ。 場合によっては、変更ではなく削除して新たに作り直す必要が出てくる。

【参考リンク】

カテゴリー: 通信     22:47 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月24日

スカイプキャスト(Skypecast)に参加する

今回のブログでは スカイプキャスト(Skypecast)への参加方法について

スカイプキャスト(Skypecast)への参加方法は いたって簡単で お目当てのスカイプキャストにある 「参加」ボタン や 「このSkypecastに参加」リンク をクリックするだけ。 すると、いきなり SkypeOutの画面に変化して わけのわからない番号に電話をかけはじめる。 チョット、心配になるところだが、 じっと我慢して、しばらく待ってると、お目当てのスカイプキャストに接続して 別のタブが開く。

接続した画面は 上から「発信中」「待機中」「傍聴中」に大きく分かれていて それぞれに、すでに接続されている人のスカイプ名が表示される。 通常であれば、接続直後は「発信中」に入ることになり、 いつでも発言ができる状態となる。 タブ画面上部では「発言してください」というメッセージになっている。

ところが、主催者が「全員を傍聴中に移動する」モードにしていると、 接続後、自動的に「傍聴中」のところに入ることになる。 「傍聴中」に入ると、タブ画面上部では「他の参加者の発言を傍聴しています」と表示される。 また、このメッセージの右側のボタンは「発言権を要求する」という表示に変わる。

この「発言権を要求する」というボタンを押すと「待機中」に移動する。 画面上のメッセージは「発言待ちです」となり、ボタンは「キャンセル」となる。 「待機中」にいる間に、主催者が発言権を与えてくれると、 「発信中」欄に移動して発言ができるようになる。

また、「発信中」の場合、右上のボタンは「傍聴のみ」となっているので、 これをクリックすることにより自分の意志で、「傍聴中」に移動できる。

このように、スカイプキャストに参加するのは技術的には とても簡単であるが、 おそらく、日本人の場合、全く初めてのスカイプキャストに参加するのは 精神的に壁があるように思う。 また、接続すると、あなたのプロフィール情報が 他の不特定多数の参加者全員から見られるわけなので そのことを考慮しておく必要もあろう。

【参考リンク】

カテゴリー: 通信     22:01 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月23日

スカイプキャスト(Skypecast)を探す

スカイプキャスト(Skypecast)の利用方法として まずは どんなスカイプキャストがあるかを探る方法

前回のブログでも書いたとおり、 最新版のSkypeソフトウェアでは、 画面上に「ライブ」というタブが追加されている。 ここを開いたときに表示されるのが、 今現在 公開されているスカイプキャストの一部である。 スカイプを日本語で、つまり、メニュー等が日本語表示されている状態であれば、 「ライブ」タブ内にも 日本語で開催されているスカイプキャストが表示されているはずだ。 このように、スカイプキャストは開催されている言語ごとに分けられている。

もし、他の言語を選択したければ、 メニューの[ツール]から[言語の変更]を開いて、 他の言語にスイッチできる。 例えば英語に変更すると、「ライブ」タブも「Live」にように 画面の表示も 指定された言語に変更されるし、 「ライブ」タブの中身自身が再読み込みされて、 指定言語、つまりここでは英語で開催されているスカイプキャストが表示される。

ただし、ここで表示されているのは 今現在 公開されているスカイプキャストの 一部なので、この画面の下部にある 「...またはディレクトリを参照」 というリンクをクリックする。 すると別にブラウザーが開き専用ページに飛ぶ。 結局それって、 スカイプ キャスト(Skypecast) のホームページ だったりするわけだが、 このページにある「Skypecastを探す」欄で 「開催中・開始直前・すべて」 へのリンクがあったり、 キーワードで検索できたりするので 目的のスカイプキャストを見つけることができる。

日本語においては、 上記の「すべて」ボタンをクリックしても 表示されるのが 時間帯や曜日にもよると思うが 20〜30 セッションくらい。 今後、スカイプ キャスト が普及してくると もっと増えるかもしれない。

【参考リンク】

カテゴリー: 通信     22:23 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月22日

スカイプ キャスト(Skypecast) とは?

無料インターネット電話で有名なSkype に 「スカイプ キャスト(Skypecast)」と呼ばれるサービスがあるのだが、 それについてのレポート。

通常のスカイプでの会議通話は、同時に5人までの参加となっている。 すでに私も何度も利用させていただいているが、 これはこれで便利な機能である。 しかし、もっと多人数で会議をしたり、 講義や講演会のようなことをしたい、 という要望も多々あった。

それに応える機能として、 最近のスカイプには「スカイプ キャスト(Skypecast)」 というのが備わっている。 スカイプのユーザであれば、誰でも会議を主催することができ、 それを公開して、そこに不特定多数の人が参加できる、というもの マニュアルによると最大100人までの参加が可能だそうだ。 そして もちろん無料。

実際にスカイプキャストを使って会議してみるとわかるが 主催者が参加者の発言権の管理等も操作できるという優れもの。 例えば、主催者が参加者全員を傍観者として 発言できないようにしてしまえば、 一種のラジオ放送のようにもできるし、 参加者は発言を要求することもできるので 主催者がその要求に対し、発言許可を出すこともできる。

