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2005年8月14日

2005年8月14日

四間飛車とシリコンバレー(2)

前回は、「四間飛車とシリコンバレー」という題名なのに 野球の話しだけになってしまった。では今回こそは将棋のお話しをしよう。

私は将棋も好きで、小学生の頃からやっていたが、 その当時は単なる自己流で、あーでもない、こーでもない、と 自分なりに研究していた。 そんないい加減なやり方でも、小学生同士のゲームとしては、 周りの友達に負けることはなかった。

しかし中学になると、世の中そんなに甘くはなく、 どうしてもある友人には勝つことができなかった。 そこで、その友人にどうしてそんなに強いのかを尋ねてみると 彼は、定石を勉強していると教えてくれた。 お恥ずかしながら私はそれまで、将棋に定石というものがあることを知らなかった。

それから、定石本や詰め将棋本を読みあさりはじめた。 当時は中原誠名人の時代であったので、「中原誠のXXX」的な 本をよく買っては読んでいた。

最近の将棋に追随していないので、 今となっては的外れなのかもしれないが、 中学生当時の記憶を思い起こすと、 将棋の王道というかスタンダードと言えば「居飛車に矢倉囲い」で あったと記憶している。 しかし、自分はどうも居飛車で指すのに抵抗があって いつも振り飛車、それも「四間飛車に美濃囲い」 という戦法であった。

梅田さんの将棋ブログを読みながら、ふと考えてみると、 当時の 「四間飛車に美濃囲い」 という自分の「棋風」 (素人将棋に棋風なんていう格調高いものがあるとは言えないが)と 現在、シリコンバレーに住み着いている、という自分の「生き様」には 何か共通点があるのではないか、と感じてしまった。 つまり王道というかスタンダードというか、 そういうものから外れているという点、 もしくはそういうものに対して抵抗感がある点に関しては 中学生当時の戦法を今でもそのまま実践しているのかな、と 今の自分を顧みてしまった。

カテゴリー: 昔話し     21:26 | コメント (0) | トラックバック (0)

 
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