ここ しばらくの間、
ケーブル・モデムについてのブログだったので、
ついでに、ケーブルテレビ会社から同軸ケーブルについて。
アメリカのケーブルテレビ(CATV)会社が敷設している
同軸ケーブルは、「 RG-6 」と呼ばれている。
これは、古い米軍の規格で
「 RG 」とは「 Radio Guide 」の頭文字からきている。
現在では、規格というより、
この手のケーブルの通称となっており、
スペックとしてはインピーダンスが75オーム、
芯線の太さが 18AWG の同軸ケーブル、ということになっているが、
それ以外の詳しい部分、例えば、絶縁体の材質、編組線(へんそせん)の密度
等についてはあやふやなようだ。
また、一般的に、被服の色が黒より白い方が特性がよいようだ。
また、「 RG-6 」に近い規格(?)として、「 RG-59 」というのがあり、
これもインピーダンスが75オームの同軸ケーブルである。
アメリカ国内で その辺の電気屋さんで売っている
両端が Fコネクタになっているケーブルの
ほとんどは「 RG-59 」である。
一般的に、「 RG-59 」は「 RG-6 」よりも、ケーブル自身の直径も
芯線の直径も細く、その分 電気的特性も悪いとされている。
もちろん、「 RG-6 」も「 RG-59 」も 規格があいまいなので
品質の悪い「 RG-6 」よりも 品質のよい「 RG-59 」の方が
特性がよい場合はありえる。
写真では、太い方が「 RG-6 」で
細いほうが「 RG-59 」である。
「 RG-6 」の方が「 RG-59 」より特性が良い、という実例として、
知人宅のケーブルテレビのインターネット接続で
つながらない問題があった際に、
スプリッター から ケーブルモデムまでの間のケーブルを
「 RG-59 」から「 RG-6 」に変更したら
問題が解決したこともあった。
この「 RG-6 」は おそらく
日本国内での「5C-2V」や「5C-FB」に相当する
と思えるが、実際に両者を比較したことがないので、
詳しいところはわからない。
いづれ 調査してみたいな。
【参考リンク】
カテゴリー:
ケーブル・コネクタ
22:52
| コメント (1)
| トラックバック (0)