以前のブログで紹介した「
スペクトラム(Spectrum)」、そろそろスモッグ・チェックを受ける準備をしなければならなくなったので、
点検・整備を始めてみた。
しばらく乗っていなかったのだが、エンジンオイルをチェックしてみたら、
減っているどころか増えている。
それも、オイルゲージの「F」のラインを大幅に上まわっている。
加えて、オイルゲージについてきたオイルが乳白色のドロドロした状態になっていた。
どうも冷却水がエンジンオイルに混じってしまったようである。
それではと思い、ラジエターを開けてみたら、確かに冷却水がなくなっていた。
試しに入れてみると、約1リットルが入ってしまった。
これはチョットやばい感じ。何らかの対策を講じなければならなくなった。
古い車なので何が起こっても不思議ではないのだが、
ラジエターの表面には冷却水は漏れてきていないので、
エンジン内部で冷却水がエンジンオイル側に漏れていると思われる。
インターネット等で対策に関する情報を集めてみた。
もちろん、エンジンブロックのガスケットがヘタっているのも確かではあるが、
ウォーターポンプのオイルシールからリークすることが多いという意見が多いようであった。
もちろんエンジンを全部バラしてオーバーホールしたら
問題はなくなるのだろうけれで、
それではサンデーメカニックの私の手におえる状況ではなくなってしまう。
ここはなんとか、もっとお手軽な方法で解決できないか探って行こうと思う。
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22:08
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アメリカに住んでいると、お金の支払いで「チェック」、日本語で言うところの 小切手 を
使わなければならない場合が多々ある。
このチェックの金額欄には もちろんアラビア数字で金額を書くのだが、
それとは別に 間違えを防ぐために、金額の英語表記も必要となる。
私はどうもこの 金額の英語表記 が苦手である。
これをラクに解決する方法はないものか、と探してみた。
私が単なる バカ だからなのだが、どうしても 数字の英語表記というかスペルが覚えられない。
例えば 数字の「4」、英語表記では「four」となるが、
これがなぜ「40」の場合、「forty」と 「u」が抜けるのか。
このような例外的なスペルはいつも記憶があやふやになってしまう。
そのため、チェックで支払いをする場合でも、
いつも辞書を横に置いておいて(と、いっても、PC上の辞書で確認していますが)
確認することになり、チェック1枚でも結構時間が掛かってしまっている。
この問題を解決してくれるソフト、
つまり、アラビア数字を打ち込めば、自動的にその 英語表記 を表示してくれるソフトが
既に存在しているだろうと思い探してみた。
実を言うとすぐに見つかるだろうと思いながら
グーグルで検索してみたのだが、なかなかみつからなかった。
そんなこんなで、やっと探し当てたのが、以下に紹介する
マイクロソフトのエクセルで動作するマクロである。
このエクセルのマクロは、
マイクロソフトのサポート・ページ「
How to convert a numeric value into English words in Excel
」で紹介されている。
このマクロを エクセル の ワークシート に埋め込むと、そのワークシート内で
「SpellNumber()」 という関数を使うことができるようになる。
例えば、あるセルに「=SpellNumber(32.50)」 という式を打ち込むと
そのセルの表示は「Thirty Two Dollars and Fifty Cents」となる。
マクロの登録方法については、上記のページにあるので、それを参考にされたし。
私はこのマクロを登録した専用のワークシートを用意している。
金額を打ち込むと、すぐその横に 英語表記が表示されるようにしてあるので、
チェックを書くとき、いつもこのシートを使っている。
これでチェックを書くのがだいぶラクになった。
私と同じお悩みをお持ちの方は一度お試しください。
【参考リンク】
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22:46
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前回「
テスト・オンリー センター (Test-Only Center) とは」で、
スモッグ・チェックにはもう一つ、厳しいテストがあることを紹介させていただいたが、
今回はそのテスト・オンリー センターで行われるテストの実際の内容について。
普通の スモッグ・チェック が 車を走らせることなく行うのに対し、
こちらの テスト・オンリー センター での試験は
車の駆動輪を ダイナモメーター(動力計)の上に載せた状態で行われる。
