スバーク・プラグ復旧 シリーズ。
前回の実験で、
単なる接着剤による接着では力が足りないことがわかった。
その対応策を考えてみる。
接着のような化学的な処理では力が足りないので、何らかの物理的な処置、
つまり、折れたスクリュー・エクストラクターを削って
何かを引っかけて回せる形にする必要がある、ということがわかった。
しかし、エクストラクターの外形を正確に四角や六角に削るのは至難の業である。
加えて、スクリュー・エクストラクターは、
ネジに噛み込んでゆく程に硬い、焼きの入った金属である。
以前 削ったナットは金属的には柔らかいのでヤスリで削ることができた。
しかし、エクストラクターのような硬い金属を削れるヤスリなどない。
自分には「削る = ヤスリ = 金属 = ヤスリより硬い金属は削れない」という発想しかなかった。
そこで、硬い金属はいったいどうやって削るのか考えてみた。
そういえば、刃物は砥石で研いでいる。
つまり硬い金属はそれよりも柔らかい石で削るのが常套手段なのだ。
これを思いつくには、自分的には発想の転換が必要だった。
調べてみると ドレメル(Dremel) の替え刃の中に「Cut-off Wheels」という
砥石を小型の円盤形に固めたようなモノがあって、
硬い金属でも切ることができる。
これは、私の持っている ドレメル(Dremel)・セット の中にも入っていて、
今までも、結構硬い金属をこれで切ってきたことを思い出した。
これを使って、エクストラクターを削ってみようと思った。
しかし、いくら小型のドレメル(Dremel)と言えども、このままでは刃先を
エンジンブロックの奥にある
スクリュー・エクストラクター に接触させることができない。
この解決方法を探さなくてならない。
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10:45
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