熱暴走をしているかもしれない
リンクシス(Linksys)社の ケーブル・モデム
「
BEFCMU10 」
の筐体を開けてみようと思ったのだが、
これが 中々 開けられない。
まず初めにお断りですが、ケーブルモデム等の機器の筐体を自分で開けますと、
メーカの保証が受けられなくなりますので、
あくまでも自己責任でお願いします。
さて 筐体を開けるためには、写真にあるとおり、
本体前方の青い部分 と 後方のグレーの部分が外れる
ような感じである。
ゴム足の下にネジが隠してあるところまでは、簡単に見破れたのだが、
それから後が難しい。
いろいろ試したみたが、どうしても外すことができなかった。
そこで、分解途中のケーブルモデムを一旦 元にもどし、
回線が切れるたびに、何度も電源を入れ直しながら、
インターネット上で、リンクシス(Linksys)の
この手の筐体の分解方法を検索してみた。
そうして見つかったのが、
「
How do i open a Linksys Router」
とか
「
Inside a Linksys Wap11」
というページだった。
これらの記事を参考にしてみると、
どうも筐体の左右にあるプラスチック接合部分が、
ネジ止め だけではなく、カギ爪が引っかかるような構造になっている
ことがわかった。
いろいろ やってみて、どうにか外すことができたのだが、
結局 片方のカギ爪部分を破損してしまった。
写真は壊れなかった方のカギ爪部分。
このような構造ではしょうがない結果ともいえる。
ということで、Linksys のこの手の筐体を分解する場合は、
フレームを全く傷つけることなく行うのは
不可能だと考えたほうがよいでしょう。
そして どうにか 取り出せた基板が写真のとおり。
メインとなるチップは BROADCOM のチップが1つのようだ。
基板の裏面には、何も部品は装着されていない。
さて、これから冷却実験を開始することになる。
【参考リンク】
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Internet
22:29
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我が家のインターネットは ケーブル・テレビの
Comcast(コムキャスト)を利用しているのだが、
最近 突然、回線が切れるようになってしまった。
復旧のために ルーター や ケーブル・モデム を
いろいろ いじっていると、
どうも ケーブルモデムの電源を入れ直すと復旧するらしいことがわかった。
そして、しばらくは繋がっているのだが、
また しばらくすると 回線が切れてしまう。
ちなみに、使っている機器は、
ケーブル・モデムの方が、
以前のブログ
「
ケーブルモデム」
で紹介した リンクシス(Linksys)社の
「
BEFCMU10 」
と、
ルーターの方が
これまた以前のブログ
「
ルータ WRT54G」
で紹介した
「
Linksys WRT54G Wireless-G Router 」
ちょうど 暑い時期と重なっていたので、
熱のために、ケーブルモデムの半導体や電子部品が劣化してしまい、
熱暴走を起こしているのではないか、と考えた。
24時間 電源入れっぱなしの
ネットワーク機器からの発熱は前々から気になっていたし、
以前、熱のためにある機材をダメにしてしまった経験もある。
加えて、リンクシスの BEFCMU10 も WRT54G も筐体が同じデザインで
スタッカブルで収まりがよいので、我が家でも重ねて置いているのだが、
機器密度があがることにより、
これはこれで、熱が溜まりやすくなってしまっている。
そこで、もう壊れかけているのかもしれないが、
無理やりでもケーブルモデムに送風ファンを取り付けて、
強制的に冷やしてやることで、
新しいケーブルモデムを購入するまでの間だけでも
延命できないか、と考えた。
そのためには、まず、ケーブルモデムの筐体を開けて、
発熱しているチップがどこにあるのかを確認する必要がある。
ということで、早速、ケーブルモデムの解体作業に取り掛かった。
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Internet
22:36
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いままで何度も Apache に PHP をインストールしてきているが、
ブログにその記録をレポートしたことがなかったので、
ここで 改めて書いておく。
PHPのソースは
「
PHP downloads Page」
から辿って、tar.gz 版のページへ行き、
そこにリストされている近いサイトからダウンロードするとよい。
ここでは、Apacheが既にソースからインストールされていることを前提とする。
以下、「 5.2.X. 」のところは、その時点での最新のバージョン番号として、
# cd /usr/local/src
# wget http://us2.php.net/get/php-5.2.X.tar.gz/from/this/mirror
# tar xf php-5.2.X.tar.gz
# cd php-5.2.X
とする。
以下、今回の例では configure から「 mbstring 」と「 mbregex 」を有効として
# ./configure --with-apxs2=/usr/local/apache2/bin/apxs --enable-mbstring --enable-mbregex
# make
# make test
# make install
# cp php.ini-dist /usr/local/lib/php.ini
これで、インストールは終了。
それからこれは、私のサイトでの特別な設定だが、
「 /usr/local/lib/php.ini 」の
; Whether to allow include/require to open URLs (like http:// or ftp://) as files.
