2008年2月 8日
JTPAギークサロン「半谷明氏と Android について語る」
今回のJTPAギークサロンは、 携帯電話業界で話題となっている Googleの「 Android(アンドロイド) 」について。 その話題性の高さからか、 通常のギークサロンの倍近い参加者であった。「 Android(アンドロイド) 」は、 現在 Googleにより開発されている 携帯電話向けの ソフトウェア・プラットフォームである。 Linuxをベースとしており、その上で Java VM(Virtual Machine)を実装している。 ただし、Java と言っても Sun Microsystems が 推進している J2ME等とは 異なったフレームワークとなっているらしい。
アプリケーションの開発環境としては、 Eclipse IDE の プラグインという形をとっている。 また SDK がサポートしているOSは Windows、Mac OS(Intel)、Linux(i386) だそうだ。 さらに、Android(アンドロイド) では、 UI(ユーザー インターフェース) は XMLで記述することになっている。
今回の講演をされた 半谷 明 (はんがい あきら) 氏は、 1970年の横浜生まれ、横浜出身。 1990年にウィスコンシン州へ渡米。 その後、1998年に Netscape 入社し、 California San Francisco Bay Area ("Silicon Valley") に移住。 以来、現在(2008年)まで、SF Bay Area 在住(永住)。 2006年からは Google でソフトウェア開発しておられる。
【参考リンク】
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2008年1月11日
JTPA「東恵美子氏セミナー」
東恵美子氏 による JTPAセミナー が いつものとおり、パロアルト(Palo Alto)にある 弁護士事務所 Wilson Sonsini Goodrich Rosati (WSGR) にて行われた。 東恵美子氏がJTPAで話されるのは 実はこれが二回目で、 前回は、2003年9月30日に 「ハイテク企業のM&A・ベンチャー投資」 と題してセミナーをなさっている。東恵美子氏は、日本にてICU卒業後、モービル石油に就職。 その後、McKinseyでコンサルティングに携わる。 それからハーバードビジネススクール(HBS)でMBAを取得した後、 Lehman Brothersにてインベストメントバンカーとしてのキャリアをスタート。 以後、Wasserstein Perella、Merrill Lynchと、 トータル15年間を投資銀行ですごし、 多くのハイテク企業のM&Aを成功に導いておられる。 特に、90年代には、シスコシステムズの大規模買収案件を数多く手がけられた。 現在はTomon Partnersを設立。 表面に出てこない大きな買収・投資案件のディールメーカーとして活躍中である。
前回のセミナーでは、「徹子の部屋」形式で JTPAのボード・メンバーでもある Global Catalyst Partners の 大澤さんが 徹子役を務められた。 そして今回も、前回同様の「徹子の部屋」形式であったのだが、 今回は、その徹子役を渡辺千賀さんが務められた。
内容としては、大きく4つに分かれていて
- M&Aについて
- PrivateEquityについて
- これまでのキャリア
- 日本への提言
【参考リンク】
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2007年12月14日
JTPAギークサロン 「石塚亮氏とFacebookアプリケーション開発について語る」
石塚亮氏 による JTPAギークサロン 「石塚亮氏とFacebookアプリケーション開発について語る」が いつものとおり、パロアルト(Palo Alto)にある 弁護士事務所 Wilson Sonsini Goodrich Rosati (WSGR) にて行われた。 石塚亮氏は MySpace用のスライドショー・ソフトウェアを始めた 「 RockYou 」 に創業から関わっている起業家 兼 エンジニア。 現在では、開発の軸足を MySpace から Facebookアプリの開発の方に移している。今回のギークサロンの目的は、 「 Facebookアプリケーション開発に必要な知識を習得し、実際にアプリケーションを開発 」 ということ。
まず、今回のギークサロンも いつものとおり、 自己紹介からはじまった。 日本で生まれ育った石塚氏は、 中学生のときにアメリカに移住しており、 その後、大学を卒業するまでアメリカで過ごしておられれる。 大学卒業後に、日本のWEBスタジオに就職し、 3年ほどしてから、シリコンバレー(Silicon Valley)のベンチャー企業に就職。 さらに そこからすぐにスピンアウトして RockYou を設立。 Sequoiaから投資を受ける段取りをとったところが、 前の会社から訴えられてしまって、 投資が凍結してしまって、資金難になってしまったり、 と結構 紆余曲折しながら現在に至っている。
Facebookのアプリケーション開発に関しては、 「 Facebook Developers 」サイトに情報がある。 具体的なアプリとしては、 RockYou の代表作 「 Super Wall 」等がある。
FaceBookアプリケーションの種類としては、
- デスクトップ向けアプリケーション
- 外部ウェブサイト向けアプリケーション
- FaceBook内アプリケーション
また用意されているAPIとして
- FaceBook API
- FQL
- FBML
- FBJS
サロンの最後には、 サンプル・アプリケーションのライブ開発が行われた。 このような短時間でアプリケーションが完成するのはさすがである。
【参考リンク】
- JTPAギークサロン「石塚亮氏とFacebookアプリケーション開発について語る」
- RockYou
- MySpace
- Facebook Developers
- Facebook Application「 Super Wall 」
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2007年11月 9日
JTPAギークサロン 「清田純氏とStem Cellについて語る」
清田純氏 による JTPAギークサロン 「清田純氏とStem Cellについて語る」が いつものとおり、パロアルト(Palo Alto)にある 弁護士事務所 Wilson Sonsini Goodrich Rosati (WSGR) にて 行われた。BIOの世界のことは、門外漢なので、よく分らないが、 もともと ITギークであった(現在進行形かな?) 清田純氏のITギークにもわかる Stem Cell の話、ということで、 お話は、大変わかりやすかった。
今回のサロンの中、たくさんの話題があったが、 その中でも、自分の勉強になったことを1つメモしておく。
人間の細胞、たとえば皮膚であれば、 多少の傷を負っても再生されて、傷口は塞がってくれる。 しかし、清田純氏によると、神経細胞は再生されないそうだ。 そのため、元スーパーマン役だった、クリストファー・リーブにように 脊髄損傷(せきずいそんしょう)等、中枢神経系に損傷を受けると 体が不自由となってしまい、かつ、 回復することが不可能となってしまう。
ところが、この Stem Cell を利用すると、 人間の中枢神経系細胞も再生させることができそうであることが 最近わかってきたらしい。 つまり、このStem Cellの研究が進むと、 現在、脊髄損傷で車椅子や寝たきりになっている方々の 中枢神経系細胞を再生させる治療が 可能となるかもしれないということだ。 このことだけでも、Stem Cell研究が いかに画期的な研究であるかがわかる。
【参考リンク】
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2007年10月12日
ギークサロン: 名村卓氏とActionScript3.0について語る
名村卓 氏による JTPAギークサロン 「名村卓氏とActionScript3.0について語る」が いつものとおり、パロアルト(Palo Alto)にある 弁護士事務所 Wilson Sonsini Goodrich Rosati (WSGR) にて 行われた。ActionScript(アクションスクリプト)とは、 マクロメディア(Macromedia)社が開発したFlash Player上で動作するスクリプト言語である。 Flash は、かつて、Macromedia Flash と呼ばれていたが、 2005年に、アドビシステムズ(Adobe Systems)社が マクロメディア(Macromedia)社を買収したので 現在は、Adobe Flash(アドビ フラッシュ) と呼ばれている。
ウィキペディア「Adobe_Flash」 によると、 Flash はもともと、 FutureWave Software 社が アニメーション・データを作成するソフト FutureSplash Animator と 再生プラグイン FutureSplash Player を開発。 これをマクロメディアが会社ごと買収し、 FutureSplash を略し 「 Flash 」になったとある。
また、Flash ファイルの拡張子は「 SWF 」だが、 これは、マクロメディアが その前からリリースしていた マルチメディア再生プラグイン・ソフトウェアである Shockwaveシリーズに Flashを組み込むことにより、 ShockWave Flash Object の略から、 SWF という拡張子になった、とされる。
で、本題の ActionScript についてだが、 ActionScript は、Flash 5 より、搭載された ECMAScrip準拠のプログラミング言語である。 ECMAScripとは、Ecma International という標準化団体により、 JavaScript と JScript を標準化すべく、 両方の言語に共通する部分を取り入れて作られた スクリプト言語のことである。
実際にFlash上で実行されるためには、 ECMAScripからSWFファイルにコンパイルされて それが、Flash内に内臓された AVM2(ActionScript Virtual Machine 2) によって実行されることになる。
Flashの実行環境は、ブラウザにプラグインとして搭載されており、 すべてがクライアント・サイドで実行される。 そして、このFlashの実行環境は複数のブラウザに対応した、 いわゆるクロス・ブラウザの実行環境であり、 また、複数のOSにも対応したクロス・プラットホームでもある。 さらに、Flash実行環境の普及率が98%と非常に高い。
以上のような説明を含め、 本日の名村さんの講演では、ActionScriptを用いたデモの紹介。 ActionScriptのプログラミングや各種ツール等の開発環境についても 紹介があった。
【参考リンク】
- JTPAサロン「名村卓氏とActionScript3.0について語る」
- ウィキペディア「ActionScript」
- ウィキペディア「アドビシステムズ」
- ウィキペディア「マクロメディア」
- ウィキペディア「Adobe_Flash」
- ウィキペディア「Flash_Video」
- ウィキペディア「ECMAScript」
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2007年9月14日
ギークサロン : 松田白朗氏とゲーム機技術について語る
松田白朗 氏による JTPAギークサロン 「松田白朗氏とゲーム機技術について語る」が いつものとおり、パロアルト(Palo Alto)にある 弁護士事務所 Wilson Sonsini Goodrich Rosati (WSGR) にて 行われた。長年、ゲーム機業界で活躍されてこられた松田さんである。 今までに携わってこられたゲームとしては、 「SEGAサターン」 「Dreamcast」 「Xbox」 「Xbox360」等である。 それらの機器に関する パフォーマンス・チューニング、 グラフィックス、ネットワーク、システム、サウンド 関連の 開発を行ってこられている。
コンシューマ向けのゲームと言えば、 専用のソフトしか動作しない、クローズドなプラットフォームである。 このプラットフォームの提供社のことを、プラットフォーマと呼ぶらしい。 そして、ゲーム・ソフトを開発する際には、 このプラットフォーマと契約をし、出来上がったソフトに関しては プラットフォーマがメディア生産をおこなう流れとなっている。
また、ゲーム・ソフトの方向性として、 1本のゲーム・ソフトが 今まで以上に大規模化してしてきており、 それに対応して 開発体制や資金の調達も大規模化してきている。 具体的には、開発スタッフが百人規模で、開発予算が20億円となっている ゲーム・ソフトも存在しているようだ。 また最近では、ゲーム・ソフトの形態も オンライン・ゲームや携帯ゲーム等、多岐にわたってきている。
開発チームに関しては、徒弟制度に基づく完全分業制で、 ディレクタを筆頭に、プログラマ、プランナ、アーティスト 等が それぞれの持分を担当している。
ゲーム機のハードウェアに関しては、 「Xbox360」「PlayStation3」「Wii」 のそれぞれについて、詳しく比較解説があった。
基本的に、ゲーム機のCPUには組み込み系のCPUが採用されていて、 PowerPC、SH、MIPS 等がメジャーである。 Xbox1.0 で採用された Celeron は例外ともいえる。 実際にゲーム機に採用されるCPUが最新・最高性能のモノよりも、 コストを落とすために、ミッドレンジ・クラスのモノが採用されており、 あとは、ソフトのカスタマイズでギリギリまでの性能を引き出すことになる。
ゲーム機には欠かせないGPUに関しては、 現在のところ、 AMD と nVidia の2つの会社での独占である。 その他、オーディオでは DolbyDigital、Prologic II 等が主流となっている。 また、ネットワーク接続も欠かせない機能となっており、 WiFiによる無線LAN対応も当たり前になってきている。
ソフトウェアの設計方針としては ともかく、プレイヤーが面白ければOK。 あとの見えない部分は全て無視する。 特に、レスポンスタイムが重要である。 ということであった。
開発環境としては、 VisualStudio、CodeWarrior、GDB等のIDEによる クロス開発の形態をとっていることがほとんどで、 開発言語は基本的に C++ となっている。 ちなみに、「CodeWarrior(コードウォーリア)」とは、 Metrowerks社が開発した たくさんのプラットホームに対応している統合開発環境で 現在は、Freescale社からリリースされている。
そして最後に、最適化についてだが、 前回ギークサロンで使った OpenCV を最適化する、 という実演を交えてのプレゼンであった。 特に、松田さんの最適化ポリシーは、 最適化をはじめるにあたり具体的で達成可能な目標を決め、 それを達成できたら、すぐに忘れること、だそうだ。 確かに、最適化は突き詰めるとキリがない。 どこまでやって、どこでやめるか、というのも エンジニアの感どころ、と言えそうだ。
【参考リンク】
- JTPAサロン「松田白朗氏とゲーム機技術について語る」
- ウィキペディア「CodeWarrior」
- Freescale「CodeWarrior開発ツール」
- ウィキペディア「OpenCV」
- OpenCV リファレンスマニュアル(日本語訳β)
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2007年8月10日
JTPAギークサロン:「林秀明氏とOpenCVについて語る」
林秀明(はやしひであき)氏 による JTPAギークサロン 「オープンソース画像処理ライブラリ OpenCV について語る」が パロアルト(Palo Alto)にある 弁護士事務所 Wilson Sonsini Goodrich Rosati (WSGR) にて 行われた。今までのギークサロンは MUSEで行われてきたが、 今回は 弁護士事務所 WSGR で行われた。 会場に空間的余裕ができたので、 今まであった人数制限をなくして募集をしてみたが 結果的に、約20人の方々がご参加された。
さて、 「OpenCV」 とは何ぞや、ということだが、 Intel が公開しているオープンソースのコンピュータビジョン向けライブラリだそうだ。 正式名称は「Open Source Computer Vision Library」と言うらしい。
今回のギークサロンの進め方として 「ひたすらデモとその解説」ということで、 いろいろなデモを実際に見せていただき、 それに林さんが技術的解説をする、というパターンで進んでいった。 初めに、デモの基本となる カメラからのデータを取り込み、 それを画面上にリアルタイムに表示させる C言語の50行たらずのサンプル・プログラムを紹介された。 「OpenCV」のライブラシを呼び出すと、 このように短いプログラムでも、動画処理が簡単にできてしまう。
話を進めてゆくと、実際にデモが沢山あった。 例えば、
- 「移動点の認識」
映っている人にマウスで点をつけ、その後、その人が移動すると付けた点も一緒に移動する - 「ジェスチャーによる描画」
体の前に手で四角形を作ると画面上ではその四角形を緑色のラインで描画する - 「エッジの検出」
モノとモノとの境目を検出する。(Canny Edge Detector) - 「人の顔の認識」
人の顔だけ赤い四角で囲む。最近のデジカメによく搭載されている技術 - 「領域の認識」
どの領域がそのモノなのかを認識する技術。たとえば、いろいろな果物が映っている場合に、その中でオレンジの領域は何処なのか
これらのいろいろな画像処理を行うためにいくつかのアルゴリズムが紹介されたが、 その中でも印象的だったのが 「Pyramid Iteration」というアルゴリズムである。 これは 大きな画像データを適当な大きさに分割し、 それぞれの領域内のピクセル値の平均を計算して別のメモリ領域に画像用配列データとして保存。 さらに、そのデータを分割・平均をとって 別メモリの画像用配列データへ...... というように概念的にデータ構造をピラミッド状にしてから 画像処理を行ってゆくアルゴリズム。 これにより、処理の高速化ができる。 例えば、画像全体の内の、どの部分に変化があったのか、とか その部分が どの方向に移動したのか、とかの検出が早くできる。
休憩を挟んでのサロンは、11時前に無事終了した。 その後、いつものごとくネットワーキングとなったが、 結局、最終的なお開きは午前2時過ぎだった。
【参考リンク】
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2007年7月13日
JTPAギークサロン:「Second Life内ツアー」
セカンド・ライフについて言うと、 私自身は 今まで あえて やらないようにしていた。 理由はやり出すと、時間がいくらあっても足りなくなりそうだったから。 今回は 目の前でその様子を見物させていただく 丁度よい機会だった。
ギークサロンの準備にあたり、 「音声チャットもあった方がいいよネ」ということで 私は以前から Skypecastの準備をしてきたのだが、 当日、実際に Skypecastに接続してみると 15秒経つと自動的に切断されてしまう現象が起こってしまい。 何度やってみてもダメだった。 この問題について、いろいろググってみたが、 確かにそういう現象がいくつか報告されているのだが、 肝心の解決方法は見つからなかった。 ということで結局、Skypecast を使うことができなかった。 これは、非常に残念だった。 あくまでもタダで使わせてもらっているサービスなので、 文句もいえないのだが。
この日のセカンドライフの模様については、 私が云々いうより、渡辺千賀さんのブログに 「Second Life初心者ツアー開催記」 として詳しくレポートされているので 興味のある方は そちらを是非 参考されたし。
ところで、セカンドライフが終了した後、 千賀さんの部屋で座談会になったのだが、 話題はなんといっても iPhone の話。 発売から、まだ2週間というのに、 なんと私以外、そこにいた全員が 既に iPhone を持っていた。 この人たち、チョット異常!
