前回のブログ「
MAC Address とは」
で「MAC Address」まで簡単にご説明したので
今日こそは「MAC Address Clone」について。
以前「
コムキャスト・インターネットでのPCとの配線について」
でも触れたように、コムキャストの場合、インターネットの
アクティベーションの際に使ったPCのMACアドレスがコムキャストのサーバーに登録されている。
そしてこのアドレス情報を元にして通信が行われる。
この状況で、各家庭でPCを複数台つなぎたいということで、
ブロードバンド・ルーターを買ってきてつなごうとすると、
コムキャストに登録されているMACアドレスと異なるため、
通信できなくなってしまう。
この時点で、コムキャストに対し、MACアドレスの変更ができるのかもしれないが、
それも結構煩雑でありなかなか難しい。
これでは、ルーターがなかなか売れない。
そこでルータ会社がとった方法は、
ルータのインターネット側ネットワークポートの MACアドレス
を書き換えられるようにすること。
つまり、コムキャストはアクティベーションに使ったPCのMACアドレスを覚えているので、
新しく買ってきたルータに、そのPCのアドレスを割り振ることができれば、
ルータはそのPCに成りすますことができる。
これによりコムキャストのサーバーは、相手が今まで通信していたPCだと思い込んだまま、
ルータと通信を始めるわけだ。
これでわざわざ、コムキャストへ変更手続きをすることなく
ルータを接続できることになる。
この PCのMACアドレスをルータに割り振る機能のことを「MAC Address Clone」と呼んでいる。
カテゴリー:
Internet
2006年1月24日 22:24
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