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2006年11月19日 - 2006年11月25日

2006年11月25日

RDE の デバッグ機能について(1)

昨日のブログでインストールについてレポートした RDE (Ruby Development Environment) は スクリプト言語Rubyのウィンドウズ用の開発環境である。 これからRDEの使い方等について もう少し 調査・研究してみようと思う。

まず、公式 RDEマニュアル サイトの 「RDEとは」 を見てみると、 「RDEの実態は、debug.rbのGUIインターフェースです。」 と書いてある。 つまり、RDEが提供しているデバッグ環境は、 もともとRubyに組み込まれているデバッグ機能を呼び出しているにすぎない、 ということだ。 しかし、Rubyのデバッグ機能は CUI(Character-based User Interface) なので、 それを直感的なGUIで行えるようにしたところがスゴイところ。

ただし、 「RDEマニュアル」サイトを読んでみても 具体的なデバッグの方法が書いてないようだ。 とりあえず、マニュアルから判ることは、

画面に「変数ウィンドウ(Variable Window)」というのがあって、 ここで 各種変数等の実行情報を表示できるが、これはデバッグ時にのみ有効、 ということ。

「変数ウィンドウ(Variable Window)」には 「グローバル(Global)」「ローカル(Local)」「インスタンス変数(InstVar)」 「オブジェクト(Object)」「監視式(Display)」「スレッド(Thread)」「フレーム(Frame)」「呼出履歴(Caller)」 という8つのタブがあり、それぞれがタブで現在のプログラムの様子を表示する、 ということ。

それから、実際にデバッグをするさいには、 メニュー「デバッグ」下にある「デバッグ開始・継続(F9)」から開始し、 その後、同じメニュー「デバッグ」下にある ステップイン、ステップオーバー や ブレークポイントの設定を駆使してデバッグをしてゆくようである。

実際のデバッグの方法に関しては、 これから、おいおい調査していこうと思う。

【参考リンク】

カテゴリー: Ruby     22:08 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月24日

RDE (Ruby Development Environment) のインストール

スクリプト言語を習得するにあっても 開発環境があった方が便利である。 ruby開発環境 は既にいくつかあるのだが、 その中でもウィンドウズ上では代表的なruby開発環境である 「RDE (Ruby Development Environment)」を 試してみようと思う。

インストール方法に関しては 「RDEのインストール」 ページに解説してあるのでそれに従えばよい。 現在のバージョンは 1.0.1 なので「RDE1.0.1_setup.exe」というファイルをダウンロードし、 それをそのままWindows上で実行する。 私のPCの場合、rubyは「mswin32」版がインストールされているので、 RDEのインストール中のプロンプトに全てディフォルトを選択することで 問題なくインストールできた。

さらに 「RDEのダウンロード」ページ には UTF-8関連のパッチがあるので、このページから 「converter-1_1.zip」というファイルをダウンロード後、解凍する。 すると「japanese.dll」と「unicode.dll」というファイルが抽出されるので この2つのファイルを「C:\Program Files\RDE」ディレクトリにコピーした。

初めてRDEを起動したときには、[設定]画面が表示されるので、 「初期設定」ページに従って 設定を行う。 メニューの日本語表示のために、[Config File] 内の [Translation File]欄に 言語ファイルを設定する。 具体的には私の場合、「C:\Program Files\RDE\Translations\Japanese_1000.xml」を設定した。 RDEを再起動すると、メニュー表示が全て日本語に変換されている。

とりあえず現段階でエラーなく起動してくれている。 RDEの使い方については、これからおいおい調べて行こうと思う。

【参考リンク】

カテゴリー: Ruby     22:13 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月23日

Thanks Giving パーティー

JTPAでも ボードメンバーを務めておられる金島先生が 高級住宅地であるPortola Valleyに 豪邸を持っておられるのはシリコンバレーでは有名な話。 何年か前にはJTPAツアーのレセプションも金島先生宅で行わせていただいていた。 その金島先生は 毎年この時期に、 関係者を集めて ご自宅で Thanks Giving パーティー を開いていらっしゃる。 お蔭様で私も毎年このパーティーに出席させていただいている。

