Windows XP の発売から 6 年。
コードネーム「Longhorn(ロングホーン)」と呼ばれてきた
「Windows Vista」がついに発売になった。
今回の Windows Vista での 最大のセールス・ポイントは
「Windows Aero」と呼ばれる 新しいユーザーインターフェース。
これは「エアロ」と発音するそうだ。
この「Aero」、実際に動作するところを,まだ見たことがないのだが、
ニュース・サイト等で報じられている画面の感じからするに、
以前のブログ
『
JTPAセミナー「川原英哉氏 Project Looking Glass を語る」(20051021)』
で紹介した、というか
開発者である川原さんに実演していただいた
「Looking Glass」に似ているような気がする。
マイクロソフト(Microsoft)も 「Windows Aero」を開発するに当たって
3D デスクトップ インターフェース として先行していた「Looking Glass」を
全く参考にしていない、ということはないだろう。
ユーザー・インターフェースが使いやすくなることは
基本的にはよいことなのだが、これに伴い、
要求されるハードウェア・スペックが どんどん高くなってきている。
「Aero」を動作させる システム要件をみてみると、
メモリに関しては最低メモリー容量が 1GB となっている。
とうとう最低メモリー容量 1GB の時代になってしまった。
昔ばなしをしてもしょうがないが、
メモリ 1バイト、1ビットを節約するプログラミングをしてきた
人間からすると「こんなにメモリ要るんかいな?」というのが実感。
まー、メモリー メーカーにとっては嬉しいことかもしれないが。
たくさんある Windows Vista の機能の中から、
私が個人的に関心があるのが、「Windows ReadyBoost」。
これは USB フラッシュ ドライブなどの不揮発性フラッシュ メモリを
使用することによりパフォーマンスを上げる機能。
それから、このフラッシュ・メモリーを
ハードディスクに搭載してしまったのが
「ハイブリッドHDD」。
そして、このドライブを制御する機能が「Windows ReadyDrive」。
これらの機能は、特にノートPC の 高速化、省電力化 に効果がある。
それにしても この Windows Vista は
エディションの分類が多い。
日本国内の店頭で販売されるエディションだけでも
- Windows Vista Home Basic
- Windows Vista Home Premium
- Windows Vista Business
- Windows Vista Ultimate
と4種類にもなっている。
これ以外にも店頭販売していないエディションも存在しているそうだ。
これだけエディションが多いと、
この機能はこのエディションにあって、
あの機能は、あのエディションにはない、
なんてことは とても憶えきれない。
サポートするのがその分 大変になりそうな気がする。
新たなWindowsが発売されると いつも思うことではあるが、
今回の Windows Vista についても
しばらくは 様子を見てみようと思う。
【参考リンク】
カテゴリー:
Windows
22:03
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