Javaの 組み込み機器用のプラットホーム「JavaME(Java Platform, Micro Edition)」には
現在のところ、2つのコンフィグレーションが存在する。
ひとつは、昨日のブログでレポートした「CLCD (Connected Limited Device Configuration)」で、
もうひとつが、今日のブログのネタである
「CDC (Connected Device Configuration)」である。
CDC は、比較的高速なネットワークに接続された
ハイエンドのPDA、セットトップ・ボックス
等のコンシューマー機器 や 組み込み機器を 想定デバイスとしている。
そのスペックとして
32-bit のプロセッサ、2 MB の RAM、
Javaプラットホーム用の 2.5 MB の ROM が
搭載されていることを前提としている。
CDC は CLCDのスーパーセットであり
CDC 1.1の機能は、J2SE 1.4.2に相当する。
ただし、一部機能は利用できない。
CDC上のプロファイルとしては以下のように3つあり、
- Foundation Profile
- JavaSE(Java Platform, Standard Edition)を基にした クラス・ライブラリ
- GUIはサポートしていない
- CLDC 1.0 互換ライブラリ
- Personal Basis Profile
- Foundation Profile API を全て含む
- Lightweight component (軽量コンポーネント) をサポート
- Xlet をサポート
- Personal Profile
- Personal Basis Profile API を全て含む
- 完全な AWT をサポート
- アプレットをサポート
- PersonalJava からの移行可能
のような構成になっている。
上記を見てもわかるように、
「Foundation Profile」を「Personal Basis Profile」が、
その「Personal Basis Profile」を「Personal Profile」が包含している。
これらの各プロファイル毎の違いは
基本的にGUIに関する部分の違いによる。
CDCのプロファイルに上記の3つが あるということ知っておくと、
例えば カタログに「CDC/FP」というような記述があった場合に、
それが CDCの Foundation Profile のことを意味していることがわかる。
CDCのドキュメントに関しては、API Documentation として
「
日本版 Connected Device Configuration (CDC), バージョン 1.1.2」、
「
日本版 Foundation Profile, version 1.1.2」
がある。また、
「
CDC White Paper 日本語版」
でも、CDC全般に関しての詳しい説明が日本で読めるので非常に参考になる。
【参考リンク】
カテゴリー:
Java
22:10
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