昨日に引き続き テレビ修理シリーズの2回目として
実際の修理作業について。
今回の修理品であるこのテレビは重量が50Kg以上と重いので、
テレビ台の上に載せたままで分解作業に入った。
分解するために台の上で向きを変えてみたのだが、
それだけでも結構重く感じた。
購入した当時は、よく一人でFry'sから運んできたものだ、と
我ながら感心したのと、年による体力の衰えを感じざるを得なかった。
テレビの裏蓋をあけてみると、ナント言ってもスゴイ「埃」、
特に高電圧がかかる フライバック・トランス付近はホコリが綿状に堆積している。
このホコリを払いながら、少しづつ分解してゆく。
また、バラした基板や配線を元に戻せるように、記録写真を撮りながら、
かつ、それぞれの配線をメモりながら基板を外していった。
そうこうして、どうにかメインの基板を取り出せた。
修理は前回のAVアンプで行った手法をそのままつかってみた。
高温・高圧部分に 「半田クラック」が起きていることを前提に
怪しい部分をことごとく再ハンダしていった。
その際、外せる部品は出来るだけ取り外して、
テスタで値の測定をして壊れていないか確認していった。
そうすると1本、導通しない抵抗がみつかった。
値は1/2W の 0.1Ω の抵抗。
この抵抗は後でわかったことだがチョット特殊な部品であった。
それから、最も高電圧が掛かる フライバック・トランスを完全に取り外した。
また、その周辺の水平同期信号ドライブ用トランジスタ等に関しても
全て再ハンダを行った。
ここまでの作業を通して、今回はどうも半田クラックだけが原因ではなく、
他に壊れた部品があるような雰囲気である。
どちらにしても、不良になっている抵抗が見つかっている以上
それを何とかしなければならないし、
抵抗を不良にした原因が他にもある可能性が高い。
よって、それについてインターネットを使ってもう少し調査してみることにした。
その続きは次回のブログで。
カテゴリー:
家電修理
2006年5月23日 22:31
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