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JBC/LSJ

2007年3月23日

第35回JBCフォーラム「抗癌剤:それぞれの立場から」

今回のフォーラムの内容は、「抗癌剤」について。 「いい抗癌剤」の定義が それぞれのおかれた立場 (大学研究者、企業研究者、臨床医、癌患者、起業家、投資家、等)で変わるのではないか、 という観点から、それぞれの立場のパネリストに「抗癌剤」について語っていただいた。 パネリストの中には、スカイプで遠方から参加される方もおられ、 音響のセッティングがチョット大変だった。

いろいろな意見が、それぞれの立場から述べられたが、 その中でも印象に残ったやりとりがあった。

癌患者からの意見として あるケースでは、 抗癌剤を投入しても、延命する確率が統計上4ヶ月であった。 もちろん その薬を投入することにより強い副作用も起こるし、 その分の費用もかかる。 経済的にも肉体的にも苦しい思いをして、 生き延びられるのは「たった4ヶ月」しかない。 これが、癌患者からの率直な意見。

一方、薬を作る立場から。 少しでも役に立つ薬を開発するために、 一流の研究者がチームを組み、 広い砂浜の中から一粒のダイヤモンドを探し出すような 研究を日夜続けているわけである。 それだけの研究をしても成果が出てくる保証はないのである。 ということで上記の「延命4ヶ月」の件にしても、 創薬研究者の立場からすると 「4ヶ月も」延命できる薬が開発できたということは モノ凄い成果なのである。

このように「延命4ヶ月」という一つの例をとってみても、 立場がかわると見方もかわる、という確かな証拠となった。

また、残念なことに 今までずっとJBCにご協力いただいていた 丸紅の松原弘行さんが、この3月をもって東京に異動することとなり、 これがこちらでの最後のJBCフォーラムとなった。 松原さんには私も個人的にいろいろとお世話になってきた。 非常に残念なことにではあるが 松原さんが今後もご活躍されることを期待したい。

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2007年2月 1日

第34回JBCフォーラム in Foster City (20070201)

今回のJBCフォーラムは 「Alternative Careers for Scientists: Out of the Lab and into the Great Unknown」 と題してDr. Robbins-Roth さんにご講演いただいた。 彼女は、バイオ業界創立初期の1981年に、 当時まだあまり名の知られていなかったGenentechに入社して研究者としてのキャリアをスタートし、 その後ビジネスアナリスト、ライター、パブリッシャーそしてコンサルタントと色々な側面から、 バイオ業界に貢献してこられた方だ。

JBCのサイトから Dr. Robbins-Roth さんが講演で利用したプレゼン資料 がダウンロードできる。 このプレゼン資料の3ページ目「Big Lessons:」の内容は、 バイオに限らず どの分野にも共通のものだと思う。 その部分を引用させていただくと、
  • Serendipity is important in science, and in your career path. Be open to it.
  • Lose the fear of failure. Look at the worst possible outcome, realize you can survive, and go for it.
  • “Credentials” not always required!
ひとつめの「Serendipity」という言葉は 一言で表現できる日本語は存在していないようだ。 辞書によると、この「Serendipity」の意味は 「予期せぬ良い物や楽しいことを見つけ出す才能や能力」となっている。 これも科学分野に限ったことではない。 どんな商売でも、どんなプロジェクトでも この能力が必要となる。

斎藤一人氏は、このことを「気づき」と呼んでおり、 「 変な人の書いたツイてる話 」の 83〜84ページで
プロの自覚ができた人だけが、天の助けをもらえます。 正しくて、楽しい道の道先案内人・指導霊を天がつけてくれます。 それぞれの道で、それぞれの人がプロの意識をもつと、 何かに迷いそうになったときに この指導霊が 「こっちに行け、そっちには行くな」と教えてくれます。
とある。 この指導霊の指導を受ける方法は、
あなたも、あなたの道先案内人の指導を受けることは十分可能です。 そのコツは、プロの意識を持ち、プロの覚悟を決めること。
とある。 斎藤一人氏によると、「Serendipity」を身に付けるには、 プロ意識を持って、プロの実力をつける必要があるようだ。

