JUNBAのシンポジウム開催を準備するにあたり、
スタンフォード大学(Stanford University)の Bio-X の講堂の
AVシステムについて調査させていただいたので、
ここで、その調査結果を記録として残しておく。
ステージ側の床に 左・右、中央 と3つのAV-BOX が埋め込まれており、
ディフォルトでは、BOX3 の上に
ポディウム(演壇)が設定されている。
このホールの オーディオ、ビデオ、ライティング に
ついての全ての操作は、この演壇上に設置されている
液晶ディスプレーのタッチパネルから操作できる。
これは、
Crestron Electronics, Inc.
の システムを採用している。
タッチパネルの基本的な構成は
左側に 各項目を表すボタンがあるので、
そのうちの一つを選択すると、
画面中央が その項目の詳細設定画面に切り替わる。
プロジェクターについては、
観客席上の天井から3機ぶら下がっている。
センターのプロジェクターを利用すると、
画面が大スクリーン全体に映し出される。
また、センターのプロジェクターを消し、
左右のプロジェクターを利用すると
違う画面を左右に2つ並べて表示することができる。
プロジェクターの電源については
それ専用の項目選択ボタンがタッチパネル画面 左にあるので、
それを選んでから電源のオン・オフう行う。
コンピュータからの VGA信号に対し、
各ボックスに 入力端子が2系統ある。
通常は、演壇がBOX3 にあることから、
ビデオ用のケーブルは
BOX3 の VGA1 に接続されている。
これを選択するために、
項目選択ボタンに
「BOX1」「BOX2」「BOX3」とある中から、
「BOX3」を選択し、その詳細画面から VGA1を選択する。
ここが少しトリッキーなのだが、このままでは画面が表示されない。
この後、画面上部にある プロジェクター選択ボタンを押して
選ばれたVGA入力を どのプロジェクターに映し出すかを指定する
操作をしなければならい。
もちろん、この操作の前に、前述のように
該当するプロジェクターに電源を入れる操作も
しておかなければならないが。
マイクについては
XLR端子が各ボックスに2つずつついているので、
合計6本のマイクがつけられることになるが、
タッチパネル上には
マイク用のボリュームコントロールが一つしかないので、
個別にミキシング・レベルを調整することはできない。
ただし、ミュート・ボタンは別に設けられているので、
一時的に、すべてのマイクの入力をミュートすることができる。
通常は、BOX3のマイク入力に
演台備え付けのマイクが1本 接続されている。
照明は、4種類の設定が既に事前登録されており、
その中から選択することになる。
4種類の登録されているパターンは
- ステージ + 客席 の ホール全体を明るくする
- 客席のみ明るくする
- ホール全体を暗くする(映画館のような雰囲気)
- 前面(ステージ)のみ 明るくする
となっている。
【参考リンク】
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JUNBA
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