昨日に引き続き テレビ修理シリーズの3回目として
インターネットにおける情報調査について。
前回のブログで書いたとおり、今回の修理に当たっては、
どうも、半田クラック以外に問題点があるようなので
インターネット上でもいろいろ調査してみた。
例えば、型番「KV-27V55」でグーグルしてみると
AV機器のサービス・マニュアルを販売しているサイトが多数表示された。
その中でもフリーで サービス・マニュアルをダウンロードさせてくれるサイト
「
eServiceInfo.com」
が見つかった。
このサイトでは、残念ながら今回修理中の「KV-27V55」のサービス・マニュアルはみつからなかたが、
型番が似ていて仕様の近い製品のサービス・マニュアルを幾つかダウンロードさせてもらった。
これは非常に参考になった。
お蔭でこれらのマニュアルから、前述の「0.1Ω の抵抗」は
「fusible resistor」 と呼ばれているモノで、
ヒューズ機能付きの抵抗であり ソニー独自のものであることがわかった。
ちなみにこの抵抗の SONY Part No. は「1-202-933-61」
その他インターネットで調べていると、
どうもソニーのこの手のテレビには、電源部分のトラブルが多いらしく、
修理情報サイト等で、そのことが多数報告されている。
また、いくつかの修理部品販売ネットショップでは、
これらのソニーのテレビ用に電源部分のトラブル修理部品のキット販売しているぐらいだ。
これらも情報に基づいて、メインの基板上で
2個ペアになっている電源用トランジスタを外して試験してみたが、
確かに片方が不良になっているようであった。
また、回路図からすると、このトランジスタがショートすると
例のヒューズ機能付きの抵抗が焼き切れて、
他の回路を保護するような配線になっている。
そこで今回は、
ElectronixOnline
というネット部品ショップの
「
SONY POWER SUPPLY KIT」を注文してみた。
内訳は、電源用トランジスタ 2SC4834 が2個、
水平同期信号ドライブ用トランジスタ2SC4927 が1個、
そして、上記の ヒューズ機能付きの抵抗が1本、
これで6.99ドルである。
さて、この部品が届いたら、それらを取り付けて動作確認してみよう。
その様子については、また、ブログで紹介させていただこう。
カテゴリー:
家電修理
22:14
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