allow_url_include = Off
を
allow_url_include = On
に変更する必要がある。
その後、/usr/local/apache2/conf/httpd.conf に 以下の
LoadModule php5_module modules/libphp5.so
<IfModule php5_module>
AddType application/x-httpd-php .php
</IfModule>
記述を追加する。
最後に Apacheを再起動する。
# /usr/local/apache2/apachectl -k restart
今インストールした PHPの動作を確認するためには、
「 phptest.php 」とか言うファイル名をつけて
<?php phpinfo(); ?>
という内容のファイルをドキュメント・ルートに置き、
そのファイルをブラウザーから開いてみて、
うまくPHPの infoページが開けばよい。
【参考リンク】
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Apache
22:20
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Apacheの DOS(動的)モジュールの追加インストール方法の実例として、
「mod_vhost_alias」モジュール を「apxs」コマンドを使って
追加インストールしてみる。
Apacheが既に「/usr/local/apache2/」ディレクトリにインストールされており、
そのソースファイルが
ディレクトリ「/usr/local/src/httpd-2.2.XX」に存在している。
今回、インストールしようとしている「mod_vhost_alias」モジュールは
ディレクトリ「 modules/mappers 」の下に存在しているので、
「 /usr/local/src/httpd-2.2.XX/modules/mappers 」に移動してから
「apxs」コマンドを実行することになる。
# cd /usr/local/src/httpd-2.2.XX/modules/mappers
# /usr/local/apache2/bin/apxs -cia mod_vhost_alias.c
/usr/local/apache2/build/libtool --silent --mode=compile gcc -prefer-pic -g -O2 -I/usr/local/apache2/include -I/usr/local/apache2/include -I/usr/local/apache2/include -I/usr/local/include -c -o mod_vhost_alias.lo mod_vhost_alias.c && touch mod_vhost_alias.slo
/usr/local/apache2/build/libtool --silent --mode=link gcc -o mod_vhost_alias.la -rpath /usr/local/apache2/modules -module -avoid-version mod_vhost_alias.lo
/usr/local/apache2/build/instdso.sh SH_LIBTOOL='/usr/local/apache2/build/libtool' mod_vhost_alias.la /usr/local/apache2/modules
/usr/local/apache2/build/libtool --mode=install cp mod_vhost_alias.la /usr/local/apache2/modules/
cp .libs/mod_vhost_alias.so /usr/local/apache2/modules/mod_vhost_alias.so
cp .libs/mod_vhost_alias.lai /usr/local/apache2/modules/mod_vhost_alias.la
cp .libs/mod_vhost_alias.a /usr/local/apache2/modules/mod_vhost_alias.a
chmod 644 /usr/local/apache2/modules/mod_vhost_alias.a
ranlib /usr/local/apache2/modules/mod_vhost_alias.a
----------------------------------------------------------------------
Libraries have been installed in:
/usr/local/apache2/modules
If you ever happen to want to link against installed libraries
in a given directory, LIBDIR, you must either use libtool, and
specify the full pathname of the library, or use the `-LLIBDIR'
flag during linking and do at least one of the following:
- add LIBDIR to the `LD_LIBRARY_PATH' environment variable
during execution
- add LIBDIR to the `LD_RUN_PATH' environment variable
during linking
- use the `-Wl,--rpath -Wl,LIBDIR' linker flag
See any operating system documentation about shared libraries for
more information, such as the ld(1) and ld.so(8) manual pages.