最新版のSkypeソフトウェアでは、 画面上に「ライブ」というタブが追加されていると思うが、 それが、現在開催されている「Skypecast(ライブの公開通話)」 を表示している。 これらのスカイプキャストは公開されているわけだから 誰でも参加することができる。

またスカイプキャストを主催する際には 作成画面で「隠しSkypecast」と言う設定が可能である。 この設定をしておけば 作成されたスカイプキャストが 公開されることがないので不特定の参加者を排除できる。 でもこのままでは主催者以外、誰も参加できなくなるので、 スカイプキャスト作成時に表示される特殊なリンク情報を 招待したいメンバーにのみ通知すれば 閉じた会議が可能となる。 もし、スカイプキャストの主催を試して見たいのであれば、 この「隠しSkypecast」モードで始めてみた方がよいであろう。

今後、スカイプキャストの作成方法や、 実際の使い方について、もう少しレポートしてみたいと思う。

【参考リンク】

カテゴリー: 通信     22:47 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月30日

インターネットの転送速度を考える

今日のブログでは算数をして 現在のインターネットのスピードを実感してみようと思う。

日本では光が流行っているようだが、 ここシリコンバレーでは残念ながら まだ普及していない。 こちらの ケーブル とか DSL の インターネット・プロバイダーから供給される レートを ここでは計算しやすいように、1Mbps と仮定してみる。 1Mbps って、バイト(1byte=8bit)に変換すると 128Kbyte となる。 つまり 1秒間に 128Kbyte 転送できるということだ。

厳密にはオーバーヘッドとか いろいろ考えなくてはならないのだけれど、 ここではそれを全て無視して、ザックリと計算してゆくと、
  • 1秒間で 128Kbyte
  • 10秒間で 1280Kbyte(1.2Mbyte)。 フロッピー1枚分くらい。
  • 1分間で 7.68Mbyte
  • 1時間で 460Mbyte。 1時間でも CD1枚分(700MB)には届かない。
  • 1日(24時間)で 11Gbyte
  • 1ヶ月間(30日間)で 332Gbyte
となる。

最近は、ハードディクスも 300GB とか 500GB とか珍しくなくなってきているが、 HDDの中身を1Mbpsのインターネット経由で全て転送するとしたら、 300GB では 約1ヶ月、500GB は 1ヶ月でも転送しきれない、 ということになる。

【参考リンク】

カテゴリー: Internet , 通信     22:37 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年7月16日

Skype 週末無料SkypeOut

2週間後の週末、日本へのSkypeOutが無料になるらしい。

Skypeのホームページ によると、 無料通話ウィークエンド が 「英国 7月15日、16日。 メキシコ 7月22日、23日。 そして 日本 7月29日、30日 」となっている。

そして、現在のところ
今週末、英国への通話は無料です。 7月15日の12:01AMから7月16日の11:59PM(Eastern Standard Time)の間なら、 英国の携帯電話・普通電話へどれだけかけても完全に無料です。
となっている。

全く同じ条件が 7月29日、30日の日本にも適用される可能性は高い。 すると日本への無料通話期間は、
7月29日(土曜)12:01AM(EST) 〜 7月30日(日曜)11:59PM(EST)
となる。

重箱の隅をつつくようで恐縮だが、ここで一つ疑問。 Skypeのホームページに記載された時間は「Eastern Standard Time (EST)」となっている。 しかし、今は夏なので、アメリカは夏時間になっている。 それを反映させると本来なら、「Eastern Daylight Time (EDT) 」と表記すべきである。 おそらく これは、単なる表記ミスなのであろうけれど、 スカイプのように全世界を対象としていてる通信システムであれば、 夏時間による時間補正を行っていない可能性も考えられないわけではない。

ちなみに、日本語サイトへ翻訳するするときのあやまりかもしれないと思い、 Skypeの英語ページを見てみると、やはり、
This weekend, we're giving away free calls to the UK. Starting at 12:01AM July 15th until 11:59PM July 16th EST you'll be able to make as many calls as you like to any phone in the UK, and it won't cost a thing.
と、「EST」と表記されている。翻訳ミスでもないようだ。

ここでは、単なる表記ミスだと仮定して シリコンバレーのあるカリフォルニア夏時間(PDT: Pacific Daylight Time) に換算すると、
7月28日(金曜)9:01PM(PDT) 〜 7月30日(日曜)8:59PM(PDT)
となる。これって、日本時間の
7月29日(土曜)1:01PM(JST) 〜 7月31日(月曜)12:59PM(JST)
となるので、この期間内にSkypeOutすれば おそらく料金が無料になると思われる。 それに、スカイプのSkypeOutの場合、通話元がインターネット上の何処でも構わないはずなので、 米国からはもちろん、日本国内から日本国内への通話も無料と考えられる。

で、やはり「Eastern Standard Time (EST)」で時間を管理していたとすると、 夏時間は標準時よりも1時間進める必要があるので、 その場合の無料期間は、上記の時間に一時間加えた時間となるはずである。 あ〜、ホントにややこしい。

どちらにしても、実際にご利用の際は、 Skype ホームページ を再度ご確認のほどを。

【参考リンク】

カテゴリー: 通信     18:01 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月 8日

アメリカでの無料ISP

以前、日本における 無料インターネット・サービス・プロバイダーを紹介 させていただきましたが、それでは、そのアメリカ版は存在しないのでしょうか?