それから3番目、「Credentials(資格認定)も必要とは限らない」ということ。 これも 斎藤一人氏を引き合いに出すが、 斎藤一人氏は中学校卒業でも 日本一の金持ちになっている。

あとは、2番目に書いてあるとおり、 「失敗を恐れずヤルだけ。」

【参考リンク】

カテゴリー: JBC/LSJ , 斎藤一人     22:46 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月 5日

第33回JBCフォーラム「ビザ&永住権相談室」(20070105)

今回のJBCフォーラムは「ビザ&永住権相談室」と題して、 主に 永住権(グリーンカード)の申請方法について 移民弁護士の先生が直々にご講演。

まずフォーラムの始めに、 SCSN(Southern California Scientists Network)オーガナイザーの 三木理雅(みきりか)さんから、SCSNについてのプレゼンがあった。 SCSNとは、JBCの南カリフォルニア地区版 といった感じ。 2005年ごろから、JBCの強い影響を受けて南カリフォルニア地区で発足された バイオ系研究者の団体である。 そんな背景から、JBCとSCSNは今後もコラボレーションを活発に行ってゆく予定だ。 その一環として、今日 お話された富田先生も実はSCSNからの紹介である。 富田先生はLA在住にもかかわらず、 このJBCのために わざわざシリコンバレー(Silicon Valley)までご足労いただいた。

SCSNについて説明の後、冨田有吾弁護士による 永住権取得についての講演となった。

お話を伺ってみると、 数年前までは 何年もかかっていた永住権取得が、 最近は随分と早くなったらしい。 順調に行くと約1年で永住権がもらえるらしい。

バイオ研究者を前提として 永住権取得のための多数あるカテゴリーの中から、
  • EB1-1 Extraordinary Worker(卓越した能力の持ち主)
  • EB1-2 Outstanding Researcher (優秀な研究者)
  • EB2 Advanced Degree Professional or Exceptional Ability (修士保持者、または、学士プラス5年の職歴保持者、または別の特定の条件を満たした者)
  • EB2 National Interest Waiver(国益になる能力保持者)
の四つに絞りこんで解説が行われた。 ここでのポイントは2つ。 雇用スポンサーがいるかどうか、 そして、労働局からの労働認定書(Labor Certification)を得る必要があるかどうか、 ということ。 これについて詳しくは 永住権 「雇用主」又は「特殊技能を有する者」がアメリカ永住権を申請する場合 に解説してある。

永住権取得に際し、どの方法を使うにしろ、 結局は移民局の審査官を納得させられるかどうかが問題のようだ。

【参考リンク】

カテゴリー: JBC/LSJ     22:56 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月 8日

第32回JBCフォーラム「バイオ1分間スピーチ大会」(20061208)

今回のJBCフォーラムは いわゆる「忘年会」。 またこの日は、たまたま鹿児島大学から永田学長や矢野副学長らの ご一行がシリコンバレーに来られていたので、 ちょうどよい機会ということで、このJBCのフォーラムにお連れした。

「バイオ1分間スピーチ大会」と銘打っているとおり、 参加者全員が必ず 1分間スピーチ を行わなければならない。 その際、条件がひとつだけあって、スピーチの中に「バイオ」という言葉が少なくとも一回出てくること。

鹿児島大学一行は その前の訪問先JSPSからの移動に時間がかかり、 JBC会場への到着が遅れてしまったのだが、 到着するとそれぞれに番号札を渡された。 この番号札を「くじ」として、当たった人から 1分間スピーチ を行っていくらしかった。 それから、スピーチを 50秒以上1分以内に収めると、 黒木瞳のカレンダーがもらえるとのことであった。

この日は参加者が多く、一人1分といえども、 スピーチだけで たいへんな時間がかかった。 もちろん、その中には永田学長をはじめ鹿児島大学一行全員むくまれていたのだが。 ともかく、鹿児島大学一行とJBCに参加の方々と交流がもてたのが何よりであった。

