テレビ修理シリーズの5回目。
もうしばらくは このテレビのことをブログに書く必要はない、
と思っていたのだが、
こんなに早く続きを書かなければならないハメになってしまった。
先日、故障していたテレビが復活した、と書いたばかりであったが、
修理が終わったその翌日、そのテレビを見ていたら、
以前と同様にテレビの電源が「プツン」と とんでしまった。
苦労して修理したモノが1日も経たずに また壊れてしまうと、
精神的にもショックが大きい。
今回交換した部品のうち、確かにどれかが壊れていたのであろう、
その証拠に、それらの交換で一時的とは言えテレビが復活した。
しかし、実際は、それらの部品が 直接の原因ではなく、
テレビの中に 今回交換した部品以外にも壊れかけてきている部品があり、
それが原因として、今回交換した部品が不良になったと考えられる。
つまり、今回と同じ修理をすれば、また、1日くらいは復活するかもしれないが、
再度、同じ結果になってしまうと考えられる。
本当に復活させるためには、もっと根本的な原因を探りあてないといけないようだ。
これは大変な仕事になってしまう。
今のところ、精神的にもめげてしまったので、
しばらくはこのまま放置しておいて、
いずれ機会があったらまた再チャレンジしてみようと思う。
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家電修理
22:20
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以前のブログに引き続き テレビ修理シリーズの4回目。
発注して届くのを待っていた部品がようやく届いた。
早速その届いた部品を取り付けて動作確認をしてみた、
さてその結果は......
届いた部品は修理キットであり、その内訳は3種類部品から構成されていた。
これら全ての部品が壊れていたかどうかは定かではないが、
もし、壊れていなかったとしても、テレビは既に10年以上動作してきた訳だし、
いつ壊れてもおかしくない。
折角の機会なので、全て新品に交換することにした。
基板上の番号 R607 に ヒューズ機能付きの 0.1Ω 抵抗 「1-202-933-61」を、
電源部分の Q601, Q602 に 2SC4834 を、
そして、水平同期信号ドライブ部分の Q591 に 2SC4927 を それぞれ半田付けした。
このテレビは、
いくつかの基板やモジュールから構成されていたので、
それら3種類の部品交換が終わってから、
基板の組み立て作業に入った。
基板間の配線も元に戻す必要があった。
この際、事前に控えておいた接続のメモと写真が役に立った。
さて、最後にもう一度 配線を確認してから、組みあがったテレビに
おもむろに電源を入れてみた。
お蔭様で画像が映ってくれた。
色もしっかり出ているし、音も問題ない。
完全復活である。
壊れていたモノが復活するというのは何度やっても非常に嬉しい。
苦労した甲斐があったというものである。
復活したこのテレビ、これからも大切に使ってゆきたい。
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家電修理
22:57
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このミーティングはだいたい3ヶ月周期で行われているのだが、
今回は都合により、一月遅れとなってしまった。
そのため、
1月19日に行われた前回のSCミーティング
から、4ヶ月以上経ってしまった。
既に開催から2ヶ月以上経ってしまったが、
3月に行われたシリコンバレーツアーの後、初めてのSCミーティングということで、
シリコンバレーツアーについての反省が第一のアジェンダになった。
参加者から集められた各項目ごとの反省点について、みんなで議論していった。
このシリコンバレーツアーも既に4回目ということもあり、
内容的にもだいぶこなれてきた感がある。
もちろん改善・改良の余地はまだまだ多々あるが、
ツアー全体の流れは、次回も今までの形式を踏襲する方向で皆の意見が一致した。
その他の議題としては、前々からの懸案事項である JTPAロゴ についてとか、
Webページの管理・運営やその内容についてとか、
多岐にわたって話し合いがもたれた。
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JTPA
22:41
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昨日に引き続き テレビ修理シリーズの3回目として
インターネットにおける情報調査について。
前回のブログで書いたとおり、今回の修理に当たっては、
どうも、半田クラック以外に問題点があるようなので
インターネット上でもいろいろ調査してみた。
例えば、型番「KV-27V55」でグーグルしてみると
AV機器のサービス・マニュアルを販売しているサイトが多数表示された。
その中でもフリーで サービス・マニュアルをダウンロードさせてくれるサイト
「
eServiceInfo.com」
が見つかった。
このサイトでは、残念ながら今回修理中の「KV-27V55」のサービス・マニュアルはみつからなかたが、
型番が似ていて仕様の近い製品のサービス・マニュアルを幾つかダウンロードさせてもらった。
これは非常に参考になった。
お蔭でこれらのマニュアルから、前述の「0.1Ω の抵抗」は
「fusible resistor」 と呼ばれているモノで、
ヒューズ機能付きの抵抗であり ソニー独自のものであることがわかった。
ちなみにこの抵抗の SONY Part No. は「1-202-933-61」
その他インターネットで調べていると、
どうもソニーのこの手のテレビには、電源部分のトラブルが多いらしく、
修理情報サイト等で、そのことが多数報告されている。
また、いくつかの修理部品販売ネットショップでは、
これらのソニーのテレビ用に電源部分のトラブル修理部品のキット販売しているぐらいだ。
これらも情報に基づいて、メインの基板上で
2個ペアになっている電源用トランジスタを外して試験してみたが、
確かに片方が不良になっているようであった。
また、回路図からすると、このトランジスタがショートすると
例のヒューズ機能付きの抵抗が焼き切れて、
他の回路を保護するような配線になっている。
そこで今回は、
ElectronixOnline
というネット部品ショップの
