名村卓 氏による JTPAギークサロン
「名村卓氏とActionScript3.0について語る」が
いつものとおり、パロアルト(Palo Alto)にある 弁護士事務所 Wilson Sonsini Goodrich Rosati (WSGR) にて
行われた。
ActionScript(アクションスクリプト)とは、
マクロメディア(Macromedia)社が開発したFlash Player上で動作するスクリプト言語である。
Flash は、かつて、Macromedia Flash と呼ばれていたが、
2005年に、アドビシステムズ(Adobe Systems)社が マクロメディア(Macromedia)社を買収したので
現在は、Adobe Flash(アドビ フラッシュ) と呼ばれている。
ウィキペディア「Adobe_Flash」 によると、
Flash はもともと、
FutureWave Software 社が アニメーション・データを作成するソフト
FutureSplash Animator と
再生プラグイン FutureSplash Player を開発。
これをマクロメディアが会社ごと買収し、
FutureSp
lash を略し
「 Flash 」になったとある。
また、Flash ファイルの拡張子は「 SWF 」だが、
これは、マクロメディアが その前からリリースしていた
マルチメディア再生プラグイン・ソフトウェアである
Shockwaveシリーズに Flashを組み込むことにより、
Shock
Wave
Flash Object
の略から、 SWF という拡張子になった、とされる。
で、本題の ActionScript についてだが、
ActionScript は、Flash 5 より、搭載された
ECMAScrip準拠のプログラミング言語である。
ECMAScripとは、Ecma International という標準化団体により、
JavaScript と JScript を標準化すべく、
両方の言語に共通する部分を取り入れて作られた
スクリプト言語のことである。
実際にFlash上で実行されるためには、
ECMAScripからSWFファイルにコンパイルされて
それが、Flash内に内臓された
AVM2(ActionScript Virtual Machine 2) によって実行されることになる。
Flashの実行環境は、ブラウザにプラグインとして搭載されており、
すべてがクライアント・サイドで実行される。
そして、このFlashの実行環境は複数のブラウザに対応した、
いわゆるクロス・ブラウザの実行環境であり、
また、複数のOSにも対応したクロス・プラットホームでもある。
さらに、Flash実行環境の普及率が98%と非常に高い。
以上のような説明を含め、
本日の名村さんの講演では、ActionScriptを用いたデモの紹介。
ActionScriptのプログラミングや各種ツール等の開発環境についても
紹介があった。
【参考リンク】
カテゴリー:
JTPA
22:19
| コメント (0)
| トラックバック (0)