私も自己紹介させていただいたわけだが、 たまたま、私のスピーチ時間が うまく1分以内に収まったので、 お蔭様で黒木瞳のカレンダーをいただいてしまった。

これには実はコツがある。 スピーチをしながら、 ストップウォッチを持っている鶴下さんの顔を見ていると その雰囲気から残り何秒というのが判ってしまうのである。 おっと、この秘密をこのブログでバラしてしまうと、 来年から鶴下さんが覆面をするようになってしまうかもしれない。 それはチョット困ってしまうな。

カテゴリー: JBC/LSJ , 鹿児島大学シリコンバレーオフィス     22:30 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月 1日

第30回JBCフォーラム in Foster City (20060901)

JBCフォーラムが 豪華2本立てで、 しかも場所は今回初めての開催場所として フォスターシティー(Foster City) の コミュニティーセンターで行われた。

今回のJBCフォーラムは以下のような豪華2本立て。
  1. 制度改革のための医療経済学セミナー
  2. 米国アカデミア Job Huntingの表と裏


ひとつ目の「制度改革のための医療経済学セミナー」は、 最近「 「改革」のための医療経済学 」を出版された 兪(ユウ) 炳匡 氏。 この本のスゴイところは、忙しい読者のためにいきなり総括から始まること。 今回のセミナーでもこの本の手順に従い、いきなり総括となった。 その部分の要約をチョットだけご紹介させていただくと
  • 医療費高騰への対応策
    • 「小物格の犯人」を追い回しても政策上のメリットは軽微
      • 高齢化、医療保険の普及、医師数、国民所得の増大はいずれも小物
    • 医療費上昇率の半分ないしそれ以上も寄与する最大の黒幕(要因)は?
      • 医療技術の進歩が有力
  • 政策の形成・選択は「理念」の選択
    • 正解の存在しない「理念」に関わる問題への答を事前に明らかにする
      • 例-1 最低限の医療は政府が保証すべきか
      • 例-2 政府が最低限の医療を保証すべきなら、政府支出のどの程度を医療に割くべきか
      • 例-3 コスト削減の手段の選択
  • 改革案:国際的・普遍的な失敗例
    • 医療保険制度における民間営利企業の役割拡大
    • 医療機関への民間営利企業の参入
    • 医療機関への診療報酬の一律引き下げ
    • 患者の窓口負担増
ということ。 特に、政府の財政負担を削減するためには、

予防医療をやめる
→ 喫煙を奨励(税収が見込める)
→ 病気にかかり早死にすると長期的には総医療費は節約できる
→ 早死にした人々への年金を節約できる
→ 財政負担を一層削減できる
→ タバコを吸って財政赤字を削減しよう

となる。このように医療経済学の見地からすると、 人は早く病気に掛かって死んでくれた方が経済的だ、という結論のようだ。 ところが、これでは医療とは呼べなくなってしまうので、 そこんとこをどうするかが問題のようだ。 詳しくは、兪(ユウ) 氏の著作「 「改革」のための医療経済学 」をご購入ください。

2つ目の「米国アカデミア Job Huntingの表と裏」については、 今までのスタンフォード大学でポスドクから、 このたび インデアナ大学(Indiana University School of Medicine)の に Assistant Professor にご就任される 高木雄一郎さん。 今回のセミナーでは、高木さんの今までのご経験をお話いただいたが、 その中でもポスドク期間において如何に時間が足りないかをアピールされていた。 例えば、ポスドク3年間で、Assistant Professor を目指す場合、 Assistant Professorを選考には通常約1年前から審査が行われる。 そのためには、その時点で、論文が発表されていなければならない。 論文を発表するためには、最低でもその半年前には、 実験を終了し、成果をまとめておかなければならない。 すると、実際の研究に使える時間は1年半しかない。 特に、日本からポスドクとしてアメリカに来た場合、 慣れてない環境の中、1年半で研究成果を出すことは並大抵のことではない。 どの業界でも、第一線を目指す道は厳しいということのようだ。

