Javaの 組み込み機器用のプラットホーム「JavaME(Java Platform, Micro Edition)」には
現在のところ、2つのコンフィグレーションが存在する。
ひとつは、「CDC (Connected Device Configuration)」で、
もうひとつが、この「CLCD (Connected Limited Device Configuration)」
である。
CLDCは、CPUパワーやメモリ、グラフィック性能が制限されている
ポケベル、携帯電話、低機能のPDA などで
利用されることを前提に設計されている。
CLDCで具体的に前提としている機能や性能としては、
- 16MHz以上のクロックの 16-bit もしくは 32-bit のプロセッサ
- CLDCライブラリや仮想マシン用の 160KB以上の不揮発性メモリ
- Javaプラットホーム用の 最低192KBのメモリ
- バッテリーでも稼動できる 低消費電力
- 帯域幅の制限されたネットワーク接続機能
となっている。
上記のような仕様の機器でJavaを走らせるために、
CLDCライブラリは、
JavaSE(Java Platform, Standard Edition) のAPIのうち
- java.lang
- java.io
- java.util
という3つの基本パッケージのサブセットと
という、合計でも わずか4つのパッケージの構成になっている。
CLDC上のプロファイルとして、
- MIDP (Mobile Information Device Profile)
- DoJa
- IMP (Information Module Profile)
などが存在している。
この中でも「DoJa」は NTTドコモの携帯電話でJavaアプリケーション、
いわゆる「iアプリ」を開発するためのプロファイルである。
【参考リンク】
カテゴリー:
Java
22:07
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