今回も「鹿児島大学シリコンバレーオフィス オープニング・セレモニー」の準備シリーズ。
鹿児島大学のイベントということで、
レセプション・パーティーで焼酎をどうするか、という問題がでた。
当初、ホテル側と交渉した際には、持ち込み料さえ払えば
焼酎の持込は可能である、とのことだった。
ちなみに ホテルやレストランへ 飲み物を持ち込む際の
持ち込み料、栓抜き料 のことを 英語で「コーケッジ(corkage)」と言う。
この言葉は、ワインなどの栓に使われている 「コルク(cork)」からきている。
しかし、よくよく調べてもらうと、このホテルでは
アルコール度数の高いハード・リカー(Hard Liquor)の持込が出来ない、ということになった。
いろいろ調査してみた結果、アメリカの法律では、アルコール度 25度以上の物を
ハード・リカーとみなしているようだ。
そして、酒類取り扱いライセンスの中にも幾つかのランクがあり、
このハード・リカーを取り扱えるライセンスと、そうでないライセンスがあるらしいことが判った。
通常 市販されている焼酎のアルコール度数は25度以上となるので、
アメリカではハード・リカーと分類され、それなりのライセンスを持っているところでなければ
取り扱えないことになってしまい、販路が限られてしまうことになる。
このようなアメリカ市場の特殊性に対応するため、
先進的な焼酎酒造元は、アルコール度24度の焼酎を開発し
アメリカ市場で販売していることが判明した。正に企業努力である。
この24度の焼酎の持ち込みでホテル側からも了解が得られた。
ということで、紆余曲折はあったが、開所式のレセプション・パーティーの始めに
24度の薩摩白波で乾杯することになった。
みなさん、お楽しみに。
カテゴリー:
鹿児島大学シリコンバレーオフィス
2005年10月18日 21:48
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