私の名前は「よつもと」と言うのだが、
その第2音節「つ」の発音がアメリカ人には難しいらしい。
もちろん、この「つ」の発音、うまく発音するアメリカ人もいるのだが、
苦手な人が多いようだ。
例としては、「ツ」の音が「トゥ」もしくは「チュ」になる
傾向がある。シリコンバレーは多民族だから
英語を話していても
その人の母国語がどの言語かによる影響も大きいと思う。
ただ、最近はヤンキースの「松井(まつい)」の活躍のお蔭で
周りのアメリカ人の「つ」の発音が上手になったような気もする。
これに関して、私が注目したいのは自動車メーカーの「マツダ」。
ブランドとしての綴りを「MATSUDA」ではなく「MAZDA」としている。
発音も、こちらでのTVコマーシャルなどを見てみると「マズダ」に聞こえる。
それから、英語でのドメイン名はもちろん「mazda.com」としているし、
日本国内のドメイン名も「mazda.co.jp」としている。
マツダの海外進出の時に、
現地では「つ」の発音が難しいのでブランドの綴りを「MAZDA」
にしたとしたら、これはスゴイ先見性だったと言わざるを得ない。
発音し難いブランドの製品が売れるわけないのだから。
今後、新しい会社やブランドを立ち上げる際のひとつの参考になると思う。
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個人ネタ
22:38
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SVMF主催 2006年新春特別講演会第2弾!
「米国モバイル市場のダイナミズム」競争と寡占、
と題して、
ドコモUSA代表取締役社長 の
小野伸治氏 の ご講演が開かれた。
この講演会は、SVMFの主催として、
以前のブログでレポートさせていただいた
「
SVMF 上田紀行先生 特別講演会」から、約1ヶ月ぶりに同じ場所 WSGRでの開催である。
この日ご講演された小野伸治氏は、以前シリコンバレーにもおられ、
その当時、SVMFの創設者の一人として活躍された方でもある。
また、NTTから派遣されていた小野氏は
ドコモが出資していたAT&Tワイヤレスのボードメンバーとして
アメリカ巨大通信企業のマネジメントをご経験されている。
講演では、アメリカにおける通信業界の歴史や、
繰り返される買収・統合の変遷について。
また、AT&Tワイヤレスがシンギュラーに買収される時点で
当事者としてのAT&Tワイヤレスの内部の様子などについての
ご経験談が話された。
小野氏の沢山のお話の中から、
携帯ビジネスにおける日本とアメリカの違いについてひとつ。
日本ではNTTやKDDI等のキャリア側に主導権があり、
キャリアが打ち出してきた企画に則って
各メーカーが携帯機器を製造している。
一方、アメリカでは、製造メーカーの方が主導権を握っており、
メーカーが開発してきた携帯機器を
各キャリアが採用するような構図になっているようだ。
複雑・怪奇な変化を繰り返す通信業界について、
知識を整理するのに大変役立った講演会であった。
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22:34
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税務の時期を前にして、SVJENのラウンドテーブル
「
税務に関する懇談会」が行われ、米国公認会計士である小松弘幸氏 と
経済学博士である 中邑徹氏 とにお話いただいた。
特に中邑氏は、移転価格税制のスペシャリストでおられ、
中邑氏のお話は移転価格税制についてがほとんどであった。
ただし、会場の皆さんは
移転価格税制のことをはじめて聞く方も多く、
理解に苦しんでいる方もおられた。
私は幸いにも、以前いた会社でそのことを何度か聞いたことがあったので、
どうにか話についてゆけた。
このブログを読まれている方の中にも、
この移転価格税制について、
初めての方もおられると思うので、
私が理解している範囲で簡単に説明してみよう。
例えば、日本に本社があり、アメリカに販売子会社がある製造業の会社があったとする。
この場合、子会社が本社から商品を仕入れて、アメリカ国内で販売するわけであるが、
この仕入れ値は、基本的には同じ会社間なので、その価格を操作することができる。
通常、日本の会社は本社に利益が出るようにしたいので、
相場の価格より高い価格が仕入れ値になる。
そうすると、本社では利益が出ているが、
アメリカの販売子会社では利益がでないか、
もしくは赤字となる。
一方、アメリカの税務当局は、アメリカにある販売子会社から
税金を徴収しようとするのだが、
この販売子会社が赤字だと税金を徴収できなくなってしまう。
この場合、アメリカの税務当局は、
本来アメリカで支払われるべき税金が
不正な価格(移転価格)の設定により、
課税されることなく日本に流れたと判断するのである。
この問題を解決するための税制が「移転価格税制」である。
以上はあくまでも私の個人的は理解なので、
ご興味のある方はもっと信頼のおける
情報ソースからお調べください。
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SVJEN
22:29
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「
キャリア選択時の注意点」の2番目の項目で、
今後、携帯で最もよく話す相手は、何処のキャリアを使っているのか?
