日頃お世話になっている方から、VHSのビデオが動かなくなったので
見てみてほしい、というご依頼があった。
早速修理に伺ってみた。
今までも、VCRは何度か修理した経験があるので、
とりあえず現場でその状況を確認した。
現象としては、
EJECTボタンを押してもカセットが出てこない。
Play, FF, REW ボタンを押しても
動作せず、しばらくすると電源が自動的に落ちる、
という状態であった。
現象が確認できたところで、早速、ネジを外して本体をバラしてみた。
上フタを開けて、カセット周りのメカ部分を見てみると、
ピンチ・ローラーにテープが何重にも巻きついていた。
この時点では、何故こんなところにテープが巻きついてしまったのか
解らなかったが、ともかく、この 巻つき をほどかない限り、
カセット自身を取り出すことができない状況であった。
何重にも巻きついていたので、結構時間は掛かったが、
巻きついたテープを全て外すことができそうだった。
最後に残った 巻きついていたテープの芯の部分を見て、
初めてその原因がわかった。
このビデオテープ、以前、
物理的に切れてしまったのであろう、
その部分がセロファンテープで継いであったのだ。
しかもそのセロファンテープのべたべた面が少し表に出ていた。
それがピンチ・ローラーにくっついてトグロを巻きはじめてしまったようだ。
これでカセットも取り出せたし、
問題の原因もわかったし、
機械の方には目立った破損個所もなかったので、
これで修理完了、一件落着かと思っていた。
ところがこの後、大変 痛い目にあってしまった。
さてそれは.... 続きは次回のお楽しみと言うことで。
カテゴリー:
家電修理
22:07
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