今回の
鹿児島大学シリコンバレーオフィス オープニング・セレモニー
の反省シリーズ。
オープニング・セレモニーの式典中のエピソードからひとつ。
式典では、スピーチをいただくご来賓の方々には、
胸に赤いお花を付けていただくことになっていた。
ということで、もちろん稲盛名誉会長の胸元にもお花を付けいただいていた。
ところが、井手シリコンバレーオフィス所長 と 稲盛名誉会長の対談が始まる際、
壇上に上がられてご挨拶をされた稲盛名誉会長の胸元から、その赤いお花が落ちてしまった。
その光景を私も見ていたのだが、どうすることも出来ずにそのままにしていた。
しかし、この事に関して、会場の他の方からもご指摘を受けた。
こういう場合、裏方の責任者である私がなんとかしないといけないのであろうけれど、
一般常識のない私としては、ハッキリ言って、どうしてよいかわからなかった。
私が壇上に上って、お花を拾って、稲盛名誉会長の胸にお付けするべきか、
とも思ったが、こんなおじさんが壇上に上ってもなんなので、
ツアー参加中の博士課程の女子学生にお願いすることにした。
それから、その女子学生とステージの袖に行って、
タイミングを見計らっているとき、彼女からご指摘を受けた。
「落ちているお花を拾って、それを稲盛名誉会長の胸にお付けするんですか?
それって、失礼にあたりませんか?」
言われてみれば、確かにその通りである。
そんなことにも気づかない自分が恥ずかしくなった。
そこで急いで、受付まで行って、新しい赤いお花を調達してきた。
そして、壇上に上ったら、まず新しい赤いお花を稲盛名誉会長の胸にお付けし、
それから、落ちていた花を拾ってから戻って来る、という段取りを
彼女と確認した。この段取りに彼女も納得してくれて、
こちらの予想どおり、この大役をみごとに果たしてくれた。
ご苦労さまでした。
この年になっても、周りの方々からや 若い学生さんからも、
いろいろと教えていただくばかりである。
【教訓】
一度 落ちてしまったものを来賓に差し出すようなことをしてはいけない。
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22:30
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