【参考リンク】
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2007年6月22日
JTPAギークサロン:「富豪的プログラマー増井俊之氏とUIについて語る」
今回のJTPAギークサロンは ユーザインタフェースに関する研究で 「富豪的プログラマー」として有名な、 現在はAppleに勤務されておられる 増井俊之氏。増井氏に関する情報として、 増井氏は 今までの研究成果を 「pitecan.com」 というサイトで公開されておられる。 今回のサロンでも このサイトに挙がっている項目についてのデモなどが多々あった。 また、サロンの題目にもなっている富豪的プログラミングについても、 このサイトの 「富豪的プログラミング」 ページに その考え方が示されている。
さらに、増井氏は Rubyist としても有名で、 Rubyist Magazine の 「Rubyist Hotlinks 第5回 増井俊之さん」 に インタビュー記事が掲載されている。 今回のサロンの内容とも重なる部分があるので、 興味のある方は、こちらも読まれることをお薦めする。
実際には多数のデモがあったが、例えば、
- 繰り返し操作を自動的に抽出する 「Dynamic Macro」
- 気になる本を共有する本棚「本棚.org」
- 辞書を視覚的に検索できる「ピテカン辞書」
ちなみに、上記の辞書が なぜ 「ピテカン(pitecan)辞書」というかと言うと、 「Pithecanthropus」という単語を検索する際にも 間違った綴りの「pitecan」と入力しても見つけ出すことができるからだそうだ。
また、現在 アップル社に在籍中の増井氏は デモ機としてMacを使っておられたが、途中 ご自分の 日本語入力システムをデモされた際に MacOSの「ことえり」は不要だ、ということで 「ことえり」を終了させてしまって、会場は 大爆笑になった。 ちなみに、「ことえり」の生みの親は、 JTPAでも おなじみの 木田さん である。
【参考リンク】
- JTPAサロン「富豪的プログラマー増井俊之氏とUIについて語る」
- 増井 俊之 (Toshiyuki Masui) 氏のページ「pitecan.com」
- pitecan.com「富豪的プログラミング」
- Rubyist Magazine「Rubyist Hotlinks 第5回 増井俊之さん」
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2007年5月 4日
JTPAギークサロン:「Inside VOX ? Perl Hacker 宮川達彦氏と語る」
サンフランシスコでの開催ということで、 駐車場を探すのが大変なので カルトレイン(Caltrain)で行くことにした。 といっても、もう10年以上前に一度 乗ったきりだったので ほとんど初めてのカルトレイン乗車。 切符を買うのにもてこずってしまった。 Six Apart の本社は カルトレインのサンフランシスコ駅から 街の中心部、つまり ユニオン・スクエアの方向へ向かって 歩いて5分ほどのところであった。
今回のギークサロンでは、Six Apart 社 の新しいサービス 「VOX」についての紹介と、 その開発の裏側についてレクチャーされた。 VOXとは、ブログとSNSが融合したような 新しいサービスとのことだ。 宮川さんと言えば、世界的にも有名なPerlの大家。 Movable Type もPerlで開発されているように、 VOXも基本的にPerlで開発されているようだ。 プレゼンでは非常に高度な技術的内容にも話が及んだ。
今日は、帰りのカルトレインの時間の関係で、 いつものギークサロンのように深夜まで ということはできなかった。
【参考リンク】
- JTPAサロン「Inside VOX ? Perl Hacker 宮川達彦氏と語る」
- Six Apart
- VOX
- Bulknews
- blog.bulknews.net
- bulknews.vox.com
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2007年4月13日
JTPAギークサロン:「デジタル著作権管理について小野達也氏と語る」
DRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理)に関する 小野達也氏のギークサロンが開催された。例のごとく、参加者の自己紹介から始まった今回のギークサロンにも とても濃いギークが多数集まっていた。 また、参加者の中には著作権関連の法律の専門家もいたりして体制は万全。 そんな中、小野氏のお話も まずはお決まりのご本人の自己紹介からはじまり、 その後、デジタル・コンテンツの形態や それに関わる著作権とその管理方法等についての概要が紹介された。
著作権関連の内容として、 「私的使用のための著作物の複製」や 「フェアユース (Fair Use)」の定義、 ストリーミングとダウンロードでは、著作権料が大きく異なる、とか、 関係者の意見も交えて議論が及んだ。
業界に存在している いくつかのDRMの方式の中から、 「ウィンドウズ メディア プレーヤー(Windows Media Player)」 を例にとり、 実際にキーをどのように取得しているのか、 キーの中に埋め込むことができる条件にはどのようなものがあるのか、 等 実例を示しながら説明された。 また、クラッキングの一例として フリーソフトである「FairUse4WM」を利用すると Windows Media DRM を取り除くことが可能であるとの事の紹介もあった。
結局、今回のギークサロンも終了したのは 予想通り というか 予定通り というか 11時半であった。 皆さま お疲れ様でした。
【参考リンク】
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2007年3月16日
JTPAオンラインサロン 「梅田望夫氏とLingrで語る」 復讐編
前回 2月2日に行われた 『JTPAオンラインサロン 「梅田望夫氏とLingrで語る」』 では Lingrの技術的問題で途中断念することになってしまっていたが、 今回はそのリベンジということで再度挑戦。前回からの この1ヶ月半の間に バグを出し切って、万全を期しての再挑戦。 サロン開始の時間がきて、Lingrに多くの人が集まってきても 前回とは違い、問題なく Lingr は動きつづけていた。
その様子を自分のPC上から眺めていたのだが、 他人数でのテキスト・チャットの場合、 どうしても、レスポンスにタイム・ラグが生じてしまう。 また、現場スタッフが4〜5人いたのだが、 それぞれの画面上での表示も微妙に異なっていた。 これは、Lingrの同期処理が セッション毎にヅレがあるためのようだ。
このような状況のため、沢山の人が一気に書き込みをすると、 誰が、誰の書き込みに レスしているのかを 追っかけるのが難しく、 話の流れがつかみにくかった。 このような状況で、オンライン・サロンを 進める 梅田さんは大変だったようだ。
では、Lingr上で展開されたやりとりは、 具体的にどんな内容だったか、というと、 それについては、私がここで あーだ、こーだ、書くより、 「2007/3/17 梅田望夫 Lingrイベントまとめ」 というページを見て頂いた方がよい。 このページ、Lingrでの梅田さんとの やりとりの様子が大変よくまとめられている。 ここまで キレイにまとめるのは大変だったと思う。 まとめられたユースケさん、ご苦労さまでした。
【参考リンク】
- JTPAオンラインサロン 「梅田望夫氏とLingrで語る」 (Beta版)
- 梅田望夫氏ブログ「Lingrリベンジ成功おめでとう。150人チャットを1時間半やったよ!!!」
- ユースケ氏ブログ「2007/3/17 梅田望夫 Lingrイベントまとめ」
- Lingr
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2007年3月11日
第5回 JTPAツアー 第4日目
JTPAツアー4日目。 例年のごとく、土曜の夜から、日曜の朝まで、 みんな ほとんど寝ない状態だったので どこまでが3日目で、どこからが4日目かの 区切りが難しいところだが、 ともかく、この日曜日の朝が ツアーの行程が終了して解散となる。この日(夜)の 大きな問題点は、 この日から アメリカの夏時間が始まること。 昨年までは、夏時間の始まりは4月の第一日曜日だったのが、 今年からは 3月の第二日曜日、つまり、 今年2007年は 3月11日 からとなってしまった。 ご存知の通り、夏時間が始まる際には、 時計を1時間 進めなければならない。 もっと具体的に言いうと、3月11日(日曜日)の 午前2時(早朝)になったら、 時計を 1時間進めて午前3時にする、ということだ。
夏時間のために時計を1時間進める、ということは、 これを忘れてしまうと、 バスの集合時間に遅刻してしまうことになり、 ひいては日本へ帰る飛行機に乗り遅れてしまうことになる。 これは大変ということで、 みんなが起きていた 深夜(早朝)2時に、 みんなに時計を1時間進めるように通達した。
これで一安心と思いきや、 翌朝、バスの出発時刻になっても 姿を現さない参加者が多数いた。 各部屋へ電話をしてみると、まだ寝ていたいたようだった。 あとで理由を聞いてみると、 ホテルの部屋の目覚まし時計の時間を 1時間進めるのを忘れて寝てしまった、とのことだった。
次回も同様の事態が起きる可能性が高いので、 来年からは何らかの対策が必要かもしれない。
【参考リンク】
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2007年3月10日
第5回 JTPAツアー 第3日目
JTPAツアー3日目は、例年どおり、 朝から ホテルに缶詰になって セッションが夕方まで続く。土曜日である3日目の朝は、 「IT業界で働く」と題して、 シリコンバレーを代表する IT関連の 7人にお集まりいただき、 2時間半に渡るセッションとなった。 ただし、講師側からは、 「IT関連のエンジニアを 土曜日の(早)朝に集合させるとは非常識だ」、 という意見が多々挙がった。 確かに、それは ごもっともな ご意見。 次回からは スケジュールをよく考える必要がありそうだ。
午後は、「起業/スタートアップで働く」のセッションを経て 「総括&フィードバック」となった。 この総括では、参加者ひとりひとりに、 このツアーで学んだことを1分間づつ話してもらった。 発表順番を席の順にすると、 後の方では、マトモ?な ことしか言わなくなるので、 それでは面白くないということで、 今回から、発表順番は くじ引きとした。
夕方からは、ツアー参加者レセプションを兼ねて 渡辺千賀さんの「ヒューマン2.0」出版パーティーが行われた。 場所は、サンノゼ(San Jose)の ダウンタウン。 ホテルからは車でも20分はかかる。 ツアー参加者は、 今までのセッションでパネラーになっていただいた方々に ご協力いただいて、それぞれの車に乗せていただき 会場まで移動することになった。
それから、このパーティーの際に私にとっては大変なサプライズがあった。 というのも、パーティー開始に先だち、 会場にお集まりの皆さんへ、ツアー参加者の紹介をしていたのだが、 その時、急に わたしが ツアー参加者の皆さんから花束を贈呈されてしまった。 大変ビックリしたのと、大変 恐縮してしまった。 それにしても、皆さん、ありがとうございました。
【参考リンク】
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2007年3月 9日
第5回 JTPAツアー 第2日目
JTPAツアー2日目の この日の主なスケジュールは、 Google社見学、渡辺千賀さんシリコンバレー・ウルトラクイズ、 Oracle社見学。 ホテルに戻ってからは、 アメリカの大学への留学生による「アメリカの大学で学ぶ」セッション。 JBC(Japan Bio Community)の方々による「バイオ・ライフサイエンス業界で働く」など。今年のツアーでは 念願であった Google本社 を訪問することができた。 グーグル社内見学に加え、 日本語チームの研究・開発に関するプレゼンなどもあったが、 内容は、以前のブログ 「Google Japan Open House」 で紹介した テクニカル・プレゼンテーション に近かった。
午後からは、渡辺千賀さんの ミステリー・ウルトラクイズ・ツアー。 バスの車中で、千賀さんが シリコンバレーに関する問題を出し、 ツアー参加者が答えて行くというもの。 「アメリカ横断ウルトラ・クイズ」のノリで、 「シリコンバレー横断ウルトラ・クイズ」といったところ。 この日、バスが何処を走るかも、一部のJTPAスタッフにしか通知されておらず、 ほとんど「ぶっつけ本番」の企画。
千賀さんが 出題した数ある問題のうち、例えば、こういうのがあった。 ある普通の一軒家の前にバスを停めて、 「さて、この家のガレージから起業した、現在 有名な会社は 何と言う会社でしょうか?」 という感じ。 こんな問題、誰もわかるワケないよな。 で、正解は。。。 来年も同じ問題を出すかも知れないので、 ここでは伏せておこう。
【参考リンク】
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2007年3月 8日
第5回 JTPAツアー 第1日目
今年もJTPAによるシリコンバレーツアーが 四日間(実質は丸三日間)にわたり行われた。 今日はその第一日目。今回も 昨年同様、 サンフランシスコ(San Francisco)空港 (SFO)に集合となっていた。 昨年は、 「第4回JTPAシリコンバレーツアー 初日」 にもあるように、予期せぬトラブルが発生して 旅行会社の方に助けていただくこととなってしまった。 今年は、昨年のような事態にも対応できるように準備しようと思っていたが、 その矢先、参加者の方が一人、遅れて到着するとの情報が入っていたので、 予定通り車を別に一台 用意した。
ツアー参加の皆さんが集まった後、 ギリギリまで待ってはみたが、別便の参加者は やはり間に合わなかったので 先に到着した参加者の方々にはバスに乗っていただいた。 私はひとり空港に残り、その方をピックアップしてからバスを追いかけた。 結局、スタンフォード大学のオーバルにて 他参加者と合流することができた。
JTPAツアーも回を重ねているので、 このようなイレギュラーにも対応ができるようになってきた。
今回のツアーから始めた新しい企画がいくつかある。 その中のひとつが、ホテル到着後の初めのセッションで、 自己紹介を行うことだ。 大学のツアーと異なり、日本各地から集まってくるJTPAのツアーでは、 ツアーに参加して初めて顔を合わせた方々が多い。 もちろん、事前にできるだけ交流がもてるような活動や ミーティングは行っているのだが、それにも限界がある。 そこで、今年からは、一番初めのセッションで自己紹介をすることにした。
また、もうひとつの試みとして、セッション会場では 机(テーブル)を廃止して椅子だけにした。 これはできるだけ講師と参加者との距離感をなくそう、 という試みである。 実際に、自己紹介の際にやってみた。 確かに距離感はなくなったが、私としてはどうしても 参加者どうしの一体感が感じられなかった。 原因は、質問をする際に、質問者の顔が他の参加者から見えないことだと感じた。 そこで、その後の 梅田さんのセッションからは、 20人+講師(梅田さん)で丸い輪をつくって座る形とした。 この形式なら、質問している様子が、他の参加者からもよくわかり、 より議論が深まったようだ。 結局、この後の全てのセッションはこの形式となった。
【参考リンク】
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2007年3月 2日
JTPAニュースレター編集会議 (20070302)
この日のニュースレター編集会議では、 来週3月8日から始まる第5回JTPAシリコンバレーツアー直前ということもあり、 最終打ち合わせとなった。 ツアーのスケジュールを見直し、微妙な時間の変更、 情報漏れのチェック、スタッフ間の連絡方法の確認などを行った。今回のツアーで昨年との違いのひとつは セミナールームでの椅子の配置。 これについては以前のブログ 「Banquet, Classroom, Theater」 で解説しているが、 昨年までは いわゆる「クラスルーム(Classroom)」という 学校の教室のように四角い長机に椅子をつけていた。 これだとセミナー参加者がメモをとったりしやすい反面、 後ろの方だと、講演者からの距離が遠くなってしまう、 というデメリットがあった。 そのため今回は、参加者とパネラーとの距離感を もっとなくそうということで、 机をなくした いわゆる「シアター(Theater)」形式とすることにした。
また今回のツアー中の土曜日(3月10日)には、 ツアー参加者のレセプションを兼ねて、 渡辺千賀さんの「ヒューマン2.0」出版記念パーティーが予定されている。 皆さん、そちらにも是非お越しください。
【参考リンク】
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2007年2月26日
第5回JTPAシリコンバレーツアー参加者とのSkype
来月3月に第5回JTPAシリコンバレーツアーが開催される。 既に、日本全国からの20名の参加者が選考され Mixi や その他のメディアを駆使して 参加者間のコミュニケーションを図っている。しかし、いくらインターネットが普及した時代となっても 究極のコミュニケーションは実際に会ってみることだ。 mixiの掲示板をみてみると、 関東地区とか関西地区とかで それぞれ ツアー参加者どうしのミーティングを何度か計画している。 ツアーをより実り多きものにするためには大切なことだと思う。
そこで、関東地区の第2回ミーティングが行われる際に Skypeでの参加をお願いした。 簡単な挨拶を終えた後、私はずっと発言をしない(ミュートしていた)で 現場のお話を聞かせていただいた。 集まられた方々の日ごろの活動について語り合っておられた。 わたしとしては日本の優秀な若い方々の貴重な生の声が聞けて 大変に楽しかった。
しばらく後、参加者の方々からの質問をお受けすることにした。 質問の内容としては、 ツアー開催までに何を予習しておいたらよいか、とか、 シリコンバレーの気候について、とか、 事前にこちらに来られる方からサンフランシスコ近辺の交通網について、 等であった。 私の経験上、過去の JTPAツアーとか、鹿児島大学ツアーとかの エピソードを交えて、それぞれの質問にお答えさせていただいた。
以前のブログ 「スカイプ(Skype)で ツアー参加学生との会議」とか 「第3回鹿児島大学シリコンバレー研修ツアーの 顔合わせの会」でも書いたとおり、 こうやって、 シリコンバレーツアー参加者の方々と 事前に、電話代も気にせずにお話が出来るというのは 本当にいい時代になったものだ。
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2007年2月 6日
JTPAスーパーギークサロン: まつもとゆきひろ氏
あの注目のオブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」の開発者、 まつもとゆきひろ氏によるJTPAギークサロンが行われた。今回は、まつもとゆきひろ氏が 地元 島根県の しまねOSS(オープン・ソース・ソフトウェア)協議会 が主催する、US視察ツアーの一環で シリコンバレーに来られることになり、 急遽 開催が決まった、JTPAスーパーギークサロンである。 会場には、 日本からのUS視察ツアーに参加されている10人あまりの方々と JTPAのサロン募集に応募されたギーク15人、 それから、JTPAスタッフが集まった。
サロンはJPTA代表の渡辺千賀さんの司会で、 まず参加者の自己紹介からはじまり、 それから、 事前に集められていた まつもと氏への質問を元に 「徹子の部屋」形式で「千賀の部屋」として 進められていった。
質問には、「何故Rubyがこれほどまでに世界的に普及したのか」といった内容が多かった。 まつもと氏自身や、Rubyを初期の頃から ワッチしていたギークによると、 当初から、英語のメーリングリストなど、 英語によるコミュニケーションに力を入れていたからのようである。 もちろんRuby自身のソフトウェアとしての先進性もさることながら、 日本発のソフトウェアが世界標準になるためには、 やはり 英語による情報発信がポイントなのかもしれない。
また最近は、「Ruby on Rails (RoR)」の人気急上昇と共に Rubyの人気も急上昇してきている。 「RoRは、Ruby普及のために 開発してもらったのですか?」 という質問もあったが、まつもと氏によると、 RoRの開発者である David Heinemeier Hansson 氏とは 前々から面識はあったが、開発において 別段 協力体制などをとってきたわけではないそうである。
「Ruby on Rails (RoR)」では、 インストレーションの速さなどが注目されているが、 まつもと氏によると、 他の言語やフレームワークでも同様のことはできると思う。 しかし、その後のプログラムの変更工数をRubyと比較すると、 他の言語では絶対にマネできないハズだ、 とのことであった。
サロンとして しばらくの間 まつもと氏のお話を伺ってきたのだが、 大変親しみやすい方であった。 まつもと氏の人柄が言語仕様にも現れて、 それがRuby人気の原因になっているのであろう。
サロン終了後は、名刺交換や サイン会のようになってしまったが、 参加者の中には、まつもと氏から直筆サインを ノートPCに直接書いてもらっているツワモノもいた。
【参考リンク】
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2007年2月 2日
JTPAオンラインサロン 「梅田望夫氏とLingrで語る」