「
SONY POWER SUPPLY KIT」を注文してみた。
内訳は、電源用トランジスタ 2SC4834 が2個、
水平同期信号ドライブ用トランジスタ2SC4927 が1個、
そして、上記の ヒューズ機能付きの抵抗が1本、
これで6.99ドルである。
さて、この部品が届いたら、それらを取り付けて動作確認してみよう。
その様子については、また、ブログで紹介させていただこう。
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22:14
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昨日に引き続き テレビ修理シリーズの2回目として
実際の修理作業について。
今回の修理品であるこのテレビは重量が50Kg以上と重いので、
テレビ台の上に載せたままで分解作業に入った。
分解するために台の上で向きを変えてみたのだが、
それだけでも結構重く感じた。
購入した当時は、よく一人でFry'sから運んできたものだ、と
我ながら感心したのと、年による体力の衰えを感じざるを得なかった。
テレビの裏蓋をあけてみると、ナント言ってもスゴイ「埃」、
特に高電圧がかかる フライバック・トランス付近はホコリが綿状に堆積している。
このホコリを払いながら、少しづつ分解してゆく。
また、バラした基板や配線を元に戻せるように、記録写真を撮りながら、
かつ、それぞれの配線をメモりながら基板を外していった。
そうこうして、どうにかメインの基板を取り出せた。
修理は前回のAVアンプで行った手法をそのままつかってみた。
高温・高圧部分に 「半田クラック」が起きていることを前提に
怪しい部分をことごとく再ハンダしていった。
その際、外せる部品は出来るだけ取り外して、
テスタで値の測定をして壊れていないか確認していった。
そうすると1本、導通しない抵抗がみつかった。
値は1/2W の 0.1Ω の抵抗。
この抵抗は後でわかったことだがチョット特殊な部品であった。
それから、最も高電圧が掛かる フライバック・トランスを完全に取り外した。
また、その周辺の水平同期信号ドライブ用トランジスタ等に関しても
全て再ハンダを行った。
ここまでの作業を通して、今回はどうも半田クラックだけが原因ではなく、
他に壊れた部品があるような雰囲気である。
どちらにしても、不良になっている抵抗が見つかっている以上
それを何とかしなければならないし、
抵抗を不良にした原因が他にもある可能性が高い。
よって、それについてインターネットを使ってもう少し調査してみることにした。
その続きは次回のブログで。
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家電修理
22:31
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ここ最近、AVアンプの修理に成功したりと、
感覚が修理モードになっているので、
やる気が出ているうちに
前々からの懸案だったテレビの修理に一気に挑戦してみよう。
今回、修理に挑戦するこのソニーのテレビは、
私がアメリカに渡ってきてすぐに買ったもので、1993年製。
思い出の品ともいえる。
このテレビ、27インチなのだが、なぜこのサイズになったかというと、
自分ひとりで持ち運べる大きさ・重さの限界が27インチだったから。
当時の私は、折角アメリカに来たのだから、
テレビだけは大きいのが見たいな、と思っていた。
そこで、Fry'sの店頭で 大型テレビを物色していた。
そう言えば 昔 日本で、「目方でドン」というテレビ番組があったと思うが、
ほとんどそのノリで Fry'sのテレビの展示販売コーナーで、
怪しげなアジア人が あっちのテレビ、こっちのテレビと
順番に持ち上げていたわけだ。
横で見ていたアメリカ人には、さぞや異様な光景に映ったに違いない。
ともかく、そんなこんなで買ったテレビである。
買ってから10年以上、正常に動作してくれていたテレビが
約2年前、普通に使っていたら、突然パチンと音を立てて電源が落ち、
それから全く電源が入らなくなってしまった。
この故障以来、修理するフンギリがなかなかつかなくて、今までそのまま放置してしまった。
そして、この度、やっと修理する気が出てきたのだが、
このテレビの実際の修理の様子については次回のブログからレポートしよう。
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22:01
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昨日からの続きで、
AVアンプが全く動作しないという問題は解決できた。
そこで折角なので、以前からの小さな故障も修理してみる。
その小さな故障とは、
VCR2の音声チャンネルが不良になっていたこと。
どうしてもVCR2の音声だけが出なくなってしまっていた。
現象から、音声入力のコネクタ周辺のハンダ不良であろうと予想し、
その周辺の基板を外した。
AVアンプのコネクタ部分は、非常に多数のコネクタがついているので、
本体内部では基板が4階建てになっていた。
目標のVCR2の音声用コネクタは階数でいうと2階、
だから その階の基板を取り出すためには、
上から、4、3、2、と3枚の基板を外さなければならなかった。
基板を取り出してみると、確かにコネクタ部分のハンダが浮いているようであった。
テスタで 導通テストしてみても、やはりダメであった。
これは、以前使用したオーディオ・ケーブルに非常にキツイものがあったので、
それを無理やり抜き差しした際に、
コネクタの基板に無理な力が加わって
半田が外れてしまっていたらしい。
原因も特定できたので、その問題のコネクタを含め、
全てのコネクタ端子のハンダをやり直した。
その後、基板を組み直し動作テストしてみたが問題はでなかった。
判りやすい問題で、これまた幸運であった。
今回のAVアンプの故障は、全く部品交換することなく、半田を付け直すだけで
2つの問題の修理ができた。
これは大変幸運なことではあったが、
作業に相当に手間が掛かってしまって、これだけで ほとんど1日仕事になってしまった。
【参考リンク】
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22:15
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