前回の「
ApacheでのBASIC認証のための .htaccess ファイル
」で触れたBASIC認証用のパスワードファイルの作成方法について。
通常、Apacheのユーティリティーとして htpasswd というコマンドが用意されている。
基本的な使い方は、
htpasswd -c パスワードファイル名 ユーザー名
-c オプションは新しいファイルを作ることを指定するため。
パスワードを追加するためには -c オプションを省略すればよい。
いずれの場合もパスワードの入力を求められる。
一度入力した後、再確認のために同じパスワードをもう一度入力する。
また、-b オプション というのがあり、これを指定するとパスワードを引数に指定できるので、
コマンド一行ですんでしまう。その他のオプションについては、単に、htpasswd と打てば、
指定できるオプションの説明が表示される。
実際に今回のインストレーションで行った手順は、
% cd /usr/home/yotsumoto
% htpasswd -bc webpass ユーザID パスワード
のような感じ。
これにより、webpassというファイル内に、ユーザID と パスワード の対が1組出来る。
ここでのパスワードファイルの名前は何でもよいが、
条件として、ここでのファイル名とパスは
.htaccess ファイル内の
AuthUserFile 指示子で
指定したものと一致していなければならない。
カテゴリー:
Apache
22:57
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以前のブログ「
PukiWikiインストール
」にて、PukiWikiをインストールしたところまで書いた。
PukiWikiの環境設定等については改めて触れることにして、
今回は Apacheでの「BASIC認証」について。
PukiWikiにも認証機能はあるのだが、今回はあえて、
Apache側で「BASIC認証」を設定することにした。
ISPがホスティングにApacheを使っている場合、
一般的に、各ディレクトリに 「.htaccess」というファイルを置き、
そのファイルにApacheのいろいろな指示子を記述することにより、
そのディレクトリ以下に対する動作を指定することができる。
BASIC認証機能もこの方法により実現できる。
では、実際に BASIC認証 を実現するための「
.htaccess」の例としては、
AuthType Basic
AuthName "SKYMERICA Staff Room"
AuthUserFile /usr/home/yotsumoto/webpass
Require valid-user
のような感じ。これを認証を掛けたいディレクトリに置く。
AuthType 指示子で 認証方式が BASIC認証 であることを宣言する。
AuthName指示子について。
通常のブラウザで、BASIC認証のページにアクセルすると、
ブラウザが用意している認証用のウィンドウが出てくる。
例えば、MicrosoftのInternet Explorerでは、「ネットワーク パスワードの入力」というウィンドウ・タイトルで
そこに、サイト、領域の各表示と、ユーザー名、パスワードの各入力欄、
それから、「このパスワードを保存する」というチェック・ボックスが表示される。
AuthName とは、このBASIC認証用ウィンドウでの「領域欄」に表示される内容を指定するためのものである。
単にログインする領域を識別するために表示されるので、中身は何でも構わない。
AuthUserFile がパスワードファイルを示していて、
何対かのユーザー名と暗号化されたバスワードからなっている。
Require には、ユーザー名を列記したりもできるが、
最も簡単なのは、「valid-user」と指定して、
パスワードファイルに記載されている全ユーザーを対象とすること。
このような内容の
.htaccessファイルを
認証を掛けたいディレクトリに置くだけで、
ブラウザが用意している認証用ウィンドウが表示されるハズである。
但し、まだパスワードファイルを作ってないので、ログインはできない。
では次回はパスワードファイルの作成方法についてとしよう。
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Apache
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Wiki
20:51
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今日は、
昨日の技術交流会に引き続き、JTPA関連の会合があった。
活動報告などが行われて、
先日の
セミナー企画の会
や、
レジュメワークショップ
についての結果報告があったりした。
レジュメワークショップの方は、参加人数限定ということで、
少人数で内容の濃い大変有意義なワークショップになったそうである。
詳しくは、司会役を務められた
村山さんのブログ
にレポートされているのでそれを参照されたし。
また、今後JTPAとして新しい企画にも挑戦するらしい。
詳しいことは、ここでは触れられないが、注意点をひとつ。
今度の企画に参加するためには、早いもの勝ちだそうなので、
JTPAメーリングリストからのメールには皆さん、ご注意あれ。
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JTPA
23:09
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今日はJTPA技術交流会の日であった。
出席者は4名と少なかったが、全員がエンジニア。
技術交流会だから当たり前と言えば当たり前ではあるが。
特に、半導体系、ネットワーク系の4人であった。
本日のお題は「来年、再来年、そして、5年後までのテクノロジー予測」
今後の業界の行方を予想し、
どこにビジネスチャンスがあるか、というディスカッションである。
さて内容は、というと、これは出席者の方々の貴重なアイデアなので、
それをブログで公開するわけにいかない。
だから書きたいけど書けない、というのが苦しいところ。
でも、それでは身も蓋もないので、ほんの少しだけサワリを。