いくつかググってみたのですが、 全米にアクセスポイントがあり、なおかつフリー、 それからユーザーの登録もいらず、 特殊なソフトをインストールする必要もない、 というような、理想的な無料ISPは見つかりませんでした。 その意味からすると、 日本での「Soloot」 はすごいサービスであると言えます。

では、私が見つけた中で一番理想に近いISPは、と言いますと、 「NoCharge.com」。 ここはアメリカ北西部、シアトル近辺と ニューイングランドにアクセスポイントを持っているようです。 特殊なソフトのインストールもいらず、 変な広告がポップアップしてくる心配もありません。 ですから設定は、通常のWindowsのダイアルアップから 「username: guest」、「password: password」 で繋がると書いてあります。 試しに、ここシリコンバレーからもダイアルアップしてみましたが、 問題なく繋がりました。

ローカル局内でない場合、 多少の電話料金はかかってしまいますが、 DSLやケーブルが使えない等、 非常事態に利用すると便利でしょう。

カテゴリー: Internet , 通信     22:25 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月 7日

トーン と パルス (3)

先日の 「トーン と パルス (2)」 の続きで、 ウィンドウ上での「トーン」と「パルス」の設定方法について。

調べてみると、マイクロソフトのサポート・オンラインで 「ダイヤルアップでインターネット接続できない時のトラブルシューティング 」というページが見つかりました。 このページには、いろいろなチェック項目や対策が挙げられていますが、 その中に、「ダイヤル方法の設定」という項目で、 「トーン」 と 「パルス」の設定方法が記述されています。 参考のために、その部分だけ引用させていただくと、
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] - [アクセサリ] - [ダイヤルアップ ネットワーク] をクリックします。
  2. ISP へ接続するためのダイヤルアップ接続のアイコンをダブルクリックします。
  3. [電話番号] ボックスに、ISP のアクセス ポイントの正しい電話番号が入力されているかどうか確認します。
  4. [ダイヤルのプロパティ] ボタンをクリックします。
  5. [所在地] ボックスで、[市外局番] ボックスに正しい番号が入力されているかを確認します。ここには、ISP のアクセス ポイントの市外局番ではなく、必ずご自分の現在地の市外局番を入力します。
  6. 外線発信番号を使用している場合には、[外線発信番号] の [市内]、[長距離] ボックスに、正しい番号を入力します。
  7. [ダイヤル方法] で、ご使用の回線に合った方法を選択しているか確認します。プッシュ回線の場合には [トーン] オプションを、ダイヤル回線の場合には [パルス] オプションを、選択します。
となっています。 最近は、めっきりダイアルアップすることも少なくなりましたし、 ましてや「パルス回線」からダイアルアップするなんてことは まずないことでしょうから、 知らない方も多いでしょうし、 知らなくてもいいことかもしれません。

カテゴリー: Internet , 通信     22:56 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月 6日

トーン と パルス (2)

先日の 「トーン と パルス (1) 」の続きで、今回はモデムのコマンドについて。

まず、昔話しになってしまいますが、 私がモデムを最初に使いだした頃は、 1200bpsが主流で、値段が2〜3万円だったと思います。 その倍速の2400bpsのモデムなんかナント10万円もしていました。 その当時はまだ、インターネットなんてものはなくパソコン通信の時代です。

モデムのコマンドに関しては、 その当時、モデムの最先端をいっていた ヘイズ(Hayes)社が提唱した ATコマンドというのがありました。 これは、モデムへのコマンドの先頭が 必ず「AT」から始まっているので、 そう呼ばれているようです。

具体的には、 「ATDP 123-4567」 というように打ち込むとモデムから電話が掛けられます。 この「ATDT」というコマンドのうち、 「AT」は上記のとおり、全てのコマンドに付けられる接頭語。 次の「D」が ダイアル(Dial) の「D」。 最後の「T」が トーン回線を表しています。 ですから、もし、パルス回線方式の場合は 「ATDP 123-4567」となります。

実は最近のモデムもスピードは速くなっていても 使っているコマンド体系は昔ながらの ATコマンドになっています。 しかし、最近のWindow上からダイアルアップする場合は、 そのコマンドを表には全く見えない状態で接続するので、 ユーザーは全くその存在を知る必要がありません。

カテゴリー: Internet , 通信     22:47 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月 3日

トーン と パルス (1)

先日のブログで 「無料インターネット・サービス・プロバイダー「Soloot」 」について書かせていただきましたが、 その後日談。

知り合いの方から、お正月ということで帰省した日本のご実家で、 早速、例の 無料インターネット・サービス・プロバイダー「Soloot」へ接続しようとしたが なかなかつながらない、という電話をいただきました。

