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2007年3月30日

「心のブレーキ」の外し方 (3)「なぜ、感情やヤル気は長続きしないのか?」

石井裕之氏の著作 『「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー』 の第2章「なぜ、感情やヤル気は長続きしないのか?」についての考察。

モチベーションを持ち続けられる人とそうでない人とではどこが違っているのか? 石井氏によると、モチベーションを持ち続けられない人は ある勘違いをしているそうだ。 それは、 「感情というものは、放っておいても持続するものだ」 という勘違い。 しかし、人間とは忘れやすい動物である。 だから、 「感情というものは、放っておいたら消えるものである」 ということをしっかりと認識すること。

では、消えてゆく感情(モチベーション)をどうやったら定着させることができるのか? その唯一の方法は「その感情を行動に変えること」だそうだ。 その理由は、 感情が受動的なもの、つまり、 感情とは何かによって感じさせられているに過ぎないので その何かが無くなってしまうと、その感情も消えてなくなってしまう。 一方、 行動を起こすと言うことは能動的な体験、つまり、 自分の意志による行動なので、そのことを自分自身に定着させることが可能となる。

この意見には賛成だ。 例えば、私の場合、こうやって、読んだ本について ブログを書くという能動的な体験を通して その本の内容を自分自身に定着させることができると思っている。

結論としては、 外部から受けた感情やモチベーションを持続したい場合は、 それが消えてなくなってしまう前に、 自分の意志でそれらを 何らかの行動・アクションに置き換えるべき、 ということのようである。

【参考リンク】

カテゴリー: 石井裕之     2007年3月30日 22:00

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