Windows XP のクライアントPCから 古いWindows NTの
ドメイン・サーバーへログインしようとすると、
「Windows cannot connect to the domain(ドメインに接続できません)...」
というエラー・メッセージが表示されてログインできない。
私が遭遇したこのトラブルの解決方法の記録。
正確なエラー・メッセージは、
使っていたPCが英語版の Windows XP Professional だったので
Windows cannot connect to the domain,
ether because the domain controller is down or otherwise unavailable,
or because your computer account was not found.
Please try again later.
If this message continues to appear,
contact your system administrator for assistance.
というエラー・メッセージが表示された。
おそらく、日本語環境では
ドメインに接続できません。
ドメイン コントローラがダウンしているか利用できない状態になっている、
またはコンピュータ アカウントが見つからなかったことが原因として考えられます。
後からもう一度やり直してください。
このメッセージが引き続き表示される場合は、システム管理者に連絡してください。
というエラー・メッセージになっているハズ。
ドメインでセットアップしたPCは
ネットワークがつながらない環境でも仕事ができるように、
PC起動後のログイン画面からドメインへログインできるようになっている。
おそらく、Windowsは このような事態に備え、
ドメイン用のパスワードをローカルに保持しており、
ネットワークにつながっていない環境では、それを参照しているのであろう。
今回のトラブルの状況としては、
ユーザーが長い間オフィスから離れており、
その間、LANに接続することなくログインを行っていた。
そして、久しぶりにオフィスに戻ってきた際に
ログインできなくなってしまった。
具体的は症状としては、
上記のような、すべてのネットワークを切断した環境にすると、
ドメインにログインできるが、LANに接続している状況では、
上記のエラー・メッセージが表示されてしまい、
全くWindowsを使用することができない状況であった。
原因としては、NTドメインに接続していなかった長期の間に
NTサーバー上の何らかの情報が書き換わってしまった
と考えられる。
このような状況で考えられる解決方法は、
このPCを一度ドメインからはずし、改めてNTドメインへ登録することであるが、
もし、それを行うと、ユーザープロファイルも初期化されてしまう可能性がある。
すると、オフィスから離れていた期間にユーザーが設定した
いろいろの設定もクリアされてしまうことになり、
面倒なことになってしまう。
そこで、よい解決がないか探してみた。
その結果見つかったのが、PC Review の
「
Windows cannot connect to the domain - what worked for me」
という記事。
英語のサイトではあるが、
サーバーのSIDに問題がある場合の対応方法が説明されている。
その解決手順とは、
- NTドメインから そのクライアントPCのアカウントを削除する。
- クライアントPCへ ローカルのアドミンとしてログイン。
- PCの所属をドメインからダミーのワークグループへ変更。(この時リブートしない)
- 続けて PCの名前を変更。(この時もリブートしない)
- 改めてドメインに参加する。
- クライアントPCをリブート。
- 再起動後、ドメインへログインしてみる。
以上の手順に沿って実際の設定を行ってみると、
ユーザープロファイルもクリアされることなく、
問題なくNTドメインへログインできるようになった。
【参考リンク】
カテゴリー:
Windows
2007年8月 2日 22:59
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