アメリカでは 2004年に
「
The 8th Habit: From Effectiveness to Greatness」
として、そして その日本語版として2005年に出版されたこの
「
第8の習慣 「効果」から「偉大」へ」であるが、
この本と今までの「7つの習慣」シリーズとの関係が気になるところである。
それについては、本書の22ページに
『なぜ「第8の習慣」が必要か』と題して詳しく説明している。
それによると、
1989年の
『
7つの習慣 — 成功には原則があった!』
の出版以来、世界は大きく変化し、当時とは けた違いに複雑な状況や難題に直面している。
この様に変化が大きく、直面する課題が困難であればあるほど「7つの習慣」は なおのこと適切な指針となる。
時代の流れについていくためには「7つの習慣」による「効果的」であることは不可欠だ。
しかし、新たな現実の中で時代をリードしていくためには、加えて「偉大さ」が必要となる。
「効果性」と「偉大」であることは、程度の差ではなく質の違いであり、
より高い次元の才能とモチベーションを開発すること、つまり「ボイス(内面の声)」を呼び覚ますことが必要なのだ。
要するに新たなる「習慣」を身につける必要があるわけだ。
このような説明の後、「第8の習慣」を定義している。
その部分を引用させていただたくと
「第8の習慣」は、うっかり忘れていた習慣をこれまので7つにつけ足す、というようなものではない。
「7つの習慣」に第三次元の局面、つまり質的な奥行きをもたらす力を理解し、活用するためのものだ。
その力こそ知識労働者の時代の中心的な課題を乗り越えるための答えなのである。
「第8の習慣」とは、自分のボイス(内面の声)を発見し、
それぞれ自分のボイスを発見できるよう人を奮起させるためにある。
とある。
この
『
第8の習慣 「効果」から「偉大」へ』は
本のページ数が 559ページもあり、かつ、本のサイズも
『
7つの習慣 — 成功には原則があった!』、
『
7つの習慣 最優先事項—「人生の選択」と時間の原則』、
『
7つの習慣 原則中心のリーダーシップ』
などの 今までの 7つの習慣シリーズ の本より 一回り大きくなっている。
私も とりあえず通しで一度は読んでみたが、
これだけの分量があると、読みごたえがあるというか、ハッキリ言って
一度 読んだくらいでは、内容を把握しきれない、といったところ。
これから時間をかけて 何度も何度も読んでいかなければ内容を把握できないであろう。
しかし、現代のように変化の早い時代、この
『
第8の習慣』
の内容が把握できたころには、「第9の習慣」が出版されているかもしれない。(笑)
それから、この
「
第8の習慣 「効果」から「偉大」へ」
には、付録として 13の映像作品を収めたDVDが付属してきている。
本の内容にあわせたストーリーが13もあるので、
私も その時の気分に応じて 何度も繰り返し鑑賞している。
ちなみに このDVD、 リージョン・コードが 「2」 なので、
アメリカにお住まいの方は そのままでは見られないのでご注意の程を。
カテゴリー:
7つの習慣
22:34
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