パーティーが始まって しばらくしたころに、 「はてな」の近藤淳也社長と 奥様の近藤令子さんが 梅田さんご夫妻と共に到着された。 先日の 「Google Japan Open House」 の際にも近藤社長はお見かけはしていたのだが、 その際は、お声がけしなかった。 今日は、梅田さんから直々に 近藤社長と令子さんをご紹介していただいた。

近藤社長とも いろいろお話させていただけたが、 特に奥様の令子さんとは しばらくお話する機会が得られた。 令子さんから はてな の創業のころのお話や、 始めの頃の裏話をお聞かせいただいた。 お話を伺って感じたのは、 「事を成せる人は、凡人とは違う」ということだった。

年のことはあまり書きたくないのだが、 近藤社長の方が私より づっと お若い。 しかし、そんなことは全く関係ない。 「見習うべき人から、見習うべきことを 素直に見習いましょう。」 それが私が今日、学んだことだった。

【参考リンク】

カテゴリー: シリコンバレー     22:40 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月22日

IP

「IP」という言葉を聞いて、あなたが真っ先に連想する意味は何でしょうか?

以前の私なら、誰かと話をしている際に「IP」という言葉を使うと、 それは間違いなく「Internet protocol」のことだった。 「TCP/IP」の後ろの部分、といった方が解りやすいかもしれない。 つまり通信プロトコルの一種を表す呼び名である。

ところが最近、私の周りで「IP」という言葉に出くわすと ほとんどの場合、それは「Intellectual Property」のことを言ってる。 日本語では「知的財産、知財」という意味になる。

お付き合いする人の幅を増やすと、言葉の意味の幅も増やさないといけないようだ。

ということは今後もし、画像関係の方とお付き合いするようになると、 「IP」が「image processing(画像処理)」の意味だったりするのであろう。

【参考リンク】

カテゴリー: 英語     22:38 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月21日

中村天風「運命を拓く—天風瞑想録」

この本は、同じタイトルで単行本であった 「 運命を拓く—天風瞑想録」 の文庫版。 中村天風氏の本は高価な本が多い中、 文庫本としては普通の値段ではあるが、 580円で これだけの内容を手に入れられるのであれば、 これは正に お買い得。

この「 運命を拓く—天風瞑想録」は、中村天風氏の生前、夏季修練会において、 ご自身の悟りを中核として宇宙・生命・人間・人生について講述されたものを まとめたものである。 従来であれば、天風会員でしか触れることのできなかった 中村天風氏の悟りの言葉を、ほぼ そのままのかたちで読むことができる。

この本では「天風小伝 ---まえがきに代えて」という章で 約20ページにわたり中村天風氏の 生まれや 家族構成、 如何にして修行し、悟りを開き、 そしてその悟りを人々に薫陶を与えるまでになったかについて 詳しく記述してある。 その後、この本では序章を含めると14の章により 中村天風氏の悟りを説いている。

天風師の語り口を忠実に表現してあるので、 言葉に難しいところもあるが、 天風氏の基本的な考え方が網羅されている本だと思う。 値段もお手ごろなので、 中村天風氏の本をまず一冊読んでみようという方には お勧めの一冊だと思う。

【参考リンク】

カテゴリー: 中村天風     22:13 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月20日

中村天風「ほんとうの心の力」

この本は、2006年6月に出版された中村天風氏の本である。 しかし、中村天風氏が亡くなってから すでに40年近く経っているのに、 なぜ 新たな書籍が出版されるのか。

この 「ほんとうの心の力」 の 目次には、
本書は中村天風の著作物および講演録より言葉を抜粋引用したものです。 引用に当たっては、意味を損なわない範囲で、 文章の再編集、語句の言い換えをしている個所があります。
とあり、まえがき にも、 出版社と「財団法人天風会」が 言葉の選定を行ったことが記されている。

