2008年1月18日に FreeBSD 6.3 がリリースされた。
6.2がリリースされたのが 2007年1月15日だったから、
ちょうど1年ぶりのリリースになった。
「
FreeBSD 6.3-RELEASE Announcement」
によると、
主な変更点は、
- KDE updated to 3.5.8, GNOME updated to 2.20.1, Xorg updated to 7.3
- BIND updated to 9.3.4
- sendmail updated to 8.14.2
- lagg(4) driver ported from OpenBSD/NetBSD
- unionfs file system re-implemented
- freebsd-update(8) now supports an upgrade command
となっている。
Xorg、KDE、GNOME と言えば X Window System による
グラフィック・ユーザー・インターフェース(GUI)関連。
BIND、sendmail といえば、インターネットのサーバー系。
「 lagg driver 」とは、
「 link aggregation and link failover interface 」で
複数のネットワークインターフェースを束ねて
フェイルオーバーやロードバランシングなどを行う仮想インターフェースのこと。
そして、「 unionfs 」とは、
「
FreeBSD unionfsの改善提案および修正状況」
によると
unionfsは、2つのファイルシステムをアタッチして
ひとつのファイルシステムとして扱うためのファイルシステムのことである。
たとえばCD-ROMに対してメモリファイルシステムをアタッチして、
CD-ROM上のファイルに対して書き込みができるかのように見せかける
と いった用途に用いられる。
とある。
また、このアナウンスメントの Dedication の欄には、
昨年10月29日に亡くなられた
通称「 itojun 」こと 萩野 純一郎 氏の IPv6に関する功績が称えられている。
ちなみに、私も一度、サンノゼ(San Jose)の iijの事務所で
お目にかかったことがあり、
Mixiでもマイミクに登録させてもらっていた。
改めて、itojunさんのご冥福をお祈りする。
【参考リンク】
カテゴリー:
FreeBSD
22:56
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