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2005年8月 4日

2005年8月 4日

日米間のインターネット通信速度(2)

前回の「 日米間のインターネット通信速度(1)」からの続きで、 渡辺千賀さんのブログ「教えてPlease:日米間のインターネットの速さ」 に対する私なりの回答を考えてみた。

前回のエントリー のとおり、日米間での信号の往復に 最低 10分の1秒 (100ms) かかると言うことは、物理的な限界だと言える。 そうすると、その場合の通信速度はというと、 「教えてPlease:日米間のインターネットの速さ」の かめぞう さんがコメントでおっしゃられている
普通はファイル転送にメールやFTP等のTCPを使用すると思いますが、 遅延の大きい回線での帯域は回線の太さよりも遅延時間(RTT, round trip time)が支配的になります。 TCPではwindow sizeというパラメータで決められたデータ量を送信する毎に ACKパケットを送受信して通信の信頼性を向上させていますが、 逆にACKパケットの送受信が完了するまでは次のデータを送信できないためです。

Windows XPのwindow sizeのデフォルト値(16KB)と、日本(川崎,プロバイダまでは100M接続)〜米国(以前いたStanfordの研究室)間の ping応答時間(124ms)を用いて計算すると、下式の通り約1Mbpsとなります。
16KB/124ms×8bit=1.03Mbps
のとおりだと思う。 これによると、通常のWindowsを使用している限り、TCP/IPでは、 約1Mbps が上限となってしまう、ということだ。

では果たして、それ以上のスピードの回線を導入しても無駄になってしまうのだろうか?

ここで気をつけなればならないのは、上記の「日米間は約1Mbps が上限」というのは 1セッションあたりということだ。 ソフトによっては、1つのソフトで同時に複数のセッションを張ることもあるし、 その様なソフトを1台のPC上でいくつも同時に走らせることもあり得る。 かつ、そういう人(PC)がそのオフィスに何人(何台)か、いるかもしれない。

結局、導入する回線容量を考える際は、同時に何セッションが必要になりそうか、 ということを考慮しなければいけない思う。

カテゴリー: 通信     20:52 | コメント (1) | トラックバック (1)

 
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