電話口で結構いろいろ「あーでもない、こーでもない」とお話を伺っていると、 実はその方のご実家の電話回線のダイアル方式が「トーン」ではなく 「パルス」だと言うことが判明しました。 ちなみに、「トーン」と言うのがダイアル・ボタンを押したときに 「ピッ、ポッ、パッ」というタイプ。 一方「パルス」の方は「カタカタカタ、カタカタ、カタカタカタカタ」という音がするタイプ。

いまだに、あるんですねー 「パルス回線」 って言うシロモノが。 実は私も日本にいる頃は、 確かパルス回線の方が基本料金が少しだけ安くて、 それを使っていたような記憶があります。 しかし、こちらアメリカに来てからは、 まだ一度もパルス回線に出くわしたことがないので 完全にその存在を忘れさっていました。

それにしても、知人の方、 お金が掛からないようにと、無料プロバイダーの接続を試みたのに、 国際電話を掛けるハメに陥って、結局は高くついてしまったようです。

さて、私も仕事柄、今までに何度もモデムによるダイアルアップ接続の設定を してきましたが、いまだにウィンドウ上でのパルス回線の設定なんて、 やったことがありません。果たしてどうするのかな?

カテゴリー: Internet , 通信     22:54 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年9月 9日

MSNメッセンジャーの問題解決(2)

前回、「MSNメッセンジャーの問題解決(1)」で、「今後、UPnP(Universal Plug & Play) について調査したい」と書いていたが その前に、今回の問題が解決してしまったので、それについてのレポートをさせていただく。

まず、結論から言うと、「MSNメッセンジャーでビデオ会議の画像が映らない」 という問題の原因は前回ブログで書いたとおり、 「使っているルータが UPnP(Universal Plug & Play) に対応していない」 ということであったようだ。

具体的に言うと、 問題があったご家庭のルータは、Netgear RT314 であった。 これは、結構古いルータで、調べてみると UPnP には対応していないルーターである。 そこで、この Netgear RT314 を、Linksys WRT54G に変更していただいた。 もちろん、この Linksys WRT54G は UPnP 対応である。 ルーター交換後、試してみると PC側の設定を全く変更することなく ビデオ会議ができるようになった。

ここでの注意点としては、 Linksys WRT54G の設定画面にも UPnP を有効にするか無効にするかの設定があるので、 これを有効にする必要があるのはもちろんのことである。 また、「UPnP を有効にする」ということは、 その分セキュリティー下げることにもなるので、 この手のビデオ会議のようなアプリケーションを使う予定がなければ UPnP を無効にしておくことをお薦めする。

今後、機会があれば、UPnPのメカニズムなどについて調査してみたいと思う。

カテゴリー: Windows , 通信     20:17 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月30日

「ノートPCを繋ぐと全社のネットワークが落ちる」の結末

前回のエントリー「Ethereal」まで、ActivePortsやら この問題の原因究明のためのいろいろなツールを紹介してきた。 これは、実際に原因究明をする目的で私自身が調査した結果を ここに書かせて頂いている。

では、この問題、最終的にはどうなったかと言うと 結局は問題ノートPCにインストールされていた Symantec AntiVirus Corporate Edition の Virus Definition File が 23日にアップデートされた。 それを基にウィルス・スキャンしたら、 W32.Esbot.C と Trojan Horse のウィルスが発見され駆除された。 その後、確認作業を行ってみたが問題は発生していないようだった。

ここで発見された W32.Esbot.C は、 Microsoft Windows プラグアンドプレイの バッファオーバーフローの脆弱性を悪用しようするワームである。 この脆弱性については、「マイクロソフトセキュリティ情報 MS05-039 」に詳細が説明されているし、 この脆弱性を突いたワームについて、 CNET Japan のニュース記事でも、 「Windowsワーム大量発生--ハッカーグループ間の抗争が原因か 」や「Windows 2000の脆弱性を突くワーム攻撃が多発--ABCニュースやCNNも被害に」 などに解説されている。

結果論だが、この問題に関しては、何もしないでウィルス定義ファイルが アップデートされるのを待っていれば自動的に解決できた問題であった。 しかし、問題が発生してから5日たっての解決である。 これを早いとみるか遅いとみるかは、ユーザのPC依存度の問題でもあるが、 PCをミッション・クリティカルに使っている場合には5日間というは 致命傷となってしまう期間である。

カテゴリー: 通信     22:43 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月27日

Ethereal

前回のエントリー「ポートを開いているヤツ(プロセス)は誰だ?」で、 ActivePorts だけでは、 セッションを張ろうとしている場合には、 そのリモート側のIPアドレスとポート番号を確認できないことについて書いた。 これができるのが、いわゆるパケットキャプチャー(capture)ソフト または パケットスニファー(Sniffer)ソフトといわれるものである。

通信パケットのキャプチャーソフトにはいくつかあるが、 その代表的なものの一つが Ethereal である。 Windows版をはじめ、 FeeBSD や Mac OS X 等のBSD系、 各種Linuxディストリビューション、Solaris、AIX、HP-UX 等々、 ありとあらゆるプラットフォームに対応している。 Windows版のEtherealでは、 WinPcap と呼ばれる パケット・ライブラリーが必要になるが、 最新のEtherealのインストーラーにはそれが含まれている。

