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2007年6月21日

2007年6月21日

CDC (Connected Device Configuration)

Javaの 組み込み機器用のプラットホーム「JavaME(Java Platform, Micro Edition)」には 現在のところ、2つのコンフィグレーションが存在する。 ひとつは、昨日のブログでレポートした「CLCD (Connected Limited Device Configuration)」で、 もうひとつが、今日のブログのネタである 「CDC (Connected Device Configuration)」である。

CDC は、比較的高速なネットワークに接続された ハイエンドのPDA、セットトップ・ボックス 等のコンシューマー機器 や 組み込み機器を 想定デバイスとしている。 そのスペックとして 32-bit のプロセッサ、2 MB の RAM、 Javaプラットホーム用の 2.5 MB の ROM が 搭載されていることを前提としている。

CDC は CLCDのスーパーセットであり CDC 1.1の機能は、J2SE 1.4.2に相当する。 ただし、一部機能は利用できない。

CDC上のプロファイルとしては以下のように3つあり、
  • Foundation Profile
    • JavaSE(Java Platform, Standard Edition)を基にした クラス・ライブラリ
    • GUIはサポートしていない
    • CLDC 1.0 互換ライブラリ
  • Personal Basis Profile
    • Foundation Profile API を全て含む
    • Lightweight component (軽量コンポーネント) をサポート
    • Xlet をサポート
  • Personal Profile
    • Personal Basis Profile API を全て含む
    • 完全な AWT をサポート
    • アプレットをサポート
    • PersonalJava からの移行可能
のような構成になっている。 上記を見てもわかるように、 「Foundation Profile」を「Personal Basis Profile」が、 その「Personal Basis Profile」を「Personal Profile」が包含している。 これらの各プロファイル毎の違いは 基本的にGUIに関する部分の違いによる。 CDCのプロファイルに上記の3つが あるということ知っておくと、 例えば カタログに「CDC/FP」というような記述があった場合に、 それが CDCの Foundation Profile のことを意味していることがわかる。

CDCのドキュメントに関しては、API Documentation として 「日本版 Connected Device Configuration (CDC), バージョン 1.1.2」、 「日本版 Foundation Profile, version 1.1.2」 がある。また、 「CDC White Paper 日本語版」 でも、CDC全般に関しての詳しい説明が日本で読めるので非常に参考になる。

【参考リンク】

カテゴリー: Java     22:10 | コメント (0) | トラックバック (0)

 
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