JTPAでは おなじみの江島さんが開発と手がけている、 ブラウザだけでチャットができるという 「Lingr」 を使って 梅田さんのオンラインサロンを行ってみた。いつもの JTPAサロンと同様 MUSE には サロンをされる梅田さんはもちろんのこと、 Lingr開発者 江島さん、 それから、私を含めた JTPAスタッフ数人が 集まって 事前準備を行った。 開始時間である カリフォルニア時間 午後7時 すこし前に Lingr の パスワードを解除して 誰でもアクセス可能な状態とした。 すると、Lingrの画面をみていると参加者が徐々に増えてきた。 これは大盛況とばかりに喜んでいると、 しばらくしてLingrへの参加人数が増えるにしがたい Lingrの反応が極端に遅くなってしまった。
江島さんによると 数日前に行った Lingrのアップグレードが 影響しているいるようだ、 ということで、 今回のオンラインサロンは残念ながら中止となってしまった。 しかし、中止の通知をサロン参加の皆様に 伝えようにも、Lingr そのものが動かないためそれもできない。 急遽、JTPAのサイト上に その旨アップすることになった。 ん〜、非常に残念。
その後、人数が減ってきた段階で 私がバックアップとして 準備していた スカイプ キャスト(Skypecast)への 接続URL情報を Lingr 上で通知させてもらった。 それを見て、何人かの方々が スカイプ キャスト にご参加された。 その時点で こちら側には、江島さん、晶子さん、 そして私の計3人がいたのだが、 結局、この3人で ラジオ番組のディスク・ジョッキー を スカイプ キャスト上でやってしまった。 スカイプ キャスト参加者の中には、 はてな の近藤さん とか Six Apart の宮川さん とか も参加していただき、暖かくお声がけしていただいた。
ディスク・ジョッキー をしながら 一緒に横にいた私には、 よほど 江島さんは 悔しかったと見えて、 あえて 無理に明るく振舞っているように感じられた。 江島さんも既に次回リベンジを宣言しているし、 江島さんのことだから、次回はきっと大丈夫でしょう。
【参考リンク】
- Lingr
- JTPAオンラインサロン 「梅田望夫氏とLingrで語る」
- 江島氏ブログ「梅田サロン中止のお詫び、およびアーキテクチャ変更についての技術詳細レポート」
- 梅田望夫氏ブログ「Lingrイベントの顛末」
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2007年1月26日
JTPAギークサロン:「次世代テレビの開発者、廣島直己氏と語る」
次世代のデジタル・テレビの開発者 廣島直己氏のギークサロンが開催された。 サロン前半は、廣島氏の今までの経歴について。 ギークサロンで講師をされる方 皆さんそうであるが、廣島氏もすごい経歴である。 たとえば、JWNTUG(Japan Windows NT Users Group)の初代シスオペをなさっていたそうである。 前半が終わったところで、すでに時間がだいぶ経っていた。 ギークサロンお決まりのごとく、長丁場になりそうな雰囲気だった。サロン後半として、本題である デジタルTVとして 如何にしてデジタル画像情報を通信パケットに乗せているのか、 そのフォーマットの詳細について詳しく解説された。
中でも 面白かった というか、自分に直接関係する内容だったのが シリコンバレーの主要なケーブルテレビ局である comcast のデジタル・テレビ放送の画像品質がなぜ悪いのか ということについての解説だった。 その理由について私なりに理解したことを以下に簡単にまとめてみる。
現在のところ、comcastは アナログ放送からデジタル放送への移行期にある。 ということは、アナログ放送もデジタル放送も両方とも 放送しなければならない。 アナログ放送受信契約者が1軒でもある限り(少なくとも我が家はcomcastのアナログ放送です)、 従来のアナログ放送を止めるわけにはいかない。 ところが、アナログ放送の場合、基本的に1チャンネル1放送となっており、 現在 放送されているアナログのチャンネルもそれなりに多いので、 非常に広い帯域をアナログで占領していることになる。 そのため デジタル放送に割り当てられる未使用チャンネルは非常に少ない状態である。
comcastとしては、できるだけ早く全面的にデジタル放送に移行したいので、 ケーブルテレビ契約者にはデジタル放送への加入・移行を押し進めているのだが、 「アナログからデジタルに変更したら 見られるチャンネルが少なくなった」 というのでは話にならない。 デジタル放送は、データの圧縮を行うことにより アナログの1チャンネルの帯域に多数のデジタル放送を流すことが可能である。 そこで、comcastは 苦しまぎれに ギリギリまで圧縮をかけて、残されたわずかな帯域に多数のデジタル放送を押し込んでいる。 この場合、もちろん 高い(ムリな)圧縮をかけると 画像の品質が どんどん 下がることになる。
これが、現在 comcastのデジタル放送の画質が悪い原因だそうだ。 もちろん、アナログからデジタルへの完全移行が完了したら、 問題は解決するのであろうが、それはしばらく先の話であろう。
我が家の場合、今のところアナログ放送で何の不自由もないし、 このような業界ウラ話を聞いてしまうと、 最後の1軒になるまでアナログ放送契約を続けることになりそうだ。
【参考リンク】
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2007年1月19日
JTPAニュースレター編集会議 (20070119)
今回のJTPAニュースレター編集会議では、 シリコンバレー(Silicon Valley)以外の方々の参加も募ろう、ということで 応募いただいた3名の方々にスカイプで参加していただいた。そのため、普段は水曜日とか木曜日とか週の真ん中あたりで開催さていた ニュースレター編集会議を今回は金曜日の夜に行った。 シリコンバレーの金曜日の夜は、ちょうど日本の土曜日のお昼にあたるからだ。 スカイプ参加された3名の方のうち、お一方はフランスからの参加だった。
スカイプ参加の方々に後で感想を聞いてみると こちらシリコンバレー側の参加者が7〜8名いたのだが、 いくら簡単に自己紹介したからといって、初めての人がたくさんいて、 しかも音声だけでそれを識別するのは不可能で、 途中 誰が話しているのか 全くつかめなかったらしい。
今回の編集会議の議題は「シリコンバレーよもやま話」ということだったので 話の内容は例のごとく ほとんど雑談だった。 あえて その雑談の内容は というと、 日本人におけるドメスティック・バイオレンス(家庭内暴力)について、とか、 シリコンバレーでの土日の過ごし方、とか 日本から友人や知合いが来た際にはどこへつれて行くべきか、 「craigslist(クレッグスリスト)」の利用方法、 などであった。
【参考リンク】
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2007年1月15日
JTPA: U.S. Income Tax Returns Seminar
JTPAセミナーの一環として、 レッドウッドシティ(Redwood City) の会計事務所 Seiler & Co. の CPA 福留文子(ふくどめ あやこ)氏により、タックス・リターン・セミナーが開催された。年明けから 4月15日に向けて アメリカでは タックス・シーズンになる。 これから税金申告の準備をしなければならない、そんな方々のお役に立つために、 タックスのプロであるCPAの方に タックス・リターンの基本についてご講演いただいた。
ご存知のとおり、TurboTax を初めとする タックスの自動計算ソフトが一般には広く使われているが、 このセミナーでは 典型的な例としてシリコンバレーに在住の架空の家族をケーススタディとして、 その家族のタックス・フォームを仕上げて行くシュミレーションを あえて手作業で行っていった。
現在は2007年初頭ということで 2006年が終わったところなので、 申告するタックスは2006年分ということになる。 税金関係の法律は毎年 いろいろ変更されているので、 当たり前のことだが 今回の申告には2006年用のタックス・フォームを利用しなければ意味がない。 そのためフォームの名称はすべて 「2006 Form 1040」 のようなネーミングになっている。
アメリカでの税金申告は大きく2つに分けられる。 米国連邦政府(フェデラル: federal)に対する税金 と 州政府(ステート: state)に対する税金だ。 シリコンバレーの場合は これがカリフォルニア(California)州への申告となる。
米国連邦政府への税金については、 IRS(The Internal Revenue Service) が その全てを取り仕切っており、IRSのウェブページから すべての タックス・フォームがダウンロードできる。 その中でも最も一般的な場合のフォームが 「Form 1040」。 今回のセミナーでの例でも、このフォームを記入していった。 たくさんの項目を記入してゆくと、 ある項目の詳細を 別のフォームとして添付しなければならなくなる場合が多々出てくる。 簡単な例でいうと、給与の場合「Form W-2」、 銀行口座からの利子についてであれば「Form 1099-INT」 のような感じ。
一方 カリフォルニアの場合は FTB(The Franchise Tax Board) が担当してる。 カリフォルニア州の税金申告における一般的なフォームは「Form 540」らしい。 このフォームの記入欄には、上記で挙げた「Form 1040」の結果を記入する欄があるので、 書類を作成する順番としては、 フェデラル用の「Form 1040」を完成させた後になるハズである。
ちなみに ここで 一般的なフォームとしてご紹介したのは あくまでもこのセミナーのケーススタディで利用されたフォームを紹介しているだけなので 実際にご自分用の書類を作成される場合は、どのフォームかを よくお調べいただくか 専門家にお尋ねいただきたい。
税金の申告のような 専門知識を必要とする 特殊な業務は なかなか素人には 取っ付き難いが、 このように 一度 専門家の方から 大まかな流れ とか 注意する点を 伺っておけば なんとなく自分でも出来そうな気がしてくる。 といっても やっぱり 難しいことには変わりないが。
【参考リンク】
- JTPAセミナ「U.S. Income Tax Returns Seminar」
- Seiler & Co.
- IRS: The Internal Revenue Service
- FTB: The Franchise Tax Board (Collecting the income taxes California depends on.)
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2007年1月14日
三脚に代わってマイク・スタンドによるカメラ固定
明日のJTPAセミナーにおいて講師をしていただく会計士さんから、 TAXフォームを手書きで埋めてゆく様子をプレゼンしたい、 と言う要望が急遽上がってきた。 さて、どうしようか?手書きの様子を大きく映し出すのであれば オーバー・ヘッド・プロジェクター(OHP) という手もあるのだが、 これだと、今からOHPの機械を探さないといけないのと、 プレゼン資料を全て透明シートにコピーしなければならなくなる。 TAX用のフォーム・シートは何枚もあるらしいし それを作成するための参考資料となると膨大な量の書類であり、 全てのページを透明シートにコピーするのは現実的でない。
ということで、書き込む様子を机の上からカメラで撮影して その様子をPC用のプロジェクターから映してしまう、 というソリューションを思いついた。 セミナーが明日なので、ともかく我が家にあるもので なんとかしなくてはならなかった。 そこで私が普段使用している、古いデジカメに 付属してきた 専用のビデオ信号用ケーブルを繋いで それを自宅のテレビに繋いで実験してみた。 解像度がイマイチで 書類の文字が読みづらかったが 他に解決策がないでのこの方法にすることにした。
そして次の問題、どうやってこのカメラを机の上に固定するか、である。 しかもカメラは机の中心部上空で下向き。 チョット考えていただければ、 普通のカメラ用の三脚では、この要望に応えられないことが 判っていただけると思う。
そこで思いついたのがマイク・スタンドである。 マイク・スタンドであればアームが延ばせるので 机の中心部上空で、マイクを支持できる。 しかし、ここで固定したいのはマイクではなくカメラ。
結局、マイク・スタンドにマイクを取り付けるための マイク・クリップを分解して、そこに金属製のL字金具を取り付けた。 さらに L字金具の先端に1/4インチのネジでデジタル・カメラを固定した。 カメラと名のつくものには、その底の部分に、 三脚に固定するためのネジの穴が基本的には存在している。 これが 1/4インチ のネジ穴になっている。 この 1/4インチ のネジは、日本では入手が難しいかもしれないが、 こちらアメリカでは そこらへんの金物屋さんにいけば 簡単に手に入るネジであり、我が家にもいくつか在庫があった。
このようにして、カメラを机の中心部上空に 取り付けることができるようになった。 実際に実験してみると、カメラは問題なく固定できたが、 しかし、撮影における光が足りないことがわかって。 結局、マイク・スタンドにはカメラに加えて、 さらに手元を照らすためのライトも取り付けることになった。 明日のセミナーでは、これらの機材をセミナー開始前に 全てセットアップしなければならない。
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2006年11月 3日
JTPAギークサロン: 「医療用ソフト開発者、高野直樹氏と語る」
医療用画像処理ソフトウェアを開発されている 高野直樹氏のギークサロンが開催された。いつもの事ながらサロンは序盤から話が異常な盛り上がり。 初めは、高野氏のこれまでの経歴についてや、その後 最近の医療用画像診断装置の基礎知識として CT(Computed Tomography: コンピュータ断層撮影)、 MRI(Magnetic Resonance Imaging: 核磁気共鳴画像法)、 CR(computed radiography: コンピュータX線撮影) などの それぞれの特徴や 相違点について、 また、それらから得られるコンピュータ・データとしての 画像フォーマット 等について解説があった。
さすがに皆さん チョット 疲れてきたね、 ということで途中休憩を入れたのだが、 この時点で 既に2時間が経過していた。 ところが 実は これからが 今日の本題の始まり。
後半戦として、 高野氏が開発されておられる画像処理ソフトウェアで、 上記の各種画像診断機器から得られた 大量の画像データを如何に処理しているのか、 如何にして診断を下す医者が見やすい画像に変換するのか、 如何にして画像処理を高速化しているのか、 などについて紹介された。
このような 大量データを扱う現場では コンピュータの64ビット化というのが重要な ファクターだそうだ。 通常のパソコンの使い方、 例えば、ウェブのブラウジングしたり Eメールしたり、ワープロしたり といった使い方なら 現在の32ビット・アーキテクチャでも 何の不自由も感じない。 しかし、医療画像データのように、大量のデータとなると 64ビットの恩恵が大きいようだ。 しかし高野氏によると、医療画像データを処理するにあたっては 現在のPCでは まだまだ性能が足りないそうである。 それらの性能不足を補うための 日ごろの開発で駆使されている涙ぐましい高速化の手法が いくつも紹介された。
ということで、結局 白熱したサロンが終了したのは 午後11時を過ぎており、JTPAサロン史上 最長時間を記録した。
【参考リンク】
- JTPAサロン「医療用ソフト開発者、高野直樹氏と語る」
- ウィキペディア「CT:コンピュータ断層撮影」
- ウィキペディア「MRI:核磁気共鳴画像法」
- ウィキペディア「CR:コンピュータX線撮影」
- ウィキペディア「DICOM:Digital Imaging and COmmunication in Medicine」
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2006年9月22日
JTPAギークサロン: 奥井一穂氏
今回のJTPAのギークサロンでは、 リソース環境が厳しいシステム向けの VoIPエンジンを開発された奥井一穂氏。奥井さんは今年になってから、 シリコンバレー(Silicon Valley)に進出してこられた方。 個人的にはこのギークサロン以前から何回かお会いさせていただいている。
奥井さんのプレゼンでは、 VoIPエンジンの開発ということで、 組み込み系のリアルタイム処理についての解説があった。
コンピュータが専門でない方は、 「リアルタイム処理」と言うと CPUの処理スピードが速いシステムというイメージがあるようだが、 実際には CPUの処理スピードが早い・遅いではなく、 処理しなければならない仕事(タスク)を 定められた時間内に処理できるように、 スケジュールを組んだり、 間に合わなかった場合の処理を定義できたりするシステムのこと。
奥井さんのプレゼンは さすがに ご自分で端から端まで 開発されただけあって説得力があり、 わかりやすく 大変 楽しませていただいた。 プレゼン後も、金曜日だったということもあり、 参加の方々が深夜まで情報交換をされていた。
【参考リンク】
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2006年9月21日
JTPAニュースレター編集会議 (20060921)
JTPAのニュース・レター編集会議が例のごとくMUSEで行われた。 今回は 「ベイエリアの交通事情」。シリコンバレー(Silicon Valley)に長年住んでいても 公共交通機関を利用することはほとんどない。 シリコンバレー近辺に住む編集会議参加者の皆さんも皆同じ。
こんな私でも、 サンフランシスコ(San Francisco)市内に行くために 近年 開拓したのが「BART」。 サンフランシスコ中心部では駐車場が少ないのと、 あっても駐車料金が高額。 ちょっと離れた立体駐車場なんかに停めたりすると、 目的地まで結構歩かないといけないし、その分 時間もかかる。 こんなことなら、BARTに乗って、最寄の駅で降りた方が早かったりするし、 第一、駐車場代が安くすむ。
もっぱら Daly City 駅に車を停めて、 BARTで サンフランシスコ中心部へ向かうことが多い。 Daly City 駅を利用する理由は、 BART の Maps & Directions を見るとわかるが、 すべての路線が Daly City 駅を通過している。 だから、サンフランシスコ中心部から帰って来る時も、 乗り場(乗車ホーム)さえ間違えなければ、 どの車両に乗っても Daly City 駅までは辿り着けるわけだ。
通常、Daly City 駅に駐車すると、駐車料金が $2.00 なのだが、 編集会議での情報によると、Millbrae駅では 駐車場代がタダであるそうだ。 では、ここで実態を調査してみよう。 領事館などへ行く際に利用する Montgomery St. 駅 までの料金を 駐車料金までを含めて算出してみる。 算出には、 Fare Calculator ページを利用する。 これによると、Daly City 駅 からだと BART料金が $5.30 なので、駐車料金を合計すると $7.30 となる。 一方の Millbrae駅からだと BART料金が $7.60 となる。 結局、駐車場代がかからないMillbrae駅からよりも、 駐車料金がかかっても Daly City 駅からの方がお得なようだ。
【参考リンク】
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2006年8月24日
JTPAニュースレター編集会議 (20060824)
JTPAのニュース・レター編集会議が例のごとくMUSEで行われた。 今回は シリコンバレーのレストランの話など。今日は総勢14名がMUSEに集まってのでJTPA編集会議となった。 今日の議題は、「シリコンバレーでビジネス・ランチができる店」についての情報交換。 私はほとんど外食をしない方なので、 レストランやカフェについての情報についてはめっぽう弱い。 会議で出てきたレストランの名前もほとんど知らなかった。 それらについての具体的な内容は、今後のニュース・レターに記載されると思うので そちらに譲る。
それから、レストランに付随の情報として、 インターネットから、レストランの席の予約ができるサイトがあるそうだ。 それが「OpenTable.com」というサイト。 トップページを見てみると全米の都市が網羅されているようだし、 International の欄には日本も含まれている。 私は実際には利用したことがないのだが、 会員登録して予約するとポイントが貯まるようになっているようだ。
それから次の話題として「会社の自慢話」となるはずであったが、 実際に議論してゆくうちに、 日本国内の会社とアメリカの会社での制度の違いについての議論になってしまった。 結論としては、もちろん、業種や会社の規模に大きく左右されるのであるが、 全体的に日本の方が社内の規制が厳しいようである。 特に最近は、IT業界であっても、情報漏洩問題の観点から、 ノートPCの社外持ち出し禁止 とか、 社内でのインターネットの利用の禁止とか、 規制が大変 厳しいらしい。
そこで出てきた案が、学生時分からアメリカにきているアメリカでしか就職経験のない日本人が、 急に日本の会社のインターンとして働いてみたら、 果たしてどれくらい逆カルチャーショックを受けるものなのか。 これを 実際に検証できないか、という話がでてきた。 たいへん面白い企画ではあるが、果たして実現できるものなのであろうか?