Etherealの詳しい使い方がここでは触れないが、 このソフトの基本的は考え方としては、通信パケットを無条件にキャプチャーしておいて、 表示する際にフィルタして必要なパケットだけを見やすく表示しよう、 という感じ。 だから、キャプチャーパケットのフィルタ設定も指定できなくはないがあまり細かくはない。 一方、表示する際の Display Filter については、非常に細かな条件を設定できる。

このEtherealを使えば、ActivePorts の足りない部分を補うことができる。 つまり、今回の例であれば、TCPのディストネーション・ポート番号 445 のパケットのみを 表示するようにしておけば良いわけである。 ちなみに、パケットリアルタイムに表示させるためには、 Capture Options画面にある「Update list of packets real time」 オプションをオンにする必要がある。 ここで表示されたソース・ポート番号と同じ番号を ActivePorts 上で探せば このパケットを送出したプロセスを突き止めることができる。

ここでは、Ethereal と ActivePorts という2つのツールを利用したが、 この2つの機能を統合したツールは存在しないのだろうか。 もし、ご存知の方がおられたら、コメントなりトラックバックなり 頂けたらありがたい。

カテゴリー: 通信     23:41 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月25日

ポートを開いているヤツ(プロセス)は誰だ?

先日のエントリーで、ウィルスに感染していると考えられるノートPC について書いたが、 今回はその解析方法に関して調査した際のことを書いてみたい。

前回、ウィルスが感染していると思われるPCから 大量のパケットが発信されて、ルータがハングしてしまった、 と書いたが、その原因を突き止める必要がある。 AntiVirusでもウィルスが引っかからない状況において、 では、そのPCの中のどのプロセスが大量パケット発信を行っているか? それをWindows既存のツールだけで知るのは難しい。

まず、IPコネクションに関しては、 netstatコマンド があるが、-a オプションを付けて実行すると、 現在のTCPのコネクション、それから、TCPとUDPのListen状態の ポート番号が一覧できる。 但し、この一覧からはどのプロセスがそれを行っているのか特定することができない。

ちなみに、WindowsXPのnetstatコマンドには、-o オプションが追加されて、 プロセス番号が併記できるようになったので、 タスクマネージャーと組み合わせれば そのプロセス番号からどのプロセスか判別できないことはない。 しかし、今回のノートPCのOSはWindows2000である。

このような場合に、IPのコネクション情報とプロセスの情報を同時に表示してくれる ツールがある。それが「ActivePorts」である。 このツールは、ポート情報と、そのプロセスの番号(PID)とプロセス名、その実行ファイルのパスまでもを リアルタイムにウィンドウでモニターできる。 オプションでアップデート・スピードを設定できるし、ポーズすることもできる。 コンパクトではあるが強力なツールである。

但し、今回の場合、この ActivePorts だけでは全ては解決しない。 プロセスがコネクションを張りに行く際、 コネクションが確立するまではリッスン状態であり、 相手のIPアドレスやポート番号が表示されないのである。 これでは、接続か確立しなければ、相手先のポート番号445に コネクションを試みているということを確認できない。

そのため、また別のツールが必要になるのだが それについては後日のエントリーとさせていただく。

カテゴリー: Windows , 通信     23:17 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月23日

ノートPCを繋ぐと全社のネットワークが落ちる

奇怪な現象が出ているのでチョット見て欲しいという相談を知り合いから受けた。 お話しを聞いてみると、 あるノートPCを会社のネットワークに接続してしばらくすると、 会社全体がインターネットにアクセスできなくなる、ということであった。

もう少し詳しく状況を説明すると、 この現象は先週末から起き始めた。 そのノートPCのOSはWindows2000。 PCがウィルスに感染した可能性が高いので、 Windows Update 行って OSも最新の状態にしたし、 インストールされている Symantec AntiVirus Corporate Edition の Virus Definition File も最新にしてスキャンを掛けた。 しかし、この日曜日の21日現在、ウィルスを発見できなかったそうである。

会社で使われているルーターは SONICWALL。 このルーターがしばらくすると、完全にハングアップしてしまう。 ハングする直前のログを取り出してみると、
08/21/2005 15:38:09.544 The cache is full; 6144 open connections; some will be dropped 192.168.20.52, 4428, LAN 216.1.XXX.XXX, 445, WAN
こんは感じ。

このノートPCのユーザーの方も、ネットワークに繋がないと仕事にならないし、 かと言って、ネットに繋ぐと しばらくしてから、その方を含め会社の全員、 インターネットが使えなくなってしまう、というジレンマであった。

実は昨日、私も現場に呼び出されて行ってみると上記のような状況であったのだ。 おそらくウィルスかスパイウェアの仕業と思われるが、 AntiVirusでも引っかからなければ、それらを特定するのは非常に難しく 解決には時間がかかりそうであった。