----------------------------------------------------------------------
chmod 755 /usr/local/apache2/modules/mod_vhost_alias.so
[activating module `vhost_alias' in /usr/local/apache2/conf/httpd.conf]
のように、「apxs」コマンドに「 -cia 」というオプションをつけるだけで
簡単に DOS(動的)モジュールの追加インストールができてしまう。
ちなみに今回「apxs」コマンドに指定したオプションは、
マニュアル
Apache HTTP Server Version 2.2「apxs - APache eXtenSion tool」
によると、
- c : コンパイルすることを指定
- i : 出来上がったモジュールをインストールすることを指定
- a : 自動的に「httpd.conf」に「LoadModule」ディレクティブを追加する。
となっている。
今回は「 a 」オプションをつけていたので、
自動的に「httpd.conf」に「LoadModule」ディレクティブが追加されているはずだ。
実際に、/usr/local/apache2/conf/httpd.conf の中身をみてみると、
# cat /usr/local/apache2/conf/httpd.conf | grep vhost_alias_module
LoadModule vhost_alias_module modules/mod_vhost_alias.so
と このように、
LoadModuleの1行が追加されているのがわかる。
さらに、組み込まれたことを「 apachectl -M 」コマンドを利用して確認してみる。
# /usr/local/apache2/bin/apachectl -M
Loaded Modules:
core_module (static)
.
.
.
so_module (static)
.
.
.
vhost_alias_module (shared) <ここで組み込まれたことを確認できた>
Syntax OK
【参考リンク】
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Apache
22:09
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ApacheのHTTPサーバーを運用開始後、
モジュールを追加したくなった場合は
いったいどうしたらいいのであろうか。
Apache HTTP サーバは たくさんの機能を実現するために
モジュール化されたプログラム構造になっている。
このモジュールの組み込み方には大きく2通りあって、
サーバがビルドされるときに httpdのバイナリに直接(静的に)組み込んでしまう方法と、
httpd バイナリとは 別に存在する共有オブジェクトを動的に組み込む方法である。
動的に組み込むオブジェクトのことを
「動的共有オブジェクト (DSO:Dynamic Shared Object)」という。
詳細については、
「
動的共有オブジェクト (DSO) サポート」
に解説してある。
このドキュメントを読むと、
今回の目的である、動的モジュールの追加については、
「Apache 拡張ツール (apxs:APache eXtenSion) 」を使って
後でコンパイルして追加できるようだ。
Apache モジュールを動的にロードするため mod_so.c というモジュールがあり
このモジュールだけは Apache のコアに静的に組み込まれている必要がある。
Apacheのインストール時に 動的モジュールを指定する方法は、
configure 実行時に --enable-module=shared オプション をつけるのだが、
それについて詳しくは
「
コンパイルとインストール」に
説明されているのでそちらを参照のこと。
また「Apache 拡張ツール (apxs:APache eXtenSion) 」の
役割やしくみについては、
「
動的共有オブジェクト (DSO) サポート」
ドキュメント内に
Apache のインストール時の configure、make install のときに
Apache の C ヘッダをインストールし、
DSO ビルド用のプラットフォーム依存の
コンパイラとリンカのフラグを apxs プログラムに追加します。
これにより、ユーザが Apache の配布ソースツリーなしで、
さらに DSO サポートのためのプラットフォーム依存のコンパイラやリンカの
フラグをいじることなく Apache のモジュールのソースを
コンパイルできるようになります。
と説明がある。
【参考リンク】
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Apache