【参考リンク】
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2006年8月11日
JTPAサロン: 大澤弘治氏
今回のJTPAサロンでは、JTPA、SVJENなどのシリコンバレーのコミュニティーでも 活躍されておられる 有名なベンチャーキャピタリスト、 Global Catalyst Partners の 大澤弘治氏 のサロン。会場のMUSEには、ホスト役の大澤さんはもちろんであるが、 応募された5名の参加者と、数名のJTPAスタッフが集まった。 今回のサロンの進め方は、 参加者一人が持ち時間約20分とし、 直接 大澤さんへいろいろな質問していただき、 それについての大澤さんからの回答と、 それを聞いている他の参加者も 思った意見や質問もドンドン発言していただいて、 インターラクティブに進めることになった。
参加者には、既に起業や会社経営のご経験にある方もおられたし、 一方、将来の起業を目指す学生さんもおられた。
また、参加者の中でもVCに関する知識もバラバラなので、 その都度、VCに関する基本用語の解説もしていただいた。 例えば、「シリーズA、シリーズB ......」とか バイオ系の投資の際によく出てくる言葉「フェーズ1、フェーズ2...」 とかについて。
大澤さんによると、現在のところ VC全体としては、IT系よりバイオ系・ヘルスケア系の方に スタンスがシフトしているとのことであった。
またサロン中、大澤さんの涙ぐましい貴重な裏話、 例えば、夕方から始めた会議が翌日の朝まで続いた話とか もお聞かせいただけた。 ベンチャー・キャピタルと言うと、外から見ていると、 華やかでスマートな世界に見えるが、 実情は、やはり地道な努力の積み重ねのようである。
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2006年8月 4日
JTPAサロン: 工藤拓氏による形態素解析器 MeCab について
形態素解析ツール MeCab の開発者である 工藤 拓 氏においでいただき、 MeCabについての技術解説、開発の経緯などについて語っていただいた。形態素解析って、IT系の人でも よほどこの分野に精通していないと なかなか理解できない世界。 ということで まずは、ウィキペディアでお勉強。 「形態素解析」のページには、
形態素解析(けいたいそかいせき、Morphological Analysis)とは、 コンピューター等の計算機を用いた自然言語処理の基礎技術のひとつで、 自然言語で書かれた文を形態素(Morpheme, おおまかにいえば、 言語で意味を持つ最小単位)の列に分割し、 品詞を見分ける作業である。 参照する情報源として対象言語の文法の知識(ここでは文法のルールの集まり)と 辞書(品詞等の情報付きの単語リスト)を用いるものが多い。と ある。 工藤氏が開発されておられる、「MeCab」も この形態素解析を行うソフトウェアである。
「MeCab」には、いくつかの特徴があるが、 例えば、辞書検索のためのデータ構造としてツリー構造である「TRIE」を採用し、 その実装として高速な「Double Array(ダブル配列)」を用いている。 また、文章を解析する際の曖昧性の解消には最小コスト法(Viterbiアルゴリズム)を用い、 そのコスト決定には統計的手法を採用している。 その学習モデルとしては 従来の 隠れマルコフモデル (HMM, Hidden Markov Model) に代わり、 CRF(Conditional Random Fields)を採用している。
また、この MeCab は非常に汎用的な設計になっており、 システムとしては 言語や文法、辞書の内容からは完全に独立している。 そのため辞書の定義の方法いかんによっては 応用の範囲をかなり広げられそうだ。
結局、このレクチャー、デモを交えて2時間以上続いた。 工藤氏のお話が終わった後は フリー・ネットワーキングということにしたのだが、 これだけ濃いギークの方々がお集まりになると、 話に花が咲いて、皆さんなかなかお帰りにならない。 最終的に お開きになったのは ほとんど夜中の12時であった。
【参考リンク】
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2006年7月13日
JTPA SCミーティング(20060713)
いつものとおり、MUSEで JTPAの SCミーティング。この会議は、JTPAのボードメンバー、スタッフが集まって、 今後の活動の方向性について話し合う会議。 会議と言っても、JTPAの 社風 じゃなくて、校風 じゃなくて、 何と言ったらいいのかな? ともかく、和やかな雰囲気で進められる。 この日は9名が集まった。
いくつかの議題があったのだが、その一つに JTPAのロゴのデザインについてがある。 これは、私がこのミーティングに参加するようになるずっと前からの 懸案事項のようだが、いまだに続いている。 そして、その延長線として、 このJTPAロゴをあしらったノベルティーグッズの企画があったりする。
もしかしたら、近々、JTPAのサイト に 『ブログに「 JTPA Tシャツ欲しい! 」と書いて、 JTPAオリジナルTシャツをもらおう! 10名様に当たるプレゼントキャンペーン実施!』 なんて記事が載るかもしれない(笑)。
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2006年7月 7日
JTPA 江島氏による JavaScriptの勉強会
既に歴史のある JavaScript は WEBのクライアント側の言語としての地位を確立しているが、 最近の Ajax(Asynchronous JavaScript + XML) への注目の高まりに伴い、 JavaScript へも新たな注目が集まってきている。 そんな中、シリコンバレーのギークにお集まりいただいて、 少人数で 内容の濃い JavaScriptの勉強会をしましょう、というのがこの会。
今回のサロンでは、事務局側でチョットした手違いがあったらしく 定員10名のところ参加者が15名になってしまい、会場は大変な混雑になってしまった。 そのため、ソファーも使い、それでも椅子が足りなくて、床に座り込む方も数名。 こういうのって堅苦しくなくて、逆にいい雰囲気かも。
江島氏は Mac 上で JavaScript プレゼンをしながら その内容を Firefox を使って 実際にコード実行して確認していった。 それをみんなで「じゃー、こうしたら どうなるの?」とか 「そうやるんなら、こー やった方が いいんじゃない?」とか いろいろ試してゆく感じ。 この辺がインタープリタ言語の便利なところ。
この時 江島氏は Firefoxに 何らかの アドインを 入れていて、 プロンプトへの対話形式で JavaScriptの式を評価させたり、 編集ウインドウにコードを貼り付け、更新ボタンで即 実行させたり しておられた。 あれって、何て言うアドインだったかな? [業務連絡モード: 江島さん、もしこれ読んだら、 こないだのアドインへのリンク、このエントリーのコメントへ入れといてくれませんか?]
それから 江島氏によると、JavaScript のまともな解説書は オライリーの「JavaScript (サイ本)」これしかない、ということであった。 ちなみに江島氏が使っておられたのはオリジナルの英語版であったが。
【参考リンク】
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2006年6月28日
JTPAニュースレター編集会議 (20060628)
今回の編集会議には、 日本からの学生さんが飛び入り参加。今回は、日本から旅行で来ている学生さんが 「今日はシリコンバレーを見てから編集会議に参加します」 と伝えてきたそうな。 車もない旅行者が「シリコンバレーを見てきます」 と言った場合は、はたして何処を見てくることがシリコンバレーを見たことになるのだろうか。
そんなことを、集まったスタッフと話していると、 当の本人が遅れてやってきた。 早速話を聞いてみると、カルトレイン、路面電車、バス を 乗り継ぎ 乗り継ぎ、 Yahoo, Google, Intel, Sun, Apple 等を回って来たそうである。 彼の話を聞きながら、 車に乗らずにシリコンバレーを巡る「シリコンバレー ウォーキング ツアー」を JTPAで企画しようか、という話も飛び出した。
本来なら、今日の議題は「車の買い方」のハズだったが、 なぜか 出会いの場やその方法についての話になってしまった。 そこで先ず出てきたのが ホームディポでのナンパの話。 ちなみに「ホームディポ(Home Depot)」とは、 家に関するモノなら何でも揃ってしまう全米チェーンの巨大なお店。 そこで建設系のお兄さんが、ホームディポにタイルを買いに来ている女性に対して 「お手伝いしましょうか」と言い寄り、女性をナンパするというお話。 結構このお話、現実味があった。 その他 かわいいペット(「チックマグネット」って言うのかな?)とか、 教会に行く 等、いろいろなパターンが紹介された。
それから、本来の話題である「車の買い方」に話が移っていったが、 これに関しては、車を買うのが好きだという 茂山さんの独壇場になってしまった。 結論としては価格等について徹底的に事前調査をしてから交渉に臨む。 自分からは全体に金額を言わず、必ず相手に金額を提示させる、ということのようだ。 今度、誰かが 車を買う際には、JTPA編集会議を代表して茂山さんと千賀さんが立会い 交渉してみよう、ということになった(笑)。
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2006年6月23日
JTPA技術交流会 (20060623)
以前のブログ「JTPA技術交流会 (20060320)」で 技術交流会の活動の場としていた岐阜県シリコンバレー事務所が閉鎖になったことをお伝えした。 その後、適当な場所も見つからず活動が休止状態だったのだが、 この度、主力メンバーの方が、今回に限りご自宅を技術交流会の活動場所として ご提供していただくことになり、私を含めた常連4名があつまった。お庭ではバーベキューを提供いただき、中でも ハワイアン・ソルトで仕上げたチキンは最高であった。 今回の話は、シリコンバレーの最新の動向、と言うよりも、 皆それぞれ、どうやってアメリカに渡ってきたのか、とか、 昔いじっていたマシン(コンピュータ等)は何だったか、とか どちらかと言うと古い話の方が多かったかも。
また、お庭には大きなプールもついており、そのわきにはジャグジーもあった。 ご主人のUさんと、海パンを持って来ていた準備のいいMさんは、 プールで泳いだり、ジャグジーに浸かったりと 行ったり来たりしてした。 私ともう一人のSさんはフット・バスとして ジャグジーに足だけつけさせてもらった。
ジャグジーの上には専用の照明がついていたのだが、 これがタイマーになっており、皆で話をしていると途中で切れてしまった。 偶然 暗くなって気づいたのだが、夜空には沢山の星がきれいだった。 それから しばらく薄暗い中、4人で星を眺めながら、シリコンバレーの今後を語った。
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2006年6月 2日
JTPA ネットワーキングパーティー(20060602)
JTPAとしては久しぶりの ネットワーキングパーティーが 中華料理レストランの Ming's で行われ、 約30人の方々のご参加があった。このネットワーキングパーティーでは、 参加者全員がマイクの前で一分間で自己紹介を行ってゆく。 それぞれの自己紹介には個性があって面白い。
最終的には自分にも回ってきたのだが、 人前でしゃべるのに慣れていないので、 1分間でまとめるというのは、 なかなかうまくいかないものである。
このパーティーへは、飛び入り参加の方が多くて、 結局、用意した席が足りなくなってしまった。 そのため我々スタッフの何人かは受付のテーブルで食事するハメになってしまった。 それだけ盛況だったということなのだが。
【参考リンク】
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2006年5月31日
JTPAニュースレター編集会議 (20060531)
最近は編集会議に新たに参加される方々が沢山おられて、 この日も賑わった編集会議となった。通常、この編集会議は会議室で行っていたのだが 今回は千賀さんの発案で 入口近くの広間に椅子を並べての開催となった。 私がMUSEに着いた時には、すでにその様にセットアップされていた。
会議を始めるにあたって、 初めての顔を合わせる方々もおられるので自己紹介を、 という話がでたが、 折角なので みんなが集まってから自己紹介をしましょう、 ということになり、暫し保留。
今回のネタは前回の続きで「シリコンバレー基礎講座:応用編」ということになっていた。 まず、シリコンバレーを語るにあたり、 ホワイト・ボードにそれぞれの方のお名前と在米期間を書き出した。 そこに出てきた在米期間のレンジは、短は1ヶ月 から 長は十数年 という幅広さだった。
話題は、まずは前回の欠席者のための復習としてヘアカットについてとか、 それから年金や医療・医療保険について。 今回の参加の中に医療関係者も居られたので、 日米医療業界の裏側についての貴重なお話もお聞かせいただけた。 さらに、日本人にはわかりずらいチップの話とか、 人との付き合いを微妙に保つためのネットワーキングのコツ等についての議論が行われた。
白熱した議論の末、結局、保留していた自己紹介は、最後の最後に あわただしく行われることになってしまった。
【参考リンク】
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2006年5月25日
JTPA SCミーティング(20060525)
このミーティングはだいたい3ヶ月周期で行われているのだが、 今回は都合により、一月遅れとなってしまった。 そのため、1月19日に行われた前回のSCミーティング から、4ヶ月以上経ってしまった。既に開催から2ヶ月以上経ってしまったが、 3月に行われたシリコンバレーツアーの後、初めてのSCミーティングということで、 シリコンバレーツアーについての反省が第一のアジェンダになった。 参加者から集められた各項目ごとの反省点について、みんなで議論していった。 このシリコンバレーツアーも既に4回目ということもあり、 内容的にもだいぶこなれてきた感がある。 もちろん改善・改良の余地はまだまだ多々あるが、 ツアー全体の流れは、次回も今までの形式を踏襲する方向で皆の意見が一致した。
その他の議題としては、前々からの懸案事項である JTPAロゴ についてとか、 Webページの管理・運営やその内容についてとか、 多岐にわたって話し合いがもたれた。
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2006年5月18日
JTPA デジハリ交流会
今週は、デジタル・ハリウッド大学院 の学生の方々が ベイ・エリアに滞在されており、 この日JTPAのスタッフとの交流会を持った。今回来られた方々は学生さんとは言っても 既にそれぞれの業界でプロとして活躍されておられる方々で、 よりスキルを高めるためにデジハリ大学院で勉強されたり、 または、既に卒業されて研究員をされておられる方々ばかりであった。 もう少し具体的に言うと、 大手テレビ局のカメラ・製作の方、 CGエンジニア、 CGグラフィックスの会社を起業された方、 プロデューサーさん、ディレクターさん、女優さん、 などなど。
今回の皆さんの滞在目的は、 ベイエリアのある大学のプロモーション・ビデオを デジハリとして作製することが目的で、 そのスタッフとして来られているそうだ。
それぞれの自己紹介、 デジハリの紹介、 JTPAの活動内容の紹介などを行った。 また、話の途中、デジハリの皆さんが作成された デモのCGグラフィックの作品をいくつか見せていただいたが どれもスゴイ作品ばかりであった。 さすがにプロの方々が作るモノは違う。
先方の都合でそれほど長い時間ではなかったが、 有意義な交流会だったと思う。 今回開催した交流会が、今後の デジハリ、JTPA 双方の活動に 何らかのかたちで役立たせることができることを期待したい。
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2006年4月21日
梅田望夫氏「ウェブ進化論」出版記念講演会
今回の講演会は、今話題の梅田さんの「ウェブ進化論」出版記念ということで、 あまりに反響が大きく、前売りだけで予定の席数をオーバーしてしまった。 そのため、我々JTPAスタッフは、急遽、座席の追加しなければならなかった。
また、講演会場では、紀伊国屋サンノゼ店の店長みずからお越しになり、 梅田さんの「ウェブ進化論」やその他の関連書籍を販売していただくために 出前本屋さんを開店していただいた。 これは、講演を聴きに来られたお客様にとっても都合がいいし、 我々JTPAとしてもとても助かった。 ご苦労いただいた紀伊国屋サンノゼ店長には、この場を借りてお礼を申し上げたい。
講演は、梅田さんの場を和らげる演出からか、 JTPAのエープリール・フールネタである 「 ウェブ退化論 」 の話から始まった。 それから、梅田さんのテレビ出演の紹介。 そして、「ウェブ進化論」発売から2ヶ月半、この間の動きや 梅田さんが感じられたことに話は移っていった。
最後に「ネット世界の4大法則と3大潮流」という話になったが、 ここでは自分の認識を整理するために、この「4大法則」と「3大潮流」を まとめてみよう。
「4大法則」とは、
それから「3大潮流」のほうは
- 第1の法則: 神の視点からの世界理解
- 第2の法則: ネット上に作った人間の分身がカネを稼いでくれる新しい経済圏
- 第3の法則: (≒無限大)×(≒ゼロ)= Something
消えて失われていったはずの価値の集積- 第4の法則: オープンにすると何かが生まれる。
さて、これらの法則をどう利用し、これらの潮流にどう乗るか、 これは各人の今後のアイデア次第だと思う。 ちょうどいい機会なので、もう一度「ウェブ進化論」を読み返してみようかな。
- オープン・ソース
- チープ革命(Cheap Revolution)
- インターネット
【参考リンク】
- 開催レポート : 梅田望夫氏「ウェブ進化論」出版記念講演会
- 「ウェブ進化論」出版記念講演会に行く @MOZANBLOG
- 「ウェブ進化論」出版記念講演会で「大変化」について聞いた @諸悪の根源は物理的
- 梅田望夫さん講演会 @自閉症児 渡の宝箱
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2006年4月19日
JTPAニュースレター編集会議 (20060419)
今回の編集会議では「シリコンバレー基礎講座」なる座談会を開催。 また日本からのゲストや、モントレーからのゲストも交え、 日ごろになく大人数での編集会議となった。通常、ゲストの少ない編集会議ではあるが、今回は日本からのゲストとして 将来の留学準備としてこちらの大学視察に来られていた方が 特別に参加された。
また、前々からこの編集会議に出てみたいとおっしゃられていた モントレーに留学中のお二人が、めでたくご卒業となり、 この5月に日本へ帰国されることになったので、 最後のチャンスとばかりに、この編集会議に遠路はるばる駆けつけられた。
編集会議の内容の方は、「シリコンバレー基礎講座」ということで、 シリコンバレーでの生活を立ち上げるためのノウハウとして 日本からのお金の転送方法から、家の借方 や 医療保険 まで、いろんな話があったが 中でも私が覚えているのは床屋や美容院などの髪を切る方法について。
これに関しては、皆さんそれぞれ苦労されており、 どの床屋さんや美容院に行くかが大きな問題である。 髪を切る人の人種によって、金額や出来上がりに違いがあるようだ。 それから、床屋の場合、髪の長さを表すのに番号がある、というのも初めて知った。 例えば、チョット短めの髪だと No.4 とかになるそうである。 ちなみに私は、10年以上アメリカに住んでいるが、 今まで全て自分の髪は我が家で切っているので、 未だかつて こちらの床屋に行ったことがない。
【参考リンク】
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2006年3月28日
JTPAツアー 反省会 (20060328)
第4回JTPAシリコンバレーツアーに携わった コア・メンバーが集まり反省会を行った。 場所はいつものMUSE。反省会と称してはいるが、打ち上げ的要素が強かったのも事実。 でも、一応真面目な話ももちろんしている。 その中で、反省点が挙げられたが、そのうちのいくつかを紹介すると、
- 「シリコンバレー概論」的な講演があってもよかったのではないか
- 空港以外の集合場所を検討
- 今までのところ、中国四国方面からの応募者が少ないので、その方面への広報活動強化が必要
近年、各種シリコンバレーツアーが増えてきているので、 それも踏まえて、このJTPAシリコンバレーツアーの 今後のあり方を検討する必要がある。
【JTPA語録】
今後JTPA内では「フィード・バック」のことを「キック・バック」という呼ぶことにする(笑)。
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2006年3月20日
JTPA技術交流会 (20060320)
技術交流会 といいながら、今回は 実は 送別会 であった。今までのJTPA技術交流会では活動の場として 岐阜県シリコンバレー事務所の会議室を ご提供いただいていたが この度、この事務所が閉鎖されることになってしまった。
これは急遽決まってしまったようで、 事務所長をされておられた方も あわただしく帰国準備をすることになってしまった。 結局あと2日で、ご帰国されるとのことで、 送別会も急遽この日とあいなった。
今回は 送別会 と言うことで、 事務所近くのレストランにみんなで集まり 今までの思い出や今後のことについて語り合った。
一緒に活動を続けてきた方が去ってゆくと言うのは なんともさびしい限りではあるが、 この情報化時代ですから、 日本にお帰りになってからも Keep in touch で行きましょう。
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2006年3月13日
右手親指の爪 内出血
JTPAのツアーが終わってホッと一息つきたいところだが、 何故か右手親指の先に痛みを感じる。その原因を探ってみると...どうも、右手親指の爪が剥がれて内出血を起こしているらしく、 爪の先端部に赤い縦の線が何本か入っていた。 経験した人はわかるけど、これって、けっこう痛いですよネ。 なぜ、このようなことになったのか、 思い当たるフシが見当たらず、しばらくは原因がわからなかった。 しかし、それはツアー後の音響機器の後片付けをしている時に判明した。
JTPAのツアー中、私は例のごとくマイク係りを行っていた。 例えば、参加者から質問がある際にマイクを持っていくわけだが、 その際、右手の親指でマイクのスイッチを入れてから渡していた。 この動作をこの2〜3日で何回も繰り返していたため、 右手親指の爪が少しだけ剥がれてしまったようだ。
ちょうど、音響機器の後片付け中、動作テストのために マイクのスイッチを入れてみたところ、 親指の先端に激痛が走ったことで判明した。
たかがマイクのスイッチのオン・オフではあるが、 注意しないと、本当の「痛い目」にあってしまうという 教訓であった。
皆さんもご注意ください。
とは言っても、そんなにマイク係りばっかりしている人はいないかっ?