【参考リンク】

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2006年7月 3日

丸紅アメリカ、花火見物ポットラックパーティー

いつもJBCにご協力されている 丸紅アメリカさんのご好意により、 「花火見物ポットラックパーティー」が開催されたので 私も参加させていただいた。

ハイ・ウェイ101号線のすぐ横に 茶色の双子のビルが立っているのだが、 その10階に丸紅アメリカさんのオフィルがあった。 隣のビルにある「McAfee」という 看板に 見覚えがある方もおられるかも。 私もいつもよく見ているビルなのだが、 普段は下からしか見たことがなかったので知らなかったのだが、 実はこのビルの上の方にはベランダが付いていたのだ。 このベランダからは、 花火が上がる目の前の遊園地「グレート・アメリカ」はもちろん すぐ隣のインテルの本社ビルも見下ろせるし、 遠くはサンノゼのダウンタウンのビル郡まで一望できてしまう。

会場では 参加者の方が持ち込まれた 「自動ひっくり返し機能つき タコ焼き機」の実演と そのお味見もおこなわれた。 この たこ焼き機、本当に自動的に たこ焼きをひっくり返してゆく。 見ていて面白いし、食べてもおいしいし、会場はもう大受け。 アメリカ人のご夫婦など、 一生懸命に「何処で機械はかったのか? 材料はこの辺でも買えるのか?」と 尋ねており、真剣に買おうと思っている雰囲気だった。

あたりが暗くなってから、いよいよメイン・イベントの花火がはじまった。 参加の皆さん全員、一斉にベランダに出てきた。 高いビルの10階のベランダからの眺めなので、 花火を見上げる、という感じではなく、花火が上がってくる、 といった方がいいかも。 グレート・アメリカの花火は、今まで何度も見てきているのだが、 こんな場所から見たのは初めてだった。

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2006年3月24日

JBCフォーラム「バイオ世紀を生きる パート2」(20060324)

JBCフォーラムとして今回は、「バイオ世紀を生きる パート2」と題して 何人かの方々のキャリアについて語る会が開かれた。

今回のフォーラムは、いつものとおりMoFoで行われたのだが、 通常JBCで利用させて頂いている会場が工事で使えなかったため、 特別にMoFoのランチルームで開催された。 フロアには丸テーブルが6個と、壁側の備え付けの椅子とテーブルが (ファミレスとかによくあるタイプ)が2つ。 それぞれのテーブルに4〜5人づつで総勢40名の会合となった。

フォーラムでは、 バイオ・メディカル系はもちろん、 弁護士、ベンチャー支援など、異色の方々を含め、 計6名の方々のキャリアや今日に至った経緯のようなものを話して頂いた。 また、会場には、このJBCのために わざわざ ロサンジェルスから来られた UCLAの方も参加されていた。

その後、あいにくの雨のなかではあったが、 前回のJBCフォーラム同様、恒例の2次会は パロアルト・ダウンタウンのピザ屋さんへ移して行われた。 結局、午前1時過ぎまでダベリングをしてしまった。

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2006年1月13日

JBCフォーラム「自己紹介大会/ザ・新年会」(20060113)

JBCフォーラムの一環として、新春ということで「自己紹介大会/ザ・新年会」が行われた。 昨年はJBCの新年会はなかったので、私としては初めてのJBC新年会となった。

この新年会は パロアルトの Ming's で行われ、総勢55名の参加者になった。 会場となった部屋は、Ming'sの一番奥の部屋で、 ここはよくJTPAでも利用している。

参加者の方々は部屋の入口で受付をすると、番号札を一枚受け取る。 司会進行の鶴下さんが番号札の片割れを引き、番号があたった人から1分間自己紹介を行っていく、 といった段取り。 途中、スポンサーさんから提供された、化粧品サンプルやカレンダー、 二日酔いの薬 等のプレゼントを、 鶴下さんの独断と偏見で「次の人には黒木瞳のカレンダー」というように決めてから 番号を引いていった。 皮肉なもので、黒木瞳のカレンダーはなかなか男性にはあたらなかった。

いろんな方の自己紹介を伺うのは楽しいものである。 反面、1分間で自分を言い表すのは大変難しい。改善の余地多々あり。 全員の自己紹介が終わった後は、席を離れて自由に活発に名刺交換が行われて この日もいろんな新たな出会いがあったようだった。

