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2005年5月20日
一昨晩になってしまったが、JTPAの技術交流会があった。前回の技術交流会から、約一ヶ月ぶりである。
なぜ、このブログの掲載が一日遅れたかと言うと、このブログを書くにあたり、前回のブログ『JTPAセミナーお知らせ 「CJKV 日中韓越情報処理」』が先にあった方が都合が良かったので。
では、今回の技術交流会での内容はというと、やはりその来週開催予定の『JTPAセミナーお知らせ 「CJKV 日中韓越情報処理」』についての話題から始まった。
そこから、派生して、JIS, SJIS, EUC から Unicode にいたる日本語コード体系について。ソフトウエアの日本語化(ローカライゼーション)や国際化(インターナショナライゼーション)の話題となった。
それから、それらを現す特殊な表記として、ソフトウェア系エンジニアにはお馴染みの「I18N」 とか 「L10N」 とかについて。ソフトウェア系でないエンジニアの方に尋ねてみたが、やはり、この2つの意味がわからないということであった。
これについては、江島さんのブログでもご指摘のとおり、「I18N」は Internationalization = 国際化 のこと。先頭のIの文字から最後のnの文字までの間に18文字あるのでこういう表記する。同様に、「L10N」は Localization = 現地化 のこと。これも、先頭のLの文字から最後のnの文字までの間に10文字あるからである。
その際、この2つの言葉の定義というか、使い分けはどうなっているのか、という話しに至ったが、正確な使い分けは非常に難しく、結構曖昧に使われているのが現実だという結論にいたった。この辺について、ご意見のある方は、コメントかトラックバックをいただけると助かります。
それに関連して、言葉の定義というか使い方として、「デバッグ(debug)」という言葉が挙がった。コードを書いたプログラマ自身がテストしてバグを発見してそれを修正すれば、「デバッグした」といえるであろう。しかし、最近の大規模ソフトハウスの様に、プログラマーとテスターが別の人間が行っている場合、果たして「テスターがデバッグします」とうことはありえるのか? つまり、テストして不具合を発見するところまでの作業も「デバッグ」と呼んでよいのかどうか。 それについては、バグを出すので、「出バッグ」と書くべきではないか、というジョークまでも出た。 また、この「デバッグ」という言葉のゲーム業界での使い方が、PCのソフト業界と若干違うのではないか、という指摘もあった。
書き出すとキリがないのでこの辺にしておくが、こんな話題が延々と続いた技術交流会であった。
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