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2006年3月12日
第4回JTPAシリコンバレーツアー 最終日
ツアー最終日、夜の懇親会。 予想通り盛り上がりました。ツアー中、毎晩の懇親会ではあるが、 最終日ともなると、今までのどのツアーでも同じだが、例外なく 「ほとんどビョーキ(あまりに古い表現でお若い方々は聞いたこともないかも)」 の世界に入っていく。 でもこの最終日の飲み会こそが 参加された皆さんの「本音」が聞けるところ。 その意味では、ゼンタイにはずせない貴重な時間となる。 その意味では私のようなオジサンのガンバリどころでもある。
この最後の夜の懇親会でもツアー参加の皆さんと打解けて お話させていただけたことが何より嬉しかった。 みんな話に夢中になりながら、ホテルの部屋の中を あっち行き、こっち行きしていたが、 最後には、みんな部屋の入口の狭い通路に集まってダベリングをしていた。 これって傍からみていると、とても異常な光景。 でもついでに私も仲間に加えてもらった。 こうした方が、若い皆さんの気持ちが少しでもわかるかな、と思ったから。
いつの間にか外も明るくなってきたので、 ついでに解散の時間までいて、 お見送りまでしたいところであったが、 チョット体力の限界を感じたので先に帰らせてもらった。 結局この日は、昼過ぎまで寝ていることになってしまった。
それにしても、今回のツアー参加の皆様、 スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
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2006年3月11日
第4回JTPAシリコンバレーツアー 3日目
SVツアー3日目。 朝から、ビッシリとセッションが詰まっている。朝一のセミナーは 渡辺千賀さん、 戸谷茂山さん のセッション。 関係者の間では「猛獣セッション」と呼ばれていたものだ。 お話は、自己紹介ならぬ「他己紹介」から始まった。 いつものごとくお二人に歯に衣着せぬ物言いに、 参加者の反応は非常に高かった。
その後、社内転籍セッション、企業家セッションを経て、 公式のスケジュールでは最後になる恒例の総括セッション。 参加者が一人2分ぐらいずつ、 このツアーに関する感想や反省を述べて、 それに対して、会場に居合わせたJTPAスタッフとか セミナー講師が意見を出し合うというセッション。 発表者の一人ひとりに対し、 会場から するどい攻撃(?)が押し寄せるので チョット大変だったかも。 でもシリコンバレーの第一線で活躍されている方々からの ストレートなお言葉なので、 参加者の皆さんには、何がしか得るものがあったと思う。 また、毎度のことではあるが、 この総括での進行は、時間管理が難しいのと、 発表する順番により、参加者の発言がこなれてくるので、 発表順をどうすかが今後の課題だろうか。
従来であれば、この日の夕方はパティーとしていたが、 今回のツアーでは、「JTPAセミナー+ネットワーキングパーティー」として 通常のJTPAセミナーを開催し、そこへ通常どおり 一般からもセミナーにご参加いただき、 ツアー参加者と一般の方々が交流を持てる企画としてみた。 このセミナーは EIFでPresidentおよびGeneral Managerを務めるの山村雅夫氏 にご講演いただいた。
ツアー参加者の何人かは この春からの就職が決まっている学生がおられたが、 彼らの就職先のアメリカ法人に所属されていて このセミナーの一般参加者として出席されていらっしゃる方が 2組程おられるのに気づいた。 そこで、良い機会だと思い、私の勝手な判断で これらの方々に半強制的にお見合いをしていただいた。 学生から後で聞いた話だが、これから入る会社のアメリカ法人で 活躍されている先輩方の生の声が聞けてよかったということだった。
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2006年3月10日
第4回JTPAシリコンバレーツアー 2日目
SVツアー2日目のこの日は、企業訪問の日。 私がバスに添乗してツアコンをさせていただいた。朝食セッションを済ませた後、バスでホテルを発った。 訪問先は Juniper Networks。 そこでは、ファイナンス系の部署で働かれておられる方から 今までの経験談等をお話いただいた。 従来のツアーでは、会社訪問をしてお話を伺う場合でも ほとんど技術系の方からのお話が多かったので、 今回の参加者の皆さんがどのような反応するかが 楽しみでもあった。 幸運にも、お話された方がとても良い方で、 話も判りやすく、参加者からのウケはよかった。 技術系でなかったがゆえに、純粋に、 アメリカで働くということ、 ハイテク企業で技術以外の分野で働くこと、 にフォーカスできて、 若い皆さんがキャリア・パスを考えるには 逆によかったのかもしれない。
その後、Juniper のすぐ近くの Yahoo! の本社を見学させていただいた。 そこで、ヤフー社内を案内していただく 美人女性エンジニアを紹介しようとして、 ツアー参加者の皆さんに向かって 「私の昔の......」 と言ったところで 大騒ぎになってしまった。 彼らは勝手に「私の昔の 彼女 」と言うのを想像してしまったらしい。 違う、違う。 私が言おうとしたのは、「私の昔の同僚の奥さん」と言いたかったのに。
というようなこともあったが、 ツアー参加者は、ヤフー社内を見学して 日本では想像できないような 設備と雰囲気に 圧倒されていたようだった。
その後、インテル博物館を経て、Googleに行った。 Googleでは いろいろとアクシデントもあったが、 そこはポジティブに考えて、 参加者の皆さんのよい思い出になった、 ということにしておこう。 少しトラブルがあったぐらいの方が 記憶には深く刻み込まれるよネ、というのは ツアー主催者側のコメントとしては無責任かな。
いろいろあったが、ツアコン役の私にも 心に残る楽しい一日であった。 おそらく、ツアー参加の皆さんにも 決して忘れられない経験となったことと思う。
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2006年3月 9日
第4回JTPAシリコンバレーツアー 初日
第4回JTPAシリコンバレーツアーが始まった。 このツアーに関して、ツアコンをさせていただいた立場から、 私なりにレポートさせていただく。今回のツアーはトラブルから始まった。 このツアー、サンフランシスコ空港が集合場所になっていたのだが、 サンフランシスコ市内から空港に向かうバート(地下鉄の一種)が 故障のため運休しているとのことで、 すでに数日前からサンフランシスコ市内に泊まっていた参加者のうち3名が 集合時間に間に合わない事態となってしまった。
協議の結果、 私と一緒に出迎えに来ていた村山さんがツアー本隊を率い 準備されていたチャーターバスでスタンフォード大学に向かい、 一方、私は旅行会社の方と空港まで来れないツアー参加者を車で迎えに行った。 足止めを食らっていたバートの駅でも、 参加者3名をうまく見つけることができたし、 その後、無事にスタンフォード大学で本隊と合流できた。 旅行会社の方々、ご協力を頂きまして本当にありがとうございました。
スタンフォード大学からホテルに向かう途中、 当初、スタンフォード大学見学の前に予定していた シリコンバレー発祥の地と言われるの HPガレージに立ち寄よった。 ここは、パロアルトの住宅街の一角にある。
HPガレージからホテルまでの間のバス車中、私から少しお話させていただいた。 ツアー参加者専用のサイトでも自己紹介をしていなかったのと、 私はツアー中、セッションや講演を持っていないので、 この時間を利用して、私の自己紹介をさせていただいた。
ホテル到着後、スタンフォード大学留学生によるパネル・ディスカッション、 今や時の人である 梅田望夫さんによる講演「シリコンバレー進化論」、 それに続き、恒例の懇親会。これには梅田さんも参加された。 私も梅田さんお隣の座らせていただき、 ツアー参加者と梅田さんとのやりとりを 聞かせていただいたが、私自身、大変お勉強なった。
これから、毎晩、この懇親会が続くことになる。
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2006年3月 8日
第4回JTPAシリコンバレーツアー 前日
第4回JTPAシリコンバレーツアーが明日から始まる。 その準備の様子について。今回のJTPAシリコンバレーツアーでは パネラー3〜4名のパネル・ディスカッションが多く、 JTPAのPAシステムだけでは、 マイクとミキサーのチャンネルが足りなくなってしまう。 そのため、知り合いの日本語学校から マイクとミキサーをお借りしてきた。
夕方には、 公文を終えた久保由美さん と 村山さん を交えて、 急遽、シセロ・ピザでの夕食会となった。 今回のツアーについて、スタッフ間での 最終打合わせができたのが良かった。
さて、今回のJTPAツアーはどうなることやら。
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2006年3月 3日
「ウェブ進化論」
JTPAの活動等でもご一緒させてただいている梅田さんの本だし、 折角ご本人からプレゼントしていただいたのだし、 何か気の利いた書評かコメントでも書こうかな、 と思ってはみたものの、イザ書こうとしてハタと困った。
率直に書かせていただくと、空気を吸い込むがごとく、 水を飲むがごとく、あまりにも自然に吸収できてしまったので、 私にはこれといったインパクトが感じられなかったからだ。 これは、自分の感覚・感性が麻痺しているからか、 はたまた、この本のスゴサが感じられない自分が単に馬鹿なのか、 それとも、私の感性が梅田さんと完全に同化してしまっているからなのか?
何が原因かはさておき、読み終えた後に、ガ〜ンと言うは強いインパクトは無かったが、 逆に、青空の下、広い野原で深呼吸をしたような、すがすがしい気分になれた。 この本を読んで、こんな気分になるのは私だけかな?
誤解を気にせずに言わせていただくと、この本は、 「現在、そして未来の ネット業界の全てを ひらがな で書いた本」なのかも知れない。 業界のインテリが使いたがる難解な漢文を使わず、 あえて ひらがな で表現されたところが 梅田さんの本当のスゴサなのであろう。
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2006年3月 1日
JTPA技術交流会(20060301)
今回の技術交流会の参加者の中に、 自分の会社を立てたいという方がおられたので、 その辺の話題が中心となった。会社設立にあたり、技術屋としてまず考えるのが 会社のウェブページを何処に如何にしてUPするか。 そのため、ホスティングの方法について、 その形式をみんなでまとめてみた。
それから、会社名の決め方、会社の形態、弁護士や会計士の情報について、 ただし、この辺については、どちらかと言うと、 SVJENの ラウンド・テーブルで取り扱っている内容である。
今回の技術交流会についての詳しい内容は、 JTPAの議事録ページ にあるので参考されたし。
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2006年2月28日
JTPA 木田泰夫氏サロン(20060228)
シリコンバレーのアップル本社で、 日本語環境開発の第一人者として活躍されている木田泰夫氏が JTPAサロンとして 話題の Intel Mac のデモを行った。あいにく SVJENの講演会 と重なってしまって私は参加できなかった。 SVJENの講演会が終わってから、急いでMUSEに向かってみたが、 みんなの帰り支度中にやっと辿り着いた。 ホスト役の木田さんともご挨拶だけはできた。 おそらく楽しい会合であったのであろう。
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2006年2月27日
JTPAニュースレター編集会議 (20060227)
約一ヶ月ぶりのJTPA編集会議。 今回も、いつもの編集会議同様、今後のネタについて議論された。ところが、この編集会議の途中、 ひょんなことから「漫画を読む会」が企画された。 漫画愛好家みんなで漫画本を持ち寄って回し読みをしよう、という企画。 日本国外では貴重な漫画本を少しでもシェアーしてみんなで楽しみましょう、 ということで、 シリコンバレー版 即席「漫画喫茶」と言ったところか。 この企画については、そのうち JTPAのサイトで告知されるであろう。 お楽しみに。
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2006年2月24日
JTPAツアー準備会(20060224)
来月の第4回SVツアー関係のスタッフ4人が集まって、 最終的なスケジュールの確認を行った。ツアーのスケジュールや人や物の手配等、 細かいところの最終的な詰めを行った。
それから、参加者とツアー関係者だけがアクセスできる専用ページがあるのだが、 そこで寄せられている参加者からの質問に対して、 私を含めたJTPAのこちらのスタッフが 音声で回答する様子を録音した。 後日、その音声データをPodCast化して その専用ページにアップすることになっている。
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2006年1月30日
JTPAニュースレター編集会議 (20060130)
久々のJTPAニュースレター編集会議。編集長が超多忙だったらしく、前回の開催からチョット間が開いてしまった。 そのため、今後の編集長の多忙に対応する目的で、 新たにニュースレター編集部員を募集することになった。
この編集会議でいつもネタに困ったとき、 それでいてかつ、読者からの人気のネタはというと やはり「英語ネタ」。 この英語ネタは奥が深いので、話が尽きることがない。 ただこの英語ネタになると、 英語が不得意な私など聞き役に回ることになるのだが。 今回も、前置詞やtheとaの用法、単数形と複数形の使い分け、 発音の難しい単語や表現など、いろんな話題が議論に上った。
【追伸】
今回の編集会議を基にしたコラム 「やっぱり英語は難しい」が既に発行されています。ご覧ください。
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2006年1月21日
スタンディング・オベーション(standing ovation)
先日の JTPAのSCミーティング での 「おもしろネタ」として ある「おふざけ」があった。今日のブログはそれについて。今回のミーティングでの その「おふざけ」とは、 「スタンディング・オベーション(standing ovation)」である。 そう、あの演奏会等で観客が立ち上がって拍手することにより、 絶大なる賞賛を表すこと。 アメリカでは国の議会でも、すばらしい演説の後に、 会場の聴衆が立ち上がって拍手している光景は よくニュースで見かけられる。
このJTPAの会議中、何の拍子からか、すばらしい意見を言った人に対し、 この「スタンディング・オベーション(standing ovation)」を するようになった。 まっ、これは一種のジョークであり、 誇張したリアクションなのだが、 拍手する方も楽しいし、拍手された方としてもいい気分である。 私のいくつかの発言の後にも スタンディング・オベーション していただいたが、 お世辞というか、義理であることはわかっていても、 悪い気はしないものである。
たったこんな事でも、和気あいあいとした雰囲気で ミーティングできるようになるのであれば、 試しに、皆さんの会社の会議でも取り入れてみてはいかがであろうか?
