以前のブログ「
SVMF 上田紀行先生 特別講演」
の中で
『
講演途中、ちょっとした会場アンケートのようなものを行ったが、
その結果が上田先生の今までの経験則からはだいぶ外れていたらしく、
シリコンバレーの特異性に驚かれていた。
』
と書かせていただいたが、
それについて、もう少し詳しくレポートしてみよう。
上田紀行先生は講演が始まってしばらくすると、
会場の皆さんに対し、
「今現在、自分は 生き生きしている、と思いますか?」という
質問をされ、それに対する以下の5パターンの解答を用意し、
当てはまると思うところで手を挙げていただく形で
会場アンケートを取られた。
以下のカッコ内の数字が手を挙げられた方の人数。
- 生き生きしている (38)
- どちらかと言うと生き生きしている (39)
- どちらとも言えない (8)
- どちらかと言うと生き生きしていない (1)
- 生き生きしていない (1)
上田先生は、この結果を見て驚かれていた。
通常、日本国内で行ってこられた講演会でも
必ず同様の質問をされるそうなのだが、
今までの経験則では、
「どちらとも言えない」に回答が集中するのが
一般的で、残りの回答も、その1つ上下の
「どちらかと言うと〜〜」になってしまうそうである。
ところが、なんと今回の回答では
「生き生きしている」という最上級での回答が
全体の40%を越えており、
また、「どちらかと言うと生き生きしている」も
ほぼ同数あり、両方をあわせると、
およそ80%を占めてしまっている。
もう一つの注目点として、
「生き生きしていない」というところで
手を挙げた方がおられる点である。
人目を気にする日本人文化の中では
これはこれで大変勇気のいる行動であり、
通常の日本国内での講演で、はほとんど見られない現象だそうだ。
このアンケート結果だけからしても、
シリコンバレーに住む日本人の特異性がうかがい知れるのかもしれない。
カテゴリー:
その他のシリコンバレー関連活動
2006年2月 3日 22:53
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