新年会終了後、前回のJBCフォーラム同様、恒例の2次会は 会場の都合で会場をパロアルト・ダウンタウンのピザ屋さんへ移して行われた。

カテゴリー: JBC/LSJ     22:42 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年11月18日

JBCフォーラム「ステムセル入門」(20051118)

この日のJBCフォーラムでは、「ステムセル入門」と題して、 ステムセル(幹細胞)について、金島先生と保仙先生のお話しがあった。 バイオのド素人である私にでも理解できて、かつ、記憶に残っていることをいくつか挙げてみよう。 間違い等あれば、バイオの専門家のみなさん、ご指摘の程よろしくです。

まず、最近バイオ系の方々の話しを聞いていると 「ES細胞」という言葉を耳にすることがあったのだが、実は何のことだか私はわかっていなかった。 この日のお話しを伺うと、それは「Embryonic Stem Cell」、日本語では「胚性幹細胞」の ことであるらしい。厳密には違うのだろうけれど、私的には「ES細胞 = 受精卵」の様に 受け取った。この細胞から生命体全体を含め、あらゆる臓器が生成されるわけなので、 「万能細胞」とも呼ばれているらしい。 ただし、クローン動物の問題があるので、倫理的に研究の制限があり、 それが、国や州によって大きく異なるらしい。

一方、大人の生物にも理論上、幹細胞が存在しているハズであるが、 実際に「幹細胞とはこれです」というように 取り出すことはできていないそうである。 また、たくさんある細胞の中に「幹細胞」が幾つか埋め込まれており、 通常はそれが眠っているのか、 それとも、普通の細胞が特殊な条件づけをおこなうと「幹細胞化」するのか、 その辺も解明されていないようである。

将来の応用例として、パーキンソン病やある種の糖尿病の治療が挙げられた。 これらの病気はある種の細胞が機能しなくなり、 それが原因で病気を引き起こしていることが明らかなそうである。 よって、その問題を起こしている細胞の代わりに、 正常な細胞を補うことによってそれらの病気が治療できるのだが、 しかし、現在のところ、まだ、その細胞を作り出す方法が確立できていないようだ。

また、幹細胞に関する研究が進み、細胞の培養技術が進めば、 現在取り組まれている 献血 や 骨髄バンク といったものが 不要となるかもしれない。 つまり、わずかなサンプルを基に血液なり骨髄なりを 大量に培養できるようになれば、 もっと多くの人の命が救えるかもしれない。 しかし、現実は難しいらしい。 その中でも角膜の増殖が最も実用化に近い段階にあるようだ。

最近、JBCのフォーラム等で、素人ながらバイオ系のお話しを伺っていると、 分野の垣根を超えて共通の部分があることに気づかされることがある。 例えば、神聖なる人の体と、人工的に作り上げた機械であるコンピュータを 単純に比べてはならないが、 問題の原因がどこにあるかを一つ一つ切り分けてゆく過程や、 そのしくみを解き明かしてゆく過程は、 一種のリバース・エンジニアリングということで、 共通する部分があるように感じる。

JBCフォーラム恒例の2次会は 会場の都合で会場をパロアルト・ダウンタウンのピザ屋さんへ移して行われた。 例のごとく深夜にまで及んだのは言うまでもない。

カテゴリー: JBC/LSJ     22:41 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年9月30日

JTPAセミナー & JBCフォーラム

この日は、大忙しの日であった。 運悪く JTPAのセミナーとJBCのフォーラムが重なってしまったのだ。

また、サンフランシスコ在住でJTPAのセミナーに参加される方の足がない、 ということでカルトレインの駅までお迎えに上がらなければならない。 とは言っても、その方とは 「SJVEN プールサイドBBQパーティー(20050828)」でご紹介させていただいたMikiさん。 事情を事前に説明していろいろとお手伝いをしていただくことになった。 助けるはずが、こちらが助けられることになったわけだ。

Mikiさんをピックアップした後、早速、JBCフォーラム会場のMoFoへ行った。 JBC関係者はまだ誰も来ていない。 でも時間がないので、早速、音響機器のセットアップに取りかかった。 Mikiさんにお手伝いをいただいたお蔭で予定の時間より早く事が進んだ。 次は、JTPA会場へ移動してセミナー準備の予定である。

