「風力発電」と言うと クリーンなイメージがあり、
環境にやさしいエネルギーとして、
環境問題など起こりそうには感じられない。
ところが、実際には風力発電に対して 環境に対する問題点も指摘されている。
その問題とは、野生生物や鳥への影響 である。
このことは、Wired News の記事
「
環境保護団体が風力発電に反対運動(上)」、
「
環境保護団体が風力発電に反対運動(下)」
に詳しく解説してある。
特に 以前のブログで紹介したウィンド・ファーム「
アルタモント・パス(Altamont Pass)」
での問題が大きいようだ。
この記事によると、
アルタモントパス ウィンドファームの建設されている場所が
渡り鳥の重要な移動経路になっていたり、または
貴重なワシやタカといった 猛禽類(もうきんるい)の
重要な餌場となっており、
そのため、高速で回転している風力発電機の羽根に
これらの鳥類が衝突してしまい死んでしまうらしい。
その結果、自然保護団体から強い反発を受けている。
アルタモント・パス(Altamont Pass)の場合、
開発へ着手した時期が非常に早かったので、
このような 事態が想定されていなかったと考えられる。
ただし、最近の風力発電機メーカーや電力会社は
既にこの問題のことをよく理解しており、
機器に改良を加えたり、また設置場所の環境を事前に詳しく調査したりしているようだ。
また、風力発電機は 機械としての寿命がくると 交換されゆくので、
少しずつではあるが、鳥類に対しての この様な事故の起こりにくい発電機に
替わってゆきつつあるようだ。
また、この問題については
『
ウィキペディア「風力発電」鳥への影響』にも 詳しく記述されている。
【参考リンク】
カテゴリー:
エネルギー
2007年2月20日 22:13
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