書籍自身の大きさは単行本サイズ、 ビニール・カバーもされているので持ち運びに便利。 文字のフォントも非常に大きいし、 基本的に見開き2ページに1項目となっているので大変 読みやすい。

この 「ほんとうの心の力」 は 私としては 中村天風 氏の本として初めて読ませていただいたのだが、 その際に感じたのが、 今まで読んできたり、聴いてきたりした 斎藤一人氏との共通性だった。 おそらく斎藤一人氏は中村天風氏から相当に強い影響を受けているのであろう。 口語調における語り口が重なるところもあるし、 挙げている例などにも類似性が感じられた。

一方、中村天風氏と斎藤一人氏の違いもある。 中村天風氏は 幼少期より英国人から英語を習い、 アメリカのコロンビア大学で研究を行ったこともあるだけあって 講演録などにも「コンバージョン」や「ミステイク」、 「ドクトリン」や「プリンシプル」のような 英語(カタカナ英語)が多用されているが、 斎藤一人氏の方は、講演中に自ら英語は苦手である と言っているとおり、 著作の中に英語が入っていることはめったにない。 その点、長嶋茂雄氏のあの「ナイスですネ」的な独特の話し方は 実は中村天風氏からの影響を少しは受けているのではないかとも思った。

【参考リンク】

カテゴリー: 中村天風     22:09 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月19日

中村天風(なかむら てんぷう)

私も 鹿児島大学シリコンバレーオフィスの活動もしているし、 以前のブログにも書いたとおり、 同オフィスのオープニング・セレモニーには 鹿児島大学の卒業生である 京セラの稲盛和夫名誉会長にお越しいただいたりしている。 その稲盛名誉会長の 思想・行動に多大な影響を与えたのが 中村天風(なかむら てんぷう)氏であり、 そのことについて この 「稲盛和夫と中村天風 — 一度限りの人生、生き方、自分流」 に 詳細に描かれている。

中村天風氏の影響を受けたのは 稲盛和夫氏に限らず、 その他たくさんの著名人がおり、それらについては、 「中村天風ファンクラブ」の 「天風ファンのページ」に まとめられている。 例えば、総理大臣であった、松方 正義、原 敬 等の政界人。 軍部からも 山本 五十六、東郷 平八郎、 財界からも 浅野セメント創業者の 浅野 総一郎そして、松下幸之助氏 など。 その他 宇野 千代、 スポーツ界では、双葉山、長嶋茂雄、広岡達朗らも 中村天風 からの 薫陶を受けているそうである。

そんな 中村天風 氏の略歴を 著作「ほんとうの心の力」 から 引用させていただくと、
中村天風 氏は 1876年(明治9年)7月30日、東京府豊島郡(現東京都北区王子)で生まれる。 本名、中村三郎。1904年(明治37年)、日露戦争の軍事探偵として満州で活躍。 帰国後、肺結核を発病したことから人生を深く考え、真理を求めて欧米を遍歴する。 その帰路、ヒマラヤの麓でヨガの聖者カリアッパ師の指導を受け、病を克服。 帰国後は実業界で活躍するも、1919年(大正8年)、社会的地位、財産を放棄し、 「心身統一法」として、真に生きがいのある人生を生きるための実践哲学についての講演活動を始める。 同年、「統一哲医学会」を創設。政財界の有力者をはじめ数多くの人々の支持を受け、 天風哲学として広く世間に認められるようになる。 1968年(昭和43年)12月1日逝去、享年92歳
とある。

上記の「統一哲医学会」が、現在は、 「財団法人天風会」となっているようであり、 既になくなられた 中村天風 氏の教えを広める活動が続けられている。 また、中村天風氏 自らの書籍や 講話CD・ビデオが 多数発売されている。

【参考リンク】

カテゴリー: 中村天風     22:11 | コメント (0) | トラックバック (0)

 
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