と、ここまでは順調だったが、この日に限って、普段は早く来られる JBCオーガナイザーの皆さんがなかなか来ない。 MoFoの職員の方々は、 私とMikiさんが音響のセットアップをしているものだから、 われわれをJBCのオーガナイザーの一員だと思って、 「今日のプレゼンはどうするのか」とか 「プレゼンのデータは何処にあるのか」とか 「PCのセットアップはこれでOKか」とか 「食事はこっちの部屋に準備してあるゾ」とか いろいろ尋ねてこられるので、それに対応せざるを得なくなってしまった。

MoFo会場の段取りを一通り対応させていただいた後、 時間切れということで、慌ててJTPAのセミナー会場に向かった。 HPのパロアルト(Palo Alto)研究所である。 場所が車で、約3分と、近かったので助かった。 ここも人手不足で、Mikiさんには受付まで手伝っていただいた。 それからセミナーの内容は..... と、 JTPAのことまで書いていると長くなりそうなので、 このJTPAのセミナーに関しては、改めてレポートすることにしよう。

さて、JTPAセミナーが終わってから、再び、JBCのフォーラム会場へ舞戻った。 音響設備の撤収をするためである。 会場に戻って、JBCオーガナイザーの方々とお話ししていると、 私が重大な引継ぎミスが起こしてしまっていたことが判明してしまった。 MoFoから連絡事項を承ったのは代理とはいえ自分なので 重要事項はメモに残すなりするべきであった。 本当に申し訳ない。

その後、無事、最終のカルトレインに遅れることもなくMikiさんをお見送りできた。 こうして大忙しの一日が終わった。

カテゴリー: JBC/LSJ , JTPA     23:54 | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年8月21日

JBC「NPO化記念、夏のBBQ大会」(20050821)

JBCによるバーベキュー大会がパロアルトの Mitchell Park で行われた。 日曜日の昼間と言うこともあり、ご家族連れも多数参加されていた。

このバーベキューの準備は JBC「料理部BBQ課」が担当となっているが、 実際のところは 赤間さんと田中さん。 準備されたメニューは、ビーフやチキンはもちろん、 焼き鳥、海老、アサリの醤油焼き、 焼きとうもろこし、焼き芋、そして焼きおにぎり までと多彩。 最後には、掛けうどん まで振舞われた。

また、余興として、ピニャータやスイカ割りとか 子供さんにも楽しめるイベントが用意されていた。 そして中でも注目は、赤間さんのギターと 小柳さんのトランペットの共演。 これはハッキリ言って すばらしかった。 演奏曲目は、懐かしいところで「宇宙戦艦ヤマト」、「太陽にほえろ」、「Stand by me」、 そして新しいところで「冬のソナタ」。 バーベキューにご参加の皆さんはもちろん、公園の周りの方々までが うっとりと聞き込んでいた。

夕方になって、皆さんボチボチ帰り始めたので、 日が落ちて暗くなる前にお片付けをしましょう、ということで 沢山の機材を車に積むところまでは、どうにか日暮れ前に終えることができた。 が、結局辺りが暗くなってからも延々と駐車場で話し込んでしまった。 長い長い、でも楽しい一日であった。

最後に、赤間さん、バーベキューの準備からギター演奏まで今日は本当にお疲れ様でした。

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2005年6月24日

鹿児島大学教職員 来訪第3日目

この日は昼間、北加商工会議所等を訪問させていただき、 夕方からは、私を含めて教職員全員で 『第21回JBCフォーラム「米国で活躍する日本人ベンチャーキャピタリスト」』 に参加させていただいた。

私も、過去何度もJBCフォーラムに参加させて頂いている。 通常、このフォーラムは日本語で行われているが、 この日はパネリストもモデレーターも全員日本人であるにも関わらず英語でのフォーラムとなった。 これは、日本語が理解できない方々も参加したいという要望があったからだ、と伺っている。