さて、この局面で、私が行った 次の一手 をご紹介しておこう。

このジレンマを抜け出すためには、ノートPCを直そうとせず、 先ず、ルータがハングしないようにすること。 そうすれば、たとえPCの中にウィルスが居続けたとしても、 そのPCの持ち主の方も、他の社員の方々もインターネットでの仕事を続けられる。

では、なぜ、ルータはハングしたのか? 上記のログを解析してみると、「The cache is full」とか「open connections」 という記述がみつかる。それから、ポート番号 445 への接続であったことがわかる。 ちなみに、上記「192.168.20.52」というのが、その時点での問題ノートPCのIPアドレス。 以上のことから、 「問題ノートPCのウィルスが自己増殖するために、不特定のIPアドレスのポート445 に向かって、 大量のパケットを送信している。 ルータはNAT(Network Address Translation)を行うために、 そのパケット情報を一時的にメモリに保持しておかなければならないが、 そのパケットの数が多すぎてメモリがパンクしてしまっている。」 という仮説が立てられる。

では、上記仮説が正しかった仮定すると、どうしたら、この現象の発生をくい止めることができるのか。 要は簡単で、問題のパケットを受け取らなければよいだけの話し。 そこで、 「LAN側の不特定のIPアドレスから、WAN側の不特定のIPアドレスのポート番号445に対するTCPパケットを拒絶する」 という記述をSONICWALLのパケット・フィルターに追加した。

問題ノートPCのユーザーの方から聞いた話しでは、 その後、ルータはハングしなくなったそうである。 ただし、これはあくまでも暫定的な解決方法であり、 おそらく、問題ノートPCには何ならのウィルスが存在していると考えられる。 その後の展開については後日のエントリーとさせていただく。

カテゴリー: 通信     21:20 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月16日

MSNメッセンジャーの問題解決(1)

「MSNメッセンジャーでビデオ会議ができません」 という様なご相談を過去にも2〜3軒受けたことがあるのだが、 実を言うと自分自身がMSNメッセンジャーをやったことがなかったので、 今まではお答えを控えていた。 最近、また同様のご質問を受けてしまった。 しかし、今後も同様のご質問を受けることもあるだろうし、 その際、何らかの解決策をご提案できた方がよいし、 良い機会なので、これに関して少し研究してみることにした。

例えば、今回の具体的なご質問の内容は、
ある種のサークル活動で、離れた地域の会員とテレビ会議を行うために、 ノートPCにMSNメッセンジャーをインストールして利用している。 各会員の家庭を持ち回りで回っているが、 あるご家庭からだとビデオ会議が問題なく行えるのに、 別のご家庭からはビデオの画像だけが映らなくなってしまう。 ちなみに、どちらのご家庭でもインターネット(Webのブラウズやメール)は 問題なく行えている。
という具合である。

この場合も原因はいろいろ考えられるし、 原因がひとつではなく複数の原因が重なっている場合も考えられる。 しかし、今回調査した結果、最も大きな原因の可能性は、 「使っているルータが UPnP(Universal Plug & Play) に 対応していない可能性」があること。

では、UPnP(Universal Plug & Play)とは何ぞや、とか、 UPnPとMSNメッセンジャーとはどんな関係なのか、とか、 今後詳細を調べて、少しずつブログにまとめてゆきたいと思う。

カテゴリー: Windows , 通信     20:33 | コメント (0) | トラックバック (1)

2005年8月11日

WindowsXPにおけるWEP暗号化キー入力はヘキサかアスキーか?

ワイヤレスLANを利用する場合、暗号化をしなければ外部から不正アクセスされてしまう、 ということは既に皆さんお聞きになったことがあると思う。 WindowsXPでは初めから Wireless Zero Configuration という サービスで ワイヤレスLANに対応しているが、そこで用いられている暗号化方式がWEPである。

WEPとは、通常 Wired Equivalent Privacy の頭文字だといわれているが、 マイクロソフトのサイトでは Wireless Encryption Protocol とも説明されている。 「Wired Equivalent Privacy」とは言うなれば「有線と同じくらい安全だよ」というような意味だが 実は結構安全性の問題が指摘されている。 そのため現在は、WEPより安全性が高いといわれる WPA(WiFi Protected Access) が利用できるようになってきている。 しかし、全てのデバイスが対応している状況ではないので、しばらくはWEPを利用するのが 現実的であろう。

このWEPのデータ暗号化には、64ビットと128ビットという2つのレベルがある。 64ビットの場合、暗号化キーは40ビットで16進数(ヘキサ)で10桁、文字列(アスキー)で5文字となる。 一方、128ビットの場合、暗号化キーは104ビットで16進数(ヘキサ)で26桁、文字列(アスキー)で13文字となる。

さて、そこで今回の話題は、WindowsXPの 標準ユーティリティーである Wireless Zero Configuration において、 WEPの暗号化キーを入力する際、16進数(ヘキサ)で入力するべきなのか、 文字列(アスキー)で入力するべきなのか、という疑問について。