今後アメリカでも超高速ブロードバンド時代が到来し、
そのコンテンツとしてIPTV(Internet Protocol TV)の普及時代がやってくる。
それに伴い、IPTVを支えるインフラ、ソフト、デバイスの需要が加速するであろうと予測。
そこで、これらに付随する、新しいデバイス、新しいサービスの可能性について
いくつかの提案があり、それについて大いに議論し、いくつかの可能性を発見した。
その他、エネルギー問題、会社内での人事評価方法にまで話しは及んだ。
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JTPA
22:51
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前回のエントリー「
ウィキウィキ(WikiWiki)」に引き続き、実際のPukiWikiインストール手順について。
PukiWikiの
ダウンロード
や
インストール
の方法については、
PukiWikiオリジナルのサイトに詳しく説明されている。
現在の最新バージョンは、1.4.5 となっている。
今回インスールしようとしたサーバーには
FreeBSDが実装されており、そこに、Apache + PHP が動作している。
また、Telnetでもログインできるようになっていた。
PukiWikiインストールには、
- 配布ファイルをそのまま設置サーバーへ放り込み、サーバー側で解凍、設定を行なう
- 配布ファイルをローカルにダウンロードし、ローカルで解凍、設定したのち、FTPでサーバーに対しファイル転送を行う
という2通りの方法がある。
今回の場合、ファイルのパーミッションの設定が不必要になるので、
サーバーにTelnetでログインしてインストール作業を行った方が断然早い。
インストール作業と大げさなことを言っているが、実は、
配布ファイルである tar.gzファイルをダウンロードしてきて、
それをサーバー上で解凍するだけ。
コマンド2〜3行で、とりあえず動作させることができてしまう。
実際の問題としては、Telnetでログインしている状態、
つまり、グラフィックなウェブブラウザが使えない状態で、
如何にして httpサーバー上のファイルをダウンロードしてくるか、
の方が問題である。この様な場合、「wget」というコマンドが便利である。
具体的に今回行った作業履歴としては、
% cd ダウンロードしたいディレクトリ
% wget http://osdn.dl.sourceforge.jp/pukiwiki/12962/pukiwiki-1.4.5_1_notb.tar.gz
% tar pzxf pukiwiki-1.4.5_1_notb.tar.gz
% mv pukiwiki-1.4.5_1_notb pukiwiki
ここでの注意点は、tarコマンドにpオプションを追加して解凍すること。
このpオプションというのがパーミッションをそのままの状態で解凍するためのオプション。
後は、pukiwiki.ini.php という設定ファイルを修正するだけ。
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Wiki
19:11
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先日、PukiWikiをインストールする機会があったので、それについての防備録。
まず、ウィキ(Wiki) あるいは ウィキウィキ(WikiWiki) とは。
その名前にも「ウィキ(Wiki)」とついている
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 からの定義を引用させていただくと
ウィキ(Wiki) あるいはウィキウィキ(WikiWiki)とは、ウェブブラウザを利用してWWWサーバ上のハイパーテキスト文書を書き換えるシステムの一種である。このシステムに使われるソフトウェア自体や、このシステムを利用して作成された文書群自体を指してウィキと呼ぶこともある。ウィキでは通常、誰でも、ネットワーク上のどこからでも、文書の書き換えができるようになっているので、共同作業で文書を作成するのに向いている。この特徴によって、ウィキはコラボレーションツールであるとも評される。ソフトウェアとしては、初めに登場したプログラムに改良を加えたり参考にしたりして、現在では多くのウィキが出回っている。
となっている。
この フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
自身が、ウィキ(Wiki)の一種である、「MediaWiki」を利用して構築されている。
上記の様にいくつもある ウィキ(Wiki) の中で、
今回私がインストールしたのが
PukiWiki である。
詳しくはオフィシャルサイト
http://www.pukiwiki.org/ に全て記述されているが、
基本的に、PHPが実装されているサイトであれば、何処でも動作する。
非常にお手軽、かつ、強力なツールである。
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Wiki
22:48
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前回の『
WindowsXP の起動問題(2) 「システムの復元」』
の補足。
通常、WindowsXPの場合、復元ポイントが自動的に作成されているが、これを手動で作成することも可能である。
これは、セーフモードではなく、通常の状態でWindowsXPを起動した後、「システムの復元」を実行すると、
最初に出てくる「システムの復元の開始」画面の選択肢にの中に、「復元ポイントの作成」を選択すればよい。
すると、次の「復元ポイントの作成」画面で「復元ポイントの説明」欄に適当な説明を記述後、
[作成]ボタンをクリックすれば、その時点を復元ポイントとして登録することができる。
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Windows
22:42
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