前回のブログまでで、FreeBSDインストレーションのための
起動フロッピーを作成する方法がわかった。
これで、問題なくFreeBSDをインストールできるのだが、
この方法ではフロッピーを何度も取り替えなければならない。
また、もしかすると このブログをお読みの方のPCには
既にフロッピー・ドライブが付いていないかもしれない。
そこでフロッピーからではなく、CD-ROMからブートする方法を調査してみた。
FreeBSDの インストレーションに関するドキュメントを読んでいると、
ネット経由でのインストレーションの際は、
必ず 起動フロッピーをまず作成しなければならない、
というような書き方がされているような気がする。
しかし、最近のPCのハードウェア環境からすると、
フロッピーを利用することは ほとんどなくなってきており、
また前述のとおり、既にフロッピー・ドライブが付いていないPCも
多々出回っている。
そこで実際に試してみると、
起動フロッピーの代わりにCD-ROMが利用できることがわかった。
そこで、今回のブログでレポートする方法は、
FreeBSDのインストールに必要な全てのファイルを
ダウンロードして、それらをCDに焼こう、というのではなく、
ここではあくまでも、FreeBSDをネット経由(FTPによる)で
インストレーションすることを目的とし、
そのための起動CD-ROM を作成してみることにする。
AT互換機用 FreeBSD 6.2 の CDイメージは、
FreeBSDのFTPサイトの
「
ISO-IMAGES-i386/6.2」
に置いてある。
ここには、「6.2-RELEASE-i386-disc1.iso」とか
500MB以上の大きさのファイルが置かれているが、
これらをダウンロードしてCDを作成すると
全てをCD-ROMからインストールすることができるのであろう。
しかし、この方法ではダウンロードもその後のCD作成も時間がかかる。
ファイルが大きいので場合によっては、ダウンロードに失敗するケースもある。
一方、別に「6.2-RELEASE-i386-bootonly.iso」というファイルがあり
その大きさが 24,848 KB となっている。
このイメージ・ファイルをダウンロード後、
それをCDに書き込めば、FreeBSDインストレーション用の起動CD-ROMが出来上がる。
大きさも お手ごろなので、それほどダウンロード時間もかからない。
実際に 出来たCD からブートすると
起動フロッピーからブートしたのと何ら変わらない。
違いはフロッピーを入れ替える手間がかからないことぐらいだ。
あとは、インストール設定のメディア選択で 「FTP」を
選択すると ネット経由でFreeBSDをインストールすることができる。
では、具体的に、ダウンロードした「6.2-RELEASE-i386-bootonly.iso」というファイルを
どうやって CDに焼きこんだかについては
次回のブログとさせていただく。
【参考リンク】
カテゴリー:
FreeBSD
2007年4月10日 22:03
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