というのを挙げたが、私の場合は、
これがキャリア(携帯電話会社)選択における最大の決定要因となった。
まず、「最もよく話す相手」を特定する必要がある。
私の場合、これがスカイメリカの相棒、
ハワイ島にいる「清水 義呼(よしあ)」になる。
では、その 義呼 が使っているキャリアは、というと、
彼の場合はハワイ島コナの高台に住んでいるので、
そこでの電波の状況が非常に重要となる。
彼も数ヶ月前にいくつかの携帯を試買いしては、
返品を繰り返していた。
彼のそのリサーチの結果、
その時点で最も良かったのが、
ベライゾン ワイアレス (Verizon Wireless) であった。
そして今でもベライゾンを使っており、しばらくは変更する予定がない。
このことから、私が今後、ベライゾンを使うようになれば、
相手がハワイ島であれ、
ベライゾンの「IN Calling」サービス を利用すれば、
実質的に無料で時間無制限で通話できるようになる。
と、このように、
ハワイ島コナでの電波の状況が
私の携帯電話会社の選択の理由となり、
その結果、ベライゾン ワイアレス (Verizon Wireless)
にすることが決まってしまった。
さて、次に考えなければならないのは、どの機種にするかである。
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携帯電話
22:41
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この日、鹿児島大学スタッフとシリコン・グラフィックス・インク(SGI)本社を訪問させていただいた。
昨年10月に行われた「
鹿児島大学シリコンバレーオフィス オープニング・セレモニー」では
SGI(Silicon Graphics, Inc.) の CEOである Robert R. Bishop 氏より
祝辞をいただいた。
そのときのお礼を兼ねて今回 SGI を訪問させていただき、
Bishop 氏と直接お話させていただいた。
いくらシリコンバレーに長く住んでいても
このようなチャンスはなかない機会である。
Bishop 氏は我々のオープニング・セレモニーで
「
起業するには自らリスクをとってゆく精神が必要であるが、
鹿児島は、桜島という活火山を目の前に有し、
すでにリスクに向かい合って行く精神を持っている。
」
というようなことを述べられ、
この祝辞については我々の間でも、
後々まで話題となっていた。
この日も大変わかりやすい英語で語りかけていただき、
今後の協力関係についても議論させていただいた。
帰りがけに、デモルームでデモを見せていただいたが、
これはスゴかった。
デモ・ルームは巨大スクリーンが半円形になった
シアタースタイルになっていて、
そこでフライトシュミレーションの実演や、
衛星写真から写真が写しだされた。
これは、言葉では言い表せないが、「さすがSGI」というほかはない。
これらのデモは一見の価値がある。
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鹿児島大学シリコンバレーオフィス
22:39
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この日、鹿児島大学スタッフと、
UCB(University of California, Berkeley)
カリフォルニア大学バークレー校を訪問した。
今までも、個人的には UCB の
近くまで何度か来たことはあったが、
こうやってキャンパス内をゆっくり歩いたのは初めてであった。
工学部の内部を見たからかもしれないが、
印象としてはスタンフォードのような派手さはないが、
堅実な雰囲気を感じた。
ちなみに、UNIX 系OSで
FreeBSD とか OpenBSD とか言ってる BSD は
「Berkeley Software Distribution」のことであり、
オリジナルがここカリフォルニア大学バークレー校で開発された
ことを意味している。
BSDの愛好家としては、ご本家に巡礼させていただいた、
という意識が湧いてくる。
UCBの後は、目の前にある
日本学術振興会
に表敬訪問させていただたい。
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鹿児島大学シリコンバレーオフィス
22:50
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「RIDGE」とは、英語で「山の背, 尾根」という意味であるが、
ここでいう RIDGE とは 有名なワイナリー。
ワインとかに疎い私は全然知らなかったのだが、
この「
RIDGE
」は結構有名なワイナリーらしい。
しかも、我が家からすぐ近く。
多分、直線距離にして10Km ぐらいの距離だと思う。
但し、そこに辿り着くまでには、車でも30分は有にかかる。
険しい細い山道を登っていかねばならない、
文字通り、山の背にあるのである。
このワイナリーにある最も高い丘からは
シリコンバレーが一望できる。
以前のエントリー「
シリコンバレー 一望の丘」でご紹介した「Fremont Older」より
はるかに標高が高い。
この「RIDGE」は週末にしかショップを開店していない。
今日は日曜ということで、
鹿児島大学のスタッフ数名と初めてやってきてみた。
ここでは無料のテイスティングができるらしく、
私も少しだけ味見をさせていただいた。
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22:11
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