つまり、より実際の道路上での走行に近い条件でテストされるわけだ。
ちなみにダイナモメーター とは、床にドラム缶のような 大きな筒状のものが
2つ隣り合って埋まっていて、その上に車の駆動輪を載せて
車の出力を測ることができる装置。
現物をみたことがなくても、おそらく皆さんテレビで一度は見たことがあると思う。
試験を開始するに当たり、まず、マフラーに 計測用プローブを差込む。
それから試験官は運転席にすわり、
すぐ横に据え付けてあるコンピュータの画面を見ながら、
その指示に従って車を加速・減速してゆく。
実際の排気ガスのチェックの他に、
ガソリンタンクのキャップが正常かどうかのテストや、
エンジンルーム内のチューブの配管に外れたものがないかの確認
等もある。
【参考リンク】
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車
22:19
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前回「
スモッグ・チェック(Smog Check)」
について書いたが、
実は、このスモッグ・チェックにも大きく2種類に分かれている。
前回紹介したのは通常のチェックでやさしい方。
今回はもう一つの厳しい方の「Test-Only Center」という
ステーションで受けなければならないにスモッグ・チェックついて。
前回の「
スモッグ・チェック(Smog Check)」で、「VEHICLE REGISTRATION RENEWAL NOTICE」に
二年に一度、「SMOG Certification Required」という表記が書き加えられてくる、
と書いたが、その部分に
「Smog Certification Required at Test-Only Center」
と書かれてくることがある。
この「Test-Only Center」については、
カリフォルニア州の「スモッグ・チェック」に関する公式サイトで説明されている。
まずカリフォルニア州では、大気汚染のひどい地域を「Enhanced Area」と指定している。
ちなみに、ここシリコンバレーもその Enhanced Area にしっかり含まれている。
カリフォルニア州内で何処が Enhanced Area に属するのかが知りたければ、
こちらのPDFファイルの地図で示されている。
この Enhanced Area 内で登録されている車の一部が Test-Only Center で
試験を受けるように指示されるそうだ。
この Test-Only Center という種類のステーションは
カリフォルニア州からのライセンスを受けたスモッグ・チェック専用の施設で、
法律により車の修理が禁止されており、
スモッグの検査しか行うことができないようになっている。
Test-Only Center で試験を受ける車の選別は、
スモッグ・チェックで問題が起きやすい
High Emitter Profile(HEP)という情報に基づいて行われている。
これは過去のスモッグ・チェックの結果のデータベースが元になっているようだ。
加えて、車のメーカーや年式・型式、車の走行距離 等のデータによって選別されている。
また、抜き打ちで、エンハンスド・エリア内の2パーセントの車が
この Test-Only ステーションでのテストを受ける対象になると書かれている。
【参考リンク】
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車
22:35
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車を維持するにあたり、
日本では「車検」というのがあるが、
ここカリフォルニアには日本のような車検制度はなく、
その代わりに「スモッグ・チェック(Smog Check)」という
車の検査制度がある。
アメリカでの車の維持・管理について議論するにあたって、
まずご紹介しないといけないのがDMV。
日本の陸運局にあたるお役所で、こちらでは
「
DMV(Depertment of Motor Vehicles)」
と言って、これも各州ごとに管理されている。
ちなみに、カリフォルニア州のDMV のホームページは
http://www.dmv.ca.gov/
である。
カリフォルニアで車を持っていると
その DMV から毎年、
「VEHICLE REGISTRATION RENEWAL NOTICE」
という書類が送られてくる。
この書類には登録料とそれを払い込む期限が書かれている。
登録料を払い込むと、
DMVから、ナンバープレートに貼るステッカーが送られてくる。
このステッカーをきちんとナンバープレートに貼ってないと、
ポリスにつかまってしまう。
登録の更新だけであれば、お金を払い込むだけでよいのであるが、
