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2007年9月11日

2007年9月11日

FreeBSDにおけるタイムゾーンの手動設定方法

FreeBSDのハンドブック等には、 FreeBSDにおける タイムゾーンの設定には、 sysinstall を起動して行うように記述されている。 しかし、sysinstall を起動することなく手動で、 もしくは シェル・スクリプトか何かから自動的に 設定したい場合もある。 今回のブログでは、その方法について調査してみた。

この方法に関する説明は、 「 FreeBSD: Set date time and timezone 」 ページの「 FreeBSD Setup Timezone 」に見つけることができた。 ここの説明によると、「 /usr/share/zoneinfo 」ディレクトリ以下に 地域ごとに分類されている timezoneファイルがあり、 その中から、該当する地域のファイルを 「 /etc/localtime 」へコピーすることにより、 FreeBSDシステムにおけるタイムゾーンを設定できる、とある。

具体的に例を挙げながら 見てみることにする。 ここではシリコンバレー(Silicon Valley)のタイムゾーンを設定してみる。 まず、
# cd /usr/share/zoneinfo
# ls
Africa          Asia            CST6CDT         Etc             HST             MST7MDT         WET
America         Atlantic        EET             Europe          Indian          PST8PDT         posixrules
Antarctica      Australia       EST             Factory         MET             Pacific         zone.tab
Arctic          CET             EST5EDT         GMT             MST             SystemV
のように、ディレクトリ「 /usr/share/zoneinfo 」下には 地域や代表的なタイム・ゾーンのファイルが置いてある。 また、このディレクトリには、「 zone.tab 」というファイルがあるので、 このテキスト・ファイルの内容をみてみると、 細かな地域が一覧できる。

今回の例では、シリコンバレー(Silicon Valley)のタイムゾーンを設定するので 「 America 」ディレクトリへ降りてゆく。
# cd America
# ls
Adak            Bogota          Dawson_Creek    Guayaquil       Managua         New_York        Recife          Swift_Current
Anchorage       Boise           Denver          Guyana          Manaus          Nipigon         Regina          Tegucigalpa
Anguilla        Cambridge_Bay   Detroit         Halifax         Marigot         Nome            Resolute        Thule
Antigua         Campo_Grande    Dominica        Havana          Martinique      Noronha         Rio_Branco      Thunder_Bay
Araguaina       Cancun          Edmonton        Hermosillo      Mazatlan        North_Dakota    Santiago        Tijuana
Argentina       Caracas         Eirunepe        Indiana         Menominee       Panama          Santo_Domingo   Toronto
Aruba           Cayenne         El_Salvador     Inuvik          Merida          Pangnirtung     Sao_Paulo       Tortola
Asuncion        Cayman          Fortaleza       Iqaluit         Mexico_City     Paramaribo      Scoresbysund    Vancouver
Atikokan        Chicago         Glace_Bay       Jamaica         Miquelon        Phoenix         Shiprock        Whitehorse
Bahia           Chihuahua       Godthab         Juneau          Moncton         Port-au-Prince  St_Barthelemy   Winnipeg
Barbados        Costa_Rica      Goose_Bay       Kentucky        Monterrey       Port_of_Spain   St_Johns        Yakutat
Belem           Cuiaba          Grand_Turk      La_Paz          Montevideo      Porto_Velho     St_Kitts        Yellowknife
Belize          Curacao         Grenada         Lima            Montreal        Puerto_Rico     St_Lucia
Blanc-Sablon    Danmarkshavn    Guadeloupe      Los_Angeles     Montserrat      Rainy_River     St_Thomas
Boa_Vista       Dawson          Guatemala       Maceio          Nassau          Rankin_Inlet    St_Vincent
のように、アメリカの都市名がついたファイルが たくさん置いてある。 残念ながら、この中に、シリコンバレー(Silicon Valley) とか サンノゼ(San Jose) とか サンフランシスコ(San Francisco) と いった都市名がないので、シリコンバレーと同じタイムゾーンの ロス・アンゼルスのファイル「 Los_Angeles 」を採用することにする。

ファイルがみつかったら、あとは、このファイルを 「 /etc/localtime 」へコピーするだけだ。
# cp /usr/share/zoneinfo/America/Los_Angeles /etc/localtime
新しいタイム・ゾーンが有効になるためには システムの再起動等は不要である。 確認のために
# date
Wed Sep 10 17:55:11 PDT 2008
のように「 Pacific Daylight Time」を表す「 PDT 」と表示されている。

同様に、もしタイムゾーンを日本標準時にする場合には、
# cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
とすればよいことになる。

ちなみに、「 /usr/share/zoneinfo 」ディレクトリにあった「 PST8PDT 」ファイルをコピーしても シリコンバレーのタイム・ゾーンである太平洋標準時になるようである。

【参考リンク】

カテゴリー: FreeBSD     22:08 | コメント (0) | トラックバック (0)

 
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