では実際に試してみようということで、 アクセスポイントとして、Linksys(Cisco)のWRT54G を使って実験してみた。 WRT54GでWEPの設定をする際はパスフレーズから自動的に4つのキーを生成することができるが、 ここでは、その機能を使わず、キー1の欄に 16進数でキーを入力した。 実験を簡単にするために暗号化に64ビットを選択したので、 16進数で10桁となる「4142434445」を入力した。

なぜこの様なキーにしたかたというと、16進数の「41」が「A」に、「42」が「B」に対応する。 よって、「4142434445」は文字列に直すと「ABCDE」ということになるのである。

ではまず、WindowsXPにWEPキーとして「4142434445」を入力してから接続してみると 問題なく接続できた。 次に、WEPキーを「AAAAA」として試してみた。予想通り繋がらない。 これはWEPキーが食い違うと繋がらなくなることを確認するため。 最後に、WEPキーを「ABCDE」にして再度接続してみる。すると、何の問題もなく接続できた。

結論として、WindowsXPのWEPキー入力は、16進数(ヘキサ)、文字列(アスキー)のどちらでも構わない、 ということが判明した。WindowsXPのWEPキー入力部分には、 暗号化の64ビットと128ビットの選択がないが、これは入力されたキーの桁数から 判断しているようだ。ここに入るキーは、5桁、10桁、13桁、26桁のいづれかであり、 かつ、10桁、26桁の場合は、16進数である 0〜9,A〜F でなければならないことになっているようだ。

試しに、入力を4桁にしてみたり、10桁でも16進数でない文字を混ぜてみたりすると、
ネットワーク パスワードはネットワークの構成により、40ビットまたは 104ビットでなければなりません。 これは、ASCII文字で5または13文字、16進数では10または26文字で入力することになります。
というエラーメッセージが出てくる。

カテゴリー: Windows , 通信     21:53 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月 4日

日米間のインターネット通信速度(2)

前回の「 日米間のインターネット通信速度(1)」からの続きで、 渡辺千賀さんのブログ「教えてPlease:日米間のインターネットの速さ」 に対する私なりの回答を考えてみた。

前回のエントリー のとおり、日米間での信号の往復に 最低 10分の1秒 (100ms) かかると言うことは、物理的な限界だと言える。 そうすると、その場合の通信速度はというと、 「教えてPlease:日米間のインターネットの速さ」の かめぞう さんがコメントでおっしゃられている
普通はファイル転送にメールやFTP等のTCPを使用すると思いますが、 遅延の大きい回線での帯域は回線の太さよりも遅延時間(RTT, round trip time)が支配的になります。 TCPではwindow sizeというパラメータで決められたデータ量を送信する毎に ACKパケットを送受信して通信の信頼性を向上させていますが、 逆にACKパケットの送受信が完了するまでは次のデータを送信できないためです。

Windows XPのwindow sizeのデフォルト値(16KB)と、日本(川崎,プロバイダまでは100M接続)〜米国(以前いたStanfordの研究室)間の ping応答時間(124ms)を用いて計算すると、下式の通り約1Mbpsとなります。
16KB/124ms×8bit=1.03Mbps
のとおりだと思う。 これによると、通常のWindowsを使用している限り、TCP/IPでは、 約1Mbps が上限となってしまう、ということだ。

では果たして、それ以上のスピードの回線を導入しても無駄になってしまうのだろうか?

ここで気をつけなればならないのは、上記の「日米間は約1Mbps が上限」というのは 1セッションあたりということだ。 ソフトによっては、1つのソフトで同時に複数のセッションを張ることもあるし、 その様なソフトを1台のPC上でいくつも同時に走らせることもあり得る。 かつ、そういう人(PC)がそのオフィスに何人(何台)か、いるかもしれない。

結局、導入する回線容量を考える際は、同時に何セッションが必要になりそうか、 ということを考慮しなければいけない思う。

カテゴリー: 通信     20:52 | コメント (1) | トラックバック (1)

2005年8月 3日

日米間のインターネット通信速度(1)

渡辺千賀さんのブログに「教えてPlease:日米間のインターネットの速さ」 というエントリーがあったので、それについて私なりに少し考えてみようと思う。

日米間のインターネットの速さを計るのために、まず、 AboveNet Japan のネットワーク情報ページ にある Trace Route のサービスを使ってみよう。 これで、日本にあるアバヴネットのサーバーから、 アメリカにある JTPA(jtpa.org)のサーバー間の 伝送ルートと時間を測定してみる。

