東北大学 US Office Seminar Series として
スタンフォード大学客員研究員 の
同志社大学 社会学部 藤本昌代 先生による
「科学技術系研究者、技術者の処遇 及び
製造業を取り巻く産業間格差」と題した講演が行われた。
「社会学」と言うと私は門外漢なので、
詳しいことは よく分らないが、
この日の 藤本昌代先生による この講演の内容は、
- 就業構造概要とデータについて
- 産業別就業構造・賃金・労働時間の推移
- 産業と世代の関係
- 産業・世代・事業所規模・学歴の影響
- 産業と学歴効果の関係
- 研究者、技術者の処遇
- 総括
と言ったものだった。
講演の進め方としては、各種の統計情報をグラフにまとめ、
それを分析されていく手法であった。
例えば、
「業種毎の就業構造の推移のグラフ」
とか
「業種別に正規雇用と非正規雇用の性別毎・年代別の比率のグラフ」
とか
「2004年度 産業別労働者構成比」
のようなものである。
ちなみに、「2004年度 産業別労働者構成比」で最も多いのは
製造業で32%、次が 卸・小売業で17% となっている。
それから、「産業別の賃金と労働時間の関係」とか、
「世代別就業産業」とか。
さらに、「日英米の研究者の志向、処遇 についての比較研究」とか
「日本国内における産業別の研究者・技術者の評価・処遇の比較」とか
「企業内研究職と多職との比較」などが行われた。
これらを基に最後の総括として「製造業の特徴」をまとめると、
- 低時給
- 学歴効果 小
- 事業所規模効果 大
- 高年層の高時給、若年層の低時給
- 高学歴者が最も多い産業
- 大卒以上比率が低い産業
- 科学技術系研究職の給与は「社員」としての位置づけ
- 日本の研究者は管理業務より研究職を志向
という結論を発表された。
カテゴリー:
JUNBA
2007年11月 7日 22:45
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