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2006年1月19日
JTPA SCミーティング(20060119)
このミーティングはだいたい3ヶ月周期で行っている JTPAのスタッフミーティングのようなもの。 今回の主な議題は、この3月に行われる予定のJTPA シリコンバレーツアーについて。今回のミーティングでは、基本的に、 この3月のシリコンバレーツアーについてのスケジュールの確認作業が行われた。 ツアーとしては 3月9日(木曜日)〜3月12日(日曜日)までで 3月11日(土曜日)には、一般参加も含めた特別講演会も企画している。
このツアー中、いろんなセッションが企画されているが、 中には「猛獣セッション」と名づけられたセッションもある。 はたして、どれが「猛獣セッション」なのか、 参加者の方々はお楽しみに。
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2006年1月14日
JTPA骨董コンピュータ見学ツアー(20060114)
JTPAのサイトにある通り、この日、 「骨董コンピュータ見学ツアー」というイベントがあった。見学先は、リバモア(Livermore) にある Vintage Tech という古いコンピュータを収集している会社。 シリコンバレー中心部から、 車で約1時間ほど内陸の方へ走ったところである。
チョット遠いので、参加者は事前に、 いくつかの車に分かれて、カープールを行い、 現地集合するということになった。
この日は、あいにく天候が悪く、雨模様の中のドライブとなった。 リバモアへ向かう途中は、結構ぐねぐねの山道を通ったり、 一面のワイン畑の間を走ったり、といった雰囲気。
探検してみて、私の目についたものを思いつくままに列挙してみると、
- Commodore PET Model 4032, RadioShack TSR-80, TANDY 1000, PACKAED BELL, Zilog System 8000、BeOSで一世を風靡したBeのマシン。
- UNIX系では、 Sun3/80, SPARCclassic, SPARCstation 2, Sun互換機である Solbourne Computer S4000、 それから、SiliconGraphics の INDY。
- UNIXの本家本元 AT&T 3B2 の UNIX SystemV の赤いマニュアル。
- アップル系では、Apple II、Macintosh 128K, Macintosh Portable など。
- 珍しいところでは、SHARP MZ-6500 Model50。 これは、「電源」とか「ドライブA」とか、表記が日本語になっていた。
- DEC系では、VT105とそのキーボード、PDP-11のマニュアル。 そして最も古い物では、PDP-8の本体。これは私も初めてであった。
参加者は館内(倉庫内 または ジャングル内という言うべきか?)を 1時間ほど各自思い思いに散策をしてから帰路についた。
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2006年1月 9日
JTPAシリコンバレーツアー ミーティング(20060109)
JTPAのサイト 第4回JTPAシリコンバレーツアー にあるとおり、 3月9日(木曜日)から 3月12日(日曜日)まで、 第4回目となるJTPAシリコンバレーツアーが予定されています。 今回は、その協力スタッフによるキックオフ・ミーティングということで 関係者があつまりました。 結局集まったスタッフは、全員ブロガーという 結構「濃い」ミーティングになってしまいました。このシリコンバレーツアーに関しては、 「こんなツアーが私の若い頃にあったらな」、という思いから 今の若い方々に少しでもお役に立てるようにと、 私もこのツアーにお手伝いさせていただいています。
今回のシリコンバレーツアーには、総数89名の方々からご応募があったそうで、 ミーティング中、その中から定員20名の選考結果の発表と、 選考基準についての説明がありました。 応募者の方々のプロフィールを拝見すると、大変優秀な方々ばかり。 応募された方全員に来ていただきたいところではあるが、 なかなかそういう訳にもいかず、定員20名ということにさせていただいている。 この選考は学校の試験ではないので、選考漏れしたからといって、 決して優秀でない、ということではありません。 ただ強いて言うと、JTPAの趣旨に合っているかどうかを選考基準にしています。 ですから選考に運悪く漏れた方々も、是非次回もご応募いただきたいと思う。
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2006年1月 5日
九州大学シリコンバレーツアー調査団
九州大学もシリコンバレーツアーをこの春に計画しているそうで、 その調査団がJTPAを訪れた。ここシリコンバレーに事務所を持つ大学により構成されている 大学間連絡会議(JUNBA) という組織があるが、 九州大学もその5大学のうちのひとつで、 九大OBの方がカリフォルニア・オフィスとして 活動をされておられる。
その九州大学もこの春、シリコンバレーツアーを企画されており、 計画に先立って、JTPAスタッフともミーティングが持たれた。 私もJTPAスタッフとしてと、 鹿児島大学シリコンバレーオフィスとしての 両方のツアー担当者の立場から今までの経験を お話しさせていただいた。
九州大学もこのツアー企画を進めるにあたり、 九州・シリコンバレーの両方に担当者を置いて プロジェクトチームが組織されており、 並々ならぬ意気込みが感じられる。
同じ九州の九州大学がシリコンバレーツアーを行うのは 嬉しい限りではあるが、 今後の鹿児島大学シリコンバレーツアーでは、 もっとオリジナリティーを発揮していかなくてはならなくなってきた。
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2005年12月 7日
JTPA技術交流会 (20051207)
この日は、約一ヶ月ぶりの JTPA技術交流会 だった。はじめのテーマとしては、「WiMAX」について。 現在の無線LANが主に室内を想定して、到達距離300m程であるのに対し、 この WiMAX(World Interoperability for Microwave Access) は、 半径約50km(30マイル)をカバーし、最大で70Mbpsの通信が可能とする規格。 Wireless LAN(Local Area Network)に対し、こちらは Wireless MAN(Metropolitan Area Networks) と呼ばれ、 基地局から各家庭までの、いわゆる「ラストワンマイル」を無線化できる 現在非常に注目を浴びている技術。
今回の技術交流会では、「TBRPF」という言葉ができきた。 これは私も知らなかったのだが、 これは「Topology Broadcast Based on Reverse-Path Forwarding」の 頭文字でルーティング・プロトコルの一種だそうだ。
それから、今後の技術的セミナーについての案を出し合った。 出てきた意見としては、アナログ回路、セキュリティー、XML など。 その他にも、骨董コンピュータ見学ツアーの案が挙げられた。 これに関しては、皆さん興味があるということで、 いずれみんなでツアーすることになるであろう。
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2005年11月17日
JTPA「Salon de JTPA第二弾:渡辺千賀」(20051117)
この日、JTPAのサロン第二弾として、渡辺千賀さんのサロンが開かれた。 前回9月に開かれた 梅田さんのサロンに引き続き、私もスタッフとして参加させていただいた。今回の参加者は6名。 そのうち3名の方とは既に面識があった。 進め方としては、参加希望者の方から応募の際にリクエストがあった 議題を千賀さんがピックアップ。
- キャリアについて、MBAの有効性
- ビジネス環境
- ブログ、ネットワーキング
- ビジネス開発
このサロンの様子については、参加者のお一人 がりゅう さんのブログ「諸悪の根源は物理的」 でも詳しく書かれているし、 また、いつもながらこのサロンのためにおにぎりをご用意していただいた 久保由美さんのブログ にも掲載されているので、そちらもご参照のこと。
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2005年11月 9日
JTPA技術交流会 (20051109)
この日はSVJENの会合と重なったので、途中からの参加となった。 私がJTPA技術交流会に到着した段階では、 HDTVの品質や、そのHDTVを映し出すプラズマや液晶、リヤ・プロジェクションなどの方式毎の特徴。 その画像情報をワイヤレスで飛ばす技術や IPTV についての話題で盛り上がっていた。それから転じて、DVD映画の海賊版の話し。 ペナン帰りの松宮さんによると、ペナンの街中では、立派なショッピング・モールの 立派なお店の店頭で、おおっぴらに海賊版DVDが販売されているそうである。 それらの中には、本物のDVDがリリースされる前に販売されるものもある。 それらは、アメリカ本土での映画の試写会会場で、 ビデオカメラで撮影したものから作成された場合もある。 この手の海賊版DVDの内容を注意深く見てみると、 映画館の観客が咳き込む声や、 席を立った観客の頭の影がスクリーンに映ったりするのが確認できる場合がある。 映画会社にしたら、たまったものではない。 そこで、通常のビデオカメラで撮影できない、 そんな映写機ができたら、世界中の映画館に売れるのではないか、という話しになった。
次にインターネット電話について。 今後無料のWiFi網が発達してくると、 WiFi対応のPDAにSkypeのような無料インターネット電話機能があれば、 現在の携帯電話が不要となるのではないか、というお話し。 果たして今後どうなることか。
WiFiの話しから転じてワイヤレスの世界では、簡単に成りすましができて、 現在のSSLではパスワード等が盗まれてしまうのではないか、 というセキュリティーの話しになった。 そこからSSLのしくみについての議論となった。
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2005年11月 1日
JTPA SCミーティング(20051101)
このミーティングはだいたい3ヶ月周期で行っている JTPAのスタッフミーティングのようなもの。 ここでも、昼間顔を合わせた 大澤さん と 久保由美さん とまた会うことになる。今回のミーティングの最も大きな議題は、来春のJTPAツアーについて。 この秋の予定をスキップしたので今回は相当気合が入っている。
その他、今後のサロンの開催などについても話しあわれた。
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2005年10月21日
JTPAセミナー「川原英哉氏 Project Looking Glass を語る」(20051021)
このブログの「JTPA技術交流会(20050824) 」でも一度触れたが、「IT業界のイチロー」とも 称されている Sun Microsystems の 川原英哉氏 の セミナーがこの日行われた。このセミナーでは、 コンピュータの歴史的背景の解説を含めて 川原さんが3次元デスクトップ環境の開発を始めたキッカケや、 それが「Project Looking Glass」として Sun Microsystems の一プロジェクトとなった経緯、 そのプロジェクトがオープンソースとして開発されている背景 等についてのお話しがあった。 また、参加された方々にできるだけ実際の感触を掴んでもらおうと、 Looking Glass によるデスクトップのオペレーションデモを 多く取り入れて解説されていた。
セミナー終了後、別のデモとして、 Sharp製の裸眼立体視可能な三次元ラップトップ上での三次元デスクトップのデモ、 それと携帯電話にこの Looking Glass が組み込んであるサンプルを 持ってこられていた。 セミナーに参加された会場の皆さんと これらを囲んで 実際に試したり、いろいろな質問に答えていただいた。
私もシャープのラップトップPCと携帯電話の両方を体験させていただいた。 とくに、携帯電話の方は、 限られた狭い画面を有効に活用した判りやすいインターフェースとして 非常に有効的であると感じた。 また、川原さんとも直接お話しさせていただいたが、 やさしいお人柄が垣間見られた。 今後も是非このプロジェクトを発展させていっていただきたい と素直に思った。
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2005年10月 4日
JTPAニュースレター編集会議 (20051004)
JTPAニュースレター編集会議は、通常は梅田さんの事務所 MUSE で行っているのだが、 今回は、JTPAの食料班(私が勝手にそう呼んでいる) 久保さんの 強い強いご推薦で Cicero Pizza でピザを食べながら行うことになった。 食料班の久保さんがお勧めするだけはあって確かにおいしかった。 結構、我家から近かったので移動もラクさせてもらった。内容の方はというと、予定では「役立つブログ」について。 でも、インターネットがないところでブログの話しをしてもしょうがないということで、 第2弾が「シリコンバレーにありそうでないもの」について。 編集員の中からもいろいろな意見がでてきたが、 私が出した意見は、というと、 「秋葉原のラジオ会館のような電子パーツの店がない」 ということ。 シリコンバレーというと、来たことのない方は 秋葉原とイメージを重ねて、電気部品とかのお店が たくさん揃っているように思うかもしれないが、 実際は、電気部品を集めるのに、結構、苦労することがある。 その手のお店は、アメリカの他の都市に比べると多いのだろうけれど、 秋葉原とは比べ物にならない。 結局は、メール(インターネット)オーダーになってしまう。
ということで、この日のJTPAニュースレター編集会議の 結果はそのうち JTPAの本家サイト からリリースされるでしょう。 お楽しみに。
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2005年10月 1日
JTPAセミナー「RFIDセミナー」(20050930)
昨日のエントリー に引き続き、JTPAのセミナーについて改めてレポートしてみよう。まず、JTPAとしての公式レポートはこちら にあるとおり。 このページの写真は、CTO of RFID program の Salil Pradhan氏。 写真だけではわからないが、このセミナーが行われた部屋は100人ほどは 入れる大きな部屋で、AV設備もバッチリ取り揃えられていた。
RFIDのデモとしては、サーバの筐体にRFIDタグを埋め込んで管理するデモが行われた。 代表的なサーバメーカーであるHPならではのデモである。 利用例として、巨大なデーターセンターでは、何十台、何百台というサーバーが利用されている。 この様なところでは、新しいサービス提供のために新しいサーバーが何台も導入されたり、 トラブルがあって修理のために代替機と入れ替えたり、といったことが日常茶飯事で行われている。 それらのサーバーが、どこにあるのかを把握するのが目的。 デモの管理画面では、データセンターのサーバーラックのドアの開閉状況、 そして、そのラックの何段目に何のサーバーが設置されたかが、 リアルタイムで把握できるものであった。
それから、HP社の創立者である HewlettさんとPackardさんの執務室を見るツアーがあった。 執務室の前は簡単な歴史展示場になっており、歴代のHP製品一部が飾ってある。 買収・合併を繰り返してきたHPなので、今はなきDECのMicro VAX のCPU 等も展示されていた。
実際のお二人の執務室はいたって質素な感じ。 何故か Bill Hewlettさんの執務室の机の上には、いろんな通貨のお金が置いてある。 世界中から訪れる見学者がいつのまにかお金を置いていくのが 習慣になったとの事である。 何かご利益があるのだろうか?
こういった機会がない限り、なかなか拝見することができないHP社内でのセミナーは 貴重な経験であった。
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2005年9月30日
JTPAセミナー & JBCフォーラム
この日は、大忙しの日であった。 運悪く JTPAのセミナーとJBCのフォーラムが重なってしまったのだ。また、サンフランシスコ在住でJTPAのセミナーに参加される方の足がない、 ということでカルトレインの駅までお迎えに上がらなければならない。 とは言っても、その方とは 「SJVEN プールサイドBBQパーティー(20050828)」でご紹介させていただいたMikiさん。 事情を事前に説明していろいろとお手伝いをしていただくことになった。 助けるはずが、こちらが助けられることになったわけだ。
Mikiさんをピックアップした後、早速、JBCフォーラム会場のMoFoへ行った。 JBC関係者はまだ誰も来ていない。 でも時間がないので、早速、音響機器のセットアップに取りかかった。 Mikiさんにお手伝いをいただいたお蔭で予定の時間より早く事が進んだ。 次は、JTPA会場へ移動してセミナー準備の予定である。
と、ここまでは順調だったが、この日に限って、普段は早く来られる JBCオーガナイザーの皆さんがなかなか来ない。 MoFoの職員の方々は、 私とMikiさんが音響のセットアップをしているものだから、 われわれをJBCのオーガナイザーの一員だと思って、 「今日のプレゼンはどうするのか」とか 「プレゼンのデータは何処にあるのか」とか 「PCのセットアップはこれでOKか」とか 「食事はこっちの部屋に準備してあるゾ」とか いろいろ尋ねてこられるので、それに対応せざるを得なくなってしまった。
MoFo会場の段取りを一通り対応させていただいた後、 時間切れということで、慌ててJTPAのセミナー会場に向かった。 HPのパロアルト(Palo Alto)研究所である。 場所が車で、約3分と、近かったので助かった。 ここも人手不足で、Mikiさんには受付まで手伝っていただいた。 それからセミナーの内容は..... と、 JTPAのことまで書いていると長くなりそうなので、 このJTPAのセミナーに関しては、改めてレポートすることにしよう。
さて、JTPAセミナーが終わってから、再び、JBCのフォーラム会場へ舞戻った。 音響設備の撤収をするためである。 会場に戻って、JBCオーガナイザーの方々とお話ししていると、 私が重大な引継ぎミスが起こしてしまっていたことが判明してしまった。 MoFoから連絡事項を承ったのは代理とはいえ自分なので 重要事項はメモに残すなりするべきであった。 本当に申し訳ない。
その後、無事、最終のカルトレインに遅れることもなくMikiさんをお見送りできた。 こうして大忙しの一日が終わった。
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2005年9月 2日
JTPA「梅田望夫氏と語る会」(20050902)
最近、JTPAではサロンと称した少人数でのセミナーというか談話というか、 4〜5名の方にお集まりいただき打ち解けた雰囲気で、中身の濃いイベントを企画している。 その意味では、第一弾は、 7月14日に行われた村山さんによる「レジュメワークショップ」だったともいえるのだが、 この「〜〜氏と語る会」形式は、今日が第一回目である。 その第一回目にご登場いただいたのは梅田さん、 題して「梅田望夫氏と語る会」である。参加者は、定員5名のところ、 残念ながら1名の方は体調不良のため欠席されたので 結局4名の方のご出席となった。 その他JTPAスタッフとして、 セミナー企画担当の晶子さん、 おにぎり担当の由美さん、そして私が参加させていただいた。
会の始めとして、まず、参加者・スタッフ全員持ち回りで簡単に自己紹介を行った。 今日参加の4名は、 大手計測器メーカのエンジニア、SI業者駐在エンジニア、 日系大手通信機会社のマーケット・リサーチャー、 それからベンチャー会社のエンジニアといったところで、 4名ともIT技術者の方々であった。
その後の会の進め方としては、 参加者各自が語り合いたいトピックについて説明し、 それについて梅田さんがコメントをする。 その後、それを基にしてみんなで意見を述べ合う、 といった形式。 では、順番にそのトピックについてレポートしてみよう。
まず第一のトピックは、キャリアパスについて。 「エンジニアを続けるか、マネージメントに移るか?」というご相談。 この問題にここで結論が出るはずがないわけだが、梅田さんのご意見としては、 「エンジニアとは、No.1 を目指すもの、マネージメントは Only One を目指すもの」 と言う考えかた。 また、別の意見としては、 マネージメントでも、古い体質の会社のマネージメントと ベンチャーのような新しい会社でのマネージメントでは 仕事の内容に違いがあるのではないか、ということ。 その他、アメリカでの経験をもつ日本人であることを 最大限に利用して考えたほうがよいのではないか、という意見もあった。