結果は
Traceroute Output
FROM www.jp.above.net TO jtpa.org.
traceroute to jtpa.org (209.68.48.200), 64 hops max, 44 byte packets
 1  mgmt1-tk1-servers.abovenet.ad.jp (211.13.224.2)  0.709 ms  0.690 ms  0.636 ms (0% loss)
 2  211.13.234.18.available (211.13.234.18)  1.112 ms  0.940 ms  1.048 ms (0% loss)
 3  so-3-1-0.mpr1.nrt3.jp.above.net (208.184.233.197)  1.080 ms  1.072 ms  1.058 ms (0% loss)
 4  so-6-0-1.mpr3.sjc2.us.above.net (64.125.30.10)  112.848 ms  99.830 ms  112.851 ms (0% loss)
 5  so-3-0-0.mpr2.sjc7.us.above.net (64.125.30.173)  99.678 ms  99.671 ms  100.374 ms (0% loss)
 6  mfn-oc12.sjc.gblx.net (64.125.12.86)  99.686 ms  99.741 ms  99.716 ms (0% loss)
 7  so0-0-0-622M.ar2.CLE1.gblx.net (67.17.68.122)  171.150 ms  171.040 ms  171.090 ms (0% loss)
 8  Pair-Networks.so-2-1-0.ar2.cle1.gblx.net (64.214.174.178)  170.330 ms  170.436 ms  170.344 ms (0% loss)
 9  192.168.1.191 (192.168.1.191)  179.554 ms  170.178 ms  170.027 ms (0% loss)
10  jtpa.org (209.68.48.200)  169.821 ms  169.985 ms  169.937 ms (0% loss)
ここで注目していただきたいのは、3行目と4行目。 3行目のルータのドメイン名は「nrt3.jp.above.net」となっており、 4行目は「sjc2.us.above.net」となっている。 これで、3行目のルータは日本の千葉県成田(NRTって、成田空港の空港コード)近辺にあって、 そこから海底ケーブルで太平洋を渡って、アメリカのカリフォルニア州サンノゼ(SJCって、San Joseの空港コード) 近辺の4行目のルータに転送されたと憶測される。

ではその間の時間について。 3行目に、「1.080 ms 1.072 ms 1.058 ms」とあるのは おそらく東京にあると思われるアバヴネットのサーバーから、 千葉県成田のルータとの信号の往復時間を3回測定した結果。 平均して 1.070ms となる。 同様に、4行目に「112.848 ms 99.830 ms 112.851 ms」とあるのは、 アバヴネットのサーバーからサンノゼのルータとの往復時間。 平均して 108.510ms となる。

この結果から判ることは、日米間の最も近いルーター間でも、 信号が一往復するのに、約 100ms、つまり10分の1 秒 かかっているということだ。

さらにもう少しだけこれについて考えてみたい。
光や電気の伝わる速さは1秒間におよそ30万Kmと言われている。 それから、日本とアメリカの間の距離は、おおよそ8千キロと言われているが、 海底ケーブルは、おそらく、ハワイ経由であろうし、 海の中でも海溝を避けたりと最短距離のコースで敷設できず、 グニャグニャ曲がっていることであろうから、 ここではザックリ全長1万5千キロと考えてみよう。 ということは、往復では3万キロとなる。 この3万Kmとは、ちょうど1秒間に光が伝わる距離の 10分の1 なのである。

つまり、日米間での信号の往復に 10分の1秒 (100ms) かかると言うことは、 実は物理的な限界だったといえる。

では、千賀さんのご質問への回答を、と思ったら長くなりそうなので次回への続きとさせていただこう。

カテゴリー: 通信     21:42 | コメント (0) | トラックバック (1)

2005年6月 8日

JTPA技術交流会(20050608) 「UWB(Ultra Wide Band)」について

今日はJTPA技術交流会の日であった。

今回は特に、UWB(Ultra Wide Band)について、いつもこの技術交流会に参加されている GIT(Global Interface Technologies)社 の方から実際のデモを交えてのプレゼンをしていただいた。

UWBは現在、無線PAN(Personal Area Network)の新たな技術として注目を浴びている規格である。 しかし実際のところは米軍のレーダー技術として既に50年以上前から研究されてきている技術である。 それが今注目を浴びているのは、2002年にFCCが民間での利用を認めたことによる。 現在では、IEEE802.15.3a として規格化がなされているようだ。

主な特徴としては、使用する周波数は 3.1 〜 10.6 GHz、 転送レートは最大 480Mbps、距離は 約10メートルまでと短距離だがその分デバイスを低消費電力で実装できる。

規格統一の流れの一環として、「ワイアレスUSB」という規格化の動きもあるようである。 いずれにせよ現段階では、細かいところで方式が幾通りか存在し、完全に互換性が保証された規格というわけではないようだ。 これは全ての新しい技術の立ち上がり時期に必ず通過しなければならない産みの苦しみといえる。

現在のところ UWB は日本国内での使用が認められていないので、これに関しては先ずアメリカ市場に投入されることになりそうだ。

今回のデモ基板とほぼ同じものの写真はこちら にある。デモでは、このような基板にアンテナを付けて実験を行った。 デモ内容としては、USBポートにこのUWBモジュールを付けたノートPC間で、 MPEG2の画像データを転送して表示していた。

アンテナ間を手などの導体でさえぎると画像が乱れた。 新聞紙などでは全く問題がない。これはアンテナ間をマイクロ波が飛んでいることを実感できる実験である。

今後開発される実際の製品は、基板ももっとコンパクトになって、アンテナも内蔵されるということだった。

カテゴリー: JTPA , 通信     23:54 | コメント (0) | トラックバック (0)

 
ハワイ島での遊覧飛行ツアーとB&Bのスペシャリスト、スカイメリカ
Copyright © 2003,2009 Skymerica Corp. All rights reserved.