22:58
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「
renata batteries」とは、
マイクロ・バッテリー、いわゆるボタン電池を製造している会社。
スイスのメーカーで、時計で有名な「SWATCH」のグループ会社だ。
腕時計の電池を交換しようと、いろいろ探していたら、
「renata」というメーカー名にぶち当たった。
今までに聞いたことのないメーカー名だったので
怪しいメーカーじゃないかと調査してみたら、
有名な時計メーカーである「SWATCH」のグループ会社であることがわかった。
腕時計には、どうしても腕時計用のボタン電池が必要となるので、
時計メーカーは自分のところで使う電池を
自社生産したり、子会社で製造したりしていることが多い。
有名な時計メーカーである「SWATCH」が
傘下に 時計用電池の専業メーカーを従えていてもなんの不思議もない。
さらに、SWATCHグループ について調査してみたら、
OMEGA(オメガ) も
LONGINES(ロンジン) も
RADO(ラドー) も
SWATCHグループ であることがわかった。
「SWATCH」というと、「ちょっと安めの時計」というイメージがあったが、
実は、グループ内に多くの高級ブランドを抱えているようだ。
【参考リンク】
カテゴリー:
企業研究
22:17
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ボタン電池の型番、例えば、
「SR621SW」、「LR1130」、「CR2032」、「LR44」といったもの意味について
調査してみる。
日本の電池メーカーによるボタン電池の型番については、
ブログ「
腕時計、また買っちゃいました。」
の
「
電池の型番の意味」
のエントリーで詳しく説明されている。
また、
社団法人 電池工業会 の
「
電池の規格について」
ページに図解してある。
それから、
「
国際電気標準会議(IEC:International Electrotechnical Commission)」
の
「
IEC 60086」
でも 規格化されているようである。
今回のブログでは、それらの要点をまとめさせていただく。
まず、今回対象とするボタン電池の型番の先に例を挙げておくと、
「SR621SW」、「LR1130」、「CR2032」、「LR44」といったもの。
これらは、実際問題として自分で交換したことのある電池の型番。
それでは、それらの型番の意味は と言うと。
(1)最初のアルファベット1文字の意味は
- C 二酸化マンガン・リチウム電池 (3.0V)
- L アルカリ電池 (1.5V)
- S 酸化銀電池 (1.55V)
のように電池の種類を表している。
また材料となる物質が変わると、上記のとおり公称電圧も変わる。
(2)2番目の文字は、電池の形状を現し、
- R 円形(円筒形、ボタン形、コイン形)
- F 角形、平形
となっている。基本的に時計などでは
丸型がもちいられているので、
上記4つの例でもすべて2文字目が「R」になっている。
(3)数字の部分は電池の寸法を表す。
形状がR(円形)の場合、ミリメートルを単位とした直径と、
0.1ミリメートルを単位とした長さ(または厚み)を続け、
3〜5桁の数字で表す。
例えば、2032なら、直径20ミリメートル、厚み3.2ミリメートルであるし、
621なら、直径6ミリメートル、厚み2.1ミリメートルである。
ただし、数値は切捨てで表示するため、いくつかは規格の寸法と表示する寸法が異なっている。
おもな電池サイズとその型番の早見表が
電池の星野「電池交換・知って安心な情報」
ページにある。
(4)電池寸法の例外
上記(3)の規格以外で、
そのサイズをあらかじめ番号で決めている規格がある。
よく見かけるモノを挙げてみると
- R41 直径7.9mm、厚さ3.6mm
- R43 直径11.6mm、厚さ4.2mm
- R44 直径11.6mm、厚さ5.4mm
となっている。
これにより本来なら、「LR1154」と表記できるところを
もっと短く「LR44」と表記している。
これについては、
「
Watch Battery Cross Reference Website」
ページのI.E.C.欄を参考にするとよい。
(5)最後の「SW」
SR(酸化銀の円形電池)の場合、数字の後にもWとかSWとか表記されているが、
これは使用している電解液の違いを表していて、
「W」は水酸化カリウムを使用し、「SW」は水酸化ナトリウムを使用している。
一般的に、「W」の方が電池として抵抗値が少なく、瞬時に大電流を取り出すことができるため、
ライトや高度な機能を備えたデジタル時計に向いているとされている。
【参考リンク】
カテゴリー:
便利グッズ・ガジェット
22:45
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