今回のJBCフォーラムでも、例のごとく音響係を担当させていただいた。 そのため、適宜ミキサーの調整を行うため、最前列中央に座らせていただいた。 このフォーラムに参加された方であれば、前の方で何やらガサゴソしていたのを覚えておられるかも知れない。

70名を超える方々の参加があったという事で二次会も大変盛り上がっていた。 通常は最後まで残ることにしているのだが、今回に限り、 早めに切り上げさせていただいた。

このフォーラムについては、全て英語でモデレータを務められた 赤間さんのブログ に真相が書いてある。 それにしても、全て英語での進行役、赤間さん、本当にお疲れ様でした。

カテゴリー: JBC/LSJ , 鹿児島大学シリコンバレーオフィス     22:46 | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年6月17日

LSJセミナー「Bioinformatics の入門、現状、課題」(20050617)

今週の催し物」で書いたとおり、 この日は、 LSJ(Life Science in Japanese) の 第13回セミナー「Bioinformatics の入門、現状、課題」 に出席してきた。

このLSJは純粋なバイオ関係の研究者の集まりで、 私のような門外漢が参加するには敷居の高さを感じていた。

今回は特に、Bioinformatics についてということ。 また、スピーカーの瀬々さんがロボット開発などもなさっていたということで、 NHKロボコンに参加していた私にも参考になるであろう、ということで、 今回のオーガナイザーである 小柳智義さん よりお誘いを頂いた。

ということで私としてはこの会には初めての参加であったが、 主催者のうち、お二人は JBC の活動もされており、 また最近、私もJBCに出席するようになりバイオ系の方々とも交流ができてきたので思い切って参加させていただいた。

瀬々さんのBioinformaticsについてのお話しは 非常にわかりやすく、バイオとコンピュータのどちらの立場からもわかるように説明されていた。 これはバイオとコンピュータの両方の知識を持ち合わせていなければできない話しである。 言ってみれば、2ヶ国語を話すバイリンガルのような方である。 それに比べれば私などコンピュータ屋さんとしての言語しか話せないモノリンガルといったところだろうか。

例えば、「クラスタリング(clustering)」という言葉。 この言葉、コンピュータの世界は、複数のコンピュータを接続して1台のコンピュータシステムとして動作させ、 性能向上と対故障性を実現する技術のことを現すが、 バイオの世界でも別の意味で使われているそうである。

ちまたでは Bioinformatics が結構騒がれているが、 バイオとコンピュータの両方の知識を持ち合わせ、 本当の意味での掛け橋になれる人材はまだまだ不足しているそうである。

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2005年6月 4日

JBCフォーラム「研究支援ビジネス」(20050603)

昨晩はJBC(Japan Bio Community)「研究支援ビジネス」と題したフォーラムが開催された。私は音響係としてちょこっとお手伝いさせていただいた。

今回のフォーラムは、バイオ業界の研究支援ビジネスに関わるパネリスト4名、
新井芳明さん(Tomy Digital Biology)、竹花美博さん(PharmaCrafters) 、八木博さん(IMAnet)、桝本博之さん(B-Bridge) の方々にスピーカー兼パネリストとして参加していただくというもの。

フォーラムの流れとしては、まず第一部としてパネラー4名の方それぞれから約15分ずつのお話しをしていただき、次に第二部は、会場からの質問にパネラーの方々が答えてゆく形式。そして、第三部として、いわゆる二次会が深夜まで続いた。今回の進行担当だった鶴下さんによると、第一部、第二部が前座でこの「二次会」がこの会の真の目的だそうである。(笑)

お話しの内容は、コンサルタント、社長、人材派遣業というそれぞれの立場からコンサルタント先の失敗事例の紹介、起業経緯などについて。もちろんバイオ業界の話しではあるももの、その価値はバイオの世界に限定されるものでなく、起業や経営という観点からは他業種にも通ずるところが多々あり、SVJENで取り上げてもよいような内容であった。一種のケーススタディーとして私にはとても興味深かった。

JBCではすでに次回フォーラムも企画している。次回は、バイオ業界最大のイベントBIO-2005の終了直後の6月24日(金曜)である。ご興味のある方は是非どうぞ。

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