今回のJBCフォーラムは「ビザ&永住権相談室」と題して、
主に 永住権(グリーンカード)の申請方法について
移民弁護士の先生が直々にご講演。
まずフォーラムの始めに、
SCSN(Southern California Scientists Network)オーガナイザーの
三木理雅(みきりか)さんから、SCSNについてのプレゼンがあった。
SCSNとは、JBCの南カリフォルニア地区版 といった感じ。
2005年ごろから、JBCの強い影響を受けて南カリフォルニア地区で発足された
バイオ系研究者の団体である。
そんな背景から、JBCとSCSNは今後もコラボレーションを活発に行ってゆく予定だ。
その一環として、今日 お話された富田先生も実はSCSNからの紹介である。
富田先生はLA在住にもかかわらず、
このJBCのために わざわざシリコンバレー(Silicon Valley)までご足労いただいた。
SCSNについて説明の後、冨田有吾弁護士による
永住権取得についての講演となった。
お話を伺ってみると、
数年前までは 何年もかかっていた永住権取得が、
最近は随分と早くなったらしい。
順調に行くと約1年で永住権がもらえるらしい。
バイオ研究者を前提として
永住権取得のための多数あるカテゴリーの中から、
- EB1-1 Extraordinary Worker(卓越した能力の持ち主)
- EB1-2 Outstanding Researcher (優秀な研究者)
- EB2 Advanced Degree Professional or Exceptional Ability (修士保持者、または、学士プラス5年の職歴保持者、または別の特定の条件を満たした者)
- EB2 National Interest Waiver(国益になる能力保持者)
の四つに絞りこんで解説が行われた。
ここでのポイントは2つ。
雇用スポンサーがいるかどうか、
そして、労働局からの労働認定書(Labor Certification)を得る必要があるかどうか、
ということ。
これについて詳しくは
永住権 「雇用主」又は「特殊技能を有する者」がアメリカ永住権を申請する場合
に解説してある。
永住権取得に際し、どの方法を使うにしろ、
結局は移民局の審査官を納得させられるかどうかが問題のようだ。
【参考リンク】
カテゴリー:
JBC/LSJ
22:56
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