この日、ケーブルテレビの日本語放送枠で
ドキュメンタリー「泣きながら生きて」が放送された。
このドキュメンタリーは
上海、東京、ニューヨーク と 3つの国に渡って繰り広げられる
ある中国人家族の10年間の涙の記録である。
このドキュメンタリー番組の公式ページ
フジテレビ「泣きながら生きて」
によると
日本での放送は 2006年の文化の日にあたる
11月3日(金曜日) 午後9:00 からであったようだ。
あらすじは
番組の「
企画内容」ページ
に詳しく解説されているが、概要としては以下のとおり。
1989年、ある中国人男性 が上海から日本へ渡ってきた。
彼は既に35歳だったが、日本での大学進学を目指し、
知り合いから多額の借金をしての来日だった。
しかし、入学した日本語学校は北海道の過疎の町にあり、
働きながら勉強してゆくつもりが、仕事もない町であった。
彼は、借金を返済するために北海道を離れ上京、
3つの仕事をこなしながら、古い木造アパートで生活していた。
しかし、学校に通っていない彼にビザの更新は認められず、
不法滞在となってしまう。
必死に働きつづけた彼は、借金を返し終えた後も、
自分が果たせなかった夢を娘へ託すために東京で働き続け、
稼いだお金はすべて上海の妻子へと送金した。
娘は父親の期待に応えて、中国屈指の名門校から
アメリカのニューヨーク州立大学に合格した。
アメリカに向かう娘は、東京でのトランジットの24時間を
使って父親に再会する。
この親子の再会までに実に8年の歳月が流れていた。
確かに涙なくしては語れない作品である。
このドキュメンタリーを見て、
今の日本人が忘れてしまっている何かを感じた。
自分も祖国を離れている人間として、
この父親から見習うべき点が多々あった。
ビデオに撮ってあるので、これからも何度も繰り返し見て
忘れている何かを取り戻してみたいと思う。
【参考リンク】
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個人ネタ
22:20
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