次は、「日本のアメリカ離れ」について。 最近、日本のアメリカ離れが進んでいるのではないかという視点。 IT産業だけに絞ってみても、携帯電話やInternetインフラについては、 圧倒的に日本の方が進んでしまったし、ソフトウェアなどにしても インターナショナライゼーションされたソフトが 全世界同時に発売されるなど、 以前の様にアメリカで流行りのソフトを日本語化して一儲け、 なんてことは出来ない時代になってしまった。 その結果、日本のアメリカ・ワッチャーの熱が冷めてしまったように感じ取れる。
それから議論がいろいろ展開した結果、 梅田さんによると、Entrepreneurship とは通常「起業家精神」と訳されるが、 これは適切は訳ではない、というご意見が出た。 つまり、Entrepreneurship とは、起業することだけではなく、 例えば、大企業のなかでも、新しいことに挑戦することを Entrepreneurship と呼ぶ、ということ。 確かに、英英辞典で「Entrepreneurship」を調べてみると 「risk-takin businessperson」 とある。
その次のトピックは、「シリコンバレーに次のシスコは在り得るか?」 梅田さんのご意見は「基本的にない」 理由は、アメリカは、進歩が止まった分野には、人・物・金を投資しなくなるから。 例えば、自動車産業で、現在のビッグ3を上回る会社がアメリカ国内から生まれる可能性はほとんどない。 シスコを含む通信機器分野の成熟度を自動車産業と同じと考えるのに若干問題があるかもしれないが、 シスコを越えるアメリカ発の通信機器会社が誕生する可能性は非常に低い。
最後のトピックは、「今後のインターネットと人について」 これについては、インターネットの前と後の時代について考えてみる。 インターネットの前の時代は、一握りのメディアの人間による情報発信しかなかった。 しかし、現在は誰もが情報発信者になれる時代である。 これを梅田さんは「総表現社会」と表現された。 その結果、世界中の「知」がサイバースペースに集約されてしまい、 逆にその「知」の金銭的価値は限りなくゼロに収束されて行く。 では、どこにビジネス・チャンスがあるかというと、 その集結された「知」と、50億人を繋ぐところに新たなビジネスがあるのではないか (それを既にやっているのがGoogleであるわけだが)。 ということで、将来的には、映画「マトリックス」のような世界が現実になるのではないか、 というのが梅田さんのご意見であった。 それでは皆さん、帰ってから、もう一度「マトリックス」を見てみましょう、 というのが、今日の「梅田望夫氏と語る会」の結論となった。
追伸
この会に関する 梅田さんのブログ、由美さんのブログ も既にアップされています。
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2005年8月29日
JTPAニュースレター編集会議 (20050829)
久しぶりにニュースレター編集会議が行われた。 お題は「PCのカッコいい・怪しい使い方」 編集会議参加者みんなで普段使っているPCの クールな使い方をお披露目しあったりするというもの。いろんなことについて議論をしたが、特にブラウザーについては、各々のこだわりがあるようである。 会議参加者の中では Firefox を使っている人が多かった。
さて、実際の編集会議の内容は、いづれニュースレターとして正式に発行されるであろうから、 ここでは触れないことにして、ニュースレターでは取り上げられない編集会議中の雑談について 書いておこう。このブログをお読みの方々もそちらの方に興味があると思う。
今回の編集会議には女性が2名参加されていたが、 何がキッカケだったかわからないが、 PCの話しから不思議にも「ブラジャー」の話しになってしまった。 それではということで、今流行りの ヌーブラ(Nu Bra) について女性軍に尋ねてみると、 それを機会により一層話が盛り上がってしまった。 あまり、こういう話題は恥ずかしいので自分のブログでは書きたくないな、と思っていたが 参加女性のお一人から、「明日の『シリコンバレー24時』 が楽しみだな」みたいに この「ブラジャー」ネタをこのブログに書くリクエストというか半強制というか、 のコメントを頂いてしまったので結局こうやって書いてしまった。
それから、編集長でもあり建築エキスパーでもある茂山さんへの 家に関する質問が飛び出した。 家を買うべきか、賃貸を続けるべきか、迷っている人にとっては 関心が高い問題である。 また、今、日本で問題視されているアスベストや鉛について、 アメリカでの状況についても質問が出た。 茂山さんによると、アメリカでも確かに約30年前までに建てられた家には アスベストや鉛が利用されているが、古い家でも それらが飛び散らない状況であれば問題ないとのことであった。
ということで、久々の編集会議も無事終わったので 近いうち、久々のJTPAニュースレターが発行されると思う。 皆さんお楽しみに。
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2005年8月24日
JTPA技術交流会(20050824)
今日はJTPA技術交流会の日であった。 最終的な出席者は7名で今回から新たに加わった方が1名おられた。私が会議室に着いた時、既に常連のお二方が会話されていた。 話しに加えていただくと、そのうちのお一人は、 最近、Sun Microsystems の 川原英哉氏とお知り合いになり、 先日ご本人から直接 Looking Glass のデモを見せていただいたそうである。 うらやましい限りである。
ご存知ない方のために簡単に説明させていただくと、 川原英哉氏は「IT業界のイチロー」とも形容されている方で 新しい3次元デスクトップ・インターフェースを一人で開発され、 それを オープンソースプロジェクト「Project Looking Glass」 として、サン マイクロシステムズの一プロジェクトにまでしてしまった、 という方である。 詳しくは「Project Looking Glass の全貌」 にこのプロジェクトについての川原英哉氏ご自身による解説があるのでそれを参照されたし。
その後、他の方々が集まってからでも、この Looking Glass や、 他の三次元プロジェクトについて議論した。 この辺に詳しいエンジニア(ちなみに言うとハンドル名「はなびし」さん)によると、 三次元映像一般の人間に与える影響についての研究では、 視覚とそれを認識している脳の中で、矛盾が生じているので、 長く見続けると、疲労を感じるのが問題だそうである。 確かに、実際には三次元でない二次元の画像を 脳の中では三次元として認識させようと、 ある意味「騙し」ているわけなのだから、 脳が矛盾を感じるのも当然なのかもしれない。
それから、JTPAでは現在RFIDに関するセミナーを企画しているので このRFIDについての技術的な面や応用面について議論が及んだ。 このRFIDのセミナーに関しては、間もなく、JTPAの方から正式に告知されることになろう。
その他の話題としては、
- Googleのサーチ、メール、デスクトップ・サーチや、その他の使い方のノウハウについて
- リナックスのディストリビューションやバージョンについて
- ウィルス被害の一例とその復旧についてのケーススタディー(これは昨日のエントリー の内容)
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2005年8月22日
アイセック東京大学委員会
アイセックという団体の東京大学委員会の皆さんが 独自のシリコンバレーツアーということでJTPAにコンタクトされてきた。 そこでこの日、梅田さんのオフィスにてミーティングを持つことになっていた。 このミーティングには8名の学生の皆さんがいらっしゃり、 梅田さん、千賀さんに加え、私も同席させていただいた。梅田さんのブログ「1986年生まれの大学一年生が来た」 でも書かれているように、 学生の皆さんは 19歳、20歳という若い方々で文系の方が多かった。 「日本にいて海外に目を向けている、しっかりした考えかたの若者」と言うのが 私の第一印象だった。
ミーティングでは、 アイセックという団体についての説明や、それぞれの自己紹介をしていただいた。 また、JTPA側の梅田さん、千賀さん、私の3人もそれぞれ シリコンバレーに来た経緯やら現在の仕事について語った。 学生さんの中には女性が3名いらしたので、 特に千賀さんの経験談は参考になったようだった。
その後の質疑応答の際に、大学時代の経験についての質問があったので、 自分の経験を述べさせていただいた。 ただ、自分では、ついこないだの大学時代のことを話しているつもりなのに、 考えてみると、それは彼らが生まれる前の事なのである。 ある意味、ショック。 以前、私の母親が、私が東京オリンピックを知らない事に気づき、 実の母親ながら驚いていたのを覚えているが、 ちょうど同じような心境であったのであろう。
私がこういう活動に関わるようになったからかもしれないが、 最近、若い方々がシリコンバレーを訪れる機会が増えてきているように思う。 今後益々、若い方々に来硅していただきたものである。
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2005年8月10日
JTPAセミナー「300万画素に騙されるな、携帯電話カメラの裏話」(20050810)
JTPAのセミナー「300万画素に騙されるな、携帯電話カメラの裏話」 が行われた。 講師はゴードン笹森氏。 ゴードンさんはJTPA技術交流会にもいつも参加されている方。 そちらの関係から今回のセミナーが開催されるに至った。セミナーの開催場所はゴードンさんがお勤めの マイクロン テクノロジー (Micron Technology) 社。 サンノゼの空港から101を横切って少し北にいったところで、 お向かいが eBay の広い敷地となっている。 お隣には、ワイヤレス・ネットワーク機器で有名な Proxim の看板が見える。
入口から入ってみると、大手半導体会社だけあってセキュリティーがしっかりしている。 ゲストブックに署名後、各人にビジター用のICカードが渡され、 それを改札機のようなゲートにかざしてから入館しなければならない。 集まった参加者はスタッフまで含めて約20名といったところであった。
では注目のセミナーの内容はというと、 これが残念ながらブログでは詳しいことには触れることができない。 このセミナーは「ここで知りえた情報を口外しない」という条件(いわゆるNDA)の基に行われたセミナーなのである。 ということで、話しの流れだけ簡単に紹介させていただく。
講演はマイクロン社の概要紹介からはじまり、 このセミナーのメインテーマである CMOSイメージセンサー の概要や技術的特長について。 マーケティング的な面からCCDとCMOSイメージセンサーの市場動向と今後の予測。 それから、プレス発表されたての新製品 のデモを見せていただいた。 参加者の中にはこの分野の専門家の方も多く、途中鋭い質問が飛び交っていた。
このブログで何らかのマル秘情報を楽しみにされていた読者の方を ガッカリさせてしまったかもしれないが、 この手のセミナーには実際にご参加いただくしかない、 としか申し上げられない。
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2005年7月25日
江島健太郎 氏が 遂にシリコンバレー到着!
以前『江島健太郎 氏の「ついにビザを入手」 』の エントリーで書かせていただいた 江島健太郎 氏が 遂にシリコンバレー到着! とのことである。一般的に、シリコンバレーに来るにしても、 出張ベースで来るのと、住むために来るのとでは、 そのハードルの高さが全然違う。
まずは、住むところを確保する必要がある。 今後の家族の行動範囲を予測して居住地域を決めなければならないし、 その地域の安全性や、子供さんがいる家庭なら学区も考慮する必要があるだろう。 家が決まれば、それに付随して、電話、電気、ガス、水道、 DSLもしくはケーブルによるインターネットの手配、など など など。
それから、このシリコンバレーでは車がなければ生きてゆけないので車の入手。 運転免許も国際免許証のままではいけないので、 カリフォルニアのライセンスを取得する必要がある。 また、そのためにはソーシャルセキュリティーナンバーが必要になったりもする。
その他の日用品の入手、銀行のアカウント作成。 子供さんがいる家庭なら、学校の手続きもある。 現地校に加えて、日本語補習校の手続きも必要になろう。
いづれにせよ海外への移住というのは大変なものである。
江島さん、ようこそシリコンバレーへ。 いづれ落ち着いたころにでもお会いいたしましょう。
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2005年7月21日
JTPAミーティング(20050721)
今日は、昨日の技術交流会に引き続き、JTPA関連の会合があった。活動報告などが行われて、 先日の セミナー企画の会 や、レジュメワークショップ についての結果報告があったりした。
レジュメワークショップの方は、参加人数限定ということで、 少人数で内容の濃い大変有意義なワークショップになったそうである。 詳しくは、司会役を務められた 村山さんのブログ にレポートされているのでそれを参照されたし。
また、今後JTPAとして新しい企画にも挑戦するらしい。 詳しいことは、ここでは触れられないが、注意点をひとつ。 今度の企画に参加するためには、早いもの勝ちだそうなので、 JTPAメーリングリストからのメールには皆さん、ご注意あれ。
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2005年7月20日
JTPA技術交流会(20050720) 「5年後を考える」
今日はJTPA技術交流会の日であった。 出席者は4名と少なかったが、全員がエンジニア。 技術交流会だから当たり前と言えば当たり前ではあるが。 特に、半導体系、ネットワーク系の4人であった。本日のお題は「来年、再来年、そして、5年後までのテクノロジー予測」 今後の業界の行方を予想し、 どこにビジネスチャンスがあるか、というディスカッションである。
さて内容は、というと、これは出席者の方々の貴重なアイデアなので、 それをブログで公開するわけにいかない。 だから書きたいけど書けない、というのが苦しいところ。
でも、それでは身も蓋もないので、ほんの少しだけサワリを。 今後アメリカでも超高速ブロードバンド時代が到来し、 そのコンテンツとしてIPTV(Internet Protocol TV)の普及時代がやってくる。 それに伴い、IPTVを支えるインフラ、ソフト、デバイスの需要が加速するであろうと予測。 そこで、これらに付随する、新しいデバイス、新しいサービスの可能性について いくつかの提案があり、それについて大いに議論し、いくつかの可能性を発見した。
その他、エネルギー問題、会社内での人事評価方法にまで話しは及んだ。
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2005年7月 8日
JTPAセミナー企画の会(20050708)
今回、初の試みとして、「セミナー企画の会」を開き、 出来るだけ多くの方からセミナー企画について意見を頂きましょう、という企画。 特に今回は、JTPAで過去に2回ほど行われたテレビ会議システムを利用した「日米同時開催セミナー」の今後について。出席者としてJBCのオーガナイザーの方もお一人参加されていた。 それから初参加の方として、 中国語、日本語、英語の3ヶ国語が使える、いわゆる「トリリンガル」な方がお二人お見えになった。 私など、アメリカに住んでいても、英語は覚えられない、それでいて、日本語は忘れてゆく、という有様。 それに比べて3ヶ国語が使えるなど驚嘆に値する。彼らはアメリカ・日本・中国を股にかけたInternet関連のビジネスを展開されており、 テレビ会議システムの提供もされているとのこと。
始めにJTPAセミナー企画担当の松原晶子さんより、JTPAでこれまでに行われた2回の「日米同時開催セミナー」についての報告があり、 続いて、同じく日米同時開催セミナーの経験のあるJBCのオーガナイザーの方からも、その経験談を語っていただいた。
その後、いつものごとく脱線しながらも、あれはどうかな、これはどうかな、と話しあってゆくうちに 面白い企画がいくつか出てきた。 例えば、今回の参加者にちなんで、 3ヶ国以上の国々を股にかけたビジネスの展開をされている方々の経験談。 今後のビジネスのグローバル化に伴い、こういうニーズも日米共に増えてくるのではないだろうか。
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2005年6月14日
JTPA設立3周年記念パーティー(20050614)
以前のブログ でも告知していたとおり、この日、「JTPA設立3周年記念パーティー」が開催された。 盛況にも70名を超える方々にお集まりいただいた。このパーティーのトピックスは何と言っても 初の試みである「ビンゴゲーム」と「縄跳び」である。
ビンゴゲームといえば、 重複しない乱数を発生させればよいだけなので、 番号をコンピュータに抽出させ、その結果を電光掲示板ででも表示させればよいのであろう。 特にここハイテクのメッカ、シリコンバレーで活動しているJTPAが行うビンゴゲームということであれば、 そういうイメージがあるのかもしれない。
しかし実際に用意したのは、一個一個に番号が書いてあるピンポン球と、 その球を入れて手で回す機械(これ、実際なんと呼ぶのでしょうか?)。 それから、出てきたピンポン球を、これまた一個一個のくぼみに番号が書いてある黒い板に並べて行くのである。 全てが手作業である。でもこのようなアナログ感が妙に良かったりする。
プレゼントの景品の方はと言うと、さすがに iPod 2台がすぐになくなった。 ちなみに私には何も当たらなかった。日ごろの行いがあまりよくないのであろうか。残念。
それからもう一つの目玉である「縄跳び」
実際にパーティーを行った部屋はカーペットが敷き詰めてあるし、部屋の中には料理もある。 受付け開始前、スタッフの間で「さて、どこでやろうか」という話しになった。 ちょうど隣に空き部屋があって、そこは床がカーペットでなく 床が 「リノリウム(linoleum)」 張りになっていた。 但し、その部屋にももちろん天井からシャンデリアが下がっている。 シャンデリアに縄を引っ掛けてしまっては、それこそ大変なとこである。 心配性の私はちょっとヒヤヒヤ。 参加者の方々が来られる前にリハーサルとして実際にやってみようということで、 縄の長さを短めにして縄を回してみた。 その時点では、来ているスタッフが数人しかおらず、 結局近くに立っていた私が試し飛びさせて頂いた。 (ちなみに、引っかからずにうまく飛べました。フーッ) でも最近運動不足ぎみなので、急にハッスルして足をいためるといけないのですぐに止めた。
本番では、初めはなかなか参加する方が少なかったが徐々に増えてきた。 このページの右側からリンクが張ってある、 ブログA-POTの赤間さん などビール瓶片手に飛んでいらした。さすがである。 縄と短めにしたといっても、同時に5〜6人が中に入り、 10回くらいは続けることができた。皆さん急にやった割には上出来であろう。
アメリカ広しと言えどもシェラトンホテルのパーティールームの中で縄跳び大会をした団体というのはJTPAぐらいなものであろう。 ともかく無事にすんで何よりであった。皆様ご苦労様でございました。
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2005年6月 8日
JTPA技術交流会(20050608) 「UWB(Ultra Wide Band)」について
今日はJTPA技術交流会の日であった。今回は特に、UWB(Ultra Wide Band)について、いつもこの技術交流会に参加されている GIT(Global Interface Technologies)社 の方から実際のデモを交えてのプレゼンをしていただいた。
UWBは現在、無線PAN(Personal Area Network)の新たな技術として注目を浴びている規格である。 しかし実際のところは米軍のレーダー技術として既に50年以上前から研究されてきている技術である。 それが今注目を浴びているのは、2002年にFCCが民間での利用を認めたことによる。 現在では、IEEE802.15.3a として規格化がなされているようだ。
主な特徴としては、使用する周波数は 3.1 〜 10.6 GHz、 転送レートは最大 480Mbps、距離は 約10メートルまでと短距離だがその分デバイスを低消費電力で実装できる。
規格統一の流れの一環として、「ワイアレスUSB」という規格化の動きもあるようである。 いずれにせよ現段階では、細かいところで方式が幾通りか存在し、完全に互換性が保証された規格というわけではないようだ。 これは全ての新しい技術の立ち上がり時期に必ず通過しなければならない産みの苦しみといえる。
現在のところ UWB は日本国内での使用が認められていないので、これに関しては先ずアメリカ市場に投入されることになりそうだ。
