昨日のブログで、Java のプラットフォームに
「JavaSE」「JavaEE」「JavaME」の3つがあることまで調査できた。
今回は特に、「JavaME」について調査してみる。
Java ME とは、以前は「J2ME」と表記されていたもので、
MEは「Micro Edition」の頭文字から来ており、
主に組み込み機器を対象としている。
組み込み機器と言っても、ポケベルや炊飯器のような機器もあれば、
携帯電話、PDA、セットトップボックスや
インターネット接続もできるテレビまで といろいろである。
また、メモリやCPUの性能の違いというだけでなく、
機能として、キーボードやディスプレー・デバイスが
あるものないものと、それぞれの機器によって、動作環境が異なるわけだ。
そのため、「Java ME」には
「JavaSE」「JavaEE」とは異なり、
「Java ME」というプラットフォームの中にさらに
もっと細かな分類が存在している。
このことについては、
Sun Developer Connection(日本語版)「Java ME」
に解説されているとおり、
- コンフィグレーション
- プロファイル
- オプションパッケージ
の3つの分類がある。
「コンフィグレーション」 については、
Java 仮想マシンおよびクラスライブラリの最小セットを定義している。
現在のところ、
- CLDC (Connected Limited Device Configuration)
- CDC (Connected Device Configuration)
という2つのコンフィグレーションがある。
「プロファイル」 と言うのは、
携帯電話あるいは PDA など特定のカテゴリに属するデバイス向けの
完全な実行環境を提供するために定義された API のセットである。
CDC、CLDC の各コンフィグレーション毎に、
MIDP、 DoJa、
Foundation Profile(JSR 219)、
Personal Basis Profile(JSR 217) 、
Personal Profile(JSR 216)
など複数のプロファイルが存在する。
「オプションパッケージ」とは、
より限定的なマーケットの要求をサポートするために、
コンフィグレーションおよびプロファイルに追加して使用できる機能
(Web サービスやマルチメディア機能など)を定義している。
【参考リンク】
カテゴリー:
Java
22:27
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