「DieHard」とは
シアーズ(Sears)
が販売しているバッテリーの独自ブランド。
噂に聞くと この「DieHard」、結構 優れものらしい。
では、その実力を検証してみよう。
以前のブログ「
バッテリー交換(1)ジャンピングしてもエンスト
」で書いたとおり、お知り合いの方の車のバッテリーを 新しいバッテリーに交換しなければならないのだが、
依頼者からは、「多少 値段が高くても、良いバッテリーに交換して欲しい」というご要望を頂いた。
では、ご要望にお応えするためには、
「良いバッテリー」とは、どんなバッテリーなのか?
具体的には どのブランドの どの製品なのか?
が問題になる。
そこで、巷の評判のよい「DieHard」について研究してみた。
シアーズのバッテリー「DieHard」のページ を見てみるとわかるが、
同じ型番のバッテリーにも Temperate Zone として 「North」と「South」に分けられているものがある。
確かに、バッテリーの性能は使用する環境の温度に大きく左右される。
特にアメリカのような広い国土だと、地域による温度差が激しい。
それを1つの温度特性でカバーするのが難しいのは容易に想像がつく。
そこでシアーズは温度対策を施し、販売地域により最適化している点は大変評価できるし、
私はこれを他のブランドでは見たことがない。
ちなみに、ここシリコンバレーでは North バージョンを販売しているようだ。
他のバッテリーのブランド同様、シアーズのバッテリーも大きく2つのレベルに分かれていて、
普及版が「DieHard WeatherHandler」、
そして、高級版が「DieHard Gold」となっている。
実力を比べるために、今回の交換対象となる「Battery Group Size: 24F」の大きさのバッテリーの
CCA(Cold Cranking Amps)
と
RC (Reserve Capacity)
を比較してみる。
DieHard Gold | 700 CCA | 120 RC |
DieHard WeatherHandler | 585 CCA | 105 RC |
ACDelco 24-6YR | 550 CCA | 100 RC |
ちなみに上の表の「ACDelco 24-6YR」が、今回死んでしまった古いバッテリーの値。
この表を見る限り、確かに「DieHard Gold」の値は高くなっている。
また、保証期間を比較してみると、
DieHard WeatherHandler の Months in Use Free Replacement は 18ヶ月。
一方の DieHard Gold の Months in Use Free Replacement は 36ヶ月となっている。
この DieHard Gold の保証期間は、他のブランドよりも確かに長い。
保証期間を長く設定できると言うことは、
それだけ製品に自身があるということであろう。
ということで、結局、「DieHard Gold 33023」を購入することにした。
【追伸】
このバッテリーをシアーズに買いに行った日曜日も
非常に暑い日で、こんなにシアーズの自動車部品売り場に
お客が来ることがあるのだろうか、というぐらい
沢山の人が来ていて、バッテリーが飛ぶように売れていた。
なかでも、古いバッテリーを取り外して持って来ていたお客さんがいたのだが、
そのお客が持って来ていた古いバッテリーが
ACdelco製のバッテリーだったのを見て
思わず笑ってしまった。
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13:10
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