以前のブログ「
シリコンバレー 一望の丘」でもご紹介したとおり、
この日は早朝から、この丘にみんなで登った。
あいにく、天気が曇りがちというか小雨模様であったが、
そのお蔭で虹が見えたりもした。
この時、ひとつのアクシデントがあった。
みんなで下山して車のところまで戻ったところ、
学生の一人が、デジカメがない、と言い出した。
どうも元気のいい彼らは山野を走り回っている間に、
カメラを落としてしまったらしい。
すると、みんなで探してくると言って、
仲間5、6人が今降りてきた山道を再び一目散に駆け登っていった。
実を言うとこの日は、昨日以上にスケジュールを詰め込んでいたので、
私はその後のスケジュールの割り振りで頭が一杯だった。
よっぽど、「どうせ見つかりっこないんだから、探しに行くのはあきらめて、
早く出発するヨ」と言おうかとも思った。
ツアーコンダクター兼タイムキーパー役の悲しい性(サガ)である。
それにしても、彼らは学部や学科が違っていて、
このツアーに参加する前までは面識もなかったハズなのに、
この団結力はすばらしい。
結局彼らの熱意に負けて探しに行かせてしまった。
しばらく待っていると、みんな万面の笑みを浮かべながら山道を駆け下りてきた。
カメラが見つかったとのことであった。
困難をみんなで乗り越えるチームワークの賜物である。
自分は内心、「あんなこと言わなくて良かった」とホットしたのと同時に
あんなことを考えた自分が恥ずかしくなった。
さて、それから、遅れを取り戻すべく次の訪問地アップル(Apple)へ。
アップルは社内に入るのが非常に困難なので
アップル・ストア(AppleStore)でその雰囲気を感じてもらった後、
Yahooへ。
Yahooでは私の知り合いに頼み込んで社員食堂で食事をさせてもらった。
それから、以前のブログでもご紹介した
モフェット博物館(Moffet Field Museum)、
NASA Ames Research Center、
インテル博物館 (Intel Museum)
と、急ぎ早に博物館めぐりをした。
学生の皆さんはインテル博物館をもっとゆっくり見たかったようだった。
次回のスケジューリングの参考にさせていただこう。
博物館巡りの後は、
バイオ系ベンチャー企業 B-Bridge社に訪問させていただき、
桝本社長
のセミナーとB-Bridge社内の見学。
続いて昨日と同じ法律事務所に移動後、
第1回目のツアーでもご講演いただいた
ベンチャーアクセス
の安藤茂彌氏によるセミナー。
夕食の後、JTPAスタッフによるパネルディスカッションとなった。
このパネルディスカッション、議論があまりにも白熱しすぎて
3時間にも及んでしまい、結局、ホテルに帰りついたのは午前0時をまわっていた。
この日も長い一日であった。
カテゴリー:
鹿児島大学シリコンバレーオフィス
,
鹿児島大学シリコンバレーツアー
2005年10月26日 23:50
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.skymerica.com/blog/yotsumoto/mt/mt-tb.cgi/232
コメントしてください