まず、「ミニ検索隊」の使い方については、
解凍したディレクトリに「MiniKensaku.chm」
というヘルプ・ファイルがあるので、詳しく説明されている。
ただ、「ミニ検索隊」プログラム本体から
このヘルプ画面が呼び出せないのが残念だ。
実際に「ミニ検索隊」を起動してみる。
「ミニ検索隊」では、基本的に入力欄が
[文字列]欄と[場所]欄 だけしかない。
その他の設定については、[設定]ボタンから
別ウィンドウが開いて、そこで、いろいろな設定が可能となっている。
結果一覧には、いくつかの項目が表示される。
その項目とは、
[ファイル]とか[フォルダ]とか、その他検索対象により、
[内容]だったり、[サイズ]だったり、[更新日時]だったりする。
マニュアルには書いてないようだが、
この項目名をクリックすることにより、表示をソートすることができる。
それから、結果の表示行をダブル・クリックすると、
対象がファイルであれば指定したエディタが開き、
対象がフォルダであれば、エクスプローラーが開く。
また、結果一覧では、結果の表示行の右クリックでも
「関連付けで開く」とか「フルパスをコピーする」のように
他のいくつかの操作を指定することができる。
上記のとおり、フォルダ名の検索にも利用できるので、
特殊な使い方として、文字列欄に「 .+ 」
(意味としては、 任意の一文字「 . 」 の 以上の繰り返し。つまり、何にでもマッチするハズ)
とすると、あるフォルダ下のフォルダ一覧をみることができる。
結果一覧には、フォルダ毎のサイズも表示されるので、
ウィンドウズ・エクスプローラでは表示することができない
フォルダのサイズ一覧ができることになり、
かつ、それらを ファイル(フォルダ)名 や サイズ 等でソートできることになる。
ファイルを開く際にには、[設定]ボタンからの
[簡易表示/エディタ]タブで指定できる。
ちなみに起動するエディターの指定については、
その指定方法が JGREPとは微妙に違って、
「 &F 」がファイル名、「 &L 」が行番号となっている。
私の場合、通常使っているエディターが xyzzy なので、
「エディタのパラメータ」欄を「 &F -g &L 」と指定した。
「ミニ検索隊」の場合、これらの設定情報は
起動したディレクトリに 「MiniKensaku.ini」
というファイルが新たに作成されるので、
その中にテキストとして保存されている。
ここで、「JGREP」と「ミニ検索隊」の両方を
少しずつではあるが試用してみて、感じたことを比較してみる。
結論としては、Vector でも人気が高いだけあって、
「ミニ検索隊」の方が便利に感じた。
何といっても、テキストを検索した場合は、
エディターを開かなくても、簡易表示ペインで
見つかったテキストの周辺を参照することができるのがよい。
また、「JGREP」の方が、名前に「GREP」とついているように、
ファイル内のテキストのみを検索対象としているのに対し、
「ミニ検索隊」の方は、ファイル名 や フォルダー名 についても
検索できるように指定することができるし、
ファイルの日時指定や、ファイル・サイズの指定も可能だ。
しかし、「ミニ検索隊」にも追加してもらいたい機能がある。
ひとつは、検索結果の表示部分で
見つかったテキスト部分に 色づけ してもらいたいことと、
もうひとつは、ファイルの簡易表示ペインに行番号を付けてもらいたいことだ。
【参考リンク】