今回のデモ基板とほぼ同じものの写真はこちら にある。デモでは、このような基板にアンテナを付けて実験を行った。 デモ内容としては、USBポートにこのUWBモジュールを付けたノートPC間で、 MPEG2の画像データを転送して表示していた。
アンテナ間を手などの導体でさえぎると画像が乱れた。 新聞紙などでは全く問題がない。これはアンテナ間をマイクロ波が飛んでいることを実感できる実験である。
今後開発される実際の製品は、基板ももっとコンパクトになって、アンテナも内蔵されるということだった。
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2005年6月 6日
JTPA設立3周年記念パーティー
JTPAでは、来る6月14日(火曜日)夕方6時半より、「JTPA設立3周年記念パーティー」をパロアルトのシェラトンホテルで開催する。あと一週間に迫った。詳細はJTPAの3周年パーティーページにある。
今回の目玉は、「豪華景品つきのビンゴゲーム」
スタッフの特権を生か(乱用?)して、中身をちょっとだけ暴露しちゃうと、この景品というのが結構豪華なんだな、ホントの話し。ANAアップグレード券からPS2ゲームまで。実はもっとスゴイものも密かに準備してあったりする。それから景品の数も半端じゃない。JTPAスタッフ総出でかき集めている。ということで、今回のパーティー参加者のROI(Return on Investment)は超高倍率となっている。
それから、ウェブページの方には書いてない情報だが、メーリングリストに流れたとおり、なんと「室内30人飛び縄跳び大会」を敢行する。
これはJTPAスタッフミーティングの雑談で、みんな休日は何してんの? というところから、スタッフの金城さんが「みんなで縄跳びしてます。」という話しになった。よくよく話しを聞いてみると、サンフランシスコの方で「長縄跳び同好会」らしき組織を編成し、毎週末公園にみんなで集まって、長い縄を使って何人もの人で縄を飛ぶあの長縄跳びをやっているとのことであった。「じゃー、JTPAでもそれやっちゃおーよ」ということになったのが事の運びである。
今回、折角のパーティーということで、ホテルの方にダメもとでお願いしてみたところ、なんと許可が降りたとの事である。本音を言うとスタッフながら一抹の不安もあるのだが「ほんとに大丈夫?」
さて、この「縄跳び大会」の事の顛末を知りたい方も、それから縄跳びと聞くと居ても立ってもいられない方も、皆さん是非ふるってご参加ください。
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2005年6月 2日
江島健太郎 氏の「ついにビザを入手」
CNET Japanの有名ブロガー江島健太郎氏のブログに「ついにビザを入手」というエントリーがアップされている。
実は江島さんとは、このエントリーにも書かれているとおり、2004年3月に行われた第一回JTPAシリコンバレーツアーの際に、お互いにサポートスタッフとしてご一緒させていただいている。その時は、バスの中で隣に座っていろいろお話しさせていただき、今となっては懐かしい NEC PC-8001 やら PC-6001 についてとか、アセンブラでのプログラミングについてとか、お互いの昔話しに盛り上がってしまったこともあった。お話しさせて頂いて、つくづく鋭い感性と高いタレントの持ち主だと感じた。
その当時は、もうすぐ江島さんがシリコンバレーに赴任されるということで、その様子をブログでもリアルタイムでレポートされていたが、結局、ビザの問題が残念な結果に終わってしまい、その後のこの件に関するエントリーはアップされていなかった。今回のエントリー「ついにビザを入手」では、その謎の部分についても触れられている。
ここで述べられているビザ取得にいたる経緯は、正に壮絶といえるほどの涙ぐましいものである。 これを読ませて頂いて私も数年前の冬の2月、カナダのトロント米国大使館前に、午前2時から、氷点下20度の中、並んで待ったことを思い出した。(当時は、自国以外、つまり日本人の場合は日本以外の米国大使館でのビザ発給が可能であった)
ビザ取得に関しては、大半の方が何らかの苦労話をお持ちなのが実情だと思う。ただし、内容が非常にシビアなので、なかなかその実体験がブログなどで公表されることは少ないと思う。そのような意味からも、この江島さんのブログは価値あるエントリーではなかろうか。
それにしても、江島さん、本当におめでとうございました。シリコンバレーにいらっしゃれば、時々お目にかかることもあると思うので、その際はまたいろいろご指導ください。
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2005年5月30日
JTPAセミナー「CJKV 日中韓越情報処理」(20050527) 続編
『JTPAセミナー「CJKV 日中韓越情報処理」(20050527)』の続編。
このセミナーについてのレポートブログがいくつか上がっているようなので、それについて。
ブログの世界では当たり前なのだろうが、このようなオフラインのセミナー後に、アフター・セミナーというか、オンラインで議論や情報交換ができるのが嬉しい。
ではまず、上田嘉紀さんの「JTPAセミナー報告」から。 上田嘉紀さんの記事では、非エンジニア向けの文字コード(Shift-JIS、JIS、EUC)についてや、文字化け問題についてのコメントがある。
ちょうど、ここに挙げられているように、私のブログと上田さんのブログ、正確に言うと exciteブログ(exblog.jp) とは「トラックバックの文字化け」でも述べたとおり、相性がわるく、トラックバックが文字化けする。最近はソフトを使う側は文字コードに関して無視できるようになってきてはいるが、現実の世界では、どうしてもこのような問題が起こってしまう。その意味では文字コードに関する知識もやはり重要である。
また、上田さんはこのブログにわざわざ私の記事について追記していただきまして、それによると私も相当に「濃い人」に分類されているようだ。(笑)
それから、上田さんブログで紹介されている kazamaさんの「Cafe Babe」。 公演内容を見事にまとめておられる。 これによると、kazamaさんは講演者であった Ken Lunde氏の本を、英語の原著と日本語訳2冊づつの計4冊をお持ちだということだ。 今回、初めて伺わせいただいたブログだが、鋭いご指摘をされているので、今後、他の記事を拝見させていただいて、いろいろ勉強させていただこうと思う。
この様に、このセミナーは内容が内容だっただけに、業界のスゴイ(濃い?)方がお集まりになられたのではないだろうか。主催者側のスタッフとしては嬉しい限りである。
ということで盛況だった今回のセミナーに引き続き、次回の日米同時セミナーも今回に負けないくらいの企画にしてみたいと思っている。乞うご期待。
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2005年5月28日
JTPAセミナー「CJKV 日中韓越情報処理」(20050527)
『JTPAセミナーお知らせ 「CJKV 日中韓越情報処理」』でもお知らせしていたとおり、シリコンバレーと東京をテレビ会議システムで結んでのセミナーが開催され、先ほど無事終了した。
私は、スタッフとして早めに会場入りしたが、その時講演者のKen Lunde氏とセミナー担当のAさんはすでに会場入りしており、打ち合わせを始めていた。 私もAさんの紹介でKen Lunde氏と名刺交換をさせていただき、そこで早速、セミナーお知らせブログでの予告どおり、スタッフである特権を乱用して Ken Lunde氏の直筆のサインをしっかりと頂いてしまった。 サインを頂くとkenさんが「これでeBayで高く売れるよ」とジョークを飛ばしていた。
講演の内容の方はというと、文字コードとは何ぞや、という基本的なところから始まり、各種JISコード規格、Unicode、それから、今後のGB18030の将来性、といった展開であった。
本題の技術的な説明が終わると、おまけとして、ご家族の写真や生まれ育った家、趣味で撮られた風景写真などがご披露された。ちなみにKenさんの奥様は日本人の方です。
質疑応答の時間になると、アメリカ側からも日本側からも活発に質問が飛び交った。その内、真面目そうな白シャツにネクタイ、メガネの青年が質問を始めたのだが、はじめ誰だかわからなかった。 よくよく見ると、お知らせブログでふれた、私が参加するように誘った某大学教員の友人であった。 何年かぶりの再会といったところだろうか。 但し、この状況を再会と言えるかどうか微妙なところだが。
そうこうしているうちに、アメリカと日本を結んだ約2時間に渡るセミナーは無事に終了することができた。
最後にセミナー担当のAさん、企画から準備まで奔走されお疲れ様でした。 ゆっくりとご休養ください。
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2005年5月27日
JTPAニュースレター編集会議 (20050526)
昨晩は一ヶ月ぶりのJTPAのニュースレター編集会議があった。
今日は、病欠者が多く、出席率が悪かった。 最近シリコンバレーが急に暑くなったので、それが原因で体調不良になったのかもしれない。 そのためか話題も病気・病院系の話しから始まった。 私はこの手の話しは弱いので終始聞き役に回っていた。
その内、話題は大学ネタになった。出席者の中には現役スタンフォード生やバークレー卒業生もいて、いつのまにか大学比較論が始まってしまった。これについては、いろんな観点からの比較を行ってみた。この件は、いづれニュースレターとして発行されることになると思うので乞う御期待。
さて本日5月27日は、先日のブログ『JTPAセミナーお知らせ 「CJKV 日中韓越情報処理」』でも紹介したセミナーの日である。これについては明日のブログで詳しく報告させていただきたい。
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2005年5月20日
JTPA技術交流会 (20050518)
一昨晩になってしまったが、JTPAの技術交流会があった。前回の技術交流会から、約一ヶ月ぶりである。
なぜ、このブログの掲載が一日遅れたかと言うと、このブログを書くにあたり、前回のブログ『JTPAセミナーお知らせ 「CJKV 日中韓越情報処理」』が先にあった方が都合が良かったので。
では、今回の技術交流会での内容はというと、やはりその来週開催予定の『JTPAセミナーお知らせ 「CJKV 日中韓越情報処理」』についての話題から始まった。
そこから、派生して、JIS, SJIS, EUC から Unicode にいたる日本語コード体系について。ソフトウエアの日本語化(ローカライゼーション)や国際化(インターナショナライゼーション)の話題となった。
それから、それらを現す特殊な表記として、ソフトウェア系エンジニアにはお馴染みの「I18N」 とか 「L10N」 とかについて。ソフトウェア系でないエンジニアの方に尋ねてみたが、やはり、この2つの意味がわからないということであった。
これについては、江島さんのブログでもご指摘のとおり、「I18N」は Internationalization = 国際化 のこと。先頭のIの文字から最後のnの文字までの間に18文字あるのでこういう表記する。同様に、「L10N」は Localization = 現地化 のこと。これも、先頭のLの文字から最後のnの文字までの間に10文字あるからである。
その際、この2つの言葉の定義というか、使い分けはどうなっているのか、という話しに至ったが、正確な使い分けは非常に難しく、結構曖昧に使われているのが現実だという結論にいたった。この辺について、ご意見のある方は、コメントかトラックバックをいただけると助かります。
それに関連して、言葉の定義というか使い方として、「デバッグ(debug)」という言葉が挙がった。コードを書いたプログラマ自身がテストしてバグを発見してそれを修正すれば、「デバッグした」といえるであろう。しかし、最近の大規模ソフトハウスの様に、プログラマーとテスターが別の人間が行っている場合、果たして「テスターがデバッグします」とうことはありえるのか? つまり、テストして不具合を発見するところまでの作業も「デバッグ」と呼んでよいのかどうか。 それについては、バグを出すので、「出バッグ」と書くべきではないか、というジョークまでも出た。 また、この「デバッグ」という言葉のゲーム業界での使い方が、PCのソフト業界と若干違うのではないか、という指摘もあった。
書き出すとキリがないのでこの辺にしておくが、こんな話題が延々と続いた技術交流会であった。
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2005年5月19日
JTPAセミナーお知らせ 「CJKV 日中韓越情報処理」
来週、5月27日(金曜日)に、JTPAの技術セミナー「CJKV 日中韓越情報処理」が開催される。詳細は、JTPAのページにあるとおり。
JTPAとしては、初めての日米同時中継セミナー、講師も業界の第一人者、という事もあり、今回のセミナーには力をいれている。特に企画からアレンジまでなさっているセミナー担当のAさんが張り切ってガンバッテおられる。これに関しては頭の下がる思いである。
ということで、現在、JTPAでは、関係者総動員でこのセミナーをプロモーション中である。具体的には、
梅田望夫さんのブログ「My Life Between Silicon Valley and Japan」
江島健太郎さんのc-netブログ「Kenn's Clairvoyance」
村山尚武さんのブログ「Sotto Voce: The Art of the Blog」
と多数の有名ブログで既に紹介されている。
そのため、私がここでとやかく言えることははっきり言って何も残っていない(笑)。
そこで、このセミナーの別の楽しみ方をひとつご紹介。
先日、最近長く会っていない東京の友人にメールをして、このセミナーに参加するように誘ってみた。運良く都合がついて彼は出席してくれるということだったので、「では、当日、画面越しに会いましょう」ということになった。この様にシリコンバレーと東京と離れていても、同じ時間と空間を共有できれば、ちょっとした同窓会的な気分を味わえると思う。皆さんも離れたお知り合いと、お互い誘い合って参加されてみてはいかがだろうか。これはこれで、今回のセミナーの別の楽しみ方だと思うし、このような遠隔会議システムを両端にいる知人と一緒に体験してみるのも悪くないと思う。
それから、私個人としては、ここに紹介されている、「日本語情報処理」という本を実は既に持っている。折角の機会なので、Ken Lunde氏の直筆のサインをいただこうと密かに企んでいる。 もし、Ken Lunde氏の本を既にお持ちであれば、当日、持ってこられた方が良いかもしれない。でも、これはシリコンバレー側に限ってのことだが。
と、このように大変良い機会なので、ソフトウエアの言語処理が専門でない方でも、是非、参加していただきたい。当日は、私もスタッフとして、シリコンバレー側の会場にいる予定なので、参加者の方は、シリコンバレー側はもちろん、東京の会場側からでも、お気軽にお声がけください。
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2005年4月30日
JTPAセミナー「瀧口範子x戸谷茂山 対談 Fireside Chat 〜 建築への思い」 (20050429)
先日のブログ、「JTPAニュースレター編集会議 (20050426)」でも予告した通り、4月29日(金曜日)の夜、JTPAセミナー「瀧口範子x戸谷茂山 対談 Fireside Chat 〜 建築への思い」が行われた。
このセミナーでは、告知にもあるように、参加者の方に、瀧口氏の著書「行動主義 レム・コールハース ドキュメント」をプレゼントすることになっていた。
私は建築に関しては素人なので、お恥ずかしながら、この本の主人公コールハース氏を知らなかった。 建築業界では有名な方らしく、最近の代表作としてはシアトルの図書館が有名だそうだ。 対談は素人の私が聞いていても十分に楽しめた。 このコールハース氏をはじめ、どの業界でも第一線に君臨している方はスゴイらしいし、また、そういう人に密着取材する瀧口さんも、これまたスゴイ方である。
対談後、本をプレゼントされた参加者の皆さんは、サインを求めに瀧口範子さんの前に列をなしていた。私はスタッフなので本をもらえないし、かと言って、その本を自分で買って持っていたわけでもなっかた。その代わりに持っていた「iNTERNET magazine 5月号」90ページの瀧口範子さんによる記事「ブロガーはジャーナリストか? 報道メディア化するブログのパワー」に直筆のサインを頂いてしまった。ちょっとミーハーしてしまったが、不思議なものでご本人からサインを頂くと、なんとなく嬉しいものである。
カテゴリー: JTPA 00:43 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年4月28日
JTPAニュースレター編集会議 (20050426) 続編
昨日のブログで、JTPAニュースレターのエープリルフール号について触れたが、それについての関連ブログとして、上田嘉紀さんのブログでも取り上げられている。
個人的には上田嘉紀さんはよく存じ上げているし、いろいろとお世話になってもいる。その辺については、また、別のブログとするが、上田嘉紀さんのブログ「Entrepreneurshipを探る旅」を拝見させて頂いていると、先日の私のブログでも紹介させていただいた大柴ひさみさんもブログ「ひさみをめぐる冒険」を始められたそうだ。
その中の「ブログ初心者」という記事でSVJENの講演について触れられている。ひさみさんにとっては、書くことは生きることの一部の様になっているようだが、私は到底その域には達せそうにはない。それでも、私も、今やっている味気ない技術的作業記録ブログ以外についても少しずつ書いて行きたいと思う。
カテゴリー: JTPA , SVJEN 13:33 | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年4月27日
JTPAニュースレター編集会議 (20050426)
昨晩はJTPAのニュースレター編集会議があった。
会場につくと、N氏とS氏がゴルフについて熱く語っていた。私はゴルフをしないのでしばし聞き役に徹していた。 そのうちM氏も到着。それからAさん、Yさん、G氏と到着して、結局私を入れて7名の参加であった。 そういえば、Yさんが21回目の誕生日だということだった。おめでとうございます。(いつから数えて21回目かは不明ではあるが)
さて編集会議としては、前回の エープリルフール号 について、ちょっとだけレビュー。 ちなみに、このエープリルフール号については、 村山尚武さんのブログ とか 渡辺千賀さんのブログ でもブログされているのでご参考にどうぞ。
そして今日の編集会議の本題は.... これをここで言ってしまうと、次回のニュースレターがつまらなくなるので、ニュースレター発行日までお預けにしておこう。
今週は、JTPA関連のイベントが三つもある、JTPAゴールデンウィークなのである。そのうちのひとつは4月29日(金曜日)の「瀧口範子x戸谷茂山 対談 Fireside Chat 〜 建築への思い」 ご興味のある方は是非どうぞ。
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2005年4月22日
JTPA技術交流会 (20050421)
昨晩はJTPAの技術交流会があった。
シリコンバレーで活躍する技術系の有志が数名集まって、今後の技術系セミナーや勉強会の内容について討議した。 討議した、といっても、そんなに堅苦しい会ではなく、世間話をしながらの情報交換の場、と言った方が適切かもしれない。
出席者は、半導体系エンジニア、ソフトウェア系エンジニア、ハードウェア系エンジニア、製造ライン系エンジニア等、各分野からのエンジニアが集まった。 文字通り「技術交流会」ということで、参加者は、このようにエンジニアばかり。 話しは自然と技術の話しになる。 全然技術と関係ない話しも出るが、それはそれで楽しい。 インターネットをはじめ、今の世の中、情報が溢れているとはいっても、本当のシリコンバレーの裏の情報はこういう機会でないと聞くことができない。
内容はと言うと、こないだのあのセミナーは良かった、とか、これからどんな技術がトレンドか、とか、どんな技術についての話しを聞きたいか、とか、それについて話せる人を知らないか、などなど。
この会では、最近、結構カメラの話しが多い。 カメラの部品に関連している方や、カメラを趣味にしている方などもいるからだろう。 それから私も最近、カメラの勉強(これについては、いずれ別のブログで)を少しづつしている。
中には、子供さんが生まれる時に、デジタル、アナログ、合わせて三台のカメラを首からかけて奥さんの病院へ駆けつけたという方もいた。 さすがエンジニア、決定的瞬間を撮り逃さないための二重バックアップ体制である。 私も思わず納得してしまうところがエンジニアの悲しい性(さが)だが、 エンジニアでない方からしたらきっと笑い話だろう。
こんな感じのJTPA技術交流会、いつもながらの和やかな雰囲気で楽しい時間であった。
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