ところが、この登録用書類に2年に1度、
「SMOG Certification Required」という表記が書き加えられてくる。
この場合、最寄の
SMOG CHECK のマークを掲げた整備工場に車を持ち込んで
排気ガスの検査を受ける必要がでてくる。
多くのガソリン・スタンドでも行っているので、
シリコンバレーであれば少し走り回れば簡単にみつかるはず。
この「スモッグ・チェック」、車検ではないので、
ブレーキが壊れていようと、ライトが点かなくても全く構わない。
検査を横で見ているとわかるが、そんモノは全く検査しない。
要は、排気ガスに含まれる汚染物質の濃度が
カリフォルニア州の定めた基準を満たしていること。
実際の検査の様子をみていると、車のエンジンをかけて、
測定器からのプローブをマフラーに押し込んでから
排気ガスの成分を測定している。
最近は、スモッグ・チェック用の測定器がDMVに直接繋がっていて、
その測定結果や判定の合否が、
直接DMVのデータベースに記録されるらしい。
その記録は、
「
Vehicle Smog Check History」
で確認できる。
【参考リンク】
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車
22:56
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前回のブログで、私の車 「GEO Spectrum」が 日本での「いすゞ ジェミニ」である
ところまで書いたので、今回はその「ジェミニ」について少し詳しくみてみよう。
今でこそ いすゞ は乗用車の製造・販売から手を引いてしまったが、
1980年代は、乗用車でも人気があった。
特に当時、
『街の遊撃手』のキャッチコピーで、
チャイコフスキー の「花のワルツ」等、クラシックの名曲の旋律に合わせて
ヨーロッパの街並みを ジャンプや片輪走行といったアクロバティックな華麗な運転で
一世を風靡した「ジェミニ」のTVコマーシャルは、
ある年代以上の方々なら、記憶にあると思う。
CG技術がない時代、あれだけの曲乗りを実際にスタントマンが運転したと思うと驚嘆に値する。
例えばこちらの「
いすゞ−ジェミニ」ページには ジェミニの歴史、特徴から、
テレビCMシリーズのそれぞれの内容まで詳細に解説してある。
それから、こちらの「
車CM大全」にも、ジェミニのTVコマーシャル情報が集められている。
また、最近は良い時代で、
当時のTVコマーシャルを インターネット上で見ることができる。
例えば、こちらの「
ジェミニのコマーシャル・フィルム」がある。
これは上記で紹介したTVコマーシャルのいくつかのバージョンを
つなぎ合わせた実際の動画が見られる。
そらから、
こちらのサイトでは、実際に放映されたCMのオリジナルの音声付きで
それぞれのバージョンを楽しむことができる。
これらの動画を是非一度見ていただきたい。
久しぶりに見た方も、または、今回初めて見る方も
感動してもらえると思う。
【参考リンク】
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これから自分の車の整備について ブログでレポートしよう思っているのだが、
その前にまずは その車についてのご紹介。
我が家に2台ある車のうち、今回ご紹介する1台は、
「GEO」の「スペクトラム(Spectrum)」。
私がアメリカに来てすぐに中古で買った車。
私が乗り始めてからでも、既に12年以上経っている。
年式でいうと 1989年製。今年で17年目である。
マイレージも現在のところ 168,000マイルくらい、
キロに換算すると 約27万キロくらい走っていることになる。
それから色は赤。別に赤が好きだったわけではないのだが、
中古車だから色の好みはいってられなかった。
ところで「GEO」というブランドを知らない方がおられるだろうと思う。
私もアメリカに来るまでは、というか、この車を買うまでは知らなかった。
この「GEO」とは、米国GM社が日本メーカーの車を販売するために興したブランド。
もっと正確に言うと、GMの中の シボレー(Chevolet) が販売していた。
そのため、車の部品リスト等の車種の欄に、通常は「GEO Spectrum」と表記されているのだが、
場合によっては、「Chevolet Spectrum」と記述されていたりする。
シボレーは、この「GEO」というブランドで、
トヨタのカローラスや、スズキのエスクードやカルタス 等を
日本とは別の名称で販売していた。
それでは、私が乗っている 「GEO Spectrum」 とは日本でいうところの何なのかというと、
実はこれ、いすゞ(ISUZU)「ジェミニ(GEMINI)」のアメリカ・バージョンなのである。
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