SVMF主催 2006年新春特別講演会第2弾!
「米国モバイル市場のダイナミズム」競争と寡占、
と題して、
ドコモUSA代表取締役社長 の
小野伸治氏 の ご講演が開かれた。
この講演会は、SVMFの主催として、
以前のブログでレポートさせていただいた
「
SVMF 上田紀行先生 特別講演会」から、約1ヶ月ぶりに同じ場所 WSGRでの開催である。
この日ご講演された小野伸治氏は、以前シリコンバレーにもおられ、
その当時、SVMFの創設者の一人として活躍された方でもある。
また、NTTから派遣されていた小野氏は
ドコモが出資していたAT&Tワイヤレスのボードメンバーとして
アメリカ巨大通信企業のマネジメントをご経験されている。
講演では、アメリカにおける通信業界の歴史や、
繰り返される買収・統合の変遷について。
また、AT&Tワイヤレスがシンギュラーに買収される時点で
当事者としてのAT&Tワイヤレスの内部の様子などについての
ご経験談が話された。
小野氏の沢山のお話の中から、
携帯ビジネスにおける日本とアメリカの違いについてひとつ。
日本ではNTTやKDDI等のキャリア側に主導権があり、
キャリアが打ち出してきた企画に則って
各メーカーが携帯機器を製造している。
一方、アメリカでは、製造メーカーの方が主導権を握っており、
メーカーが開発してきた携帯機器を
各キャリアが採用するような構図になっているようだ。
複雑・怪奇な変化を繰り返す通信業界について、
知識を整理するのに大変役立った講演会であった。
カテゴリー:
その他のシリコンバレー関連活動
22:34
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